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2009-11-03

法律ネット誹謗中傷を書かれた時に、法的に個人を特定する方法.記事本文編集する履歴仕事学習 ネット誹謗中傷を書かれた時に、法的に個人を特定する方法

http://r.nanapi.jp/594/

ネット誹謗中傷を書かれた時に、法的に個人を特定する方法.記事本文編集する履歴仕事学習 ネット誹謗中傷を書かれた時に、法的に個人を特定する方法

著者: けんすう

お気に入りに追加 .はじめに

インターネットは便利ですが、誰でも情報発信ができる以上、個人情報を書かれたり、悪質でひどい誹謗中傷を書かれたりするリスクがあります。

今のネット社会では、少しくらいの批判に反応するのは効率的ではありません。しかし、自分の生活や家族、大切な人にまで害を及ぼすような誹謗中傷をされたり脅迫をされた時は法的な処置をとらざえるを得ない時があります。

そこで、ネット誹謗中傷が書かれた時の対応法を紹介します。

最初にやること

まず、一番最初に何をやらないといけないか。それは

「書いた人の発信者情報をゲットする」

というところです。

それはたいていの場合、IPアドレスと呼ばれるものです。IPアドレスとは、インターネットに書き込む時に記録される発信者番号のようなものです。

mixiなどの会員サイトでは、会員情報を運営者が持っている場合もありますが、今のところ、誹謗中傷を書かれるのは匿名系の掲示板が多いので、それを前提に書いていきます。

信者番号の知り方

では、発信者IPアドレスを知るにはどうしたらいいでしょうか?方法は大きく分けて3つあります。

直接サイト管理者、掲示板管理者に聞く

警察経由で聞く

裁判所経由で聞く

下に行くほど敷居が高くなります。詳しく見ていきましょう。

直接サイト管理者、掲示板管理者に聞く

これが基本。とりあえず、そのサイトや、掲示板管理者にメールをするのが一番簡単。

ここではあまり感情的にならないで依頼をするのが一番スムーズです。「提出しないと訴えますよ」のような脅しは逆効果なこともあるのでオススメしません。相手もけんか腰になってしまったら、無駄なもめ事を増やすだけです。

「書いた人を訴えたいので、IPアドレスを提出をお願いいたします。管理責任を追及するのではなく、発信者を提訴するためのものなので、出していただければあなたに対して面倒はかけさせません」

という旨をきちんと伝えるのがよいです。

個人情報なので出せない、という人に対しては、「プロバイダ責任制限法案があるので、明確な理由がある限り、開示者の責任は問われない」ということをしっかりと教えてあげましょう。

開示してくれたら、そのIPアドレスを持って、警察に行くか、裁判所に行くかします。そのフローについては、2、3をごらんください。いったん、掲示板管理者がIPアドレスを出してくれないというフローに基づき、2と3を説明します。

警察経由で聞く

書かれたサイト管理者にIPアドレスの開示のお願いをしても出してもらえなかった場合。その時は警察にいきましょう。

ポイントとしては、書かれた掲示板プリントアウトし、警察の受付で

掲示板誹謗中傷を書かれたので、刑事告訴しようと考えています。刑事課までお願いします」

と伝えることです。

単にインターネットの「書き込みで困っている」というと、生活安全課などに案内されることが多く、悩み相談を聞くレベルで終わってしまう場合があるので注意が必要です。

刑事課にたどり着いたら、誹謗中傷された旨を伝え、プリントアウトした記事を見せ、掲示板管理者の連絡先を教えます。また、警察のほうから、書き込み者のIPアドレス捜査関係事項照会書を持って開示請求をしてもらうようお願いをします。

多くの掲示板管理者は、この対応でだいたいIPアドレスを素直に出してくれます。

裁判所経由で聞く

掲示板管理者に対して、訴訟を行います。開示請求の訴訟ですね。難しそうですが、実はそんなに大変ではありません。一度、弁護士さんに頼んで、手続きを教えてもらうのがいいでしょう。あとは弁護士をつけずに自分個人で対応できます。

たいていの裁判が、2、3回ほどやり、掲示板管理者がIPアドレスを出す、という和解方法を裁判所から提示して来ますので、それで終わりです。

そして、そのIPアドレスをもって、次はプロバイダIPアドレスからの個人情報請求訴訟を起こします。その裁判が終われば、書いた人が特定できるので、あとは訴えるなり、和解するなり好きなようにできます。

ただし、これには非常に大きな問題があります。

まず、掲示板管理者の個人が特定できない場合。これは訴えることすら出来ないので非常に大変です。一番まともな方法が、サーバ管理会社に対して接続している管理者のIPアドレスを開示してもらい、そこからプロバイダに対して開示請求訴訟を起こし、管理者を特定した上で、管理者に対して発信者IPアドレス開示をするという方法になります。

信者情報がわかったら

上記の方法で、発信者情報がわかったら次はIPアドレスから個人の情報を取得します。

これは、プロバイダに聞かないとわかりません。よって、IPアドレスから割り出したプロバイダに対して、個人情報請求をします。

これも二通り方法があり

警察経由で聞く

裁判所経由で聞く

となります。

警察経由で聞く

IPアドレスを持ち、この人を刑事告訴したいのだが、と言います。なれた警察の方では、そこからプロバイダ個人情報の請求を行ってくれます。

IPアドレスだけじゃプロバイダがわからないのでどうしたらいいのか」

警察が言ってきた場合は、ドメイン/IPアドレスwhois情報検索】を教えてあげましょう。このサイトではIPアドレスからプロバイダがわかります。

ドメイン/IPアドレスwhois情報検索

刑事告訴する意志がはっきりある場合はきちんと対応してくれます。しかし、民事の範囲内ですと、民事不介入で断られてしまう可能性もあります。

裁判所経由で聞く

警察ダメだった場合は、プロバイダにたいして個人情報の開示請求の裁判を起こすことになります。

これも自分でやってもいいですが、相手が大きな会社になりがちなので、弁護士に頼むのも手ではあります。

フローの確認

ここでようやく、個人情報を手に入れることができるので、それをもって名誉毀損裁判したり、和解したりすることができるようになります。

さて、ここまで読んでくださった方はお気づきかもしれませんが「発信者を特定するのは大変」ということです。一番の方法が警察に行くことですが、それがうまくいかなかった場合、個人を特定するのは現在法律では非常に困難です。

もう一度フローを確認すると

サイト管理者に対してIPアドレス開示請求訴訟を起こす

プロバイダに対して、そのIPアドレスからの個人情報開示請求訴訟を起こす

という2つの訴訟が存在するということになります。しかもこれは掲示板管理者の連絡先がわかっている場合のみで、もしもそれがわからない場合は

サーバに対してサイト管理者のIPアドレスを出してもらう

プロバイダに対してサイト管理者のIPアドレスからの個人情報開示請求訴訟を起こす

サイト管理者に対してIPアドレス開示請求訴訟を起こす

プロバイダに対して、そのIPアドレスからの個人情報開示請求訴訟を起こす

となります。

その途中で、サイト管理者や、プロバイダが「ログをすでに廃棄してしまった」と言われれば、そこで追跡が困難になります。今のところ、発信者情報ログの取得の義務がプロバイダにはないため、裁判の途中でログをすでに削除されてしまっている可能性もあるわけです。

おわりに

というわけで、個人を特定するのは大変なのですね。一番簡単な方法が、すごくがんばって、警察に協力してもらう、という戦い方なので、がんばって警察の方に動いてもらいましょう、、、というのが精一杯のアドバイスだったりします。

2009-10-29

生活保護って

すごく必要なインフラだと思う。

もし、生活保護がなかったら、街は浮浪者で溢れてしまうんだぜ!

それで全く害がないなら良いのだけど、間違いなく治安も悪化する。

引ったくりや暴行なんかの発生率も上がるだろう。

貧困率の上昇は、犯罪率の上昇とセット。これ常識な!


で、働いたら負けとか言ってるヤツは、どんだけこのバズワード言い訳に使ってるんだと、小一時間ほどdisucussしたい。disじゃないよ。

この搾取の嵐の汚い経営者どものタメに働きたくない心は十分に理解できる。しかし、働けるのに働かなかったら、将来はどうなるの?

生活保護ですか?批判しといて?

働かないと、人生が楽しくないと思うのですね。個人的に、人は誰かによっって何かを認められないと生きていけない生き物なんですよ。

働かずに誰にも認められず生きるのは、無理だとマジで思う。


あと、母子家庭子供がいる人たちの生活保護は多少手厚くても良いと思う。

子供は、国の宝ですよ!みなさん。

人は生まれた時から成人するまでは、平等であるべきなんですよ。平等に教育を受け、平等に栄養を取る必要があるんですよ。

だってそうじゃないと、それそこ金持ち子供金持ちじゃないですか!みなさん。

教育は最高の投資ですよ。もし貧乏人は十分な教育を受けれなくなったら。それこそ日本オワタです。

今の子供たちに十分な教育を受けさせておく事は、将来の我々のタメのセーフティーネットを準備なのです。


働けるのに働かなくて生活保護を受けてる人たちっているじゃないですか。

こう言う人を徹底的に取り締まらないといけないと思うのですよね。いや居ますよ、やっぱりチンピラとかが貧困ビジネスをしてるのは事実なんですよ。

こんな輩がいるから、生活保護に対してみなさんが懐疑的になってしまうんです。

生活保護の専門の監査機関があっても良いと思います。対費用効果はあると思います。刑事で徹底的に法の下で裁けばいいと思うのです。

憲法犯罪は、制裁では無く更正を目的としていますが、これだけは制裁でも構わないと思ってる。

だって貧乏人を陥れてるんですよ。金持ちから詐欺をするよりも数倍被害が多い。


で、まとめに入るんですけど。

みんな貧乏人や金持ちを叩くのをやめようよ。金がない時ほどポジティブに行こうぜ!

修造みて心きりかえような。

2009-10-19

http://anond.hatelabo.jp/20091018174725

あるあるw

ロリペドサドブックマーカー未成年女性刑事事件に関連するブクマで「この少女、死ぬんだろうなw」とか書く鬼畜)からはてなスターをもらって同様の思いを感じてます。なんというか、気持ちが悪い。

はてなスターにも特定ブックマーカー非表示機能が欲しい。

2009-10-18

自死扶助法を成立させることについての法的障害は何だろう

自死扶助法を制定施行するために、(社会的でも政治的でもなく)純法律的にクリアしなければならない点ってなんだろうか。

本人の意思表示が他者に強制されていないことの立証かなあ…

しかし「ないこと」の立証って悪魔の証明だからなあ。無理なのか?

生命保険の問題は、純技術的にクリア可能でしょう。

自死意思表示前の3年内に効力を発した保険契約は無効とする。

(可能ならば払込み済掛金から事務経費を除いた額の相続財団への組入れは可能にしてあげたいけれど、それはさすがに生保がのまないだろうし、捨ててもいいでしょう)

あとは借金の問題か… 自死の前に借りまくって遊びまくった挙句自死、遺族は相続放棄してしまう場合(いわゆる自死前提での遊び逃げ)。これは貸し手側が可哀想だ。うーん、消費者庁(後述)の自死後の証拠調べの中で、債務がある場合にはその契約及び使途を洗い出したうえ、遊興費にあてていた場合は相続放棄を認めない、などの手当てが必要か? いや、何か無理筋っぽいな…

かと言ってここには何らかの歯止めが絶対に必要だよな。仕込んでおかないと市場から個人相手の貸し手がいなくなってしまう。それは「生きたい人たちにはできる限り迷惑をかけない」という原則に反してしまうよね。上手い手はないかな…

あー、刑法殺人罪(未遂を含む。)について、自死扶助の場合は違法性阻却事由にあたるものとして可罰性を取り除いてやらんといかんのか。

だって自死について、痛いし苦しいしそうでない手段を選ぼうとするとえらく手間隙がかかって、とにかくハードルが高い、コスト(金額換算だけでなく、面倒くささをも含む。)がかかる。このコストを低下させることができたら、もっと気軽に自死を選べると思うのだ。BJのドクターキリコのような方に自死扶助を委託するコストが5万円ならば、これは素敵。

++++++++++

追記:あ、刑法にそのものずばりの条文があったから、殺人より何よりこちらを何とかしないとダメだよね。本当に隙だらけだ。すまん。

自殺関与及び同意殺人

第202条 人を教唆し若しくは幇助して自殺させ、又は人をその嘱託を受け若しくはその承諾を得て殺した者は、6月以上7年以下の懲役又は禁錮に処する。

(未遂罪)

第203条 第199条及び前条の罪の未遂は、罰する。

すると… この手当ては最低限必要なのか?

刑法等の一部を改正する法律平成x年法律第x号)

第1条 刑法の一部を次のとおり改める。

 第202条見出しを「自殺教唆」に改める。

 同中「若しくは幇助し」及び「、または又は人をその嘱託を受け若しくはその承諾を得て殺し」とあるを削る。

…う~ん、やっぱりだめだ、第202条の立法者意思が分からないと小手先で条文に手を入れてもだめだろう。削る方向では本来網をかけなければならない場合を落としてしまう。A「Bさん、私を殺してください」 B「はい、分かりました」でBさんがAさんを殺すと6月以上7年以下の懲役又は禁錮になる。それはAの死後では結局「死人に口なし」となりAのBに対する嘱託の存否が確認できないからか? そうであれば「ただし、AのBに対する嘱託がAの真正の意思表示に基づくものとして他の法令に定める手続きが履践されている場合はこの限りでない。」とただし書をあてれば良いのか?

++++++++++

しかし、するとなあ… 自死意思表示が明示的にも暗示的にも他者からの強制によるものでないことという要件は、更に重要性を増すことになるわけで。ここをどう仕込むか。公証人の前での宣誓だけでは全然足りないよなあ。

公証人との完全な相対で自己自死を選択する理由及び原因について口述し、録取してもらう。うち、自己に対し不法行為を為したがため自死を選ぶこととしたと主張する場合、その不法行為を為した者及びその不法行為があったことに係る証拠(になり得ると少なくとも本人が考えているもの)を公証人に預ける。このように不法行為に対する損害賠償請求権国家に承継させようとする場合、それは国家リソースを費消することになるから、自死意思表示オプションとして選択できるようにする。選択する場合別に手数料の納付が必要だよね。破産手続き開始決定の申立て並みに、40万円程度で良いんじゃないかなあ。

自死が確認できた後、公証人はこれを…そうだなあ、できれば専掌官庁(内閣府自死管理庁?)であれば良いけれど、難しいようならせっかく作った消費者庁に引渡し、消費者庁はこれら証拠を調べて、不法行為に係る損害賠償請求を行って取れる見込みがあると想定する場合、当該損害賠償請求の訴えを被告の居住地、自死者の居住地または死亡確認地を競合的管轄権を有する第一審裁判所としてここに提起する。そして得られた賠償額から必要経費(原告代理人費用も含む。この訴えに限り、原告代理人を検事以外でも可として、訟務の所管を法務省から外す …とすると設置法の一部改正も必要なのか? これは調整がえらく大変そうだなあ…)を控除したうえ、残余を相続財団に組入れる。

消費者庁の証拠調べの過程で、刑事として立件しなければ社会正義が保たれないと判断すべき証拠が発見された場合、検察官への告発を義務付ける。

あとは18歳未満の自死扶助制度の利用を禁止する規定は絶対に必要だよな。可哀想だけれど。成年被後見人被保佐人などの能力制限者も利用禁止。

まだまだ、というか全然法技術的に詰めきれていないなあ…

先ほど措いてしまった社会的な同意の調達は難しいかなあ。40代前半以下の有権者について、全く無根拠だがきっと現時点で10%程度の支持は取れそうな気がするのだけれども。楽に死ねるものなら死んでしまいたい、死んでも良いな、と考えている層は、一定以上いると思うのだが。

2009-10-14

http://anond.hatelabo.jp/20091014211442

むかーしのドラマ昭和四十年台後半か五十年代前半の日本ドラマで、

刑事物か青春物かも覚えていないが、忘れられない一節がある。

女性が二人、レールの上を歩いている。

一人がもう一人に穏やかな口調で、

「私たちのグループにはね、一人でも心配してくれる人がいたら、いちゃいけないの」

誰か知らないか?

2009-10-12

私が池田先生を好かないたったひとつの理由

Twitterにおける池田信夫への罵詈雑言が酷すぎる件

http://anond.hatelabo.jp/20091011164125

これを読んで、思ったことをつらつらと。

まず、池田先生ネットに対する姿勢がよく表れている、この記事引用させていただく。

ひろゆきは「賠償金を取る方法はない」と高をくくっているようだが、バブルの処理のときは、同様に開き直る不動産業者を警察は「競売妨害」などの罪で大量に投獄した。要は「あいつは悪い奴だ」というコンセンサスができるかどうかが問題で、そういう「国策」があれば犯罪は(よしあしはともかく)いくらでもつくれるのだ。ライブドアWinnyには擁護論が高まったが、2ちゃんねるが閉鎖されても同情する人はほとんどいないだろう。

前にも書いたように、排泄物を見れば健康状態がわかるという意味では、2ちゃんねるにもいくらかの意味はあるかもしれません。異様な匿名志向の強さは、「表」の生活で彼らが強く抑圧されて「本音」を押し殺していることを示しています。ふだんはおとなしくて礼儀正しい日本人の「裏」の顔が、実はこんなにおどろおどろしいというのは、まぁ他では知ることのできない貴重な情報でしょう。


端的に言わせていただく。池田先生は、下品である。

刑事犯でもない人間犯罪者がごとく扱い、呼び捨てにする。亀井大臣を、「亀」などといった明らかに侮蔑をこめた呼称で呼び、「あいつはヤクザとつるんでいる」などと公の場で言う(仮に事実だとしても、確たる証拠もないのに言うのはちと問題。ちなみに私だって亀井大臣の政策は大反対だし、正直早々に辞めてほしいとは思っている。その上で言っている)。公の場で人をクズ呼ばわりする。twitter罵倒してきた人間をわざわざ晒し、わざわざ「こいつをブロックしてやった」と宣言する。2chを排泄物に例えるなど、あまり上品とは言えない例を平気で出す(「便所の落書き」というのは自嘲ネタであって、外部の者がそれを踏まえて揶揄するにしては、いささか下品すぎる)。

2ch経験もまったくない人のために少し基礎的すぎることから話すけれども、2chヘビーユーザーIEFirefoxといったwebブラウザで閲覧・書き込みをすることはめったになく、Jane Doe Style(余談だがJane Doeとは「山田花子」的なありふれた名前、つまり事実上の「名無しの権兵衛」を指す。2chの名無し文化を象徴しているセンスのあるソフト名である)などといった「専用ブラウザ」を用いている。これが非常に便利で、自分が好かない言葉を表示させないようにしたり、気に食わない人間IDを指定してその日の彼(彼女)の発言をすべて抹殺することができる。これを「あぼ~ん」というのだが、世の中にはいちいち「てめぇなんてあぼんしてやったからwwww」とばかりに対象のレスが消えた状態を相手に見せつけてくる趣味の悪い輩がいる。

これと、池田先生の「twitterブロック宣言」(参照1)(参照2)(参照3)(参照4)は同じなのだ。いわゆるネット弁慶ねらーとやっていることは大して変わらない。私は池田先生のそういった幼稚なところが一人の人間として大嫌いなのだ。本質的には池田先生と彼の発言をいちいち取り上げて「ネットいじめ」に近いことをしている連中は、同じ穴の狢なのである。

ここで、「名無し」と実名でやってる学者を対等に語るなという批判はもちろんある。さきほど挙げたブログにも、コメント欄にこんな氏の発言がある。

2ちゃんねるに対する評価は、そこに書かれる可能性のある(名前の知られた)人とそうでない人とでは、まったく違うと思います。事実無根の悪口を書かれる不快感は、そういう経験のない人にはわからない。他人に対する想像力もない人が「お前はわかってない」などと説教するのはやめてほしいものです。

なるほどなるほど、正論、と私は思う。

そもそも何故匿名が叩かれるのかといえば、攻撃の一方向性にあるのだと私は考えている。反論する場所を与えられていないのは、苦痛だ。言われっぱなしはつらい。学校職場における1対多数のいじめが何故いけないのかというのも、ここにある。殴り返す相手もいないまま、自分だけボロボロになっていく。これは卑怯だ。事実私も、はてブホッテントリ池田先生自転車云々の発言が載っていたのを見て、ドン引きした。これはひどいよなと思った。これ以上アクセス数を伸ばすことに加担するのはよくないと思ったので、ブコメは読んだものの私は登録しなかった(したらますます上に上がるから)。

話が散漫になってきたので、改めて私が一人の人間として池田先生を好かない理由を述べる。

それは、下品で甘ったれた世間知らずの幼稚なオヤジだからである。ひとつじゃない?言語化するとそうかもね。でも「こういう人間」だというのに形容詞がいくつも必要だっただけだ。ていうかまぁ、ぶっちゃけるとタイトルは切れ味がいい方がいいじゃん。

匿名の集団による叩きは卑怯である。じゃあ実名正義か。そんなわけないだろう。

池田先生の発言は公ですべきものとはとてもじゃないが言えない。2ch煽りに「お前、じゃあそれ俺と面と向かっても言えるんだな?」と返している人をたまに見かけるが、それに対し「ああ、言えるさ」と平然と答える人間は私は軽蔑する。反撃される覚悟を以てして言ってるからいいのだ。そんなわけないだろう。路上で一方的に殴っていようが殴り合っていようがおまわりさんが見かけたら怒られるに決まってる。一方通行煽りは、卑怯だ。でも双方向ならいいかっていうと、それは違うでしょ。

そして、暴露してしまうと、実は池田先生は正々堂々としているかというと、そうでもないのである。

何故なら罵倒してきた人間クズ呼ばわりして、公衆の面前に晒しておいて、そこで「あぼん」をしたからである。「あぼん」された側は以降池田先生に反論ができない。クズ呼ばわりされた弁解もできない。一方通行罵倒で終了である。本来、ブロックにせよあぼんにせよ黙って各自が勝手にするのがスマートというか、マナーだとは思う。捨て台詞吐いてフタを閉めてるようじゃ、2chの卑怯者とやらとなんら変わらない。

私は以前からそれを池田先生に対し実名アカウント等で直接本人に何度も言ってきた。無論、反応はない。先生多忙なのだからそれに対しては文句は言わない。一人の人間としてそれはどうかと思ったから、一人の人間として抗議というか忠言というか、そういうのをしたまでだ。学者先生とか、そういう肩書の問題じゃあない。メディア論を語る人として、ネットの言論を引っ張っていくアルファブロガーとして、そういったレベルぐらいはちゃんとしようよ、ということだ。私から言わせれば先生、あなたの罵詈雑言こそがネットノイズなんだよ。そういうことなんですよ。

というわけで実名でも匿名でもネット空間活用してる一小市民の私が、池田先生に対する反感を代弁してみた。多分、いわゆるネットイナゴ的な動機で騒いでいる人だって多いだろう。ただ、私のように「てめぇだって卑怯じゃねぇか」と思った上で抗議している人間が存在することも池田先生は分かってほしい。

ちなみに今回は、増田が「匿名」でしたので、私も「匿名」でトラバを送らせていただいております。繰り返すけど実名でも抗議はしてますけどね。

追記

そこそこの反響があったので、追記。ブコメで「なげぇよ」といったのがあったので、上の論点もまとめとく。

一方通行で殴るのは卑怯

・だから匿名は卑怯

・でも実名でも罵倒しておいてその後にブロックしたら双方向性がないよね

コンテンツS/N比をしばしば説いてる先生糞スレチェッカーにひっかかるような単語を用いるってどうよ

・あ、増田に対する返答だから今は自分増田だけど、実は実名でも文句言ってます

別に私自身匿名でも実名でもそんなにお上品ではないんですけどね。実況板で「見えたっ!」とか言ってるアホですしね。でもまぁ、事実無根の中傷とか、本当の意味で下劣なことは好かないんですよね。本当に何度も繰り返しちゃうけど、S/N比が高まることを望むなら、イナゴが沸かないような言葉回しを覚えることも必要だと思うんですね。池田先生の著書は一般向けに面白く書かれているものもあるし、アゴラといった活動も応援しています。だからこそ「ネット上での私語は、居酒屋オヤジとやってる時の私語ほどフリーダムであってはならない」ということを自覚してほしい。聞いてる人の数が問題なんですよと言えばいいのかな。

以下、ブコメにいくつかコメント

正直に相手にしてくれないことが悔しいと書け

嫌う必要がない。嫉妬では?

こういうのを読むとなんだかなぁ、と思う。一方向性と双方向性について書いて、「前者は卑怯だ、でも後者でも品はよくないよね、しかも池田先生って前者を否定してる割には実は双方向性がないよね」と説いてみたわけなんだが、私の書き方が悪かったのかしら。「みんながみんなノリで騒いでるわけじゃないんだよ」ということを知ってほしかったから書いたまでであって、タイトルが示す通りこれは価値の問題です。結局、正誤は問えん。嫉妬なのかなぁと一応まじめにしばし考えたけれど、そういう感情はないな。

あと、他の増田さん(参照)にこんなのがあった。

池田信夫の場合は最初から、自分が傲慢に振舞うことを恐れていない。

だから考えながら読む必要があまり無い。言葉の裏を読む労を閲覧者に強いていない分、やさしいよ。

だから読者が多いんだと思うよ。

人と仲が悪くなることを恐れて書くブログって、すげーつまんないから。

これは同意かな。mixiで昔はすっげーはっちゃけ日記書いてた人がいたんだけど、知名度あがったら「ライブやります☆」みたいな宣伝日記とか「ファンの皆さんに感謝です♪」とかなんの面白みもない言葉しか書けなくなった人がいて、あれは残念だった。池田先生もキレがあるから池田先生なのかもしれない。でも、やっぱり、さきに述べたようなことは少しは改善してほしいな。

キッチンにゴキブリのエサを自分で撒いてどうする。

匿名側は、三振したら別人を装って直後に打席に立つことが出来てしまい、ホームランを打ったときだけ、その記録(例えば、はてブなど)が残せてしまう。やっぱり、アンフェアだよ。

トラバ参照)より。

そうね、これも同意。双方向性に欠けるだけじゃなく、発言の蓄積がない者が急に正論めいたことを言ってもな、というのはある。属人的な考えだけど、否定はできないな。

2009-10-04

[]10月4日 地獄のロード/事実認定

こんばんは。修習生増田です。

極楽のような二連休から、一気に地獄に突き落とされる1週間が始まります。

まあ任官志望者以外はそこまで根詰めない人も多いでしょうけど。

今、僕たちは主に事実認定というものを学んでいます。

あれ?法律じゃないの?と思われたかも知れません。

しかし、法律を適用するには、まず事実を確定しなければなりません。

事実法律を適用することによって、法律の条文に書いてある効果が発生するのです。これを法的三段論法と言います。

司法試験までは、事実は問題文で確定していました。

ですが、実務、特に裁判では、様々な証拠から事実を確定していくという作業を行っていきます。

つまり、裁判官にならない法曹でも、どのような証拠を提出して裁判官を説得するか、そういう意味事実認定というのが重要になってきます。

では、事実認定というのはどのように行うのでしょうか。

民事裁判でも刑事裁判でも、自由心証主義といって、裁判官が証拠に基づいて自由に判断していいのが原則です。

もっとも、自由を謳ってはいても、完全に自由であることを許容するものではなく、経験則論理法則に基づいた合理的な判断が要求されます。

これに従わない判決は、上訴で破棄されます。

たとえば、売買契約を結んだのなら、売買契約書を交わすだろうという経験則があります。

ならば、証拠として売買契約書が提出されたのなら、売買契約を結んだであろうことが推定できます。

これはあくまで経験則ですから、例外的事情があれば、いくらでも覆ります。

売買契約の例では、コンビニでモノを買うときには売買契約書なんていちいち作りません。

税金対策のために、売買していないのに、売買契約書を作ることがあります。

なので、売買契約なんてなかったんだと主張する当事者は、たとえばこのような主張をして頑張ることになります。

長文になりそうなので、今日はここまでにしておきます。

2009-10-01

[]10月1日 現実逃避

こんばんは。司法修習生増田です。

絶賛現実逃避中です。

さて、今日リクエストのあった、新司法試験の出題趣旨についてコメントしたいと思います。

と思ったんですが、今年のは受けてないので、新司法試験について一般的なあたりを述べてみたいと思います。

司法試験は、中日を挟んで5日間にわたって実施されます。

試験は、大卒なら免除になる一次試験の後に、択一論文からなる二次試験、最後に三次試験として口述試験がありました。

そして、択一合格発表論文試験前に出るので、択一対策と論文対策を分けて行うことが出来ました。

しかし、新制度では、一次試験三次試験がなくなった代わりに、択一論文を同日程で行うこととなりました。

そして、択一の出題範囲は、旧試験では上三法(憲法民法刑法)だったのに対して、上三法に加えて、商法民事訴訟法刑事訴訟法行政法も出題範囲に加わっています。

論文科目についても、行政法が加わっていて、さらに、専門性のある科目が選択科目として追加されています。

論文では、公法系、民事系、刑事系、選択科目について、それぞれ3~4時間かけて、超長文の問題を扱っていきます。

試験時間の総計は30時間を超えます。

そして、ロースクール卒業後5年以内に3回しか受けられません。

よく、新司法試験合格者は、旧試験合格者より質が劣る、という言説が聞かれます。

実際に、今の司法試験合格率は非常に低く、合格者が少ないので、質が高いのは間違いありません。

もっとも、以下のような事情もあります。

つまり、新制度では受験回数の制限があるので、記念受験などあり得ないが、旧試験ではそういう受験生が多い。

また、上述のとおり、試験自体が過酷になっていて、法律知識以上に、高度な情報処理能力が要求されている。

そう考えると、言うほど質が粗悪というわけでもないような気がします。

そして、質が低いの一例としてあげられている、2回試験合格率の低下ですが、これもおかしい。

というのも、質が低いと言われ出したのは、司法試験合格者が増え始めた時期ですが、これは同時に、司法修習の期間が短くなった時期でもあるのです。

また、かつては司法修習は2年間でした。それが現在では1年です。身につけるべき事項は、新制度施行とともにどんどん増えていきます。

もっといえば、「弁護士と1度酒を飲みに行ったら就職が決まった」というようなかつての牧歌的就職状況とは違って、現在では、弁護士業界は超氷河期です。

いきおい、就職活動に割くべき時間も増えています。

出来なくなって当たり前のような気がします。

http://anond.hatelabo.jp/20091001154629

いや、知識は当然あるよ。

そして増田は条文の表層しか読んでいないが、法令ってのはそれをつくった意図みたいなのが巧みに隠してあるものなんだ。刑事法の場合、触法事実と条文のパターンマッチングを単純にしているわけじゃなくて、その人物に潜んだ悪意、行為の重大性みたいなものを人間くさい方法で読み取って手続きに盛り込める仕組みになってる。

警察やお役所の人はそれをうまく使って仕事しているわけで。

例えばこれ。

http://anond.hatelabo.jp/20090811095517

ここでは検察官起訴するかどうかをコントロールできるということを重点的に説明してあるけど、便宜主義の仕組みや、警察も便宜主義的なものを持っているということが割とわかりやすく書かれてる。

だから増田の言うことは、警察を動かすためのアプローチとしては正しくないのな。おまいさんの気持ちはわからんでもないんだが。

2009-09-28

[]9月28日 集合修習開始

こんばんは,初めまして。

僕は司法修習生。去年の司法試験合格して,現在修習中の身です。

司法修習生って何者だかご存じですか。

数年前に「ビギナー」というドラマがあったり,ここ数年司法修習生の質が低下したとか色々言われているので,知っているという方も多いかも知れません。

要するに,法曹の卵です。司法修習が終わると,一人前の法曹として,裁判官検事弁護士になります。

修習ではなにをしているかというと,もちろん法律の知識を広げるのもそうなんですが,それよりも,文書作成能力というものが問われます。

現在,寮で生活しているのですが,意外に寮の生活というのは暇でして,暇がてら,文章を書く練習を含めて,駄文日記でも付けようと思っています。

今日は集合修習の開始日でした。

先週まで僕らは「実務修習」といって,全国の地方裁判所地方検察庁弁護士会に配属され,実際の法曹の下について実務を勉強していました。

今日からは,全国から埼玉県和光市にある司法研修所に集合して修習しています。

司法研修所には,5人の教官がおり,民事裁判刑事裁判検察,民事弁護,刑事弁護をそれぞれ教えてくれます。

いずれも実務を相当年数経験されたエキスパートで,僕たち修習生のことをいつも気遣ってくれる神のような人たちです。

彼らに教わりながら,2か月後に迫る「2回試験」に向かって,ひたすら勉強を続けるのです。

2回試験というのは,司法試験から数えて2回目の試験なので2回試験という,単純な名前です。

しかし,各科目丸一日を使って(昼飯の時間も使って!)起案をするというハード試験です。

9割5分方合格する試験ですが,近年は司法修習生の質の低下だとかで不合格者が増えてきています。

迫り来る2回試験落ちに戦々恐々とした日々を送っています。

今日も明日の課題と予習に追われています。

2009-09-26

http://anond.hatelabo.jp/20090926004803

http://anond.hatelabo.jp/20090926004803

それも「遺族」という「当事者でない第三者」の感情を加味して、

決定するのはおかしい。

民事裁判であれば、遺族の物理経済逸失利益とか客観的に計測できるから、

それを補填するために、議論の対象とすることはありだろう。


主観的であれ損害は損害。

カネの様に定量化出来なくても裁判所は軽重を判断する。

同じ顔の傷でも男子と女子で被害感情に軽重があるのは自明だし、精神的苦痛に対する慰謝料請求だって主観の問題。

それでも裁判所は軽重を判断しているし、判断するなという国民はいないだろう。

無論自然科学ではないので裁判官主観で判断することになるが、その背後には国民最大公約数価値観が存在する。

それに基づく判断であれば、社会との関係で客観的と言える。

なお、そもそも論で言えば遺族どころか被害者当事者ではない。

当事者検察官被告人。ここがよく勘違いされる。

悲しむ人がいたら死刑。いなかったら無罪放免

遺族のいない人は殺され損か?

被害者間の平等は刑法の関心外。

刑法は、被害者間の平等ではなく、犯罪者の平等を目的としている。

100の被害を出せば100の刑を、200の刑なら200の刑を与える。

友人であれ遺族であれ、悲しむ人間が多ければ多いほど被害は大きいのだから、与える刑罰が大きくなるのは当然。


なお、被害者間の平等は民事で解決する。

ところが、この場合も遺族はそれぞれ慰謝料請求できるので、額は遺族の悲しみに比例する。

結局、民事でも刑事でも遺族の被害感情は必ず影響するし、これは至極当然だと思う。

http://anond.hatelabo.jp/20090925020423

おかしい。

「感情」は同じ状況同じ条件でも、人によって時期によって異なる。

客観的な行為に対する評価を、

主観的な感情、

それも「遺族」という「当事者でない第三者」の感情を加味して、

決定するのはおかしい。

悲しむ人がいたら死刑。いなかったら無罪放免

遺族のいない人は殺され損か?

また同じように人を殺したのに、

一方は遺族のいる人を殺したために有罪、

たまたま殺したのが遺族のいない人だったために無罪

明らかにおかしい。

あなたたちは量刑を微調整する一要素として考えるべきだと言っているが、

論理的に間違っているのであれば、

程度の大小に関係なく間違った基準を採用すべきではない。


民事裁判であれば、遺族の物理経済逸失利益とか客観的に計測できるから、

それを補填するために、議論の対象とすることはありだろう。

刑事裁判は、国家が個人を裁くものだから、

飽くまでステージに上るのは「加害者被害者」だけであるべきで、

「遺族」は部外者であるべきだ。

2009-09-21

http://anond.hatelabo.jp/20090920224646

解決方法

デジカメを使って動画で撮影。

最近デジカメ携帯電話もそうだけど、動画機能がある。

ニコニコ動画Youtubeにアップ。

サンヨーのXactyとかだとズーム機能があって高画質なのでオヌヌメ

動画であることがポイント

場所と日時がわかるように記載してアップすれば、鬼母たちが特定してくれてアボンしてくれる

ちなみに少年を殴った時点で傷害罪適用。青少年保護育成条例違反でも引っ張れる。

ただし6ヶ月が時効

とにかくだ、そういう場面にあったら、動画カメラで撮影すること。これ必須な。

撮影したカメラなどを壊されたら、即警察へ。

物損で刑事裁判求刑懲役1年(おそらく執行猶予前科持ちになる)してもらって、民事裁判精神的被害の慰謝料と物損による弁償を請求(50万くらいかな)。勝てば裁判費用は相手持ちになる。

ちなみに肖像権うんぬんというのは、その肖像をもって金銭他利益をあげている人が本来受け取るべき報酬が得られない場合に金銭的報酬を求めて裁判を起こす。

一般の人が肖像権云々といっても裁判では棄却される。

精神的被害がどうのこうのといっても、根拠となる論拠が崩れるので、裁判にならない。

絶対してはいけないことは手を出すこと。

とにかく殴られるなら勝ち。

あと、音声だけでも有力な証拠にもなる。

今では音声録音できるMP3プレーヤーがあるから、常時持っているといい。

勝負のときは必ず録音ONな。

目的暴力をやめさせることであるなら、ビデオで常時撮影しておく。

コーチ監督は気になって暴力をやめるかもしれない。

まぁ、ぶっちゃけ、そうしたコーチ監督暴力で育成されたからそうした指導方法しか知らないんだろうよ

2009-09-14

これはフィクションです。

中学時代の話。うちのクラスに、ドラえもんに登場する「出来杉君」をある程度マイルドにしたような人がいた。成績は中の上で短距離走が異常に早く、帰宅部なのに県大会とかに出てたりして、性格や「穏健」を体現したような感じ。なので男女問わず彼を悪く言う人はいなかった。

それとは別に、担任もさじを投げるようなどうしようもない奴もいた。いわゆるDQNってやつか。出席率は3割以下。たまに来る日も、昼前に、明らかに暴走族とおぼしき輩がバイクで送迎してくる。舌打ちしながら授業を途中で「自主的に切り上げる」など日常茶飯事。

そんな二人が一度だけ激突した事があった。

年に一度行われる文化祭的なイベントにむけて、うちの学級は学校ジオラマを造っていた。二畳ほどの広さのもので、校舎の窓ガラスも一枚ずつプラスチックの板をはめ込む気合いの入れよう。途中経過を見た校長はその出来映えに感心し、文化祭イベント終了後は学校の来客用のエントランスホールに展示するとまで言い出したのだから級友達のテンションが上がらないはずがない。クラスのみんなが自主的に連日放課後居残って制作に勤しんでいた。

そこにDQNの登場である。

ジオラマの作業場所は余った机や椅子置き場になっている、今は使われていない教室なのだが、何故かDQN放課後そこにふらっと現れた。

教室に入るなり「おっしゃ!俺も手伝ってやるぜ!」とがなりたてるが、当然みんなは白け顔。そんな空気を読み取ったか、DQNはつかつかとジオラマに近づき、「お、殆ど出来てんじゃん!」と言うやいなや、「はいどーん!」と、あろうことかジオラマグラウンドの部分を思い切り踏みつけやがった。

ジオラマの土台は発泡スチロールなため、ジオラマの真ん中に巨大な足跡があっけなくできあがり、白い破片が周囲に飛び散った。あっけにとられる周囲を尻目にDQNは「よっしゃこれで完成www」とついでに東校舎を蹴っ飛ばした。

すすり泣く女子達。「何やってんだお前!」とDQNににじり寄る男子達。へらへらと笑うだけのDQN。そのうちの何人かが職員室へ事態を報告しに行こうとした時、教室の隅で作業中だった彼(穏健な方)が突然投げつけたパイプ椅子が、DQNの顔面に直撃した。折りたたまれた状態で縦回転しながら飛んできたので、かなりの衝撃だったように思う。

予想外の事態で後頭部をしたたかに床に打ち付けたDQNは、鼻と口からダラダラと血を流し(上あごに当たったのだろう)、DQN達特有の威嚇の雄叫びをあげた。しかし彼は意にも介さずDQNの頭をサッカーボールのように蹴り上げた。

「お前何してんだこら。」

彼はそう言いながら、今度はDQNの腹を蹴りつけた。

「なあおい!お前何してんだよ!なあ!」

次はDQNの顔面を思い切り踏みつけた。

まるで外国映画で、悪徳刑事が取調室で無実の被疑者をいたぶっているような光景だった。もしくは、命令をしくじった下っ端のチンピラを制裁するマフィアの姿にも見えた。生まれて初めて目撃する純然たる「暴行」に俺は背筋が冷たくなった。いつも威勢のいいDQNの顔には、血と涎と涙と恐怖しか残っていなかった。

職員室から担任が急行した数分後には既に終わっていた。半壊したジオラマの横で土下座をするようにうずくまり、背中にいくつもの足形をつけ(彼が蹴りつけた時についたものだ)、「うーっうーっうーっ」と、泣いてるのかうなっているのか判別しかねる声を上げ続けるDQN。散らばったジオラマ部品を黙々と拾い集める彼。

「何があった?」と尋ねる担任に、彼は無表情のまま答えた。「そいつに聞いてください」。

その日以後、DQN学校に現れなくなった。DQN暴行を加えた彼はとりあえず反省文を提出させられたようだが、教師側も(普段の彼とDQNの行状から)事情を察したようで、後からその件に触れる事はなかったようだった。そして我々も何事もなく卒業を迎える事になった。

およそ二十年弱が経過した。そんな彼をmixi発見した。結婚し、子供も居るらしい。俺は彼にメッセージを送って連絡を取り合い、あの「暴行事件」を懐かしんで見せると、彼は翌日少し長いメッセージを送り返してきた。あの日の自分の行いをとても後悔しているらしい。自分クラスになじむチャンスを奪ったのではないかと、今でも思い出す事があるそうだ。なので私は、DQNが16か17歳の時に無免許バイクを乗り回し、交通事故を起こして死んだ事は言わなかった。多分彼も知っていただろうが、これ以上は私が切り出すべき話ではないような気がしたからだ。少なくとも私にはあの事件は「武勇伝」ではあったが、彼自身にとっては、それは「忘れがたき若き日の過ち」だったのだろう。

なんとか修復・完成した校舎のジオラマは、ガラスケースに入れられて今でも母校のエントランスホールに飾られている。

2009-09-13

メシウマ”の醜悪性と“自己責任”に縛り付けられた社会

私はメシウマというコメントが大嫌いだ。見るだけで気分が悪くなるし、絶対に使わないように心に決めている。

この言葉には呪いが込められていると思うのだ。

似たような場面、例えば誰かの失敗を知った時や何かしらの事件の速報などで使われているネットスラングには、『プギャー』とか『プゲラ』(もう死語?)なんかがあるように思う。

これらはまだ大丈夫なのだ。見ても笑っていられる。それほど気分は悪くならないし、嘲笑のレベルに限度が見受けられるように感じる。「それくらいしといてやれよ」と余裕を持って思える。

でも、私にとってメシウマは違う。確実に悪意が滲んでいるように思えてしまうのだ。もしくは、悪意が滲んでいるニュアンスだけを切り取っているように感じられる。

この言葉が出る以前に使われていたであろう『プギャー』『プゲラ』等の言葉にも、使用者によっては現在メシウマと似た意味を持たせていたこともあっただろう。

でも、同じくらいの比率で、嘲笑が、『馬鹿だなあ』と苦笑するようなニュアンスが込められていたのではないか。変な言い回しになるけれど、以前は温かみのある罵倒だったのだ。

けれど、現在散見されるメシウマには、そういった温かみを感じられない。人によっては感じる人もいるのかもしれないけれど、私にはどうにも無理だ。

だって、メシウマには『誰かの不幸で今日も飯が美味い』というのが原点にあるのでしょう?

聖人君主を騙る気はさらさらないし、こういった感情を持たないなんて言わないけれど、それを誰かに伝えることや表現することは甚だ醜悪だと思う。

メシウマというコメントにはモラルがない気がするのだ。

そして、このメシウマ発言をする人が併せ持つキーワードに、『自己責任』がある(もうひとつは、自己が所属しているだろうグループ良心を求めるなというもの)。

これだけ祭り上げられているのには本人に原因があるからだ、という論法だ。過ったその人こそが悪いという口上。

確かにそれは間違いではない。火のないところに煙は立たない。人が面白おかしく群がるには、それなりの理由がなくてはならない。

しかしながら、ちょっと待って貰いたい。何事にも限度があると思うのだ。追求する限度を設けてやってもいいのではないのか。

最終的にどこで線引きをするかの問題だから、嫌なら見るなと片付けられてしまうかもしれないのだけれど……。

ただ、行き過ぎた自己責任論は、いろいろなところで談上に上っている規制論とは違った角度から、社会を生きにくくさせてしまうと思う。

寛容になることはまたちょっと違うかもしれないけれど、緩やかなグレーゾーンがあるからこそ、人は生きやすいのだと思う。

なら、そう言うお前がメシウマを許容できるよう寛容になれって、グレーゾーンを広く取れよと言われてしまうかもしれないけれど、芸能人とかネット炎上した人とかがいつまでも叩かれるのが自己責任だからって簡単に帰結してしまうのは、少し厳しすぎると思うのです。

刑事事件の犯罪者に対する量刑の如何についてとか、出所者に対する人権の問題とか、いろいろ話は大きくなってしまいそうだけれど、やはりどこかで許すことのできるラインが必要ではないでしょうか?

……ならば、コンクリ事件の出所者も許すのかと問われると、うーん……難しいのですけれども。

過ちと罪は同等なのでしょうか?

過ちは許すことができるのではないでしょうか?

そうしなければ、過ちに対する憎しみは消えないのではないでしょうか?

罪は裁かれる。過ちは許すしかない。そして、人は、人にはどう対処すればいいのでしょうか。

途中から想定される反論に答えられなくて、更には最後の方、話が大きく飛躍した上に疑問だけ残って蛇足になってしまいました。

なんかすみません。ごめんなさい。

謝るくらいなら書くなってね。

もう終わる。

2009-08-12

厨1の頃、ドラマなんかで太ももにナイフ刺されるのを見て憧れて、夜の公園自分のを刺した

ドラマや映画とは違い一瞬で気絶した。

病院で目覚めた時に刑事サンがいて取り調べを受け、恥ずかしくて自分でやったと言えず「クソ!奴らが‥」とか言ってたら大事になって集団下校とかの騒ぎになって、警察署に泣きながら親と謝りに行った

親、先生警官に死ぬほど怒られ市内中の中学の奴等にイジメられた

2009-08-11

裁判リテラシー講座 起訴猶予ってなに? ~段階的処遇について~

お久しぶりです。相変わらずの長文ですが、おつきあい下さい。

のりPが逮捕されました。今日ワイドショーによりますと、酒井法子容疑者起訴猶予の可能性が出てきたとのことです。

ですが、この聞き慣れない「起訴猶予」って、いったい何でしょうか。

検察官起訴便宜主義

起訴猶予のことを勉強する前に、検察官お仕事についておさらいしておきましょう。

昨日付けで、酒井容疑者は送検されました。つまり、身柄が警察から検察へと移されたことになります。

検察庁には検察官がいて、警察から送られてきた容疑者法律用語では被疑者といいます)に対して、

法的な視点を重視してさらに捜査を遂げ、被疑者に対する処分を決定します。

警察捜査官・取調官(現場刑事さんですね)は、法律の適用についてポカをやることがあるので、検察官がさらに検査している、というイメージでしょうか。

(後述の「罪とならず」なんて場合がたまにあることを考えると、非常に重要な役割です)

さて、検察官被疑者に対してする処分には、起訴処分と不起訴処分とがあります。

起訴処分とは、そのまんま、裁判所被告人起訴して、裁判を請求することです。

一方で、不起訴処分というのは、次のような事情により、起訴しないことをいいます。

1.訴訟条件欠缺親告罪なのに告訴がない、時効が成立している、など)

2.罪とならず(被疑事実が何らの犯罪をも構成しない)

3.嫌疑なし(被疑者に、犯罪の嫌疑が認められない)

4.嫌疑不十分(被疑者犯罪の嫌疑はあるが、公判を維持できるものではない)

5.起訴猶予起訴するのが相当でない事案である)

起訴猶予は、起訴が相当でないと検察官が考えた場合に下される処分です。

この「起訴猶予」を検察官に認めた条文があります。それは刑事訴訟法248条です。

刑事訴訟法

248条 犯人性格、年齢及び境遇、犯罪の軽重及び情状並びに犯罪後の情況により訴追を必要としないときは、公訴を提起しないことができる。

このように、検察官には、起訴するかどうかを、事案に応じて判断することが可能です。

このことを、「起訴便宜主義」といいます。

段階的処遇

起訴便宜主義が認められている理由のひとつには、「段階的処遇」という考え方があります。

刑法刑事訴訟法杓子定規解釈すれば、覚せい剤を所持してさえいれば、所持の罪に罰金刑はないので、即ブタ箱行きです。

ですが、これがあまりに不当なのはみなさんもおわかりになるかと思います。

法律世界でも、「短期自由刑の弊害」という言葉で議論されています。

つまり、犯罪傾向の少ない人が、留置施設や刑務所で、他の犯罪傾向の強い人から影響を受けてしまい、

出てくる頃にはすっかり犯罪傾向が進んでいた、なんてことでは困ってしまうというわけです。

このように、犯罪を行った人の犯罪傾向に応じた、適正な処分をしよう、というのが「段階的処遇」というものです。

段階的処遇の例は起訴猶予の他にもあります。

たとえば、スーパーで食料品を万引きしたのを警備員が取り押さえて事務所まで連行したという事例で考えてみましょう。

 まず、店長警察に通報するかどうかを判断します。

常習犯や被害額が大量なら間違いなく通報しますが、少年だったり被害額が僅少だったりすればここで釈放しますよね。

 次に、警察が事件として立件するかどうかを決めます。

事件と呼ぶにはあまりもアホくさい事件なら、事務所警察官が来た段階で、帰っていい、ってことになりましょう。

 また、警察が事件として取り上げた後は、検察官送致するかしないかを決めます。

前科前歴が無かったり、素直に犯行を認めていて反省が深まった場合には、これ以上の処分が不必要ということになります。

警察官にはこの「検察官送致便宜主義」とでもいうものが認められていますが、これを「微罪処分」といいます。

刑事訴訟法246条ただし書を根拠とするもので、検察庁が指定した一定の罪について認められています。

 そして、検察官送致された後も、起訴するか起訴猶予とするかが認められているのは先ほど見てきたとおりです。

 さらに、窃盗罪の場合は罰金刑がありますので、起訴されたとしても、公判請求するか、略式請求(罰金をさっさと払ってもらう手続)するか、の裁量があります。

 裁判官は、公判請求、つまり、通常の裁判の手続になったとしても、3年以下の懲役にする場合には執行猶予を選択できます。

 また、裁判官は、再犯者については刑の長期を引き上げることができますし、検察官は短期間で窃盗罪でブタ箱に何度も行ってる場合には、常習累犯窃盗罪という罪で起訴することができます。

このように、犯罪傾向の少ない者を早く刑事手続から解放し、犯罪傾向の進んでいる者に適正な処罰を与える仕組みができあがっているのです。

蛇足ながら、微罪処分不起訴処分を受けたことは「前歴」といい、裁判を請求されて有罪判決を受けたことを「前科」といいます。

執行猶予判決も有罪判決ですので「前科」です。

刑法上、有罪判決を受けたことによる不利益は、時間の経過や恩赦で消滅しますが、警察検察データベースでは消えません。

本件で起訴猶予かどうかの判断要素

本件で、積極事情はいくつかありますので、挙げてみましょう。

有名人であり、大きく報道されることによりすでに社会的制裁を受けていること(犯人の境遇)

・使用の事実は証拠が不十分で、公判を維持できない可能性がある(=公判で否認されると立証が困難)(犯罪の情状)

・所持していた覚せい剤の量が0.008グラムと微量であること(犯罪の情状)

・これまでに前科前歴のないこと(ですよね?多分)(犯人の境遇)

・まだ10歳の子がいること(犯人の境遇)

逆に、消極事情もあります。計画的に逃亡していたこと(犯行後の情状)です。

酒井容疑者弁護人は、酒井容疑者に、これをなんとか崩すべく指示しているはずです。

「気が動転してしまって」という主張はまさにそれでしょう。

追記 不起訴処分後の処遇について

ブクマコメで指摘がありましたので、加筆しておきます。

起訴猶予をはじめとする不起訴処分は、終局的な処分です。

しかしながら、「再起」といって、再び事件を掘り起こして、新たに処分をする可能性もあります。

たとえば、窃盗の例に引き直すと、

起訴猶予後に再び窃盗を繰り返した場合、起訴猶予になった窃盗時効に掛かっていなければ、これも再起して起訴したりします。

そこらへんは執行猶予と似ている部分があるかも知れませんね。

2009-08-06

なんていうか、酒井法子の失踪に関してネットダメなところがいつもにもまして爆発しているような気がする。

普段からこういうニュースに便乗して下らない輩が跋扈するようなことはまあ日常茶飯事なわけだけど、今回は特にひどいというか。

 

おそらく今回の事件、本当の意味で「真実を知っている」人は現時点で本当に限られているはずなんだ。

ごく近い親類や関係者だけはもう知っているかもしれないし、もしかしたら今も当の本人だけが知っている、考えたくないけどもう現時点では誰も知らない事になっているかもしれない。

本当にそれくらいのごく限られた人数しか、今の時点で知らないはずの情報を、さも知っているように語る人たちが多すぎる。

Twitterブログを介して本当は何も知らないのに、さもそれっぽい嘘情報を流す輩

 ・ただ注目されたい、社会をかき回したいだけの愉快犯タイプ

 ・特定のイデオロギーのようなもののために、この騒ぎに乗じて「○○は△△関係者なのにマスゴミはそれを隠している」的な特定のどこかを貶めるために嘘陰謀論を語るタイプ

  ・そしてそれらをとりあえず逐一拾って人目を引くタイトルスカスカな中身でとりあえずアクセスと小銭を稼ぐJ-CAST系のネットメディア

mixiニュースYahooニュースコメント機能を介して本当は何も知らないのに自分推理をもう当ってる確信を持っているかのように語るタイプ

 ・ただみんなに「すごーい、社会の裏に詳しいんですね」って言われたい、思われたいだけの知ったかタイプ

 ・特定のイデオロギーの(略)特定のどこかを貶めるために嘘陰謀論を語るタイプ

 ・女だから信用できない、女だから悪い事をしたに違いないという観点で「もう死んでるよ」「じっと社会の制裁に耐える矢田を見習え自分だけ逃げたメス豚」「薬が抜けるのを待っているに確定」とか語るミソジニータイプ

  ・そしてそれらの戯言群に何の価値もないと知りつつも、「ネット上では様々な反応が続出」という感じのまとめ記事でもういっちょアクセスと小銭を稼ぐJ-CAStネットメディア

あっちこっちでみんなが、この国民的二時間サスペンスドラマを、それこそ自分が「オバサン刑事」になったかのような観点で、無責任にそして大胆に楽しんでいる。

そして真実は消費されるだけでどこにも見つからないし、ふだんネット一人居士がよく言う「マスゴミは嘘をつく、ネットには真実がある」的ないい草は自ら否定することになっていく。

 

これもネットと言う文化の通過儀礼なのかしら。確かにあと何回か祭りが起きればみんなバカバカしくなって、今のような異様な盛り上がりはなくなりそうだけど。

2009-07-25

http://anond.hatelabo.jp/20090725151516

矛盾はしないかもしれないが、どう考えても一般的なフィクションという語の用法とは違うね。

「昔々、太郎と花子というものがおりました。太郎と花子は愛し合い、結婚し、子供を作り、そして死にました。おしまい

思考実験として、こういうフィクションを誰かが書いて発表したとしよう。

日本の歴史上、太郎と花子という恋愛結婚をして子供を作ってなくなった夫婦はたぶん何組もいただろう。

その現実の一致/類似の発見をもってその物語フィクションからノンフィクションに変化するのか? 普通はそういう使い方をしない。

むしろこの作品が仮に偶然現実世界の特定人物名等と一致したとしてもフィクションであることを主張するために、「この作品フィクションです」という注意書きはあるんじゃないのか。

これは純粋思考実験だが、もっと長い物語で、現実と多少の齟齬があっても、それは脚色だ、と言い張ることは可能だろう。

たまたま捜査一課に十津川亀井という名の実在警部刑事がいて、たまたま西村京太郎作品とどこか似た事件を解決していたとして、それで西村京太郎作品ノンフィクションだったということにはならない。

地下猫のフィクション定義は、一般的な用法を否定しないと成立しない。

2009-07-17

http://anond.hatelabo.jp/20090716233158

いやぁ、市役所の無料相談、区役所の無料相談、弁護士会館の有料相談二カ所、不動産協会の無料相談、あともう一カ所無料相談行って全部「我慢しないと」ってい言われて、

大学法学部卒業した友人に泣きついて一人紹介して貰ったら

「依頼していただけたら腕によりをかけます」

って言ってもらえてね。

細かいことは書けないし、俺も文章が上手くないから、そんだけ断られたら俺の方が悪い、間違ってるんじゃないかと思われるだろうが、全ての弁護士から「我慢しなさい」とは言われたけど「あなたが悪い」とは一度も言われなかった。

つまり民事案件刑事事件と違って“交渉事”なのよ。

例えば「隣家がうるさくて何度抗議しても聞いてくれない」レベルだと、ネットで調べれば騒音測定やって何日続いているのか記録をとってって、そういうのの積み重ねじゃん、

紹介者いないと引き受けてくれないっしょ。

2009-07-09

http://anond.hatelabo.jp/20090709091606

加害者てのは二重の意味で害を為している。

直接の被害者への加害行為と、

秩序への加害行為。

だから被害者が秩序の回復に尽力しなければ、秩序は被害者をも加害者と見なす。

ちなみに刑法てのは被害者復讐を代行するもんではない。

刑事事件の裁判罰金が決まっても、被害者に(直接は)一銭も渡らない。

詐欺事件なんかは被害者民事裁判を行わないとダメだし、民事裁判で返金が決まっても、

詐欺師お金を持っていなければそれで終了。刑法のような強制力はない…刑法もそっから先は強制力なかったっけ?

2009-07-08

モヒカン族」の距離感

エミリー・デシャネル

グラマー過ぎだろ。

おっさんは、ほれてしまったよね。

あの谷間に。

 

やあ。つかみから外してみたよ。

つかみたいのは、みんなのハートじゃなくて、

エミリーの胸なんだってことは、言わなくてもわかってるよな?

今日は、ポストモダン状況の進行に悩める、

はてなーのみんなに、

そのエミリーの代表作「BONES」の「Season 2」をネタにして、

いわゆる「モヒカン族」の距離感の話をしようと思う。

 

はじめに「BONES」をよく知らない人のために、

前提知識をあらかじめ書いておく。

ちなみに、おじさんは、

週末にこのドラマを鑑賞しているよ。

※※※※

BONES」はアメリカ1話完結型の人気連続ドラマ

ジャンル刑事モノで、

科学捜査で事件の真相を暴くという内容。

BONES」という題名からわかるように

法医学スペシャリストチームとFBI捜査官が主人公だ。

物語はチームの実質的リーダーである

テンペランス・ブレナン(エミリー・デシャネル)と

FBI捜査官のシーリー・ブースを軸に展開される。

ただ事件を解決するだけでなく、

登場人物たちの人間模様や、

法廷国家組織との駆け引きなどが織り込まれており、

それらの要素もドラマの大きな魅力となっている。

※※※※

上記はちょっと宣伝的な説明なので、もう少し補足するよ。

 

レナン率いる法医学チームは、

当初頻繁に「スクインツ(一般人をバカにする嫌な連中)」と呼ばれ、

頭でっかちコミュ力の無い人間たちとして描かれる。

(唯一、顔面複製を担当するアンジェラは、そうではない人物なんだけど、今回はあまり重要ではないので触れない)

物語の進行とともに徐々に彼らの人間味ある姿や成長が描かれ

「スクインツ」という言葉自体も使われなくなっていく。

で、この「スクインツ」は、

ネットスラングの「モヒカン族」が指す対象とほぼ同じであり、

科学事実ばかりを追っているがために、

人情や機微に対して鈍感(あるいは意図的に排除する)というシーンが

何度となく描かれるんだよね。

 

じゃあ、本題に入る。

BONES Season 2」では、

FBI捜査官ブースの同僚として、ティムサリバン(通称:サリー)が登場して、

ヒロインのブレナンと恋仲になるんだ。

結果を先に書くと、二人は別れるわけだけど、

そこの部分が今回書きたいところなんだよね。

 

「Season 2」の中盤で、

レナンが書いたサスペンス小説をなぞらえるように殺人事件が起こり、

レナンは責任を感じて動揺してしまうというシーンがある。

そこで、サリーはブレナンに

君は、今責任を感じている。自分の所為で事件が起こったと感じているだろう?正直になれよ。

のようなことを言っちゃうわけ。

「おい、サリー。そんなこと言ったらブレナンに殴られるぞ。俺は蹴られたいけど。」

なんて思ったわけだけど、

なんかブレナンは、しおらしくなって、

事件解決後に、「あなたの言う通りよ」なんて

サリーに言っちゃうわけ。

おいおい、成長するのは、むn(ry

 

フツーさ、「スクインツ」というか「モヒカン族」ってのはさ、

「君は、今、本当はこういうことを考えている」

「君の事は理解している」

みたいなことを言われるのが大ッ嫌いなんだよね。

藁人形論法乙」なわけですよ。

 

どうして、そうかっていうと、

モヒカン族」っていうのは、

良い悪いは別にして自分世界を持っている人たちで、

「例えるなら宇宙(そら)を翔る一筋の流れ星」なんだけど、

その世界っていうのは大抵、

客観的なもので出来上がっているんですよ。

科学とか技術とか。

というのも、

世界を構築するためには、

再現性と一般性の高い要素が必要になるからね。

だから、どうしても科学的・技術的なものに重きを置いて、

心とか気持ちみたいな曖昧一過性のものは過小評価するんだ。

共感なんて、イラネーよ、夏。なんですよ。

そういうものは「世界の境界面」の内側にしまってあって、

外からは境界面の中は見えないようにしてるわけですよ。

だって、そんなもん客観的に説明できないしね。

「客観的に説明できないものは理解する(される)必要のないもの」なんだよね。

モヒカン族」の距離感覚を考えるときは、

ここが大事なんだ。

親しくなったからといって、

境界面の内側に踏み込んじゃうと、

噛まれるわけ。

それがわかってない人は

「え、なんか、いきなり黙っちゃった?キモイ!」

とか思って、勝手に気分を害するんだよね。

それ、あんたも悪いから。

 

だからね、ブレナンとサリーの話に戻るけど、

あそこで、ブレナンがキレなかったのは、驚きだった。

法医学チームの「モヒカン族名誉族長の

ザックだったら殴ってたよね。

 

さらに、サリーは何を血迷ったか、

ボートを購入して、「テンペランス号」とか名付けちゃって、

レナンに

1年間サバティカルとって一緒にカリブ海を回ろう

みたいなこというんだよね。

なに、この、「モヒカン族」の距離感を無視する脚本

ディレクターサリーに恨みでもあるか、(この巨●ン!羨ましいぞ!)

視聴者調査の結果、

サリーは、いらない子

ってなったに違いないよね。

 

というかね、

モヒカン族」から、「世界の境界面」を奪ったら、

ただのハゲだから。ツルリだから。

いちおう、誤解なきように言っておくけど、

世界の境界面」から、

中身がにじみ出ているときもあるし、

人によっちゃ、境界面の窓を開けているときもある。

でも、この脚本はない。

イージーさを感じる。

100%振るしかないじゃん。

 

レナンに

サバティカル取ってランデブーしようぜ(キリッ」

なんて、

「お前は、自分を殺して、俺と付き合うんだ、フゥハハー!」

と言っているのと一緒なんだよね。

いくらブレナンが肉食系女子で、

セックスに積極的だからって、

それはないです。

 

モヒカン族」には、

各自勝手に縄張りを主張させて、

首輪を外して飼うのが一番いいんです。

 

というわけで、ジョッシーな皆さん、

そこんところ、よろしくね!

2009-07-07

http://anond.hatelabo.jp/20090707140300

 

今後は鼻くそラブリーと呼ぶ


今後は鼻くそラブリーと呼ぶ

これからは

鼻くそのことは

ラブリーって呼ぶことにするよ

そしたらね

例えばね

刑事犯人を追っていて

無線にむかって叫ぶンだ

 「手配中の犯人

  40歳前後

  中肉中背で

  緑色のジャケットを着ている

  特徴は

  ラブリーを食べる癖だ!」

そう叫んでいる

ベテラン刑事の鼻の穴からラブリー

無線を受けて

汗をかいて走る若い刑事

右手の指先にラブリー

2009-07-06

http://anond.hatelabo.jp/20090703131850

普通に気の毒すぎる。

結局どうなったの? 最低限の金だけ回収してお咎め無し?

刑事責任とかは追求できないんだろうかね。

2009-06-26

児童ポルノ規制法案でジャニーズJrが危ない」で釣られる人々

「皆さんご存知ですか。テレビで、ジャニーズJrが見られなくなるかもしれないんです。」

第145回国会 法務委員会 第11号(平成11年5月12日)からの抜粋ですが

○枝野委員 (略)これは多分、興奮、刺激というのはどの程度要るのかということにかかわるのだと思うのです。

例えば、十五、六歳の男の子アイドルなんかのケースというのを想定したいのですけれども、これは多分、

女の子アイドルで胸を露出したような写真とかというのはこれに当たるんだろうな、

一般的な、普通のケースで言えば当たるんだろうなと大体想像がつくと思うのですが、

最近はやっているジャニーズJrみたいな十五、六歳の男の子アイドルパンツ一枚、

胸を、乳首を出して舞台の上で踊ったりしていることに対して、多分あれは、あのファンの女の子たちは、

ある意味では性的な一定の刺激を受けているのではないかな。

だからこそみんなキャーキャー騒いで集まってくるのであると思うのですが、

これが児童ポルノになるのかならないのかというところの判断というのは、

まさに刺激とか興奮の程度にもかかわるのかなと思うのですけれども、どんなふうに考えたらいいのか、お答えいただければと思います。

大森参議院議員 今おっしゃったようなジャニーズJrのようなアイドル男の子の姿態についてはどうかということですが、

これも、同じ答弁になりますが、その姿態が「性欲を興奮させ又は刺激するもの」であるかどうかというこの判断基準によることになります。

ある程度セクシーとかそれを売り物にする場合もあるかもしれませんし、それによってファンの子が多少性的興奮といいますか、

することは否定できないかもしれません。(略)

これを見る限り、ジャニーズJr等の写真DVDも「性欲を興奮させ又は刺激するもの」として規制対象に該当する可能性がありそうです。

http://dubai.2ch.net/test/read.cgi/jan/1245994063/

これに釣られている人が多いようだ。しかし大森議員引用されているような意味でいっていない。これを書いた人間恣意的に引用することでまったく別の意味にしているのだ。ソースをみれば明らかだ。多少長くなるが恣意的な転載と批判されないために多めに転載しておく。

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○大森参議院議員
 「性欲を興奮させ又は刺激する」、この構成要件につきまして、だれの性欲をという御質問でございますけれども、通常、構成要件に規定してありますことは、一般通常人というものを基準としております。
 最終的にそれをだれが判断するのかということになりますと、犯罪構成要件に該当するか否かの最終的な判断は、刑事事件におきましては裁判所がすることになります。
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○枝野委員
 それで、一般人の性欲を刺激するかどうかということになりますと、逆に言えば、ごく一部の人たちしか性的な刺激を受けないというケースについてはここには含まれないという理解でよろしゅうございますね。
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○大森参議院議員
 今申し上げましたように、構成要件該当性の判断というのは一般人を基準といたしますので、一般通常人より特に性的に過敏に反応する方とかを御想定なさっているのかと思いますが、今申し上げたように一般人を基準にいたしますので、枝野委員がおっしゃったような場合は、児童ポルノには当たらないことになると思います。
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○枝野委員
 それで、先ほど途中でちょっと切りかえてしまったのですけれども、先ほどおふろのコマーシャルみたいな例を申し上げましたが、一般的に言えば、これも、人によって子供も成長程度が違いますし、シチュエーション、映し方によって全部違うとは思いますが、普通には、三歳とか四歳の子供たちが例えば裸で水遊びをしている、それがニュース映像とかで流れたりすることがありますね、いよいよ暑くなりましたなんというニュースそれから温泉地で普通温泉に、おふろに入っている子供、それも少なくとも二歳とか三歳の子供。
 これは、何歳からかということをここで議論しようと思うと、これはまさにケース・バイ・ケースなのでそういうことは申しませんが、そういったケースみたいなところは、これは一般人の性欲を刺激するとは普通には言えないということで大体解釈されるだろうなという理解でよろしいでしょうか。
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○大森参議院議員
 そのように理解していいと思います。
 ただ、低年齢、三歳とかとおっしゃったのでしょうか、その裸であれば絶対該当しないかということは必ずしも言えません。性的に未熟な女の子、女児の陰部等を描写したものと認める写真についても刑法上のわいせつ図画に当たるとした判例がございます。
 そういったことから、常に否定されるわけではないと考えますけれども、今おっしゃったような事例につきましては、それが通常一般人から見て「性欲を興奮させ又は刺激するもの」と言えるかどうかという、この基準によって判断していただければ妥当な結論が出ると思います。
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○枝野委員
 この部分ではここが最後なのですが、このケースというのは非常に難しいなと思っているので、ここでもちろん議論するあれではないですし、議事録に少しこういったところに問題意識を持ったんだと残しておく趣旨であえてお尋ねするのです。
 これは多分、興奮、刺激というのはどの程度要るのかということにかかわるのだと思うのです。例えば、十五、六歳の男の子アイドルなんかのケースというのを想定したいのですけれども、これは多分、女の子アイドルで胸を露出したような写真とかというのはこれに当たるんだろうな、一般的な、普通のケースで言えば当たるんだろうなと大体想像がつくと思うのですが、最近はやっているジャニーズJrみたいな十五、六歳の男の子アイドルパンツ一枚、胸を、乳首を出して舞台の上で踊ったりしていることに対して、多分あれは、あのファンの女の子たちは、ある意味では性的な一定の刺激を受けているのではないかな。だからこそみんなキャーキャー騒いで集まってくるのであると思うのですが、これが児童ポルノになるのかならないのかというところの判断というのは、まさに刺激とか興奮の程度にもかかわるのかなと思うのですけれども、どんなふうに考えたらいいのか、お答えいただければと思います。
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○大森参議院議員
 今おっしゃったようなジャニーズJrのようなアイドル男の子の姿態についてはどうかということですが、これも、同じ答弁になりますが、その姿態が「性欲を興奮させ又は刺激するもの」であるかどうかというこの判断基準によることになります。ある程度セクシーとかそれを売り物にする場合もあるかもしれませんし、それによってファンの子が多少性的興奮といいますか、することは否定できないかもしれません。
 実は、児童ポルノの、「性欲を興奮させ又は刺激するもの」、これは、自社さ案では「性的好奇心をそそる」、こういう文言がありましたけれども、実は勉強会で枝野委員のそういう御指摘もございまして、あいまいな表現を避けてもっと明確な基準にしようということで、この法案のような表現になったものです。
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簡単に要約すれば「児童ポルノ一般人を基準に判断し、CM等で少年少女の裸等があっても常識的に児童ポルノでないと考えられるものは除く。ジャニーズJrのようなものが児童ポルノに該当しないようにするため、『性的好奇心をそそる』というあいまいな表現を『性欲を興奮させ又は刺激するもの』という明確な基準にした」というところだろう。ジャニーズJr常識的に児童ポルノに該当しないといっているのだ。それなのに上の文章は発言を恣意的に引用することでまったく逆の意味にしている。これはひどいといわざるをえない。

釣られている人間国会議事録検索があるんだからきっちりソースに当たれといいたい。これ調べるのに5分もかからなかったぞ。

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