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妻はジャニオタだ。恐らく重度ではない。
ファンクラブ会員にはなっているようだが、推しの出演をチェックして年一でliveに行く程度。
少なくとも生活を圧迫するほどではない。自称「常識のある方のジャニオタ」だそう。
一方私はアイドル全般に興味がない。AKB全盛期に神7を2~3人程度しか言えなかった程度には疎い。
むしろ演劇を少しかじったこともあるせいか、ドラマや映画等にアイドルが出ているとクオリティを心配する程度にはアンチ気味だ。
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【時系列】
2023年3月、イギリスのBBCが故ジャニー喜多川氏の性加害について大々的に取り上げた。
妻「どっかの海外でそういうニュースが出たらしい。よくあるデマだ。事実なら地上波で流すはずだ。」
同4月、週刊文春が記事を掲載。同タイミングで数名の被害者が実名で名乗りを上げる。
妻「売れてない人が乗っかってきたと思ってる。」
妻「そういう事実はあったのだろう。ただ、そんなことは昔から言われてるし※1何をいまさら騒ぐんだという気持ち。
芸能界なんだからそういう（後ろ暗い）ことも理解すべき。ジャニーさんは偉大な人なので今更叩かれてかわいそうだと思う。」
※1 告発本や裁判などを通して性加害があった事は公然の事実であり、ファンなら誰でも知っていたらしい。
妻「わかった。ジャニーさんが悪い。けどこれまで黙ってたメディアも悪い。今ジャニーズにいる人まで干されるのはおかしい。」
同10月、タレントのCM出演が続々終了。一部界隈で不買運動が起こる
妻「使われなくなるのは理不尽だけどそれで不買とかするのは違う。彼女らと一緒にされたくない。」
妻「あれだけマスコミが叩いてきたのに『元ジャニーズ』っていうな。それが傷つけるという話じゃないのか。マスコミは本当に自分勝手。」
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【感想】
思うに、彼女はマスコミの報道＝世間の影響度だと考えていたようだ。
地上波で報道しないから大した問題ではないというのはいくら何でも大人の意見ではないと思う。
だが、それは私の視点からはそう見えるだけで彼女にとっては当たり前なのかもしれない。
旧約聖書の一説に「神を試すな」という一文がある。どんな証拠や奇跡を目の当たりにしたとて猜疑心はとどまるところを知らないのだから、
一度信じた神は信じるべきだという意味だ。一神教が多い世界ではむしろグローバルスタンダードな考え方かもしれない。
翻って、彼女には推しという神がいて、メディアはその神の魅力を引き上げてくれる伝道師だったのだ。疑ってはならない。
が、5月頃に言っていた「暗黙知なのだから黙ってジャニー氏から加害されてろ」と受け取れることを話しているときには思わず顔をしかめてしまった。
仮に中学生の女性アイドルを食い物にする男性悪徳プロデューサーが告発されたら同じ感想なのか？
Metoo運動の時ハーヴェイ・ワインスタインをかわいそうだと思ったのか？
時間がたつにつれ段々と論調が変わっていったけど、おそらく本人はこれを自覚していないと思う。
おそらく5月時点での発言も覚えていないだろうし、今は違う感想になっているようなのでこれから先指摘することもないだろう。
女は困難に当たると認知を歪ませることで苦痛をやわらげようとするんだね
別に性差に答えを求める気はないけどゴールポストがドンドンズレていく様は見ごたえあったよ
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