はてなキーワード: ペイリンとは
ニュージーランドのテロの後、白人であるアーダーン首相がスカーフを被ったら文化の盗用だと批判されていた。
本人は自画自賛している。
首相自身の母親としての原体験も、弱き者に対する優しさに一役買っているのだろう。
フランスといいニュージーランドといいテロの犠牲者に対して、価値観の共有と連帯をリーダーが示すことは大切に思う。
同じことを日本の政治家ができるだろうか。
犠牲者の名を隠そうとする日本と、後世に伝えようとするニュージーランド。
多様性を尊重しつつも強力なリーダーシップを、発揮する女性リーダーに率いられたニュージーランドがうらやましくなる。
コロナ問題でも適切に対処できているリーダーは文さんを除けば小池さんや、メルケルさん、サヘレウォルクさん、ソールバルグさん、金与正さん、蔡さん、唐さん、フレデリクセンさん、ウィルメスさん、ヤコブスドッティルさん、林鄭さん、マリンさんなど女性ばかりに思う。
ちょうど渡辺靖の『アメリカンセンター』を読了したので、アメリカ関連ということで観た。
イラク戦争に派遣された兵士たちが帰還後PTSDに苦しみながら暮らす生活を追う二夜連続ドキュメンタリー。
泥沼化したベトナム戦争は、最終的にソ連崩壊というアメリカ側の勝利と見なす(にはあまりに重い代償は多いが)決着は、現在のアメリカをアメリカたらしめるエクスキューズを与えてしまったという点において、未だ良策に導けない他の先進国の責任はあまりある。
過ちを犯しても、「あのときは、そうするしかなかった。」「どうしようもなかった。」と自らの否を認めつつも根底では自分も被害者なのだという居直りタイプの人間でもないかぎり兵士には向かない。
約2億五千万もかけ、イラクを模したハリウッドのテーマパークさながらの最新型の訓練場で、どれだけ訓練を積んだとしても、現実はそれを軽く飛び越えてしまっていることを、その場で兵士は知ることは出来ない。命令への絶対服従と規律をたたき込まれても、戦場においてのみ有効であるならば、それは集団ヒステリーと何ら変わりはない。
彼らの多くが帰還した後の生活は、アメリカ社会を揺るがしかねない危険因子としてそこにある。
勿論、彼らがそれを望んでいるのではない。彼らが人間らしくあればあるほど、心の傷は深く普通の暮らしが困難になってしまうのだ。
ベトナム戦争以後、徴兵制が立ちゆかなくなったアメリカでは、大学進学の奨学金や中産階層に届くか届かないかの収入を餌に、低所得者を釣り上げるため1973年に志願制に変える。
誰しも生きていかなければならない。暮らしていかなくてはならない。明日のパンを得るために、また国家のために尽くす、自分は正しいことをするという後押しもあり、若者たちは入隊する。ベトナム帰還兵の二人に一人は、その後の人生に何らかの精神的トラブルを抱えたとされている。イラク戦争はまだ終結していないが、既に5年が経ち一向に良い結果には到らず問題が積み重なるばかりだ。
科学の進歩により機械化された最初の戦争であった第一次世界大戦以後、「兵士の心の問題」研究されている。アメリカは現在進行形でさらに強い兵士の育成のため研究を重ね実行に移し続けている。攻撃は最大の防御と信じて疑わない姿勢は、国家の安全保障上、戦略上選択せざるを得ないとしているが、果たして本当にそうなのだろうか。
二夜目は、「ママはイラクへ行った」というタイトルとともにイラク戦争へ派遣された母親たちの生活を追う。
現在までにイラクへ派遣された兵士のうち女性は一万人でそのうち三分の一が母親であるという。戦場で人を殺した自分が良い母親になれるのかという悩みを持ちながら子育てをしている。
軍隊がジェンダーレスの世界となるのは、フェミのひとたちには喜ばしいかもしれないが、湾岸戦争ではベトナム戦争時二%以下だった女性兵士の割合が、十一%となり戦場にも送り込んだ。さらにイラク戦争では後方支援に限定されていた任務が事実上、戦闘地域へも拡大した。帰還後、PTSDに苦しむ人は多い。今以て好転しない戦局は、人員不足を補うため州兵も派遣する。ある州兵の女性は入隊して半年でイラクへ派遣された。たった半年の訓練で戦場へ送るとは旧日本軍なみの愚かさだ。
数日前に、共和党のペイリン氏が「ブッシュドクトリン」について言及された際、口ごもったシーンは、ホッケーママには半径3メートルの現実しか関心がないということを露呈させてしまった。いい加減イラク戦争も終わるだろうか。
アメリカ兵の死者は4千人を超えた。イラク人の死者は少なくとも15万に上るとみられてる。日本では戦後ただの一人も戦争で命をおとしていない。しばしば国際世論では、金しか出さないと誹られ続けても、わたしたちはその金を汗水流して拠出しているのだ。湧き出る金などない。
アメリカ大統領選のマケイン候補(共和党)が副大統領候補に指名したペイリン女史↓
米共和党大統領候補に指名が確実なジョン・マケイン上院議員(72)は29日、副大統領候補にアラスカ州の女性知事、サラ・ペイリン氏(44)を起用すると発表した。地元で政治刷新に取り組む「保守派のマドンナ」は、陸軍兵士からダウン症の乳児まで5人の子の母。無名だが多彩な表情を持つ共和党初の女性副大統領候補のデビューは、全米メディアの話題を独占中だ。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080830/amr0808301912008-n1.htm
なんか日本の新聞だと「改革派の女性知事」とかそんな感じの報道だけど、はっきりいって基地外ですよこの人。
Palin gave birth to her youngest child, Trig, on April 18, 2008, while in office as governor. Though she announced that she was pregnant only during the start of her third trimester and one month before Trig was born, her pregnancy is reported to have surprised Alaskans, including her staff.[92] After her water broke, on the day of Trig's delivery, Palin delivered a keynote address in Texas and then flew 8 hours to Alaska.[93] She returned to the office three days after delivering the child.[94][24] The baby has Down's syndrome; Palin's decision to have the baby was applauded by the pro-life community.[95][96]
知事在任中の今年になってから5人目の子供を出産した訳だけど、この人すでに44歳。で、生まれた子供はダウン症。この出来事によって、彼女はアメリカの中絶反対派の間でヒーローになったんだとか。
よく知られているように、ダウン症の子供が生まれる確率は母親の年齢が上がるにつれて上昇し、母親年齢が35歳を超えると急上昇する。
母親年齢20歳の時の発生率は1/1667だが、45歳だと1/30程度にまでなる。
http://genetopia.md.shinshu-u.ac.jp/genetopia/s-case_041228/counsel%81Q041228/COUNSEL/down.html
今まで子供がほしかったけど出来なかったといった事情があるなら分かるが、すでに4人子供がいるのに5人目を44歳で妊娠・出産したこの人の感性を私は理解できない。きっとこの人は、想定されるリスクとベネフィットを比較して合理的に判断を下すタイプの人ではないのだろう。「産めよ育てよ地に満ちよ」という聖書の教えに忠実に、中絶は勿論のこと、家族計画すら否定する。こんな人がアメリカの副大統領になったら本当に恐ろしい。キリスト教的正義のために平然と核のボタンを押しかねない。次の選挙では何としても民主党のオバマ候補に勝ってらいたい。