”悪趣味で申し訳ないけど、パクとラレの検証画像で2枚透過合成するやつ、実は結構好き…めちゃくちゃ一致してると謎の感動を覚える…”
(これは古塔つみ氏のトレパク疑惑を報じたヤフーニュースについた、たくさん星を集めていた人気ブコメ 現在はご本人がこのエントリを読んだ上で消されているのでURLを消しました。真剣に受け取ってくださってありがとう。)
本当に悪趣味。でもこういうおもしろさってわかる。わかるからtwitterでの第三者による指摘行為が常態化して受け入れられてるところがあるんだろう。
でもやめた方がいいよ。間違ってることもあるからね。権利者でないのならなおさらナイーブ(「慎重」ってした方がよかったか)になった方がいい。
昨今のあからさまなトレパク騒動より少し前に「トレパク冤罪事件」というものが起こっており、古塔氏ほどではないが界隈で問題になった。
経緯は以下と以下のコメント欄に詳しい。
(ここにはまとめサイトのURLがありましたが、個人の特定に繋がるとよくないなと思い直したので記載をやめました。下記の文章で推移はだいたい書いてあります。)
実際にはトレスもパクリもしていなかった人に対して捨て垢作って「この絵をトレパクしてますよね?」と疑惑をふっかけ、
それを業者まで使って拡散した人間がいたのである。そしてそれを支持し糾弾する複数の「トレパク検証垢」が当事者の悪評を加速させようとした。
これに食らいついて持論を繰りひろげ拡散したのは界隈ではそれなりに知られた検証垢で、正義感からその作業をしていると思われていたアカウントだった。
(当人が「燃やす」という表現を使っていることでもわかるとおり実際には燃やしたくてやっているだけで正義感とかはない。)
しかしそのアカウントはこの指摘を捨て垢で行っていたアカウントと水面下でつながってることがわかってしまった。
正義感のあるフリをして人を叩いていたが、この件でそれらも単なる私怨か憂さ晴らしということが発覚したのである。
実際には疑惑を受けた人は無料素材を使ってはいたものの(これは全然悪くない)トレスもパクリもしていなかったので、
自身の時間を割いて精神をすり減らしながら潔白な事をタイムラプスを使って証明し(本来その義務もないのに)、
このような私怨を受けるきっかけになったと思われる自身の有償依頼行為についてはそれを省みて適切な対応(返金と取りやめ等)と謝罪を行った。
それを気に入るか入らないかは別として社会的な対応としてやれることはすべてやっていた。どこに対してあるかわからない責任をきちんと果たしたのである。
翻って一つ一つ疑惑について回答、対応を続けていた冤罪被害者に対してその間ものらりくらりと「あなたは信じられない」とごねていたアカウントはこれ以上攻撃できないと思うや否やアカウントを即消し。
これに便乗して冤罪被害者を叩いていた複数のアカウントもその件について未だ謝罪も釈明もせず、疑いを含んだ事実と異なるほとんど誹謗中傷のツイートも消さずただ逃げている。
事態は一見解決したようだがそうではない。トレパク疑惑のような「面白い」「堂々と他人を叩ける」疑惑については一瞬で広がるが、
それが間違いだった事実、訂正されるべき情報は「面白くない」ので拡散されず、一度疑われた人の悪評だけが無残にもそのまま残り続けるのである。
この事件により界隈には「検証垢の欺瞞」と同時に「気に入らないやつの絵に疑惑をふっかけて悪評をばらまいても逃げればいい、それができる」という経験則が生まれてしまった。
事実、以降あからさまに重なってもいないただ似てるだけのイラストを二つ重ねて無理矢理「やってますよね!?」と周囲を巻き込みながら相手を燃やそうとする当たり屋行為がいくつも起こったのだ。
前述の件を注視していた絵師、愚痴垢、検証垢等の少なくない人たちがその欺瞞に気づき、その中から冷静にそんな連中に向けて「それは違いますよ」と声を上げる人も増えやや事態は沈静化しているが、
twitterで絵を描いて上げている以上この恐怖がつきまとう形がすっかり出来上がってしまったのだ。いつ疑われるかわからない、そしてそれを証明できるかわからない。
証明できるけどつねにタイムラプス撮ってなきゃならんのか。疑いを晴らすために本来その義務もない悪意の相手に対して自身の時間とエネルギーを割かねばならないのか…。
周りに見ている人がいる以上(tiwtterにおける消火ってつまり「第三者である周囲を納得させる」作業だから 本来は指摘側がやるべき)それはやらざるを得ないのだろうけど、考えるだけで疲れる…。
自らを正義と掲げて疑わない、絵師を守る!と公言して憚らなかった検証垢の暴走がその絵師の委縮を生んでしまった。
これは「トレパク」「冤罪」でtwitter検索してもらえると複数の声が確認できると思う。
古塔氏の件についても問題はトレス(線の重ならなさや身体や顔の描き方や手癖を見るとトレスというより模写っぽくて、描ける人がやっちゃってる問題に見える きたがわ翔氏と同様のパターン)
というよりも構図やデザイン、アイディアそのものの敬意のかけらもない丸パクリ、それによって金銭を得ることの常態化が問題なのだと思うのだが、
(ブコメ"模写だったら無罪みたいな事を匂わす"全文よく読め、何ならこの2行下から読むだけでいい、誰もそんなことは匂わせていない
前段後段と併せて当増田では「その区別のつかない権利者でない第三者がトレス叩きで面白がって無断転載の上雑検証すること」を批判しているし古塔氏は無論のことあくどいと思っている)
こういったtwitterでの下地によりこれらの問題がないまぜにされ「それなりに重なってさえいればすべてトレスである、叩いてヨシ!」という認識が加速され、
権利者でも被害者でもない誰もかれもが「面白い」検証画像を無断転載の上自作してはあげ自作してはあげして叩き放題叩く「面白い」イベントが加速していくのである。
(そもそもtwitterが異常なまでに無断転載への罪悪感を軽減させる仕組みのSNSであるところも大きな問題だと思っているが、これは別の問題なので措く)
古塔氏はあからさまにやってるので知らんし簒奪した側、権利者に対してきちんと責任とれと思うだけだが
単なる趣味でトレスもパクリもせずやってるだけの絵師にはたまったものではない。
トレパクされるかも、されているかもという不安に加えこんな風に突然トレパク疑われたらしんどいなという余計な、しかも現実味のある不安が増えてしまったのだから。
しかもそのどちらの状態においてもこれまで(その存在を知っていればだが)頼りに思えていたトレパク検証垢はもう助けにならないことまでわかってしまった。
トレパクはあまりにも当り前のこととして関係者を皆不幸にするが、第三者による「雑」検証も本当に誰の幸福も産まない。
上の件でこの疑惑をふっかけられた当人は当然そんな疑われ方は初めてのことで、適切な対応がわからなかったのだろう(というか事実無根の、第三者が行う私的制裁に対する「適切な対応」ってあるのか?)、
面白がって、または悪意を持って「あなたはやってる、私は絵描きだからこそわかる(実際にはザルだったが)、これは間違いなくクロだ!」と吹聴するアカウントをブロックした。そりゃ不快だしやってないんだからするわ。
(というかこんな事態が起こったらこれ以降こんな連中は先手ブロックが必須という感じなのだが、彼らがそれも糾弾の材料にするだろうことは容易に想像できる。)
そうすると今度は「先手ブロックでクロの告白ありがとうございますwww」とブロックされたスクショを貼って揶揄しながらまた悪評を垂れ流すのである。これも未だに撤回されていない。
twitterではこのように「トレパク検証垢」といわれる一見正義感に満ちたアカウント、主に二次創作界隈のトレパク検証を行うアカウントが多数存在し、
そのネットワークで疑惑の人間の悪評を一気に広め執拗に叩いている。明らかに悪意や故意のある真っ黒なトレパク犯に対しては彼らが有効に働いてきた(ように見えた)ので存在は何となく容認されていたし、
正義感ベースのように見えるし何より「面白い」ので支持されてきたが、その誰も自分達の過ちについては責任をとらないということがわかってしまった。明らかに間違っていたことでもだ。
自身たちがいちばん憎んでいるはずのトレパクラーと全く同じ動きをしている。その欺瞞は明らかになってしまったのに未だにこの責任を誰もとろうとしていない。
間違った方は自分の立場がどうあれそのことについては謝る、それが周知される、これがなされなければ絵師の不安も払拭されることはないだろう。
この流れの中今回のように「面白くてでかい」トレパク案件がネットを席捲してしまった以上彼らがまた増長することは想像に難くない。
ちょっと指摘しようもんならなぜかトレパク擁護派って思われるし。そんなわけねえわ。そういうザルな論法でやってる人が多いってことです。
結局のところtwitterっていう燃えるものも燃えないものも燃えやすいところで所詮誰かを叩きたくてやってる人間が面白がってることに正義感だのまぶすのはやめてほしいし、
その構造に気が付かずに自分も無断転載とかやらかしてる人は少し冷静になってほしいと思う。人の私怨の燃料になりたいのならそれで構わないが。
なぜかこいつには一つもトラバが飛んでこないのに、特定のトピックに関してはトラバが「自然と」飛び交うらしいね(苦笑)