原作の漫画やアニメの2次元のものを、現実の俳優さんが演じる舞台だから「2.5次元」と言われる、わりと最近のヲタク文化のひとつです。
原作者サイドが大きく関わることもあるけれど、基本的に舞台の脚本や演出家等がキャスティングしたりシナリオを書くため、舞台ならではのアレンジや表現・役者のアドリブ等が入ることもあります。
今回は、その舞台での表現について「原作ファン」が抱いた違和感や不快な表現をどう発散するべきか?という愚痴メインの話になります。
ただ吐き出したかっただけなので、肯定否定問わずコメントがあれば好きに残してください。
もしかするとピンときてしまうかも知れませんが、作品の特定だけは控えてください。
発表された当時はすごく驚いて、舞い上がり、ネットに感想やレポをあげて、いわゆる全通(全ての公演を観に行くこと)までしました。
シリーズ化された作品になるのですが、思えば最初から「違和感」はあったと思います。ただそれは脚本や演技の解釈違いの範疇でしかなく、それはそれ、これはこれと割り切りつつある程度は受け入れられるものでした。
ところが1番最近の作品で、その「違和感」が「不快感」として出てきてしまったのです。
何日かに渡り観劇をしたのですが、どうにもスッキリと楽しむことが出来ない。以前までであれば多少の違和感には目を逸らし、楽しいところだけ見て楽しむ事が出来たのですが…
おじさんの男性キャラクターがエロオヤジ風のセクハラ発言をバンバンかます。
…などなど。
今までもそれはあったのですが、今作は特に目立ってみえてしまうのです。どうして一気にこんな方向へ舵を切ってしまったのか、私の好きな作品は脚本家の古臭い「オヤジ的ギャグ」を披露するものに変わってしまったのでしょうか。
元々、コメディ色が強い作品で舞台を観に来る層を意識して多少大人向けのギャグを挟んできたと言うのは察します。
ただ、やり過ぎじゃないか?そう感じました。
観劇する客層は、元々の作品ファンだけでなく、キャスティングされる役者のファン等様々です。原作側のファンはさて置いて、実際に会場のウケとしてはまぁまぁではあったと思います。原作者も観劇して「面白い」とコメントをしたそうです。どう言った意図でのコメントかは分かりかねますが、少なくとも不快にはなられなかったようで何よりではあります。
しかし、原作の作風が好きな私からしてみれば冒涜にも感じました。
これはエゴです。作品の解釈を間違えた信者の勘違いなのかもしれません。この時点で、私が面倒くさいファンになっているのは分かっています。
原作者公認ならそれで良いじゃないか、今作は見なかったことにおさめても良いんじゃないか、とも考えました。
次に繋げるために・そして次の作品ではこんな表現はしないで欲しいと切に願ってしまいます。
今作の、原作側ファンの反応はわりと散々だったという印象があります。
私もアンケートに感想や意見を書き連ね・他にもネットの感想でも表現についてチクリと言われているのをみました。
私の好きな作品で、嫌な表現をして欲しくない。皆その一心だったのです。
結果として
そのせいかは分かりませんが、公式Twitterがまったく動かなくなってしまいました。今までなら積極的にしていた宣伝・アナウンスが一切無い。問い合わせをしても返信が全くない。今まであったやる気がまるで感じられなくなってしまったのです。
面倒なファンに絡まれてしまった、返信しても無駄だと思われてしまったのでしょうか?
せめて広報的運用は、原作側だけでなく俳優ファンもいるのですから最後まできちんとして欲しかった…などと嘆いてももう遅いかもしれません。
次を願って、応援のつもりで書いたアンケートやメールは舞台の運営にとって邪魔なノイズだったのでしょうか。
表現にケチをつけてはいけなかったのでしょうか。黙って離れていれば良かったのでしょうか。
「2.5次元舞台の表現はどこまで許されるのか?」と上から目線のようなタイトルを付けてしまいましたが、正しくは「どこまで原作ヲタクは苦言を呈して良かったのか?」といったニュアンスです。
私はただの観客の1人でしかなく、客だから無理な注文を付けても良いんだぞ、とは思っていません。表現を少しだけ考えてくれたら良かったのです。結果として変わらなくても、そういう意見があるんだなと受け止めて、せめてふつうに公式の運用は続けて貰えたらそれで良かったのです。
どうしたら良かったのか、今となっては分からず。
そういうのいっぱいあるね。アニメ系でもそれは過剰って思うのから、話題に出しちゃだめだろwまであるし。 個人的にはオッケーでも、さすがにそうなるよな百合ものとか。