はてなキーワード: MRSAとは
ある感染症に対して、検査をして隔離する。これはインフルエンザやMRSAであっても通常の病院で行われている感染対策である。
検査の精度が低いから意味ないというのは正解とは言えない。流行が終わるまで検査をして隔離を続けられるならしたほうが良いに決まっている。
問題は検査をした後の隔離といつまでリソースを投じ続けるかである。
入国する際に自主的な隔離をお願いした我が国がその結果を表している。
食事や生活物資をいくら届けようとも、やはり普段の生活や人間関係を求めるものである。
少数の隔離を守らない人ほど交友範囲が広くウィルスを撒き散らす。
管理された隔離では居住場所、水や食料などの生活物資、娯楽品が必要である。(娯楽品はメンタルケアに重要である。災害医療でもそう言われている)
また、それらを配送する人や仕組み(手渡しだと配達する人が感染しかねない)が必要である。急変時に対応できることも必要とされる。
老人ホームを新たにたくさん作るようなものでやればできるかもしれないが、どれだけ金と人がいるのだろうか。
日本と事情が違うのは国内に入られる前に侵入経路を隔離で閉じたところである。
しかし、最近までほとんど感染者を出していなかったが一度国内に入られるとまたたく間に広まっている。
感染者を出し続けていた日本と違うのは、おそらく感染者を出さない日常が続いたため民間レベルでの感染対策が疎かになってしまったことではないだろうか。
社会的なまでに大規模な検査・隔離というのは籠城戦のようなもので外に敵(ウィルス)がいるかぎり臨戦態勢を続けないといけないものである。
新型コロナは夏になっても流行地域を変えながら様々な地域で流行していった。
となれば感染対策のゴールは、シーズン終了でもなく国内の感染者が0になることでもない。
考えつくのはこの3点である。
1と2をゴールと期待するのは楽観的であった。現実は感染力が高くなり進行も早くなるなど厄介な方へ進んでいった。
大規模なPCR検査で隔離というのは見えないゴールに向かって短距離走の走り方をするようなものである。
重要なのは「フルパワーでなくていい。継続していくことが重要だ」というような先の見えないマラソンをする覚悟だろう。
ワクチンもPCR・隔離もやればいいと言うのは、畑に金や物・人が生えていて好きなだけ取り放題ならそのとおりである。
検査と隔離の有効性は疑う余地がないのだから、有効かつ継続できる対象を考えるべきである。
PCRと書いていないのは大規模な検査は抗原検査キットを使うべきだと考えているからである。
私が考えているのは
である。
隔離のリソースもその中に入れないだけでよいのだから。(外で広める分には知らない。小集団内での感染を予防する目的だから)
出入りの制限ができない広い社会では個別の感染予防とワクチンを優先し、狭い集団では更に検査と隔離を追加する。
というのが私の考えである。