昨今の引きこもりに関連する殺人事件を見るとどうも他人事には思えない。
引きこもりが全て犯罪者予備軍である、などと言うつもりは無いが私は間違いなく予備軍であった。
そして現在はその状況を脱している。(と思う)
そこで何かの役に立てば、ということで脱出の備忘録を残す。
- 誘ってくれる友人や先輩がいたため、誘われた時だけ外出をする(週1くらい)。
- それ以外は3年ほど引きこもり。お金が親からが大半。
- 風呂や歯磨きは3日に1回くらいだった。
- 明らかに異常だが、心を病んでいるような実感はなくただただ無気力。(今なら「無気力」という異常だと認識するが)
- 困窮してバイトをすることもあったが生活できるレベルではなかった。
- この期間、友人が非常にうるさく自分を叱責することが何度もあり、何とか立ち直る意思を持った。
- 就職では条件が良いとは言えないものの、まあ普通に生活が出来ている程度の就職を実現。最初はなかなか貯金が貯まらなかったけど、車のローンが終わると貯まり始めた。
- ただし年齢を食ってしまっている焦りは常にある。出世は出来るのか?とか。
- 昔はあれだけ酷いことをしてきたのだが、自分で言うのも何だけど親との関係は凄くいいと思う。親は親であり、子は子。
- 何年か働いているので恐らくもう再発しないと思うが、自分のことを信頼しきれるとまでは言えない。
- 職場ではそんなに優秀な人材とはみなされていないが、そんなんでも働いていけることを知り、適度に頑張り適度に適当にやってる。
- 途中はいろいろあったけど、今現在はもうどこにでもいる普通の社会人だろ?
- ちなみにあれだけ年がら年中携わっていたオタク文化には、資格取得期あたりからすっと熱が冷めてしまった。
- ただし自分が事件でも起こしたら、マスコミに「自宅にアダルトゲームが!」「パソコンを2台も所有!」などと言われるかも。
ツイートシェア