はてなキーワード: 日本企業とは
2010年12月26日 ー 日本は発信後手で援助外交脱皮ならずー
日経の記事だが,「国力が衰えても,外交力はしばらく高止まりする。英国は影響力をうまく保った一つの例だが,はたして日本はどうなるか」,と問いかけている。米国の陰に隠れて生き延びるのか,しかし米国も全く実力がない国との同盟には,熱意を持てないだろう。人口も減ってくる。10年前には,我々の感覚としては,ベトナムやタイは7,8千万人で,それに比べ日本は1億,と言う感じだったが,タイやベトナムと肩を並べることになる。
私は,カンボジアやミャンマーを見ていて,もう中国の資金力には太刀打ちできない,諦めた,と思っていた,多くの私の友人もそう思っていただろう。昨日のNHKの海外ニュースでアフリカのアンゴラが出ていた。私の友人がJICAの仕事で最近アンゴラに出かけていたが,何を今更,と思っていた。完全に中国経済に抑えられたアンゴラにJICAが出ていっても仕方がないだろう,と。しかしそうではなかった。
2008年7月には原油が最高値バレル140ドルをつけていた。このときがアンゴラに対する中国の経済介入が最高に達した頃だ。その後,あっという間に原油価格は下がり,2009年初めには40ドルまで急落している。この時点で,アンゴラはこれ以上中国元の支援が得られない金融状況に追い込まれた,返済できなくなったと言うことか。慌てたアンゴラ政府は,支援先の多様化を模索した。
この事情を見た米国クリントン長官は,アンゴラを訪問して,金融面で一カ国に頼りすぎる危険を説いた。この新しい情勢に刺激された日本企業が,アンゴラへの積極的進出に出始めた。テレビでやっていたのは双日の担当者で,どうしても会えなかったアンゴラの工業大臣が,やっと双日との面談を受け入れた。アンゴラには,このような意味で,新しい風が吹き始めているようだ。
その後,クリントン長官はカンボジアのプノンペンを訪問して,経済的に一つの国に頼りすぎることの危険性を説いて回っている。あの時は,長官は何を根拠に,と思っていたけれど,昨日のテレビを見て,クリントン長官はアンゴラの例からカンボジアに注意を喚起しようとしたのだと分かった。あの当時,カンボジアのフンセン首相は,経済的にも政治的にも,中国以外の国には口も聞かない状態に陥っていた。
特に中国の場合は,余りにも無条件の経済支援に,申し入れを受けた国々は,何の疑いもなく中国の資金力の膝下にひれ伏している。インドネシアも一時危なかった。カラ前副大統領は北京を訪問して,「中国の政治体制は最高だ,見習うべきだ」,ととんでもない発言して,第一次クラッシュプログラム,10,000MWの80%の資金を中国元で決めている。その後,中国の姿勢に変化があり,インドネシアはその危険を自覚した。
今タイが攻め込まれている,北のノンカイからバンコクを経てシンガポールまでの高速鉄道の建設を迫られている。タイの鉄道大臣が北京に呼び寄せられて,何を躊躇しているのか,資金も技術も人材も,何も心配することはない,後は着工するだけ,早く決定してくれ,と迫られている。さすがにタイである,この中国の申し入れに対して,タイ国会が首をかしげている,一体誰がこの高速鉄道の客になるのかと,即ち採算無視である。
インドも無謀な中国の申し入れに困惑している。インドやタイは,カンボジアやミャンマーと違って魂まで中国に売ることはしない。石炭火力の超臨界機器を売り込み,リライアンスの4つの石炭火力で,15,000人の中国人のビザ受け入れを迫られ,内務大臣が唸っている。一カ所の発電所に3000人の中国人が必要,と上海電気が説明しているのである。
実は我々は,強大な中国の資金力と,人権環境に条件を付けない中国のアジア進出に打つ手なし,と諦めていた。Jパワーなどは,中国が出てきたところで,ダムと石炭火力からは手を引く姿勢を示していた。しかしここ一週間ぐらいで,情勢は大きく動いている。資金面で国際協力銀行が大きく動く気配を示している。JBICの独立は,政府はJBICの政策に沿って,日本の金融資産などをベースに大きく起債できる可能性が出てきた。
「兆円オーダーのプロジェクトを年間20兆円レベルで投資」,と言う政府の端的な考え方は,十分に中国と現場で戦えるレベルである。ただ人権環境が大きな日本の壁ではあるが,これは逆に日本の武器ではなかろうか。中国が,人権環境はおろか,プロジェクト経済無視の姿勢で押してくるなか,開発にはどの様な考え方が必要か,日本側は相手国に説明してかかる,必ず先方政府には理解出来ると思う。
中国に比べて日本には資金力がない,と言うのは妄想ではなかろうか。個人の金融資産や年金基金,郵貯基金など,これらを動員する理論の欠如や受け皿機関が収縮してしまっていたのではなかろうか。少なくとも,国家財政の半分以上は海外活動で調達しなければならない現実の前,何を恐れる必要がある,インドの超臨界機器,タイの高速鉄道,ミャンマーやカンボジアのダム,インドネシアの石炭火力等々,
中国の向こうを張って戦うべきではないか。中国は無条件だ,と言うけれど,その無条件に従って中国依存に突っ込んでいくと,将来どの様な困難が待ちかまえているのか,何も遠慮することはなく,説明してあげてはどうか。採算無視の政治案件が旧ソ連の崩壊を招いたように,中国の言うとおりに進めると,自己破産に繋がる可能性が高いと。とにかく,JBICを先頭に立てて,大義名分で海外投資の体制を立て直して欲しい。
私が,日本の国家を論ずるときに,企業の海外進出が必要,と言っているのは,日本の国内での成長は望め得ないと言うことと,日本の周辺に年率10%近い成長を続ける経済環境が存在するからである。国内だけ考えると,日本人はますます小さくなって行く。日本政府は本当に無茶苦茶である,税金が40兆しかないのに90兆の国家予算である,誰も文句を言わない,90兆全部を国債で賄っても,鈍感な国民は何も言わないのか。
国債1000兆まで積み上げても何も起こらないのであれば,国家予算は当面全額国債で賄ってよいのではないか。増税で対応,と言っているけれど,出来る増税は焼け石に水だろう,増税しても意味はない,今年も来年も45兆ぐらいの国債,2年で90兆を発行する覚悟なのだから,今年90兆の国債を発行しても,大きな違いはなかろう。要するに,税という古来の概念を国債に変えるだけである。
国債を買える人が国家財政を支える国,とうものがあってもよいと思う。今年も国債の売れ行きは順調のようである。国民は貯蓄の一つの形態として国債を買う,好きなときに日銀に行けば,いつでも現金化できる,日銀にどれだけお金があるのか,どれだけ紙幣を増刷できるのか,それはブラックボックスである,インフレの数字だけを気をつけて見ていればよい,と言うことになる。野田さんは44兆に抑えたと言うが,何の意味もない。
パキスタンに対して,米国はテロへの対策が生ぬるい,と非難している。中国の温家宝首相は,パキスタンを訪問しパキスタン国会で演説をして,パキスタンのテロ対策は素晴らしい,とブチ挙げた。余りに無責任な温家宝首相に,米国は怒っている。途端に大規模な自爆テロ,43人が犠牲になっている。温家宝は何を考えているのか,と言わんばかりにオバマ大統領が非難声明を出した。
中国は,自分の国境回りを一生懸命属国化しようとしている,中華思想の根幹なのである。北朝鮮問題など,如何にも真面目に6カ国協議のなかで処理しようとしているかに見えるが,北朝鮮を韓国と対峙させながら軍事大国にしようとしている,と考えれば,中国の北朝鮮への弱腰が理解できてくる,見せかけの弱腰で,朝鮮半島統一など,中国ある限り,夢のまた夢だろう。パキスタン,ミャンマー問題も皆同じだ。
ネパールのアッパーセティ水力に,ADBが詳細設計の資金を供与する,2012年まで作業が必要と。ネパール政府は,乾期に電力不足が起きるのは,貯水池式水力が少ないから,として,この水力を頼りにしている。ネパールの貯水池計画には難しいところがある,大量のヒマラヤからの流砂である。超大規模なら流砂対応は可能だが,このアッパーセティには,規模から見て,設計に難しいところがある。
大学の出身講座の教授群が全部他学科出身者に変わって3年。名前と場所は同じだが、中身は別物になってしまった。とはいえ、大学自体のカラーは未だに同じようなイメージで残っている。伝統風物詩も残ってる。
もっと凄いのは高校で、親父も同じ高校なのだが俺の時と校風は変わってないらしい。いま、従兄弟が同じ高校に通っているが、やはり同じ校風だそうだ。戦前からある古い高校とはいえ、公立校である以上は校長だって定期的に変わるものだし、先生だって異動するだろう。そもそも、その校風自体教師から見れば好ましいものじゃない。こういうものはどうやって受け継がれているのだろう?地域性とかも関係するのだろうか?
さて、最近企業が海外の学生をとるという。別にそれに反対はしないが、いわゆる企業カラーというのは、そういった場合にも受け継がれるのだろうか?海外における日本企業の優位性は(特に工業製品のおいて)、日本人のやたら几帳面とか不必要にマニアックという特徴から生み出される実績とイメージに依るものが多かったのではないか?
日本人が優れているという気はさらさら無いが、そういう特徴が有利に働いていたのは事実ではないだろう。非日本人が会社の中で主体となったときに、そのイメージは維持できるのか?もしくはそんなものがなくても互角に戦える、もしくは戦う覚悟がある企業がどれだけあるのだろうか。
先月27歳になった。
本題に入る前に簡単にプロフィールを紹介しておこうと思う。
性別=男性、年齢=27歳、独身、地方在住、地方国立の修士でそこそこ大きなメーカーで研究職をしている。
年収は450万弱で、住宅が会社持ちなのでそこそこ余裕のある暮らしだ。しかし奨学金が数百万。
うちの会社は古い体質の会社でほぼ年功序列、賃金抑制のために導入された形ばかりの成果主義を採用する典型的な均衡縮小状態の日本企業だ。ここ数年は成長してなく、じりじりと追い込まれて言ってる状態だ。はっきりいって先は暗い。ただ現状の待遇は悪くない。土日、祝日はほぼ休みだし、有給は最低でも10日以上はとれる。上司もまともだ。仕事自体は自分に適正があるのかどうかはわからないが、評価だって悪くない。ただ驚異的なほどつまらない。つまらないというか興味がもてない。
実は院生時代から薄々と自分はこの分野に楽しみを見出すことは無理なんじゃないかと思っていた。たぶんこういうことを言うと積極的に楽しくしようとする努力が足りないと言った趣旨の忠告をいただくであろうが、しかし、うちから湧き上がってくるものがまったくなくそもそもそのラインにすら達しない場合はどうしたらいいのだろうか。散々悩んだ。結論から言えばどうしようもないと言うものだった。つまりこの仕事を続けている限り最低1日8時間以上の時間を費やす活動は自分に何の精神的な充足をあたえてくれないどころか、むしろマイナスにすらなるだろう。徐々に蝕まれて、よくいる窓際社員みたいになれるならばまだいい。この先、漫然と過ごしていく中で年齢だけを重ねて、仮に会社がいよいよと言うことになればかなり高い確率で路頭に迷ってしまうのではないだろうか。そういう思いにとらわれてとたんに怖くなった。またどうせならば楽しみたいと言う理想も捨てきれない。もう27歳だが、まだ27歳だ。今なら間に合う。
ここでとりうる選択肢は主に二つだ。今の会社に見切りをつけキャリアチェンジをする。もうひとつは仕事に関しては生活の糧を得るためだと割り切って続け、その上でもうひとつの道を加える。
まず一つ目についてだが、これは非常にリスクがでかい。改めて違う分野の大学(院)にいくのか、直接違う分野の会社への転職を目指すのか、どちらも不確定要素が大きい上に、奨学金の返済もある。蓄えはないことは無いが猶予はそう長くは無い。学校に行くのはかなりぎりぎりの状態にならざるを得ないだろうし、この経済状況だ、異分野からの27歳を受け入れてくれる会社などあるかないかというレベルだろう。
二つ目は例えば俗に言う週末起業のたぐいと、後は完全に趣味の創作活動あたりだ。こちらは仮にそれらがこけたとしても生活に困るような自体にはなりにくい。しかしだ。自分で言うのもなんだが、自分にはそんな大げさな才能などありそうにもなければ、これといった人脈があるわけでもない、その上、本業があるからなどと覚悟まで薄めてしまえば、望むような結果が得られる到底思えなかった。
一番怖いことはこうした悩みもいつか消えてしまい、惰性で生きるような状態になってしまうことだ。家族がいればまだいいかもしれないが、これまで何人かと付き合った結果恋愛にも向いていないようなので結婚して子供のためにというのもありえないだろう。こうしてうじうじと悩んでる間にも刻一刻と時間は過ぎ去っている。
尻すぼみになってしまって申し訳ないが、ここで唐突に何もかけなくなってしまった。できれば今年中には答えを出したいと思っているが、現状ではそれすらもおぼつかないような状態だ。他の人を気にしてもしょうがないのは分かっているが、みんなはどうなんだろうか?今の仕事を楽しめているのだろうか。それとも自分と同じような状態なんだろうか、こうした堂々巡りにはまって立ち止まっているのだろうか。それとも勇気を持って踏み出しているんだろうか。
あとね、一応言っておくけど、君はあまり悪くない。
悪いのは会社の仕組み。
君を採るために、会社はそれなりの中長期計画を基に人材確保をしている。
当然いろいろ承認や手間も必要だし、もちろん、金も必要だ。
そういう流れで採用した人材に、他の社員が辞めろだの、使えないだの言ってる時点で、その会社の命令系統は著しくおかしい。
人事やら、上司が責任をもって、見極めたうえで採った人材に、一般社員が文句を言うってのは、会社に楯突いてるようなもの。
そもそも、新卒が既存社員と同様の働きをすぐ出来るわけがない。
既存社員のレベルにまで徐々に引き上げていくために、周りがフォローするなり、いろいろ手助けをしていく必要がある。
君の能力が発揮できないのは、君の努力不足もあるのかもしれないが、それをフォローしきれない教育管理に問題がある。
あと、新卒なのに、直接文句を言われるのもおかしい。通常、教育係なり、上司に連絡がいって、そこから君に話がくる。そこで改善が行われなければならない。
といっても、もしかするとそういう企業風土で、上から下まで頭悪いって可能性もなくもない。
そういうのを見極められなかったってのは。。。。
ここで暴れるのは勝手だけど、それで残りの人生を無駄にするのって、もったいなくないかい?
そんな頭の悪い企業のせいで暴れて、身内が悲しむのって寂しいよね
【日刊 アジアのエネルギー最前線】トルコは原子力で日本狙いか
http://my.reset.jp/adachihayao/index.htm
レアアースとトリュームの関係,先日のNHKの特集まで,よく知らなかった。レアアースの中には相当規模のトリュームが含まれてい
て放射能を発し,レアアース生産でこのトリュームを削除する工程が結構面倒くさいという。このために米国などは自国のレアアース生
産は行っていないと言う。トリュームというのは,ウランなどの核燃料の代替案として浮かび上がってきており,インドなどはその技術
開発に熱心であることは知っていた。
インドは核燃料で世界の制裁を受けているときに,核燃料不足に悩まされて,国内に豊富に埋蔵するトリュームを燃料とする原子力発電
を,大統領自ら喧伝していた。トリュームを燃やしてもプルトニュームが発生しないことから,安全なエネルギーが取り出される,この
面からも真剣にトリューム原子炉が世界的に議論されている。インドはレアアースが東西の沿岸部を中心に包蔵し,当然この中にト
リュームが含まれている。
そこで疑問が浮かぶのは,世界のレアアースの95%を生産してきた中国は,この取り除いたトリュームをどう処理しているのだろう
か。ネット上で調べても,中国のレアアースとトリュームの関係は,特に述べられていない。しかし,中国のレアアースにはトリューム
がない,ということはないでしょう。では中国はそのトリュームを廃棄したのだろうか,はたまた将来の利用価値を知った上で,密かに
備蓄しているのであろうか。
トルコのシノップ原子力開発について,トルコ政府が交渉に失敗し,トルコは日本の東芝プラントシステムに,協議に応ずるよう要請し
たと報道されている。裏側はよく分からないし,日本企業が長年に亘り根回しをしてきたであろうことは想像できるが,トルコ政府との
合弁方式による開発では,韓国の価格が合わなかったとされている。UAEのケースは,原発建設だから,基本的にビジネスが違うこと
になる。
しかし,果たしてトルコは,日本との交渉においてこの価格競争となったときに,日本企業に有利な展開になる,と言う見通しを持って
いるのだろうか,そうとは思えない,韓国が受けられなかった価格を日本なら受ける,ということはあり得ないだろう。勝手な想像だ
が,トルコの人は本当に日本人が好きだ,その様なことでビジネスが動くのかどうか,疑問ではあるが,恐らく親日の心がいくらかでも
影響しているなら,東芝に頑張って欲しい。
ミャンマーでスーチーさんが解放されたが,全体的な論調としては,世界で最も著名な政治犯であるにもかかわらず同氏の立場は近年弱
体化した,であり,事実,世界は彼女が捕らわれているために,どれだけのエネルギーの消費を強いられたであろうか。今度もなお活発
な活動が続くと,再逮捕の可能性は高く,それだけまた世界にエネルギー消費を要求することになる。エネルギーだけでなく,時間もど
んどん無駄に使われる。
勿論,自由の価値は命より尊いが,何年間も家に閉じこめられた状態ではどうしようもない,発信もままならず,西欧諸国も単に眺めて
いるだけで,手の打ちようがない。物事も,エネルギー資源も,ミャンマーの人心も,すべて中国に持って行かれるだけだから,この辺
りでけじめを付けて,日本も思い切った開発政策に乗るべきだろう。眞の民主化は4年後でも仕方がない。
日本政府が,横浜ビジョンの成案に一生懸命になっている頃,中国の武漢では,中ロ印の3カ国外相が集まって,新興国として共同歩調
を確認しあっている。横浜での駆け引きの間,中国領内でのこのような会話が進んでいるのだ。このニュースを見て,核保有がなけれ
ば,誰も真剣に相手にしてくれない,湖錦濤などは実際に菅さんと会ったことさへもう忘れ去っている。米国の核の傘の下,これをこの
まま使い続けるか。
インドネシアは原油生産の落ち込みが現実になって,国会は焦っているが,外国企業は別として,プルタミナは原油の生産増を真剣に
図ってくれるだろう,とプルタミナに発破を掛けている。プルタミナにその国威のすべてを賭けている感じだが,実際にプルタミナの努
力が原油生産増に結びつくのか,今日の記事では,2011年には,2010年の日19万バレルを5.26%上げ,20万バレルとする
目標を発表している。
インドのアルンチャルプラデシュ,北東地域の水力開発の先兵のような存在で,中国のチベット開発に対抗して,大規模ダムの建設を進
めているが,環境基準の一つである,喪失した森林に相当する植林を行うことを義務づけている。州政府は,81%が森林に覆われてい
るこの州では,]新たな植林というのは不可能だ,と異論を唱えている。この基準のために,環境承認が遅れている。
アルンチャルの水力開発で喪失した森林はアルンチャルで埋めなければならないのか。同じような基準はタイなどにもあるが,元々地球
温暖化は意識してないから,新たな植林は,プロジェクトの近傍か,少なくとも同じ流域内,という観念がある。でも,森林喪失の影響
は,近年,地球温暖化と共に論じられており,理屈から言えば,代替植林は他の州でも良い,極端なことを言えば,インドの森林喪失
ベトナム中部は,再三台風に襲われて洪水に見舞われ,多くの犠牲者を出している。近年盛んなダム開発のせいだ,と住民が騒いでい
る。フォーラムが持たれて,洪水被害はダムの影響ではない,その証拠にダムが出来る前も洪水被害が出ているではないか,とダムを操
作している側からの発言が続いている。ダムがその機能を果たしているかどうかもさることながら,少なくとも警報の出し方には問題が
ある,と議論が進む。http://bit.ly/adBJ6K
実際,ベトナム中部は日本列島と地形的に似ていて,急流だからダムの容量も大きくとれないし,洪水がダムに押し寄せてくる時間も短
時間で,洪水防御は大変に難しい。ベトナムのダム開発は荒っぽいから,放流方法や下流への警報との連携など,もう少しきめ細かく操
作規定を作らなければならないだろう。私も一度,我が家の上流で工事が進んでいる安威川ダムの計画をチェックしておきたいと思って
グーグル面接を取り入れている日本企業の就職面接の馬鹿馬鹿しさについてなんだが、まぁ俺の意見をきいてくれ。
Who(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(どうして)How(どのように)したのか
だ。
誰が、何を、いつ、どこで、どのように、はいいんだ。事実の指摘だ。
問題はどうして、だ。
そいつも犯行を認めていて、おとなしく供述しているとするわな。
「どうして殺した?」と聞いて、まぁ犯人が
「あいつからの苛めに耐えられなくなって」と言ったとしようや。
「苛めなんてよくあること、他にも苛められている人は大勢いるけど、その人達が全員相手を殺しているかというと、そんなことはない。犯人はどうして相手を殺すまでいっちゃったのか?」
と話を続けるけど、この「どうして」は意味が変わってしまっているのが解るか?
犯行の直接の動機「どうして」は、あくまで「苛めに耐えられなくなって」なんだよ。
嘘言ってないか?本当に苛められていたのか?他にも動機がなかったのか?というのならおかしくないが、
認めた上で更なる「どうして」をぶつけるのは、報道の基本を逸脱しているんだが、連中は逸脱と思ってないわけだ。
これをグーグル式就職面接に当てはめてみると、求職者が想定しているのは
まず「あなたを雇うことで我が社が得られる利益利点は?」であり、
次に「あたなはどんな人?自己紹介キボンヌ」なわけだ。
就職面接の場ってのは、その求職者の答えが本当なのか嘘なのか、
求職者自身は本心でも客観的に当たりか外れかを判断するところなのに、
「地頭力を見ています」「身近な話題を数理的に見ることが出来るか見ています」「ストレス耐性を見るテストです」...
てのが、就職面接の意義から逸脱してるのが理解出来てないんだよね。
「地頭力を見ています」以下略のことを本心から思っているのなら、その思考パターンを持っていることになっている
既職者達がその思考パターンでどれだけ仕事を成功させているのかの実績を、普段からアナウンスしてるはずだろ。
面接官は効果があると思っている。
なんの効果だ?面接官が採用を決めた人物に対して、その後何か責任をかぶること、あるのか?
あるとしたら求職者の嘘、それも見え見えの嘘を見抜けなかったときくらいしかないだろ。
と同じ事だと思ってるんだろ?
もっと素直になれよ。
さ、就職面接での「何か質問はありませんか」OK/NGガイド(日本企業版)の解説だ。
さて、まずは例え話をする。
誤解を恐れずに言えば、就活は男女の仲、つまり婚活や合コンに良く似ている。
一方が相手のことを熱烈に望んだとしても、もう一方が嫌がればカップルは成立しない。
ある程度の傾向はあるけれども、特定の相手を"落とす"手法は存在しない。
細かなことを積み上げ、相手に選んでもらえる確率を上げて行くしかないのだ。
だから、とても重要なこと(わかってる。愛だけじゃ結婚できないとかさ)だけど、
相手から「何か聞きたい事ってあります?」と聞かれて、
「長男ですか?」「年収は?」「どこに住んでいるの?」「親とは同居希望?」とか
「一人暮らし?」「淡泊そうって言われない?」「SMって興味ある?」とか
そういうことは聞くな。
重要なのはわかる。
大切なのもわかる。
世の中きれい事だけじゃ生きていけない。
でも「俺のことが財布に見えてるんだな」とか「風俗に行けばいいのに」とか思われたら駄目なんだ。
さて、といったことを頭に入れてから、質問内容のガイドを見て欲しい。
前提として「なにか質問はありますか?」というのは、単に聞いてるだけ。
実は、あまり評価には関係ない。単に印象が少し変わるぐらい。
でも、その差が大切。
ほんの少しの差が、次の担当者に書類を渡すかどうかを決める差になったりする。
実はさっきのリストは、実際に聞かれたことがある質問を分類しただけ。
(凄い質問もあったと思う。でも本当なんだ)
さっきの極端な例え話に似て、相手がどう感じるかを考えればわかる分類だと思う。
基本的には「うちを選ぶ基準ってそれなの?」という疑問を抱かせない質問ならOK。
言い直すと「キミはうちじゃなくてどこでも良いんだね」と思わせたらNG。
繰り返しになるけどセミナーでNGに分類した質問をしたからって評価が下がったりはしない。
(そもそも説明会で質問する人が少ないから、そういう点でチェックはされるかも知れないけど)
でも、面接時とか面接後とかに「ああ、そういやこの人はあれ聞いてたな」とちょっとトーンダウンしたりする。
待遇が良いところで働きたい、別にその会社の事なんて知らない、同業他社はどこも同じに見える。
でも「どうして我が校を選んだのかな?」「家から近いからです!」と言って素直で宜しいと評価されるのは高校が最後だ。
「説明会ではステッパーが主力事業と言われていましたが、Nikonさんのシェアが高いと聞いています。どこで差別化しているのですか?」
なんて質問をしたからといって、選ばれるとは限らない。
でも「残業は多いでしょうか?帰りにくいとか感じることありますか?」と質問した人と比べたら、
面接官だって人の子だ。どっちを上にあげたくなるかは、察して欲しい。
「質問はないけど、と断ってからの雑談」というのが、質問ではないというのも、
場所によっては「それだって質問だよ」と面接官が笑顔で応じてくれるかも知れない。
でも、会社に関しての質問を期待されていたら?
コレを読んでいるあなたがもしも面接官で、課長とか部長とか決定権を持つ人に推薦する立場で
「おまえが推薦してくる学生はみんな落ちてるな」とプレッシャーをかけられていて、
質問はありますかと聞いて、パンフの2ページ目に書いてあるのに「企業文化について教えて下さい」と質問されたら?
「企業文化には美意識を大切にするとあったのですが、茶道部とかそういったクラブ活動も社内で行っていたりしますか?」
そういって質問してきた学生と、どちらが良さそうだと判断するだろう。
まあ、最初に断ったようにどんなに熱望してもうまくいかないこともある。
なんであの2人が?というカップルも世の中にはたくさんいる。
でも「結局は※なんだろ」と言って腐っても意味はない。
Yシャツの袖が汚れてたって、寝癖が付いてたって、それで人間性や能力が決まる訳じゃない。
どうせ入社しないと社内の事なんて判らない。それも判ってる。
もちろん判ってる。
でも、スヌーピーも言ってただろう?どう転んだって、配られたカードで勝負するしかないんだ。
ほんの少しの差でも、出来ることは全部やっておくべきだと、そうは思わないか?
就職活動の心構えとか就職面接、転職時の面接での受け答えは日本とあんま変わんないね
と思ったのだけど、ほんとうに基礎から判っていない人がブクマ上でちらほら。
就職面接で「何か質問はありませんか」と聞かれたら--OK/NGガイド - CNET Japan
http://japan.cnet.com/sp/businesslife/story/0,3800105598,20421453,00.htm
ブクマ:http://b.hatena.ne.jp/entry/japan.cnet.com/sp/businesslife/story/0,3800105598,20421453,00.htm
例えば上の記事を読んで「福利厚生や給与とか大事だろ」とかいう感想を持つ人はちょっとそそっかしい。
良く読もう。
ね、大いに関連があるけど最初の面接では避けるべき質問なのだ。
ここまでで「なるほどね」と思ったあなたは賢い。以下のリストで勘所が掴めるだろう。
OKリストを見て「そういうポイントもあったか」と思った人はここまでで十分。
風邪など引かないよう頑張って欲しい。
「『質問はないが、と前置きしての雑談系』ってなんだよ!質問じゃんか!」と思った人は、是非ガイドを読んで欲しい。
次のポストに続くよ。
1960年代,ネパールは豊富な水資源開発のポテンシャルを持っていることで,その経済開発は早い,とネパール国民は期待していた。ラオスやブータンと同じような自然環境にあって,内外からも期待は大きかった。事実,当時はインドとの協力で,コシ川とかガンダキ川で大規模開発が行われる手はずになっていた。ところが,ブータンやラオスの国民性と違って,ネパールの政治家達は,当時王族も含め,疑い深かった。
コシ川やガンダキ川の開発は,便益は殆どインドが持って行くではないか,ネパールには何の便益もない,と言い始めたのである。こうすればネパールにも便益が落ちる,と言う知恵を出すこともなく,ただインド人を疑ってかかったわけである。彼等は正しかった,ということは,例えばラオスなども,外国資金による開発で,ラオスに何が残るのか,と我々がラオス政府に問いかけた疑念と一緒である。
事業による便益は,投資した人だけが得ることが出来る,だから,ネパールやラオスは法整備を行って,ロイヤリティや租税で便益を受け取るしか方法はない,とよくラオスで議論した。ネパールの人は,もっと疑い深く,目の前を流れている川の水は我々のもの,インドには渡さない,と大プロジェクトとを前にして,インド提案のプロジェクトを拒否していった。その間,対中問題や王室の政治的問題があり,大規模開発は行われなかった。
王制を廃して共和国となり,マオイスト派が政権の中心に座ることになり,ネパールの水力開発は脚光を浴びる。国会の中で資源を外国に売る,憲法違反,などの議論もあったが,水から生まれる電気は商品で,インドへの輸出に問題はない,と自問自答した。マオイストが政権から離れ,再び治安悪化で開発は棚上げ,いつまで経っても開発が出来ず,宝の持ち腐れ,停電と貧困の中で,ネパール国民は苦しんでいる。
今日の記事http://bit.ly/9d6kL2はこのネパール人の苦しみを訴えたものだが,筆者は重大な提案を最後に行っている。彼の結論は,ネパールは水資源で豊かになるためには,インドの資本では駄目だ,ネパール自身が資本の蓄積をする必要がある,と気がついたが,実は鶏が先か卵が先かの問題なのだ。しかし,国際資本の協力があればインドと対等に開発できる,と気がついた。そうなんですよ,結局,資本分散,日本にも果たすべき役割があるはずだ。
メコンの水問題,今年,2010年4月は50年に一度の渇水に見舞われ,メコン総会でタイのアビシット首相が,上流中国がダムに水を溜め込んでいる,と発言し,これを否定した中国は水資料の提供に踏み切った,またメコン河委員会も中国の理屈を認めた。それでも収まらないアビシット首相は,30年後にはメコン河は死んでしまう,と発言を繰り返している。しかしこれはメコンだけの問題ではないことは明白だ。
20世紀は石油の世紀であったが,21世紀は石油に変わる水の世紀になるだろう,と記事http://bit.ly/cdSIXMは繰り返していて,問題はヒマラヤであり,ヒマラヤ氷河の縮小と消滅は,中国,インド,タイ,パキスタン,ベトナム,カンボジア,ミャンマーを巻き込んだ人類の壮絶な戦いの世紀になると言っている。問題は食糧で,中国とインドがまず農業の崩壊で,国際的な河川の水争いが避けられない,まさに地球の危機,というわけである。
タイのアビシット首相は,昨日,日帰りでミャンマーのネピドウを訪ね,タンシュエ将軍らと会談した。一部の国境閉鎖を解くと共に,カンチャナブリの交易ルートの開発,ミャンマーのサルウイーン河口に位置するドウエイ海港の整備を提案,タイが積極的に開発を助けることで同意した。海港については中国が既に南西部の海岸で開発しており,これに対抗的な貿易ルートが,タイにとって重要だ,としている。http://bit.ly/cMYo65
更に重要なことは,アビシット首相はタンシュエ将軍に対して,11月7日(11日ではなかった)のミャンマーの国政選挙で手伝えることがあったら言ってくれ,と協力を申し出たことだ。スーチーを預かってくれ,と言ったかどうか明かではないが,タイはミャンマーの官製選挙を全面的に認める立場でASEAN諸国と同じように,内政干渉せず選挙結果を容認,更に経済協力の幅を広げる,という立場である。
西欧諸国は,スーチーさんを自由にしない限り選挙は認めず,と言う立場である。日本もこの西欧の考え方を追随する限り,ミャンマーとの門戸はお互いに閉じたままとなり,数十年,閉塞状態が続くことになる,実際問題それは,国際的にも日本の国益から見ても,ずいぶんなマイナスだ。何か日本独自の動き方がないものか。スーチーさんを日本で受け入れる合理的な方法はないものか。
中国の海洋石油CNOOCが,米国のシェールガスの大手企業に10億ドルの資本参加を行う方向で交渉に入っている。如何にも米国に対しては挑戦的な動きで,この前,UNOCALの時に米議会が拒否した事実を思い出させる。多くのメディアは,米国債を持ち人民元の見直しを拒否している中国が,どこまでなら米議会は我慢できるのか,という限界を確かめるための,中国の動きと見ている。http://reut.rs/cAhKR5
http://my.reset.jp/adachihayao/index.htm
重要政治イベントの共産党第17期中央委員会第5回総会(5中総会)が北京で開幕,この時期,これほど中国が国際社会から異様な目で見られていることは,今までなかった。チリー政府が33人の命を救うために全国を挙げて取り組んだ直後に,国では簡単に21人の死者を出し,16人が閉じこめられているが,政権幹部は北京に居座ったまま,チリーの大統領がパフォーマンスを非難されているが,中国にとってこれほど皮肉はなかろう。
尖閣諸島で東南アジア諸国が中国の対応に脅えて,米国の支援を期待,フィリッピンは一度出て行った米軍に帰ってきてもらうと考え,沖縄も中国領だといわれた日本は,米軍の沖縄基地の増強を求めることになりそうな雰囲気,中国の犯罪人にノーベル平和賞が与えられて反発,欧州からも中国の対応に非難が集中,更に米国議会は人民元の見直しを迫っている。そこに反日デモが持ち上がっている。
日本企業の中にも,中国に集中することのリスクを改めて思い知っている状況だ。パキスタンはノーベル賞の問題で中国を支援しているが,一方で強引に入ってきたインダス河のコハラ水力への手続き不全で国内が混乱している。次期主席と目されている習近平氏に対して軍事委員会のポストは与えず,従来の先軍政治を改革するという,軍からの反発が当然考えられるし,少し早いが,政権崩壊の匂いがする。
経済規模で日本を抜いたとされている。これは我々にも予想外で,8%成長で倍になるのは10年かかるはずだったが,あっという間に追いついてしまった。これは多分に人民元の値上がりがあったわけで,これは10年前には計算に入れてなかった。今米国が人民元の見直しで40%という数字を出してきているが,人民元を40%上げるとどうなるか,一夜にしてGDPのドル表示は1.4倍,6兆ドルになってしまって,米国に並びそうになる。
我々の関心は,余りに堂々と東シナ海や南シナ海に海軍を進めようとする中国であり,日本も含めたアジア諸国の反発が強まるとしても,中国は無言で軍艦を出してくる,南沙諸島まで中国領だというが,地図を開いて貰えば,中国が殆ど理屈で考えられないところまで領土を主張することが分かるだろう。沖縄が中国領というのは,今ではジョークにしか聞こえないが,そのうちに深刻な問題になってきそうな気がする。
メコン河の問題だが,下流域に本流ダムを造る構想が持ち上がって,メコン河委員会がこれをどう扱うか,関心を持ってみていた。メコン河委員会はラオスなどの委託を受けているから,ルワンプラバン近くにダム建設の構想を持つラオスに対して,真っ向から反対するマンデートはない。10年は棚上げしてくれ,との報告書だが,タイとラオスは無視する可能性がある。魚が問題,というメコン河委員会は,説得力に欠ける。
フィリッピンのマニラは,またもや計画停電の危機にさらされている。スワルとパグビラオの石炭火力が故障という。十分な供給力を持っていると思われるルソン系統だが,系統規模に比べて電源のサイズが大きすぎるから,このようなユニットレベルの事故でも,停電になってしまうのだろう。スワルの石炭火力は東京電力が関係している。週末に整備が完了するかどうかが鍵らしい。
なんか今日のツイッターのTLをチラ見してたらFacebookがやたらHOTになってたので一言。
なんでかって?
ミクシィ()笑があるから。
GREE()があるから。
なんでかって?
一部のネットジャンキーや情報強者様達は新しく生まれてくるウェブサービスやトレンドに敏感で、
それらに飛びついては居心地が良いところを探し、一定以上定着すると次を探し求めて行く。
一方で情報弱者な日本の一般ユーザは、マスメディアで取り上げられて、話題の的にされたものじゃないとまず使わない。
ツイッターも最近になりようやくマスメディアに取り上げられることも増えたけど、それでも日本でのアクティブユーザが
爆発的に増えたかというとそうでもない。そしてコア利用者層と違い、それらの人々はクライアントを使わない(クライアントの存在を知らない)
ツイッターはクライアントがあって初めて使いやすいウェブサービスとなる。正直ウェブや携帯ウェブからは使いにくい。
けれど、最近のメディアの流行に乗せられて始めたような人はウェブや携帯ウェブから利用している程度である。
日本の一般ユーザはそれを「使いづらい」ままだと認識し、しばらくすると彼らはそのまま去っていくだろう。
クレームを入れる人もいるかもしれないが、サポート画面やサポート問い合わせ先が英語となるとそこで躊躇して
送るのをやめるものもいるだろう。
先ほどのmixiやGREE、モバゲーはマスコミの力を利用しつつ、さらに日本の一般ユーザがよく利用するシーンに合わせて、それらから
より最適に使いやすいように最適化したものをサービスインタフェースとして提供している。
さらに、日本企業が経営しているので、サポートももちろん日本語、クレームも言いやすいのでバンバンクレームを入れる。
日本人の一般ユーザにまだまだIEユーザが多いように、日本人はデフォルトのまま、慣れたものを利用しようとする。
その中でさらに使いやすいものを取捨選択していくので、海外のサービスは日本の一般ユーザまでになかなか浸透しづらい。
そうすると、Facebookが日本でも流行るという流れは、ごく一部については一時的に流行るだろうが、そこまでにとどまり、
広く一般には広まらずに沈下していくのではないかなと言うのが今の考え。
最近Web業界で制作会社が敏感になっているなぁと思うのは、外注先に対して、制作した事例をブログなりTwitterなりWebで公開してくれるな、という、いわゆる守秘義務です。そういった類いのコンプライアンスの同意を求めてわざわざ新規に署名を求めさせることも珍しくありません。
はっきり言いますが、Web業界に存在している制作会社は全体で見ると、この10年でかなり無能に成り果てています。企業の体力が落ちてきている、といっても良いです。有能な人は制作会社を離れ、新たに会社を起ち上げるか、フリーランスになるか、企業のWeb担当などに転職しているケースが顕著になっています。求められるスキルや感覚も変わってくる中で、残っているのは自身で制作したことがほとんどないようなディレクターばかり、というケースも珍しくありません。一時のネットバブルのようなものの反動ですね。
フリーランスや下請け企業という立場は非常に弱いものですが、Webという土俵で仕事をしている立場上、Webで自分たちの仕事を公開できない、という制約はその個人や企業の可能性や成長を阻害するものだということは当然なんですが、そもそもそれは発注している制作会社自体が「自分たちは過去の実績で仕事を取れるけれど実は無能なので中抜きを食らったら終わる」という不安そのものだったりします。
以前、海外(というかアメリカ)の企業と仕事をして納品した時に、「これは誰が作ったんですか?」っていう個人の技術者に対してアプローチを求める質問に、会社のディレクターは「スタッフみんなで作りました」って言ってたけど、実は実際に「作った」と言える人はほぼ1人だったりしていた記憶があります。
「会社のみんなで作りました」って言うものが実は外注先の、それもかなり個人の力に依って作られた、というのはおそらくこの業界に限らずかなりよくあることで、そういった現実をできるだけ隠そうとするのが日本企業の実態であり、それが有能な人材の流出に繋がってしまっているのかなぁという気がします。こういうことをしている間はダメなんだろうと思うんですが。
そもそもドル円の取引とか投機筋とかがレバレッジ掛け捲ってて、ちょっとした介入ではどうしようもないんだし、そもそもやるぞー!的なアナウンス効果しかないんで、意味はないと思うんだよね。
てか、そもそも円安誘導しなきゃいけないの?って所がまず、宗教的に円安=善みたいに捉えられてるところが多いと思うんだよね。
でも輸出企業だって馬鹿じゃないから、派遣法改正で安い労働力を日本で確保できなかったら当然海外に拠点を移すし、中小企業だって今やそうしてる。グローバル化している会社は海外で作って海外で売るのが当然。法人税も高い日本に工場を置く意味は全く無い。
円安誘導しても意味ないと思うんだよな。だから必然的に内需重視になり、海外へは投資をしてキャピタルゲインを得る方向性となるし、こんな日本でも観光資源とか安全な暮らしとか、既に作られたインフラがあるので海外投資ももっと呼び込めるはずだ。
その場合むしろ円高になって海外に投資をもっと出来るようにしたり、原油とかの資源を割安に買えるんだからむしろいいことの様な気がするんだよな。
それは食料自給率の問題もおんなじで、上げないといけないと思って、その前提を全く疑わない人が多いからおかしいとしか言いようが無い。例えば米なんか100%の自給率だから国内で不作になると困るんだ。海外で日本に輸出する用の米は全く作ってないから、もし不作の時は、安くて不味い余っている米しか日本に来なくなる。自給率がそれなりに低ければ、常に海外から輸入を出来るので、国内不作でも海外でカバーできるかもしれない。
よく海外で天候不順になると日本に輸出しないんじゃないかとか言われるけど、日本企業が進出してそれなりに高い値段で購入する体制を作っておけば、無下にはできないはずだし、そんなときにも優先して輸出してくれるように外交を頑張っておけばいいのだ。
安全な作物云々の話もあるけど、海外でもきちんと生産現場までコミットしてやれば、それなりの安全基準やクオリティは確保できるはず。あれも眉唾のキャンペーンなんだと思うんだよな。