以前からうすうす感じていたことですが、普段弱者アピールしてる人に限って、自分が有利な立場になった瞬間パワハラ・モラハラ人間になるという現実を見せつけられてうんざりですね。
今ネットで目立ってる「弱者の味方」さんたちは本当の意味では「弱者の味方」なんかじゃないなという気持ちが強くなっています。
だって、この人たち「強者としての責任」を問われる機会が全くないせいなのか
「弱者アピールによって権力を手に入れようという転倒した価値観の持ち主である」せいなのかわかりませんが弱者としての特権だけを主張するだけだもん。
弱者としてのつらさを分かち合ったりそれについて解決しようという気持ちが全く感じられない。
そういう人たちを応援している人たちも、そんな暇があったらボランティアや市民活動の一つでもやればいいのに。
普段ネットでやたらと大げさに「弱者アピール」してる人たち……はまだましとして
いろんな案件に首を突っ込んで「弱者の味方」アピールしている人はめちゃくちゃ危険人物です。
私自身が障害者支援に関するNPOで活動しているから強く実感していますが
社会的弱者の救済や手助けというのは、めちゃくちゃストレスたまるし大変なことです。
個人で何とかしようと思ったら一つの案件だけで手いっぱいになるくらい重たいです。
だからこそ、制度や行政、企業的活動などいろんな仕組みとして整えていく必要があるわけです。
そんな状況で、構造的な困難を抱えつつ私的な救済について現場で実際に頑張っている人たちはむしろ表に出てきません。そんな余裕はないからです。
ネットでも、こういう活動を頑張ってる人たちを応援するような活動をしてくれる人がいたらいいよねって思ってます。
あれだけ毎日社会的弱者をなんとかしろみたいに運動してる人が山ほどいるなら、こういうところにたまにはフォーカスが当たってもいいよねって言いたい。
大半は「現実の差別や理不尽に対して何かをしよう」とは思ってません。
上で述べたように大変だし背負いきれないからです。
ほとんどの人にとって、自分にかかわりがない限り他人の受けている差別とかは本心ではどうでもいいんですよ。
ただ日々自分が感じてる不満やうっ憤をそれらの事例にあわせてぶちまけたいだけです。
お手軽に正義になりたい。
お手軽にストレス解消をしたいだけ。
それだけなんですよね。
差別に反対しているってだけで上等な人間になれるわけがないし、
むしろ安易に深く考えずに差別反対とか言ってる人はもうちょっと考えてから発言するようにしてほしい。
とはいっても、別にそれ自体は責められるべきことじゃないのです。
特に他に誇れるものがない人が、安易に自分が他人にマウントできる手段として差別反対とかにかぶれるのはよくあることです。
ネトウヨが反中国だの反韓だのを言い出すのと何も変わりません。
私からしたらどっちもどっちですが、ともかくそうやってお手軽に自分を肯定したいんですよね。
この人たちに対しては、他人に迷惑を書けない範囲でご自由にどうぞという気持ちです。
ただ、こういう素朴な人たちの感情を煽って自分たちだけが成り上がろうとしている人間がいます。
その証拠に、今目立ってる人たちが、ネットに常駐して毎日いろんなあおりをする以外に何か現実で身近な問題を解決したことが有りますか?
ないでしょ?
そういう地道なことはやりたくないんです。
自分の利益を考えればそれが一番お手軽で効率が良いからという理由でネットで煽ってるだけです。
現場で毎日働いてるこちらとしては、こういう人間こそ一番軽蔑しています。
こういう人間は自分がちやほやされたい、弱者を餌にして自分が肥え太りたいだけです。
今ネットで目立ってる「弱者の味方」は、見せ方が違うだけで本質は5ちゃんまとめサイトで人を煽るやつらと何も違わない。
そう思わされるようなケースが多すぎます。
こういう人たちを応援するのはやめましょう。
本当に差別に反対したいなら、まず「自分よりも」深刻な差別や障害に苦しんでいる人を知ってその人に寄り添う努力をしてみましょう。
自分が一番不幸だなんていう被害者意識丸出しの姿勢の人間は誰も救えません。
そういう人は自分は誰かに救ってもらうのを口をあけて待ってるだけの人間だとわきまえましょう。