2022-02-15

これから働く女の子たちと、今働くお母さんたちへ

仕事と家庭について、未来模索している女の子たちへ。将来、家庭をもち、子供を育てながら、やりたい仕事でも成果を出したいと思う女の子たちへ。

この国は、そんな女性に決して優しい国ではありません。

どうしたって、ほとんどの場合家事育児女性担当になります。同じくらい優秀で、同じくらい活躍していた同期の男性は、そのままのスピードで走り続けます

女性出産します。産前産後で体は激変し、生まれる前から子供の成長に合わせて身体生活も変化させなければなりません。この時から、同期男性とは条件が違います

つわり体重の増加、ホルモンの変化、そして出産。そうやってお腹の中にいた赤ちゃんがこの世に生まれた時、お母さんであるあなたはすでに10月子育てを体内でしてきています

から、泣き出す赤ちゃんに誰よりも早く反応し、誰よりも早く世話をします。そこからスタートのお父さんには、手出しができません。当然です。

お父さんは、そんなお母さんを気遣い自分は外でしっかり稼いで、家族安心して暮らしていけるように頑張ろうと決心します。ますます仕事に精を出します。

あなた仕事をお休みし、慣れない子育てと大ダメージを受けた身体を癒す間、あなたの同期男性はそうやって加速していきます

出産を境に、男性ライバル視するのは一切やめましょう。心が折れます。それまで同じコースを走っていた彼らとは、あなたはもう別の競技に入っているのです。

男女の違い、子持ちか否かはキャリア関係が大有りです。出産を選んだ女性は、仕事での評価という競争において、ずっと後ろでストップさせられていることを自覚するべきです。それは、自分の心を守るためです。

仕事邁進する同期男性の傍、子育て中の女性は、これまでやってこなかったタスク鬼のように押し寄せますしかも、やり方を教えてくれる人がそばにいない。日々成長する赤ちゃんに合わせたお世話、作ったこともない離乳食、延々と続く目的の見えない遊びや、泣きわめく子供に付き合う時間

昔持っていた仕事への夢や希望は、ここで一旦見えなくなります。少しは仕事に自信があった人も、ここで自信は地に落ちます

だんだんと、世の中の男性への怒りがこみ上げます。それは、仕事への評価を得るために必死努力してきたから。受験も、就活も、残業も、男性と同じくらい頑張ってきたのに、出産を機に無に帰します。その怒りの矛先は、夫にも、同期男性にも、世の中にも向かいます

もっと子育て世帯に優しくなればいい?お母さんに優しい世の中になればいい?

そんなこと言ってるんじゃないんです。まるっと入れ換われって言ってるんです。一度、男たちが全部の立場女性とまるっと入れ替えろと。できないだろうと。むちゃくちゃしんどいぞと。

男女平等なんてうそです。無理です。赤ちゃん女性からまれてくる限り、そんなことはありえません。じゃあ、そんな苦しい気持ちはどうやったら救われるのでしょうか?

それは「人生大切なことは、仕事だけではないこと」を教育することだと思うのです。

良い学校、良い会社に入ることだけを目指すと、苦しくなります。それを目指して子供時代に頑張った真面目な女性たちは、出産により仕事に邁進できなくなった結果、それまでの努力が握りつぶされるのです。

美味しいご飯がつくれること。美しい絵が描けること。歌が上手なこと。いるだけで場が明るくなること。ひかえめで思慮深いこと。元気で大胆であること。

そういった、その人らしいことそれ自体が、価値があると伝わる教育必要です。付加価値なんかじゃない、人として本質的な部分の価値です。お金を稼ぐことや、仕事評価されること以外でちゃん自分を認められる価値観を、育てることが必要です。

残念ながら、そんな教育を受けていない今のお母さんたち。これから女性社会進出だと言われ、必死勉強仕事をしてきたお母さんたち。たくさん努力してきたのに、活躍できない悔しさを、子供たちにまで引き継ぎたくないですよね。

家庭をもち、子供を育てながら、やりたい仕事でも成果を出したいと願ってきた女性のみなさん。私も同じ気持ちです。でも、現実はそんなに甘くない。一部のスーパーウーマンか、稀有環境の人しかできない。変えられるとしたら、私たちの子ものからです。

生きるために必要なことが、人間にとって大切なこと価値あることは何か、私たちが実感し、私たち肯定できること。その姿を子どもたちに見せられること。

そうして、世の中全体が、仕事以外の大切なものを実感できたとき、成果至上主義は終わり、みんなが子育てに参加したくなる時代がくるのではないかと思います

そんな時代は、近いのではないかと思います

  • こういう人はなぜか自分は不幸です。みたいな文脈で話すけど 教育に理解のある両親のもとに生まれて学歴があり、職歴があり 結婚できる程度には容姿が優れていて、子供もいる とん...

  • でも女は下方婚しない。

  • いうて普段は問題が起これば他人を切り捨てて自分は知らんぷりする。 そこらへんにいる普通の労働者なんでしょ? 母親とかいってカモフラージュしても無理があるのでは。

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