2020-01-04

魔法が解けた話

アイドルマスターシンデレラガールズが僕の中で終わってしまいました。大雑把に言うと、運営キャストよりもこのコンテンツが好き過ぎたのだと思います

モバマスを遊び始めたのは新聞記者やってて過労で倒れ療養生活を送っていた2014年春。その後資格取得のための大学入学や現職への転職を経ながらやり続け、2017年からライブにも行き始めました。昨年11月の7thツアー名古屋が本当に夢のようでそこからはかなり本格的に。復刻イベントデレステからイラスト逆輸入など縮小路線は目に見えていたので、少しでも延命できればと、12月ガチャじゃぶじゃぶ回しながら全イベ上位入賞しました。他にはデレステ面白いけどモバマスもいいよって意図的つぶやくようにしたり、名刺作って選挙活動したり。永遠に続くものはないと理解しながらも、出来る限り続いていて欲しいと思っていました。

年末年始にかけ、5人のキャスト結婚を発表し、そんな中モバマスでも今後サービスが縮小される旨のリリースがありました。個々のご報告に対しては、同世代結婚に焦りを覚えつつも、祝福の気持ちで一杯です。またサービス縮小に関しても、JAMヒストリー等、モバマスしか出来ないことを利益出る形で継続する意思の表れと感じ好意的に受け取りました。

しかし、ビジネスコンテンツ継続という観点からみるとどうでしょうか。ドル売りしていたキャスト結婚を発表したことは売上の減少に繋がれど、プラスに働くことはないでしょう。祝福のコメントはすれども、アクティブユーザーが少しずつ減っている流れは加速すると思います亜美菜さんの結婚が7th幕張好意的に迎え入れられたことを踏まえてのこの年末年始のご報告ラッシュなのでしょうが、だから大丈夫だろう、まとめればヘイト分散されるだろうという思惑が透けて見える点も非常に引っかかりました。AKB商法はじめ、ドル売りをするからって人としての幸せを求めてはいけないのか、って議論はありますが、夢を見せるのをやめるけど変わらず応援してね、ってのは都合が良すぎると感じます自身ガチ恋ではないと思いつつも、1%もそういう気持ちがなかったかというと否定はできません。ここら辺、ビジネスとしては駄目だろって判断をできなかったのか、した上でゴーサインを出したのかはわかりませんが、可能性に思い至らないわけはなく、コンテンツに見切りをつけられたと悲しくなりました。

アイドルマスターユーザーファンではなくプロデューサー呼称し、より主体的作品世界へ没入します。キャラクター物語キャストの歩んできた道、ライブを経ることで曲に蓄積されるメッセージ性、それを楽しむプロデューサーの思い。それらが重層的に絡み合うことがこのコンテンツの魅力でした。だからこそ、その終わりの合図を「現実を見ろ」と言わんばかりにこうした物語世界の外側から持ってくるのは最悪の手法だったと憤っています

12月にはアニバーサリーイベントがありましたし、7thツアー2月まで続きますもっと丁寧な魔法の解き方は確実にありました。令和最初年末年始って記念日のためなら人はなりふり構わなくなるんだなって人間の性は微笑ましくもあり、プロなんだからちゃんとやれやとも思います

冒頭に書いたように、これは僕がアイドルマスターシンデレラガールズという世界を好き過ぎたからこその思いであり、当然キャスト自身幸せを優先する権利があるでしょう。キャラ心中しろと言うのは酷な話です。それでも、強制的12時を回らせる形でシンデレラ魔法を解いて欲しくはなかった。だから僕は引退します。

これまで素敵な魔法を見せてくれてありがとうございました。

  • うるせーばーか。 キャラは好きだけどそもそもライブや声優に全く興味ねえんだよ。 音ゲー大嫌いだからデレステリリースされた時点でそもそも冷めてたしな。

  • アイドル役の声優=ドル売りとは思わないけどな 今回結婚した中だとファンクラブやってたりっかさまはドル売りか るるきゃんのマニアックデートは微妙なとこだな でも年末に次々番...

  • 相当控えめに見積もってもあと3年は盛況で続くだろ。 声優も引退するとはいってないし、昭和世代が少し身を退く程度だ。 ぶっちゃけ今から始まるそのへんのアイドルコンテンツ応援...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん