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2009-04-29

http://anond.hatelabo.jp/20090429171322

どうもこうも。

こういう議論が出るたびに思うんだけどさ、「日本が落ちる」って表現は具体的にどうなることを指してるの?

http://www.chikawatanabe.com/blog/2009/04/future_of_japan.html

ベストケース:一世を風靡した時代の力は面影もなく、国内経済に活力はないが、飯うま・割と多くの人がそれなりの生活を送れ、海外からの観光客は喜んで来る(フランス型)

ベースケース:貧富の差は激しく、一部の著しい金持ちと、未来希望を持てない多くの貧困層に分離、金持ち誘拐を恐れて暮らす(アルゼンチン型。あの国も19世紀終わり頃には「新たな世界の中核を担うのはアメリカアルゼンチンか、と言われたほどだったんですけど・・・・)

ワーストケース:閉塞感と絶望と貧困に苛まされる層が増加、右傾化・極端で独りよがりな国粋主義の台頭を促す

ちゃんと書いてあると思うんだが(ワーストケースは確かに具体的じゃないけどな)。

正直言ってさ、日本に国際的な影響力がなくなっても飯が食えて寝るところがあれば十分じゃん。それとも、それすら出来なくなるの?

ベースケース」になるとすれば、貧困層は食うのも困るってことだろ。

実際そうなりつつあるしなあ。

http://anond.hatelabo.jp/20090429134440

アメリカのほうがひどいってのは軍事的な面では特にそうだよね。

ワーストケース:閉塞感と絶望と貧困に苛まされる層が増加、右傾化・極端で独りよがりな国粋主義の台頭を促す」とか書いてるけど、この人にとってはイラクアフガンパレスチナでのアメリカの振る舞いはどう思ってるんだろうかね。異民族教徒を虐殺しまくるのは極端で独りよがりな国粋主義じゃないんですかね。20年後の日本右傾化を心配する一方で現在アメリカ右傾化華麗にスルーして移住を促すとかもうあほかと馬鹿かと。促したいなら「アメリカみたいに独りよがりにならないと勝ち組になれないぜ!日本人ヘタレすぎ!」という方向で煽っほうが筋が通ってるんじゃないか。

海外勉強しているけれど日本で働きたい

http://www.chikawatanabe.com/blog/2009/04/future_of_japan.html

こちらのエントリを読んで悲しくなったので書いてみる.誰が読むというわけでもなかろうが.

当方は前掲エントリ内で「留学経験がある方が就職も優位になるので、特に20代の人だったら失うものはまずない」と言われている20代の留学生(ちなみにアメリカではない).東京の某国立大学卒業して,就職経ずにこちらで修士をやっている.その辺りが渡辺さんとの肌感覚の違いなのだろうか.私は…少なくとも修了したら日本で働きたいと思って留学した.グローバルな視点は重要だろうし,日本が立ち直れないのもその通りなのだろう.その道で働いてきた人が言っているのだから,世間知らずの一学生が言うことなど何の効力もないのはわかっている.けれども,愛国心とかそういうカタいことは抜きにして,純粋自分が生まれ育った国の未来を,世界未来よりも見たいと思うのはそんなにおかしなことだろうか.

* ベストケース:一世を風靡した時代の力は面影もなく、国内経済に活力はないが、飯うま・割と多くの人がそれなりの生活を送れ、海外からの観光客は喜んで来る(フランス型)

* ベースケース:貧富の差は激しく、一部の著しい金持ちと、未来希望を持てない多くの貧困層に分離、金持ち誘拐を恐れて暮らす(アルゼンチン型。あの国も19世紀終わり頃には「新たな世界の中核を担うのはアメリカアルゼンチンか、と言われたほどだったんですけど・・・・)

* ワーストケース:閉塞感と絶望と貧困に苛まされる層が増加、右傾化・極端で独りよがりな国粋主義の台頭を促す


あちらで精力的に活動し,結婚までされている渡辺さんのこと,自身の生活の基盤がそこにあるから,「日本はもうダメなので,海外留学してそのまま働いたほうが良い」などと言い,上記のような「世界の中の日本」を想像できるに違いない.きっと自分の見つめる先に,そういう未来がリアリティを持って描けているのだろう.しかし,人間は余程の天才かなにかでない限り,いや,天才であったとしても自分が見たいと思った未来のすべてを見ることはできないように思われる.渡辺さんも然りで,きっと「世界の中の日本」という視点でしか日本未来を描くことができないのだと思う.

もちろん私にだって,日本未来のすべてを描くことはできない.しかし私は,日本の中で,日本共倒れするのであっても,どうせ生まれ落ちてから少しずつ死んでいくような人生ならば,少しでも良いから日本の人たちが幸せにしている姿が見たいと思う.それがただ「死んでいく世界の中の日本」に対する対症療法であっても.少なくとも私は4年間授業料の半分以上を税金で払われた身であるし,それに報いたいとも思う.できれは近くから日本を見ていたい.だから,私は特に自分が「勝つ」とか「うまくいく」とかいうそういうちっぽけなことよりは,日本に居て,そこで小さくても何かができたら嬉しいと思う.そのために自分に足りないと思われるスキルたまたま日本では学ぶことができなそうだったから,今留学しているまでだ.海外に住んで,1年が過ぎた.

私は海外勉強しているけれど,日本で働きたい.おそらく帰国しても,渡辺さんのように思い切ったことは言えやしないだろう.シリコンバレーにもアメリカにも行ったことはないが,アメリカは(シリコンバレーは?)個人が「勝つ」ことを志向して,その集積で大きくなってきた,シアワセになってきた場所なのかもしれない.私はそういう場所は.肌に合いそうにない.そして,世界という場所は=アメリカでもシリコンバレーでもないのだ.

まとまらないが,なんとなく違和感を覚えたので書いた.

2009-04-27

[][]女の子全裸流行らせよう企画

突然、先週の水曜日の帰り際に発した僕の一言がここまで周りからの反響あるとは思ってもいませんでした。

 「おにゃのこ全裸流行らせよう企画を開始したい」

男性ばかりの芸能事務所で働いている僕は、アイドルグループ所属ということもあり、

人前で裸になることはまったくありません。テレビの収録や部ステージでは着衣であり、テレビの前で脱ぐことはありません。

 

年齢が年齢なので、年下グループのような胸元がはだけた半裸になることも滅多になく、

ましてや全裸は皆無に等しい状況でした。(シンゴと2人で酒を飲んだ夜などは除く。)

しかし、「ぷっ」すまを始めてダンスの万能さを見せつけたり、「画伯」の名で呼ばれるようになってからは、

いろいろな方々と会うことが増えました。

 

特に江頭さんは、いつもどこかしら肌を露出させています。

首/肩/おなか/腰/男性

などなど。

 

露出」と聞くと「え~。」と引く人も多いですが、江頭さんの露出は周りの人をも裸にする、楽しい露出なのです。

それまで実際には脱いだことがなくてもテレビでは見たことがあるのですぐに「自分も!」となったり、

江頭さんとの露出で開眼し、オフタイムにも露出するようになったりと、江頭さんとの露出にはさまざまな相乗効果があります。

ところが、男性ばかりで女性全裸―(全裸になる人・造語です)は少ないように思います。

つまり、現状では男女一緒に全裸になるのは難しいということです。

これはもったいないというか、出会いの少ない女性にとっても機会損失を招いており、

全裸は未開拓な分野なのではないでしょうか。

 

最近では、初めて会う男女がバーベキューゴルフ旅行といったイベントを通じて「婚活」するように、

全裸でゆるいコミュニケーションを交わす中で男女の仲が深まることもありえると思うんです。

 

全裸になることからその人の性格好み自分との性格の一致・不一致がわかるので、

初対面でいきなり会うよりもずっと恋愛に入りやすそうです。

 

特に、気に入った人と肩を組み、一緒に酒を飲み、

共に流ちょうな韓国語で歌など歌うことによって積極的に互いを知ることができます。

シンゴー!」等、親友の名を叫ぶのも有効。それによってコミュニケーションがより一層深まります。

すでに全裸になってしまっている人は婚活用のパンツサブパンツとして履きなおすのも良いのではないでしょうかw

(あまりオススメではありませんが。。。)

 

まぁ、なにも恋愛のための出会いだけではありません。

同じグループの仲間、どこかの芸能事務所社長、違う事務所の人、別のグループメンバー

10歳以上離れてる大物女優一発屋大御所、一流芸能会社社員離婚したての芸能人、など。

 

自分が絶対に出会わないであろう人と気軽に話せるのも全裸の魅力です。

一流芸能会社社長全裸友達になったりしたら、友達に自慢できるのではないでしょうか。

むしろ、一緒に番組をはじめたり、ビジネスライクな会話にも発展するかもしれません。

 

全裸はまだまだ発展途上で、Twitter自身も露出する側もその可能性の限界が見えていません。

 

その都度、我々全裸―が全裸活用方法を見出して楽しく元気に脱いでいけばいいのです。

 

きっと、全裸の楽しさや開放感はこれからもたくさんの人に受け入れられていくでしょうし、

女の子だってどんどん増えていくと思います。

 

もし、すでに気になる女の子が近くにいてなかなか声を掛けられないでいるなら、

まず「僕、君に似てるお椀型のおっぱいの子とテレビ局ですれ違っているんだけど、まさか○○さん?」と

声を掛けてみるのもいいかも。似てる似てないは別として、声を掛けるきっかけにはなります。

 

違うと言われても全裸の話題に持っていけば、その子に全裸を教えつつ、

最初のともだちんこになることは可能でしょう。

 

新規露出してきた、いわゆるスイーツ(笑)おにゃのこが、

いきなりジャニーズだらけの裸体で埋め尽くされた公園の芝生を見て、

全裸ってそういう趣味なのかな?というファーストインプレッションを与えてしまうのはもはや仕方ないことなのかもしれませんが、

 

全裸は脱いでもらうことがまず第一に大切だと思うので、みんなでこの全裸をどんどん広めようではありませんか!!

 

======= 楽屋での周りからの反響 =================

 

# NA_kai @tsuyo_Pon読者モデルとかが「わたし週1回代々木全裸になってジョギングしてるんですよー。

周りの人たちの目が気になるので体系維持にも効果ばっちり☆」とか書けば人気出るんじゃないかなー

 

# ega_ch @tsuyo_Pon ちくびとわかめ酒の味方に直したほうが、しっくりきますw

 

# NA_kai@tsuyo_Pon mixiとかは「プロフィールを充実させましょう!」とか「次は日記を書いて近況を友人に知らせましょう!」みたいな

うざいほどのガイドライトユーザーを引き上げてるんだけどついったーでもそれをやるかっていうと・・・

 

# goro56 @tsuyo_Pon 全裸の素晴らしさを知らない人が大半だと思う。

 

# NA_kai@tsuyo_Pon 初めても面白みを感じるまでが遠い気がするなー

 

# ega_ch @tsuyo_Pon あ、なんていうか邪念にかられたキャンペーンじゃないんですね! 

クリーンキャンペーンなのですね! いいなあ。

 

# Takya @tsuyo_Pon 婚活人生ストレス発散もウマく行く!!あいのり人生道場「NextStage」。

たぶん、こんな趣味は今まで無いからカテゴリーリーダーになれる(ブランディング法則カテゴリー法則より)

 

# Takya @tsuyo_Pon 違う。こうだ>輝いた人生を送りたいと希望する若者を集める→

我が道を行くには全裸が必要と説明し露出促す→裸の付き合いを促す

 

#ega_ch@tsuyo_Pon でも多分、女性が脱いでも前を隠してそう・・・。

 

# Takya @tsuyo_Pon 大丈夫、口説き落とすから。

 

# Okuma @tsuyo_Pon 「自称 女子大生」でも可ですか?

 

# shin5 @tsuyo_Pon バーン新聞の一面に載るようなことをしたほうがいいんだろうな~。一人一人誘い込むより…

 

# goro56@tsuyo_Pon ハード系ですね~

 

# Yousuke@tsuyo_Pon 期待しています。その際には「女子が全裸になる時に選ぶべき公園」というまとめを作って

オリンピック記念公園名前を…

 

# shin5 @tsuyo_Pon 僕にできることがあればwwwww

 

# Okuma @tsuyo_Pon 「若い女性に大人気」と宣伝すれば全裸ー増えるから、

TwitterSMAPのすくつ」とか宣伝したら女性ユーザ増えるかな?

 

# shin5 @tsuyo_Pon そんなことが可能なんですか?

 

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2009-04-17

いわゆるエコは本当にエコ

http://anond.hatelabo.jp/20090416215148

エコってビジネスのための言葉

エコバックを作るのにビニール袋を作る何倍のCO2を排出しているのか

太陽電池を作るのに使ったCO2は太陽電池を使うことによるCO2削減で帳消しにできるのか

エコという言葉をあるモノに使う場合、常に比較対象のモノがあり、その比較は常に相対的である。

地球全体で見て絶対的にエコにならなければ何もかわらないのに。

それは「エコ」が良いものだというイメージを与え「エコ」をキーワードにした消費を促すためである。

企業イメージも然り、やってないよりはやってる方がいい。

でもそのエコが本当にエコかを証明するのはあまりに難しい。

自然は気の遠くなるような時間をかけて、持続するエネルギーサイクルを作り出した。

人間は滅びるまでに持続するエコサイクルを作ることができるのだろうか?

2009-03-17

悪徳商法の思い出

マルチの話題がはやってたので。

学生の頃、悪徳業者と契約してしまったことがある。

当選商法というやつで、突然「当選しました!」という葉書が送りつけられてくるやつで(郵送じゃなくてポスティング)、葉書を持って事務所に行くと一万円分の商品がもらえると書いてある。

それでノコノコ行ってしまった。

事務所では太った若いねーちゃんが応対して、「海外旅行格安でいける会員権」の説明を始めた。この会員権で親を旅行につれてったら喜びますよ、とか、会員同士で友達が増えますよ、とか長々と言われた。一万円分の商品は新規会員になるともらえるらしい。

時間拘束で疲れ果てた頃に、「ところで海外旅行といえば英会話が必須ですよねー」と話題を持ち出し、英語教材を買わせようと説明を始めた。どうやら会員権自体は無料だが英語教材が50万円するとのこと。これを買わなきゃ会員にもなれない。

さすがに怪しさ満点だったので、もちろんいらないと突っぱねた。すると上司の男がやってきて、また同じ説明を始めた。「なぜ?いらないというんです?」と聞いてきたので「お金がない」と答えた。ここで「怪しいから」とか「あんた悪徳だろ」とか言えてればよかったが、対面で直接そんなこと言える度胸もなかった。月々1万ちょいのローンも簡単に組めるとか言ってきた。一日缶コーヒー一本我慢するだけで素敵な会員権が手に入るとかも。

お金がない」で突っぱねてると、上司の男が「じゃあ、毎月のローンで、もし払えない月があったら私に電話してください。私が払いますから」と言ってきた。

学生のうちはお金がなくて当たり前だ。そんなときは上司の男が足りない分を俺の口座に振り込んでくれるとのこと。

ここで俺の足りない頭にささやかな悪知恵が浮かんでしまった。(それなら、全額上司の男に払わせよう)

契約してしまった。友達を紹介してくれれば紹介料もらえます、と言われた。そんなことするか。

後日俺のアパートに、英語教材と一万円分の商品が送られてきた。しばらく冷静になって考えると、ほんとに全額上司の男に払わせることができるのか、と不安になった。不安に襲われると「そのときはそのときだ」と開き直った。この繰り返し。

最初のローンの支払いの日。

上司の男に金を催促す電話をかけた。「いくら足りませんか?」と聞いてきたので「全額の一万数千円です」と答えた。上司の男は一瞬絶句してたが、わかりました、といって電話を切った。口座を見たら、ほんとに振り込まれてた。「このまま振り込ませ続けよう」と「これからずっと振り込んでくれるかなぁ」で気持ちがぶれるの繰り返し。

学校の友人に酒の席で、この話をしてしまった。上司の男に払わせようとしてるのをぼかして「悪徳商法契約した」ということで駄目なとこ自慢というか、黒歴史武勇伝みたいな。「お前馬鹿だなぁwww」と笑って盛り上がるかなぁ、と思ったら、「すぐに消費者センター行って解約しろ!」と凄い剣幕で怒られた。

消費者センター行きは、ちょっと抵抗があった。純粋被害者ならいいが、ずる賢い計画を立てて半ば悪徳と認識して契約してしまったからだ。

いざ、行ってみたら、思いのほかスムーズに話がすすみ、契約後一ヶ月以上経ってたにもかかわらず、直接被害金は0円のせいか、すぐに解約できた。消費者センターすげー

あとから着払い英語教材ともらった商品を郵送して、この業者とは縁が切れた。めでたし。

2009-03-15

植物クラシック聞かせる話が盛り上がってるけど

http://anond.hatelabo.jp/20090315130433

焼酎の熟成の話はもう出た?

黒糖焼酎 れんと」奄美大島開運酒造

http://www.lento.co.jp/sidenavi/sound_ripening.html

「れんと」はタンクの中で、

約3ヶ月間クラシック音楽を聴きながら熟成していきます。

音楽は振動トランスデューサ(電気機械振動変換器)によって

振動に変換され、貯蔵タンクに伝えられます。

普通機械振動ではなく、音楽から変換された

微細な変化を含む振動によって熟成を促す製法です。

音響振動が、水の分子クラスターを小さくするとともに、

香りと味をよりまろやかに、そしてすっきりとした

喉ごしにする効果があるといわれています。

はてなアカウントしか持たない読者のための水伝案内

はじめに

ログのすなどりに嫌気がさし、大半の人は「水伝」との係わりを渋ります。折りしも「●かな●さん(他称?のため)」のコメ欄で騒動が再開されました。予備知識がなく二の足を踏むのはもっともですが、人物が整理され、構図も実相も鮮明となっています。臆することなくフリーハンドで結び目を解く新人が参入して良い頃、読者にとっても良い機会ではないでしょうか。

人物(A・B・C・D)

論理派(A・B)、共感派(C・D)に袂を分かつ

現在共感派」を構成するのは、二年前の不用意な記事がやり玉となったブロガー同盟ではなく、Cを起点にはじけた「連座制が嫌で黙っていたけど、心中は穏やかではなかったです」タイプの中間層の繰り上げ。

四人には「蜜月時代が嘘のような」という紋切り型は相応しません。不即不離、木箱(親和的ではないサークルに向けるあなたの呼びかけは、共感論理派以前の分岐点となります)に居心地良く収まった当時の様子はたやすく思い描くことができるでしょう。論理派(世間知を蔑ろにするトラブルメーカー!)が、数多のブログから応答が困難な共感派(反知性主義の擁護者!)の文章を今もこぞって俎上にのせるのは、私怨だけで説明がつくものではありません。

水伝には「的確な人物評は罵倒と見分けがつかない」という魔法言葉存在する。

  o A 「軽はずみな謝罪を行い、軽はずみに謝罪を求める」人物とされる。「怒りの表明と記事の削除、言明(反省)を促す行為は、謝罪要求にあたらない」といった理屈を受け止めることができるならば、あなたはこちらのグループ論理派)に入る。

  o B そのパートナー踊り子の軽快なステップ武道家の重厚なさばきを併せ持つ論客を自負する。まるで組み手上等の伊東富士子だが、場に響くのはきしみ、無理強いした関節の悲痛。

  o C その友人。職業スキルに信頼を置く千の衆望を担った元メルマガ行人。耳目をそばだてるフレーズを多用し、自身への火の粉を振り払うためでも、育成したスキルネット社会での応用を頑なに拒む。

  o D その崇拝者。コピペブロガーの上位にあたる引用ブロガー。三行を超えたコメント通読苦痛をもたらすのは、選択と長短が不適切だから。「違和感は読者を立ち止まらせるための文章術」という評判は拾えず。

人物(E・F)

先の四人とは趣が異なり、リアルで交流を楽しむ情景(たとえばBとEのテーブルを挟んでの談笑)は、どれほど想像をたくましくしても浮かびません。

左翼的言論を活発に展開していた四人は異質を迂回できず、受容か拒絶の択一を自身に課しました。Eグループ騎士団と呼ばれ、Fグループカルト信者)に喩えられたのは、EとFがシンボル祭り上げられた(落とし込まれた)からです。二人への直接批判は無益と下部が了解している節があり、強い批判が引き受けた支持者らへ向きます(沈黙は肯定か逃亡とみなされます)。

E・Fにカリスマ性は露も認められませんが、サークルクラッシャー資質は備えます。隙が多いのも特徴的で、Eはそれを「観測気球」、Fは「無頼」とする演出が見え隠れしますが、今に至るまでその効能は明らかになっていません。

背景

水伝一幕は、科学リテラシーを感情で語る者と品格論理で語る者との争いでした。ネットの論争で前者に勝ち目はありません。その「論理」で科学を語り、ほころびが露になる前に敵失によりステージが一気に変動したのです(トラバ論争)。qed「水に脳はないから水伝はいんちき」は、外野の「理系」にも含みを招いたことでしょう(一人が対話を試みましたが、Eの「謝罪認定」で終了します。そのブロガーはようやく「事情」を悟り、取るに足りない汚名と引き換えに撤収できました)

前者が退いた後もネットリテラシー主観論、運動論を引きずり、メンバーの参入と離合が劇的に行われます。グループ分け終了後の大きな対立軸としては、Eの「邪推が成り立つ」、Fの「ハラスメント」問題があります。語りつくされた疲弊感も漂いますが、「謝罪論争」直前のBの失言など踊る余地も残されています。

渦中へ

G(A)のコメ欄に向かう前に、読者は論点に対する見解を用意します。

  o「双方論争」から引いた「卑怯者論争」は正当か?

  o Gの回答(ハラスメント)はなぜ無効とされるのか?

  o グループ内で発せられた嘲り、暴言に論理派が倫理の判定を「忌避」した理由は何か?(流れを読め、発言者本人に尋ねよ、罵倒芸だ、訴えればどうかと回答した人々の真意は何か?)

  o 過去ログから相手側への謝罪が提出された場合、論理派は詰みではないか?

  o 論理派の張った狭義(「双方」は頻度と深刻をデータ化し、等量である事を明示)、予防線性的言辞は最大値、蔑称は最小値をとる)は妥当か?

  o 一般認識、文脈大問題は「邪推が成り立つ」を問われた場合、詰みではないか?

  o 「嘲笑」目的以外の、コメント削除を行いながら投稿禁止の処置をとらない理由は何か?

過去

ひと続きの古い結び目から解きたいと希望する読者は、出典をみずから発掘し、不明な部分の詳細を確認することが条件になります。引用を避けたのは、騒動の教訓に「人は埋め込まれたリンク先すら読まない」とあるからです。

関連を訪ね、水伝以前までログを遡ることで「神の視点」を体感し、デッドエンドの憂鬱記録を「ハッピーな」団欒シーンで読み終えることができます。

「春樹受賞の弁」を踏み台にするのは良い考えではありません(デッドエンド)。会話はA・B・C・Dに限ること。他と応答する義務はなく、価値も認められません。四人は確かに傷を負い、自分に借りを作りました。伝言ゲームの応酬では勘定が合わないはずです。

おわりに 

嘲笑や恫喝は慣れっこだが、家族への言及には耐えられない、尽力する保護事業に累が及ぶのは不当だと考えるなら、goo


※劣勢の共感派への疑問を追加(しかしAE混成チームに痛み分け以上の戦績を残せる者が何人いることか)。

共感派は論理の不備を質されている訳ではなく、誰かのそれに乗じて済ました過去を見咎められている(みんなで笑ってやろう)。その「論理」が牙を向いたとき、なすすべもなく動転し、次に誰かの当てこすり、空騒ぎに乗った。以前の踊り場がどれだけ狭量なものであったかに目を背け、遥かに刺々しい場所を臨んだのではないか。

トンチンカンな回答から始まる、会話する気を奪うプロセス

【前提】

知識(経験・慣れ)が足りない時期であれば、トンチンカンな回答は大目に見られる。

「質問の内容が理解できずにトンチンカンな回答をしているのかな?」と。

  • しかし、何ヶ月もやられると「誤魔化すために、話をそらすために、逃げるために、あえてトンチンカンな回答を使っている」としか受け取れない。
  • しかも、再考を促すと、トンチンカンな回答をしているくせに、さっき答えたじゃないですか的な態度がさらに周囲の怒りを加速させる。
  • そして、理解させようとして説明をはじめても、(ホントかどうか知らないが)聞こえていない。よって、また同じ説明を繰り返すはめになる。
  • さらに、聞こえていても返事をしない。するとしてもタイムラグがひどい。聞こえていることを表明する気がないとしか思えない。
  • だから、ホントに聞き取れていないのか、ノーリアクションなのかの判断ができない。無駄に再説明をさせられたときの脱力感はすごい。
  • ただでさえ、二つのことを同時に処理できないくせに、作業しながら話を聞いているので、理解できているという信用をまったくもてない。
  • そのくせに、わかりました、気をつけます、考えます、調べます、とどうみてもその場しのぎの発言で話を勝手に打ち切ろうとする。
  • そうすると、続きの説明に対し、えっ今の私に話していたんですか(さっき話しは終わったはずなのに)、もう一度どうぞw。というフザケタ発言。

会話する気力を、なんと8段階で奪ってくる。

すごくよくできたコンボだ。

よく練られている。

天才的だよ。

これがワザとでなければ、いったいなんだというんだ。

2009-03-08

嫌儲じゃなくサイバー反体制派と呼べ。嫌儲ベースサイバースペース独立宣言であり、自由の反体制レジスタンスだ。反嫌儲はてサ搾取独占体制側のクソ野郎どもだ。

嫌儲の腐れデジタルミレニアムコピーワンス搾取はてサのクソどもはいいかげん嫌儲歴史理論がある事を知れよアホが!!著作権を振りかざた権威にひれ伏す権力の犬である腐れデジタルミレニアムコピーワンス搾取はてサどもよ、おまいらは打倒されるべき抑圧貴族階級に過ぎん!!何がゆとりだ。腐れデジタルミレニアムコピーワンス搾取はてサ老害こそ文化を独占資本化する帝国主義者だろうが!!

http://www.ezweb.co.jp/~higan/

サイバースペース独立宣言

スイス、ダヴォスにて ジョン・ベリー・バーロウ

サイバー反体制派、エレクトロニックフロンティアファウンデーション共同設立者

産業世界を牛耳る政府どもよ、お前たち肉と鋼鉄でできたか弱い巨人どもよ、私は新しい精神の住処、サイバースペースの住人だ。未来のために私はお前たち過去の人間に要求する。我々のことは放っておいてくれ、と。お前たちは我々にとって歓迎すべからざる客だ。我々の集まるところでお前たちの権威は通用しない。

 我々は選挙によって選ばれた政府など持たないし、また持つ気もない。従って、私がお前たちに向かって語りかける言葉には、自由が常に語ってやまぬ言葉以上のいかなる権威も含まれていない。そこで私は宣言する。我々が建設中のグローバル社会空間は当然ながらお前たちが押しつけようと画策する専従体制からは独立している、と。お前たちは我々を規則で縛ることが出来るような道徳的な権利など持っていないし、また我々が真に恐れるに足るようないかなる強制手段も持ち合わせてはいない。政治は統治される国民の同意があって初めて力を持つ。お前たちは我々の同意を促すこともできない。我々はお前たちを歓迎しない。お前たちは我々のことを知らないし、我々の世界も知らない。サイバースペースはお前たちの引いた国境の中にありはしない。公共の建設事業か何かのように、自分たちで作ってしまえるなどと思ったら大間違いだ。そんなことはできはしない。これは自然の営みと同じで、我々の共同の行為と通じて自然に成長していくものだ。

 お前たちは我々の大いなる集団の対話に参加したことはないし、また我々の豊かな市場の富を作ったわけでもない。我々の文化も知らなければ、倫理不文律も知るまい。それは、お前たちが押し付けるどんな強制よりもはるかに多くの秩序を我々の社会に現にもたらしているものだ。お前たちは我々の世界に解決すべき問題が存在すると言う。そしてそのことを口実にして我々の世界を侵略しようとしている。お前たちの言う問題の多くは実際には存在しない。本当に摩擦があり、問題点があれば、我々はそれを認めて我々なりの方法で対処するだろう。我々は我々だけの社会契約を作りつつある。我々の世界の統治は我々の世界の諸条件に応じて自然に発生する物であって、お前たちの勝手な条件から生まれるものではない。我々の世界は違うのだ。

 サイバースペースは様々な商取引、関係、そして思考そのものからできあがっていて、それが我々のコミュニケーションウェブの中にまるで定常波のように隈無く広がっている。我々の世界はいたるところにあるとともにどこにもない。ただしそれは肉体が住める場所ではない。

 我々が作りつつある世界はどんな人でも入ることができる。人種経済力軍事力、あるいは生まれによる特権や偏見による制限はない。

 我々が作りつつある世界では、誰もがどこでも自分の信ずることを表現する事が出来る。それがいかに奇妙な考えであろうと、沈黙を強制されたり、体制への同調を強制されたりすることを恐れる必要はない。

 お前たちが考える、所有、表現、自我運動前後関係コンテクスト)に関する法的概念は我々には適用されない。それは物質に基づくものだからだ。我々の世界物質存在しない。

 我々の自我は肉体を持たない。だからお前たちと違って、我々は肉体的強制によって、秩序を獲得することは出来ないのだ。我々の世界の統治は、倫理学啓蒙的な利己主義、連邦体制といった土台から生じるであろうと我々は信じている。我々の自我はお前たちの法的権限が及ばない多岐にわたる領域に分散して存在する事が出来る。我々の世界を構成する様々な文化が唯一一致して認める法は「黄金律(汝の欲することを人にもなせ)」しかない。我々はこれを基礎にして個別の問題の解決を見出そうと望んでいる。しかしお前たちが押しつけようと図る解決法は到底受け入れられない。アメリカでは、お前たちはテレコミュニケーション改革法案なる法律でっち上げたところだ。これはお前たち自身の憲法を否定し、ジェファーソンワシントンミル、マディソン、トクビィル、ブランダイスらの描いた夢に泥を塗るのに等しい行為だ。この夢は我々の世界で新しく生まれ変わるに違いない。

 お前たちは自分たち自身の子供に脅えている。子供たちはサイバースペースネイティブなのに、お前たちの方はいつまでたっても根付かぬ移民のままだからだ。この子どもたちを恐れるがゆえに、お前たちは、自分たち自身では卑怯にも真正面から引き受けることの出来ない親としての責任官僚たちに委ねるのだ。我々の世界では、人間性に関わるあらゆる感情やその表現は、下劣なものから崇高なものまで、みなシームレスな全体を形作る部分であり、ビットによるグローバルな対話の一部なのである。人を窒息させるのも空気なら鳥を舞い上がらせるのも空気であり、両者を区別する事は出来ない。

 中国ドイツフランスロシアシンガポールイタリアアメリカで、お前たちはサイバースペースフロンティアに番兵を立たせて自由のウイルスの侵入を何とか食い止めようとしている。それで少しの間は感染を防げるかもしれないが、まもなく世界中ビットメディアに覆い尽くされれば、それも無駄になろう。

 お前たちのますます陳腐化する情報産業界は、延命を図ろうとアメリカやその他のいたるところで自分たちの主張を世界中に通すための法律を作ろうとするだろう。その法律とやらは、アイデアもまた別種の工業製品だとのたまう。それは高炉から流れ出た鋼鉄に比べてちょいとばかり高級などというものでは何らないというわけだ。しかし我々の方では、人間精神が作り出せるものはすべて再生産できるし、また無償で無限回分配することができる。思考のグローバルな伝達にはもはやお前たちの工場の完成を待つには及ばないのである。

 このような、陰険で植民知的な措置のおかげで、我々はかつての自由と自己決定を愛した人々と同じ立場に立たされている。かつてこの人々たちは遠くから何の説明もなく権力を揮う政府に対し異議を唱えねばならなかった。我々はここに何としても宣言せねばならない。我々のヴァーチャル自我はお前たちの権力に対して免疫抵抗を持っている、と。たとえ我々は我々自身を地球全体に分散させているから、誰にも我々の思考を捕縛することはできない。

 我々はサイバースペース精神文明を作り上げるだろう。そしてそれはかつてお前たち政府が作り上げた世界よりもはるかに人間的で美しいものになるに違いない。

http://anond.hatelabo.jp/20090307040202

http://anond.hatelabo.jp/20090306040620

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http://anond.hatelabo.jp/20090307185048

http://anond.hatelabo.jp/20090307225530

2009-03-07

我々が建設中のグローバルなまとめ空間は当然ながらはてサが押しつけようと画策する著作権専従体制からは独立している、と。はてサは我々を規則で縛ることが出来るような道徳的な権利など持っていないし、また我々が真に恐れるに足るようないかなる強制手段も持ち合わせてはいない。ネットはネラーの同意があって初めて力を持つ。はてサは我々の同意を促すこともできない。ネラーははてサを歓迎しない。はてサは我々のことを知らないし、我々の世界も知らない。

まとめサイトはお前たちの引いた著作権の中にありはしない。公共の建設事業か何かのように、はてサたちで作ってしまえるなどと思ったら大間違いだ。そんなことはできはしない。これは自然の営みと同じで、我々の共同のレスと通じて自然に成長していくものだ。

このような、陰険でJASRAC的な措置のおかげで、我々はかつての自由と自己決定を愛した人々と同じ立場に立たされている。かつてこの人々たちは遠くから何の説明もなく権力を揮うJASRAC原理に対し異議を唱えねばならなかった。我々はここに何としても宣言せねばならない。我々のヴァーチャルコピーはお前たちの権力に対してまとめ抵抗を持っている、と。たとえ我々は我々自身を地球全体に分散させているから、誰にも我々のコピーを捕縛することはできない。

http://anond.hatelabo.jp/20090307141243

我々が建設中のグローバルなまとめ空間は当然ながらはてサが押しつけようと画策する専従体制からは独立している、と。はてサは我々を規則で縛ることが出来るような道徳的な権利など持っていないし、また我々が真に恐れるに足るようないかなる強制手段も持ち合わせてはいない。ネットはネラーの同意があって初めて力を持つ。はてサは我々の同意を促すこともできない。ネラーははてサを歓迎しない。はてサは我々のことを知らないし、我々の世界も知らない。サイバースペースはお前たちの引いた著作権の中にありはしない。公共の建設事業か何かのように、はてサたちで作ってしまえるなどと思ったら大間違いだ。そんなことはできはしない。これは自然の営みと同じで、我々の共同のまとめ行為と通じて自然に成長していくものだ。

はてサはこれを読むべき

サイバースペース独立宣言

産業世界を牛耳る政府どもよ、お前たち肉と鋼鉄でできたか弱い巨人どもよ、私は新しい精神の住処、サイバースペースの住人だ。未来のために私はお前たち過去の人間に要求する。我々のことは放っておいてくれ、と。お前たちは我々にとって歓迎すべからざる客だ。我々の集まるところでお前たちの権威は通用しない。

 我々は選挙によって選ばれた政府など持たないし、また持つ気もない。従って、私がお前たちに向かって語りかける言葉には、自由が常に語ってやまぬ言葉以上のいかなる権威も含まれていない。そこで私は宣言する。我々が建設中のグローバル社会空間は当然ながらお前たちが押しつけようと画策する専従体制からは独立している、と。お前たちは我々を規則で縛ることが出来るような道徳的な権利など持っていないし、また我々が真に恐れるに足るようないかなる強制手段も持ち合わせてはいない。政治は統治される国民の同意があって初めて力を持つ。お前たちは我々の同意を促すこともできない。我々はお前たちを歓迎しない。お前たちは我々のことを知らないし、我々の世界も知らない。サイバースペースはお前たちの引いた国境の中にありはしない。公共の建設事業か何かのように、自分たちで作ってしまえるなどと思ったら大間違いだ。そんなことはできはしない。これは自然の営みと同じで、我々の共同の行為と通じて自然に成長していくものだ。

 お前たちは我々の大いなる集団の対話に参加したことはないし、また我々の豊かな市場の富を作ったわけでもない。我々の文化も知らなければ、倫理不文律も知るまい。それは、お前たちが押し付けるどんな強制よりもはるかに多くの秩序を我々の社会に現にもたらしているものだ。お前たちは我々の世界に解決すべき問題が存在すると言う。そしてそのことを口実にして我々の世界を侵略しようとしている。お前たちの言う問題の多くは実際には存在しない。本当に摩擦があり、問題点があれば、我々はそれを認めて我々なりの方法で対処するだろう。我々は我々だけの社会契約を作りつつある。我々の世界の統治は我々の世界の諸条件に応じて自然に発生する物であって、お前たちの勝手な条件から生まれるものではない。我々の世界は違うのだ。

 サイバースペースは様々な商取引、関係、そして思考そのものからできあがっていて、それが我々のコミュニケーションウェブの中にまるで定常波のように隈無く広がっている。我々の世界はいたるところにあるとともにどこにもない。ただしそれは肉体が住める場所ではない。

 我々が作りつつある世界はどんな人でも入ることができる。人種経済力軍事力、あるいは生まれによる特権や偏見による制限はない。

 我々が作りつつある世界では、誰もがどこでも自分の信ずることを表現する事が出来る。それがいかに奇妙な考えであろうと、沈黙を強制されたり、体制への同調を強制されたりすることを恐れる必要はない。

 お前たちが考える、所有、表現、自我運動前後関係コンテクスト)に関する法的概念は我々には適用されない。それは物質に基づくものだからだ。我々の世界物質存在しない。

 我々の自我は肉体を持たない。だからお前たちと違って、我々は肉体的強制によって、秩序を獲得することは出来ないのだ。我々の世界の統治は、倫理学啓蒙的な利己主義、連邦体制といった土台から生じるであろうと我々は信じている。我々の自我はお前たちの法的権限が及ばない多岐にわたる領域に分散して存在する事が出来る。我々の世界を構成する様々な文化が唯一一致して認める法は「黄金律(汝の欲することを人にもなせ)」しかない。我々はこれを基礎にして個別の問題の解決を見出そうと望んでいる。しかしお前たちが押しつけようと図る解決法は到底受け入れられない。アメリカでは、お前たちはテレコミュニケーション改革法案なる法律でっち上げたところだ。これはお前たち自身の憲法を否定し、ジェファーソンワシントンミル、マディソン、トクビィル、ブランダイスらの描いた夢に泥を塗るのに等しい行為だ。この夢は我々の世界で新しく生まれ変わるに違いない。

 お前たちは自分たち自身の子供に脅えている。子供たちはサイバースペースネイティブなのに、お前たちの方はいつまでたっても根付かぬ移民のままだからだ。この子どもたちを恐れるがゆえに、お前たちは、自分たち自身では卑怯にも真正面から引き受けることの出来ない親としての責任官僚たちに委ねるのだ。我々の世界では、人間性に関わるあらゆる感情やその表現は、下劣なものから崇高なものまで、みなシームレスな全体を形作る部分であり、ビットによるグローバルな対話の一部なのである。人を窒息させるのも空気なら鳥を舞い上がらせるのも空気であり、両者を区別する事は出来ない。

 中国ドイツフランスロシアシンガポールイタリアアメリカで、お前たちはサイバースペースフロンティアに番兵を立たせて自由のウイルスの侵入を何とか食い止めようとしている。それで少しの間は感染を防げるかもしれないが、まもなく世界中ビットメディアに覆い尽くされれば、それも無駄になろう。

 お前たちのますます陳腐化する情報産業界は、延命を図ろうとアメリカやその他のいたるところで自分たちの主張を世界中に通すための法律を作ろうとするだろう。その法律とやらは、アイデアもまた別種の工業製品だとのたまう。それは高炉から流れ出た鋼鉄に比べてちょいとばかり高級などというものでは何らないというわけだ。しかし我々の方では、人間精神が作り出せるものはすべて再生産できるし、また無償で無限回分配することができる。思考のグローバルな伝達にはもはやお前たちの工場の完成を待つには及ばないのである。

 このような、陰険で植民知的な措置のおかげで、我々はかつての自由と自己決定を愛した人々と同じ立場に立たされている。かつてこの人々たちは遠くから何の説明もなく権力を揮う政府に対し異議を唱えねばならなかった。我々はここに何としても宣言せねばならない。我々のヴァーチャル自我はお前たちの権力に対して免疫抵抗を持っている、と。たとえ我々は我々自身を地球全体に分散させているから、誰にも我々の思考を捕縛することはできない。

 我々はサイバースペース精神文明を作り上げるだろう。そしてそれはかつてお前たち政府が作り上げた世界よりもはるかに人間的で美しいものになるに違いない。

Re:ダルフール紛争日本にも問われている理由

 標記のダールフール関連記事を読ませて頂きました。

 きちんと過去ログを追ってはいませんが、ダールフール危機関連の記事を精力的に拾い上げていらっしゃることに敬服しています。事実、今回の記事を目にしなければ、私はご紹介されたNYTやFTの記事その他を読むことはなかったでしょう。

 しかし、ご多忙のせいでしょうが、訳し急ぎのご様子がそこここに見られるように思われますし、それをもとにしたご論旨もいささか明瞭でない部分もあるように思われます。一読して感じた違和感を整理するため、増田からですみませんが、記事を起してみました。

 まず、FT記事の「展望」の紹介の仕方にやや違和感があります。その部分(''What happens next ... in exchange for surrendering Mr Bashir'')を私が要約するなら、構造は以下のように取ります(重要と考えるところを< >で囲って強調します)。

イ.(逮捕状を出した結果、)何が起こるかははっきりしない。

ロ.最も楽観的なシナリオは、体制内プラグマティストが政変を起こし、和平交渉へ向かうこと。

ハ.しかし、ICCの法的決定の<政治的帰結>がそううまくいくとしたら奇跡

ニ.<第一の理由>は、逮捕がすぐに実現しそうにないから。

ホ.<第二の理由>は、バシールが<全てを統べる>独裁者ではないから。つまり、正義が追求されるなら、体制内のバシール以外で責を負うべき者も起訴されねばならないから。

 特段の予備知識のない私の単純な読みを述べますと、ここでFTは、楽観的なシナリオに釘をさしています。ICC逮捕状は、国際的に正義を追求するというメッセージだが、その原則は、罪に関与した体制派をより広く射程におさめるものであるため、内部からの変革をためらわせるのではないか、ということです。つまり、はっきりと言いきってはいませんが、正義と和平を天秤にかけています。

 一方、前回ご紹介のクリストフ記者によれば、両者はトレードオフ関係にはないとされます(''I think Graham is wrong that that's the trade-off, and I agree with Tutu that there won’t be peace until there is an element of justice.'' この部分の紹介はより原文に沿った形にしてもよいのではないかと思います)。彼は基本的にICCの決定を肯定的に見ているようです。

 続く文章を読んだ限り、ブログ主様はFT寄りのように見えますが、このあたりを「微妙に異なっている」等々とぼやかす必要はあるのでしょうか。

 また、この問題に関しては、国務大臣民兵指導者それぞれ一名に対し、2007年4月の段階で、ICCから既に逮捕状が出ていることも留意されるべきではないかと思います。

 次の論点、悲観的なシナリオスーダン南北の内戦再点火に移ります。「クリストフ記者の洞察が重要」とのことですが、どの部分かやや不明確なように思います。

 彼は、包括的和平合意は既に著しく不安定となっているのであり、逮捕状がその流れを悪化させるとは見ていません。そして、南部は独立に向かっているが、石油資源喪失を阻止するため、北部は戦う(''fight'')だろう、と前回ご紹介の記事で述べています。その一方で、逮捕状は戦いを抑止する効果を持つだろうとも述べています(''there’s vast uncertainty about the CPA, but I don’t think there’s any reason to think that an arrest warrant for Bashir worsens the trajectory. Right now, the South is headed for independence in 2011, and the North will fight to prevent that because the South has oil. Frankly, an arrest warrant may make it less likely that Khartoum will fight (or make it less able to fight), perhaps averting a resumption in the north-south war.'')。つまり、南北の火種は非常に大きいが、逮捕状にはある程度の抑止効果があるという見解のようです。

 文章を拝見した限り、ブログ主様は、「南北問題は再燃する可能性」を重視していらっしゃるように見えます。

 

 この再燃を促すかもしれない逮捕状、その火種の大きさという前提に立って、ブログ主様は、その逮捕状を出した「ICCを支える諸国」の責任へと言及されています。そこの論旨には基本的に賛成なのですが、いくばくかの違和感を感じますので、述べてみます。

 まず、FTの訳について、一文だけ、こなれているようには見えないので、不出来ですが拙訳を出します。

もしICCがこの件でへまをやり、スーダンが崩壊していくのを世界が傍観するようなことになったなら、水曜日の決定は、人権の勝利では全くなかったことになるというリスクがあるのです。

(''For if the ICC bungles this case, and the world stands by as Sudan crumbles, there is a risk that Wednesday’s decision will prove no triumph for human rights.'')

 スーダンでは確かに人権が蹂躙されてきました。とはいえ、人権が完全に空文化することはないでしょうし、ICC加盟国<だけ>の責務でもないでしょう。

 お示しの地図にあるように、スーダンICC加盟国ではありません。それなのに、どうしてICC逮捕状を発行したのでしょうか。それは、<国連安保理>がICCに付託したからです。つまり、今回の逮捕状の件について、「ICCを支える諸国」に安保理常任理事国が「含まれていない」とされることには賛同できません。

 もちろん、「ICCを支える諸国」の責任の重さは言うまでもないでしょうし、「日本に問われている部分も大きいはずだ」という結論に異議はありません。

 最後に、このような問題について紹介の労を取って下さったことに改めて感謝します。

不勉強増田より、乱文乱筆失礼しました。

<参考URL

http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2009/03/post-0f1e.html

http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2009/03/post-1cfc.html

http://www.ft.com/cms/s/0/52a9c366-08f1-11de-b8b0-0000779fd2ac.html?nclick_check=1

http://kristof.blogs.nytimes.com/2009/03/04/answering-your-darfur-questions/

http://www.icc-cpi.int/NR/exeres/0EF62173-05ED-403A-80C8-F15EE1D25BB3.htm

http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7924195.stm

http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/3496731.stm

http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7039360.stm

http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7887007.stm

http://www.mofa-irc.go.jp/link/kikan_info/icc-c.htm

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol8/index.html

http://www.hrw.org/ar/news/2008/07/14/icc

http://uuair.lib.utsunomiya-u.ac.jp/dspace/bitstream/10241/6368/1/kokusai26-003.pdf

2009-02-23

世の中人余り

どの仕事も人なんか余っている。自分が必要とされているなんて幻想。一部の優秀な人だけが生き残ればいい。日本人口は1000万でいいんじゃないだろうか。

政府が楽に死ねる薬を配って、不要な人間自殺促すのはどうだろう。派遣切りへの対策にもなるのでは。「生きてても仕方ないけど、死ぬのが怖いから生きてる」なんて人は、たくさんいるのだろうし。

2009-02-22

暗に認めているも同然なんだが

下記のような現状を示唆する匿名の書き込みは今までに何度も見てきたが、所詮は東スポレベルの与太話と思ってスルーしてた。大金が動く番組制作契約書を作らないとかありえねーだろと思ってた。ごめん、認識が甘かった。

テレビ界、下請けいじめ是正へ 番組買いたたき禁止など

http://www.asahi.com/showbiz/tv_radio/TKY200902210212.html

 テレビ業界が、番組作りを発注する制作会社への「下請けいじめ」をなくそうと、総務省と自主ルールをまとめた。契約書もかわさずに発注し、金額を一方的に下げることが珍しくない現状を改める狙いだ。制作会社著作権も尊重する。NHK地上波テレビ放送を手がける120社余りの全民放対象に、3月中に実施する。

 自主ルールは「放送コンテンツ製作取引適正化に関するガイドライン(指針)」。総務省放送局番組制作会社の代表が1年間協議してまとめた。制作会社の大半は中小企業経営が苦しく、時間の不規則勤務にもかかわらず「年収100万、200万円台の社員がぞろぞろいる」(大手プロダクション社長)という。ワーキングプア(働く貧困層)が社会問題になったこともあり、業界として改善を目指すことにした。

 指針は「放送局制作会社に対して取引上、優位な地位にあることが多い」と明記。(1)制作会社への発注書・契約書の交付と契約金額の記載を義務づけ(2)番組「買いたたき」を禁止(3)制作会社が持つ著作権譲渡強要を禁止、の3点を盛り込んだ。

 関係者によると、昨年の調査では全放送局の約6割が、少なくとも一部の書面を交付していなかった。総務省の調査では、制作会社「書面を渡されても金額の記載がない」「金額は口頭で告げられるだけ」などと回答。今後は、下請け業者保護について定めた下請法に沿った発注書・契約書のひな型を用意し、書面を交付するよう求める。契約金の早期支払いも促す

 番組「買いたたき」は、テレビCM収入が落ち込み始めた一昨年後半から目立つという。総務省の調査では「一方的に単価引き下げを通告された」「値下げ圧力が強く、赤字で受注した」などの訴えが制作会社から寄せられた。「安い単価に変える時は番組内容やキャストも見直す」「番組種類ごとの単価表を放送局制作会社が話し合って決める」ことを推奨する。

 制作会社番組内容を放送局に提案し、制作責任を持つ場合は、制作会社著作権があると判断される。ただ、この場合も放送局著作権を握る例が少なくない。放送局著作権譲渡を迫ることを「不当な経済上の利益の提供要請」として禁止する。

 違反行為があると公正取引委員会放送局に是正を勧告し、局名を公表する。総務省も、放送局に対して契約に関する調査を行う方針だ。

他業種の企業コンプライアンス絡みでポカやらかしたら鬼の首を獲ったように騒ぎ立てるくせに、自分たちはこんな無茶苦茶常識をまかり通らせていたという茶番格差ワープアだと言い立てているくせに、そんな連中の生き血を搾り取って最高クラス給与にふんぞり返っていたわけだ。

企業不祥事ワープア格差問題も解決の努力を怠ってはならない事案なのは疑いようも無い。だけど、それらに熱心な人達金持ちテレビ局に踊らされている」という目で見られてモチベーションが削がれたり、活動そのものが衰退していくんじゃないかと思うとやりきれない。この国で「市民運動」が今ひとつ定着していないのと無関係だとも思えないな。

2009-02-14

http://anond.hatelabo.jp/20090214160316

小さなグループや個人の内部で成立するものだと思うけど。

ルールを疑うための規範は個人レベルから用意されるべきだし、その根拠となりうる規範はこういうかたちで言語化される。

今までの流れから、増田は「子供をつくることを結婚する男女に限る」のは「社会の都合を個人に押し付ける仕組み」であるから良くない、という主旨で主張しているよね?

これが効率的ではない、という背景だけで主張しているのならともかく、押し付けであるから駄目、という理由はどうにも納得しがたい。

理由は「社会の都合を個人に押し付ける仕組み」が全て否定されるのならば、社会というものは成立しないからだ。

結婚という制度が現状と合致していないのは明らか。

社会圧力が割りを食ってる人間へのデメリットとして強く働き、しかし結婚へと促す力は以前ほどないわけよ。フランスという成功例があるなか、この押し付け無意味だ。「押し付けだから駄目」じゃなくて「押し付けな上に無意味になってるから駄目」なのだ。

そういう意味で、べつのルール想像させない以下みたいな言葉には反論せざるをえない。

社会が、結婚しない男女に適してしまったらすぐに行き詰まるだろ。



んー。書いてて思ったけど恋愛至上主義個人主義ってどのくらい重複してどのくらい疎なのかなー。あー。

2009-02-11

解雇規制撤廃雇用流動化を促進するか?

雇用流動化で失業率は下がる

http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/44a168f4f49944058f457302eef66e83

雇用流動化で失業率は下がる」という命題自体に間違いはないと思うが、雇用規制撤廃雇用流動化を促進するかというとあまり大きな効果はない。

のびー老師は自説に組しない説を「感情論w」というが、おいらには「悪いモデル屋」にしかのびー老師が見えない。

「ある経営者が、正社員を雇うか派遣にするか迷っているとする」仮定の話にしても、雇用の口そのものは一つで増えているわけではない。それを論じるなら作業量の増加に伴う雇用の決定を具体的に例としてあげて欲しいわけ。たとえばあるA社は業務を拡大するために人を雇うかどうか決定せねばならない。その前提条件として雇用コスト雇用によって生じる利益を考える。というなら分かる。のびー老師の説で違和感を感じるのは、この前提で考えるとき解雇規制によって生じるコストっていうのが実際どれだけ考慮されているのかってこと。普通に考えて生産性給料のみで判断するでしょってこと。正社員が忌諱されているのはそれに伴う社会保険とかの手続きのめんどくささと、それと給料を含めての費用の高さだと思う。

翻って、現状の生産業の雇用については、供給>需要なので解雇規制の撤廃が行われた場合、企業雇用コスト社会リスクに代えて外部に出すだけで終わる。介護外食に人が行かないのは労働条件が悪すぎるだけであって、労働条件がよくなれば供給が増えるのは「モデル屋」であるなら分かりそうなもんなのに。

資本家から搾取して労働者に再分配しても、パイ全体の大きさは変わらない(税の累進性を上げると、インセンティブの低下でGDPは下がる)。」ってのもよく言われるけど、10万人が1000円の贅沢するのと、一人のお金持ちが1億の買い物するのもGDPとしては同じとして、どちらの実行可能性が高いかは分かるはず。とくにのびー老師は輸出に頼る製造業への偏重を悪いものとして扱っていたわけで、内需を増やそうとすれば個人消費を増やして企業設備投資促す方が方法としてはコストかからないのにその点において矛盾しないか?

セーフティーネットもきちんと整備しないまま、経済明るい見通しも立たないまま解雇規制の撤廃したら、当然普通の人はリスクヘッジして個人消費が落ちるのがわかってないのかなぁ。んな訳ないと思うけど。よしんば景気がよくなってからやるとしても「派遣切り」がこういうふうにセンセーションに取り上げられてしまっては消費税並みに個人消費を冷やす原因にしかならないと思うんだけどさ。

とはいえ「雇用流動化で失業率は下がる」のは間違いないので、あとはどうやって雇用流動化を促進していくかなんだけど。これは「自発的に転職する人」を増やすしかないと思う。施策としては、

1.雇用保険の給付額の増加と期間の延長、および適用の緩和

2.職業訓練についての補助の拡大(90%ぐらい補填して欲しい)。もっと言うなら職業訓練無料

3.年齢、性別などによる雇用差別の撤廃

4.教育無料

かなと思う。3は難しいけどね。とにかく一旦職業訓練を施す期間をもてるようにしないと。

これが出来るなら、消費税が上がってもいいと思う。

とにかく「安心感」を担保できないとダメな時期が来てると思う。

2009-02-05

向精神薬はやっぱりその場しのぎに過ぎない

下痢は体内から毒物を排除するための体の防衛行為。

しかしその排泄を促す下痢を、下痢止め薬で止めてしまうことで

毒物を排除できず、体によくないという話を聞いた。

これは環境適応できずに鬱になる人間に、

向精神薬を処方して精神を安定させることにも通じる様な気がするんだ。

向精神薬がどう脳に作用するのか詳しく知らないが、

脳内物質を分泌させて脳をだます状態にするんだとおもう。たぶん。

けれど、そこで休まされるはずの脳や体に鞭打つ目的で服用し続ければ

いずれは破綻する時が来ると思う。

そう思いながらまた薬を飲んだ復帰2ヶ月目の平日。

http://anond.hatelabo.jp/20090202064637

むしろ私は科学を学ぶ内に創造主としての神を信じてやっても良いような気持ちが生じて来た。

カオスとしてのこの宇宙構造を生み出す見事な法則を定めた奴は誰だ。

重力定数光速、各素粒子質量電荷その他パラメータを与え、

また宇宙の始まりにおける初期条件を与えたのは誰だ。

そんな奴が存在すると理性的に考えるわけじゃない。

だがこの宇宙を支配する法則がどこまで解明されようとも絶対に解らないことが判っている、

科学の埒外の存在錯覚して畏敬する感情が私には存在する。

それはこの世界への親愛の情を通して増幅され、

設計者の意図を問う意味での科学法則の考究を私に促すものだ。

そいつは、私を極とした私が知り得る限りの私の球座標世界を r→1/r と裏返したような

知覚の埒外の世界の∞の果てに居る、矮小な私自身の荘厳な虚像にして、

このクソッタレ世界で足掻く私と全く無関係な、この美しい世界必然偶然に紡ぐクソ野郎

科学者に必要な態度とは全く関係ないけど寝起きの変なノリ

2009-01-18

http://anond.hatelabo.jp/20090118014905

信頼できる大人や専門家に話を聞いて貰った方がいいと思います。

自力で何とかしようとするのはとても危険だし

意見です。

ぼくが「専門家」じゃなくてごめんね。

「生き残ったことへの罪悪感」と、「生き残らせてくれたことに感謝してこなかったことへの罪悪感」。


この気持ちとつきあいながら生きていくのはつらいことだと思いますが、

ぼくが少し希望をいだくのは、そのことを彼女増田に打ち明けてくれた事実です。

言葉にして誰かに話すことが出来て、それを受け止めてもらえたというのは、

PTSDを抱える生存者たちにとって大切な出来事です。

逆に症状をこじらせるのが「甘えるな」とか「同じように苦しんでる人は他にもいる」、「がんばれ」などの類です。

ぼくが思うに、増田がすべき優先事項は次のふたつ。

緊急時に増田がとるべき行動をリスト化しておくこと

彼女自殺の実行をほのめかしたり、誰からも連絡が取れない状態が数時間から数日続いたときが「緊急時」です。

彼女保護者彼女が信頼している大人の緊急連絡先は把握しておくべき。

カウンセラーケースワーカーなどの専門家に相談する。可能なら彼女カウンセリングを受けるよう促す

内容が内容だけに、単純に物事はすすみません。「奇跡」が起こることはないだろうし、予想以上の長期戦になるかもしれません。

彼女がその気持ちとつきあって生き続けていくために、カウンセリングが助けになると思います。

ぼくがここに書けないことも、カウンセリングを通じて見つけ出していくかもしれません。

それと、増田自身も、彼女の話に衝撃を受けてプチPTSD状態になっているかもしれませんし、そのように自覚しておいた方がいいと思います。

つまり、増田にもカウンセリングを受けることを薦めます。彼女を守り続けたいのなら、自分を守る方法を身につけておくのは大切です。

2009-01-14

[][]バブル

朝日新聞GLOBE(12/22)

経済が成長しているさなかに、どこまでが「生産性の向上」で、どこからが「バブル」なのか、見極めるのは難しい。効果的なバブル予防策を説く経済理論確立されておらず、FRB流の「後始末論」には、依然として根強い支持がある。

だが、山口や白川に共通するのは、バブルの判定がなかなか難しいことは承知で「何かできることを模索すべき」という考え方だ。バブルが起きていると確信したら早めに金利を引き上げる、危険な兆候の段階でも記者会見などで世論に注意を促す、といったことも含まれる。

しかし、バブルが起こるのは、人々が過剰なまでの自信を持つからにほかならない。バブルの結末は悲惨でも、その渦中にある人はバブルを謳歌しがちだ。中央銀行が、世論に逆らってでも行動する覚悟がないと、結局、バブルは防げない。

パーティーが盛り上がっている時に、パンチボールを片付けるのがFRB仕事」と言ったのは、元FRB議長のウィリアムマーチンだった。

冷水を浴びせかける役目が生易しくないことは、グリーンスパンの名声と凋落が物語っている。

2009-01-09

そうやって地獄への道に石を敷き詰めていくといいよ

http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20090108/1231416207

そりゃまあ出てこないだろうなあ。今回の派遣村に対する感情は肯定派も否定派も大部分が一種のレイシズムに依って立ってるんだから。

要は「あそこにいる人たちは私たちとは違う劣った人たち」という考え方。なぜか自分は「絶対に」あそこへは行かないという(根拠のない)自信。これらが派遣に対する感情の根っ子なんだもの。

早い話が「派遣」というユダヤ人に対するナチス状態。最初っからスタート地点がそこなんだから、そんな「民族自決」を促すようなことを言い出す奴なんかいやしないと思うよ。

万人が万人に対してナチスである社会。たぶんそういう時代が訪れようとしてるのかもね。しかも国家権力から強制されたとかではなく、「善良な市民」が望んだ世界として。

2009-01-07

http://anond.hatelabo.jp/20090106231352

はてなでは派遣村の批判を書くと、攻撃される傾向があるみたいだな。

俺はこの増田の考えに大賛成だよ。

そもそも、あれだけ沢山の雇用を用意してあげても、そこが埋まらないんだぜ?

そんなんじゃ、派遣村に集まった人たちを「困っている人たち」と思えないのが普通じゃないか。

生活に困ってるなら、どんな仕事でも良いじゃないか、その仕事をしながら、余裕が出来たら他の仕事を探せばいいだろ?

そういう人生設計が出来ないから、今までも派遣なんて訳の分からないシステムにすがって、今の状況を招いているだけだ。

あとな、ホームレス派遣切りされた人たちの線引きをする必要がないってところが、既に問題解決の方向性を失ってるとは思わないか?

ホームレス派遣切りされた人も線引き無しに一緒くたにして支援しようなんて事は無理なんだよ。何も問題の解決になっていないし、税金無駄遣いだ。

働きたくない人間ホームレスで結構だし、そんな人間を困っている人とは呼ばない。放っておけばいい。

問題は働きたい人達をどうするか?だろ。

ホームレスにしろ派遣切りの人にしろ、働きたいという人を働かせるシステム作りが肝心なんじゃないだろうか?

働く側にも雇う側にも問題があり、それぞれの問題をクリアする必要がある。

働く側には働く側の姿勢ってものが問われるはずだ。派遣切りでも問題になった、堪え性が無かったり、計画性が無かったりという部分は学校さながら教育していく仕組みが必要だ。今更こんな事を教育するのもアホらしいが仕方がない、それを教育してこなかった家庭、学校社会責任だ。そもそも派遣ってシステム自体が、働くという事に関して舐めたシステムであったと再確認すべきだ。派遣村にいる人たちはそこに気付かずに働いていた時点で、自分に落ち度があった事も理解すべき。

また、ホームレスが働くことに関しても数々の問題が山積しているのも事実で、住む場所の確保と清潔度の向上を図れる仕組みを確立しないと、どうにもならない。

そして、繰り返すが、ホームレスにしろ何にしろ、働く気のない人は助ける必要がない。

本当に派遣村に必要なのは、働く気があるのか無いのかを見分けるシステムだ。

それぞれの自治体行政が、派遣村を小さな寮付きの派遣会社化すべく登録制にし、働く意志のある者達だけに提供すべきだ。

そして、登録者には条件付きで住まいを提供するのだ。都内には余っているアパートやら土地が沢山ある、安く借り上げるなりなんなり出来るはずだ。公務員宿舎も空いているところが沢山ある、そこも使うべき。もちろん相部屋にするなどの工夫はいるだろう。

ただし、条件付きだ。タダで入らせるほどこの国は豊かじゃない。採算が合うように、自治体雇用を探し、各個人に仕事を提供する。

登録者にはそれを斡旋していき、常になにがしかの仕事をしていないと、登録を抹消されるシステムとする。

さらに、登録者には施設に居座ってもらっては困る。教育係が付き、計画的に社会に出て行けるように教育&支援する。

これには失業者救済もさることながら、余った土地物件流動性を良くする事、積極的に雇用促す目的も含まれている。

この施設の運営なども、失業者の中から雇えれば、なお良い。

まずは、前倒しで行政などで一定のお金を使わないと、今の不景気は回復しない。

世の中にとどまっているお金は同じなのに、その金が動かないから不景気になる。その金を利害関係なしに動かせるのは行政だ。

公園をどうこうするなんていう派遣村をやるんじゃなく、もっと実のある事に金を使っていくべきだ。

2009-01-05

http://anond.hatelabo.jp/20090105124646

叩かれるのと、冷遇とは全然違う話だと思うが・・・

アニメーター低賃金なのは、業界賃上げやってこなかったから。

消費者が我儘なのは、当たり前と言えば当たり前で、それにこたえるからお金が発生する。その分金を払わせればいい。

クリーエーターが、何をどうクリエイトしてるのかをきちんとプレゼンして、作品がどう凄いのか理解を促すような「場」がなきゃ鑑賞者は育たない。

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