先週会社を辞めた。
理由は色々あるけど、辞めたまでの経緯とか辞める過程とかは、正直普通すぎてそんなに面白くないので割愛。
とりあえず仕事辞めた後の変化、学んだことについてちょっと書いてみる。
もちろん貧乏は不幸だけど、金持ちは幸せかと言ったら全くもってそうではない。
前職は比較的高給だったので、金持ちに囲まれていたが、みんな目が死んだ魚のような顔をしていたし人生辛そうだった。
激務とパワハラで疲れ過ぎて、旅行行く気力もない。週末はとにかく寝る。
高級店で美味しいもの食べても、味覚が狂っているため、味がしない。
綺麗な景色や、お金出して舞台を見ても、疲れで全く感動しない、それよりも寝たい。
大事な友達に手紙を書く時間もないので、友達は減る一方。読みたい本を読む時間もない。
おかずは基本的に納豆だけど、味覚が戻ってるから、普通にめっちゃ美味しい。
特に、梅干しオリーブオイル海苔納豆めっちゃ美味しいから皆やった方がいい。
綺麗な景色見に行かなくても、部屋から見える空とか、花屋さんのお花とかで十分綺麗。
趣味は、友達に手紙書いて送ったり、積ん読の本読んだり、ブックオフの100円コーナー漁ったり、DVD借りて映画見たり、自転車乗り回して遠出したり、古い絵の具を引っ張り出して水彩画描いたり。
人に優しくできる。せかせかしない。嫉妬とかの感情が全て消える。愚痴が減る。
自分の不幸自慢も妬みも嫉妬も何もかもなくなる。電車の中で老人に席譲る余裕も出てくる。友達が待ち合わせに遅れても全然イライラしない。
「あれ、自分ってこんな適当な人間だったんだ」とか「あれ自分意外と優しいな」とか発見をしたりと、とても面白い。
そんでもって「人に優しくすると、こんなに人生楽なんだ」ということに気づく。周りの人って実はめっちゃ優しい。
逃げたことを伝えた際に、一番多かったコメントは「すごい」。
「うわ残念だなこいつ」という反応よりも、武勇伝のように扱われることの方が多い。
自分の周りだけかもしれないけど、逃げたいのに逃げられない人が多いのだと思う。
逃げる前には、周り(特にご年配の方)は、逃げるな!諦めるな!みたいなコメントも多かったけど、
逃げた後にわかったのが、「やっちゃいけない逃げ」と、「やった方がいい逃げ」があるってこと。
やっちゃいけない逃げは、「やってみたいけど怖いな〜」ってやつとか、「もう少しで達成出来るけどしんどいな〜」ってやつ。これはやれ。逃げるな。
やった方がいい逃げは、「ん、これ続けても意味なくない?」ってやつとか、「これやり続けたら死ぬ・・・」ってやつ。
時間の無駄だし、そのうち精神死ぬから、気にすることなく逃げた方がいいし、逃げた後に満面の笑みで「逃げた!!!!」と報告すれば、意外と周りの人間は喜んでくれる。
辞める前は、「今いなくなったら迷惑だよな・・・」「辞めたら悪口とか言われるんだろうな・・・」と思って心配していたけれど、辞めてしまえば、どうされようが全く気にならない。
聞く話によると、職場はかなり迷惑を被ってるらしく、仕事は回らないし職場はお通夜状態らしい。でもそれは辞めさせた職場が悪い。
辞めて欲しくないなら、仕事減らしてパワハラとか辞めてくれればいい話。
そういうことしないから辞めたんだから、責任転嫁していいと思う。
悪口も言われてるらしいけど、ぶっちゃけ関係ないし、害もないから、何言われようがどうでもいい。
むしろ、「そんな環境にもっと長くいたら自分も同じような悪口言う人間になってたんだな」とか、「妬み乙」とか、「狭い世界に住んでるな・・・」ぐらいにしか思ってない。
前職では定年になったらクビになる匂いしかしなかったし、週2日楽しいどころか、週7日地獄だった。
だから辞めようとは思ってたんだけど、踏ん切りが全然つかなかった。
だから、仮病使って仕事休んで、周りにいる生涯現役勢(自営業の人、定年後執筆活動中の人、等々)に話しを聞きに行った。
ヒットする作品のテーマって基本的に「天職とかあるから、やりたいことを死ぬ気で頑張ろう」とか、「人生短いから自由になろう!」とか、「忙しい毎日から脱出して、生きたいように生きよう」っていうのがすごく多い。
多分みんなそれをやりたいけど出来ないからヒットするんだと思う。
色々見て聞いた結論、とにかくやりたいことやってると成功するかもしれないし、成功しなくても多分後悔なく死ねそうだなと。てかやらなきゃ後悔するなと。
てなわけで辞めて、とりあえず溜まりに溜まったやりたいことをこなし中。
とにかく、やりたいことやっていいと思う。人生一度きりだしね。
人生一度きりだしね。 人生一度きりだ。死ね。 に空目