はじめて増田になる。
この気持ちを書くことをとても迷った。それでも、たとえ匿名と情けない状態でも言いたくなったのでどうか怒らないで読んでほしい。
BUMP OF CHICKENのギター直井さん(以下チャマ)の不倫報道についての私の個人的な気持ちだ。
ラインニュースでチャマの不倫を見た私は、まさか文春砲があのBUMPに!くらいの気持ちしかなかった。
正直どうせ嘘か、そこまで問題になるとはないだろうと軽い考えで記事を開いたのを覚えている。
しかしその気持ちは記事を読むにつれて薄れ、心の底からチャマを嫌悪した。
家庭があることを浮気相手が承知した上で不倫関係に及ぶことがある。
それは「私たちはこれから家族を苦しめますよ」という同一認識を持ってお付き合いを始めている。だからこそ不倫は人を故意に傷つける行為であり、慰謝料の支払いや世間体が悪くなることも覚悟の上でお付き合いをするものだと私は考えている。
そんな覚悟を持って、人を愛するなんてすごいなとある意味一目置いてしまう。もちろん、そんな考えなんて一ミリも考えずに、ダラダラと甘い蜜を啜りたい一心な人ばかりというのもわかるっているけれどね。
だってそんな覚悟があるならさっさと離婚して一緒になりなよとも思うから。前提として私には不倫は理解できないものであった。
被害者は知らぬうちに不倫相手にされていて、一歩話が進めば結婚詐欺になったのではと思う。
もしこの被害者が私のような考えの持ち主だとしたら「自分が人を傷つけていた」事実に悩むのも無理ないと彼女に心から同情した。
チャマは家庭がありながら、そのことを隠し被害者の女性を騙している。妻子がいることを突きつけられたら、被害者の女性を小馬鹿にし別れを告げたとかかれていて、しかも被害者の女性の両親にまで会っていた。
女性の両親と食事をするって相当親密な関係だと思うし、妙齢の女性であれば結婚の意識もあったのかもしれない。そしてそのような状態であることを周囲も微かにわかっていて、被害者は彼女だけではない様子…
週刊誌の記事だし、ここに書かれていることが誇張された内容であることを祈っているけれど、はっきりと言って人として最低の行いであり倫理観が欠落している。
チャマからすれば短絡的な行動なのかもしれないけれど、しっかりと一人の女性の人生を弄んで、故意に陥れていた。
また、周囲もそのような状況を容認していたとなれば彼の周辺環境全てが真っ黒に思えてくる。集団でゲームのように陥れていたのでは?と、悪いように考えることはいくらでもできてしまうものだ。
もし、自分がそんな行動を起こされたら相手のことを「あんな人間に引っかかるなんて運が悪かった。次は気をつけなきゃな〜」なんて軽く思えるだろうか。
自分の価値を踏みにじられ、自尊心を傷つけられたのに、その男は今も笑ってその音楽は街中に響く。
そんな状況に耐えられるだろうか。
…こんなの私の憶測で、全部妻子がいると知っていて初めから週刊誌に記事を売ることが計算だったのかもしれないし、本当のことなんてわからないけれど、私は彼女の起こした行動を責めるなんてできない。
彼女が心優しい人だった時、きっと彼女はこの記事を出そうと出さなかろうと悔やみ、悲しみ、自分のことを責めたと思う。
そっと声をかけたい。
お疲れ様でした。これから素敵な人生がありますように。前を向けますように。
私にとっての涙のふるさとを一緒に探しに行ってくれて、心が荒む時、どうしようもなく迷った時、一緒に泣いてくれるバンドだった。
これでもかとつらいことや、理不尽で、どうしようもならないことが、この世の中にはたくさんある。きっと被害者にとっては今回のことはそれに当てはまるだろう。それでも泣く場所をくれて、楽しませてくれて、元気に前を向くように促してくれるのが音楽で、私にとってそれはBUMPの音楽だ。
そうは言っても今回のことを受けて、BUMPの曲を聴いて傷つけられる人がいる。
このことの被害者はチャマの家族や不倫関係にあった女性達だけじゃなく、メンバーやスタッフ、ファンにも及ぶ。きっとファンだって彼らの曲を聴いて苦しくなる人が出てきてしまう。…きっと私がまだBUMPの音楽を好きなことは、彼らの音楽がそういった人たちへ届く機会を増やすだろう。
背中をさすってくれた手が、他の人の心を殴って傷つけていたと知って戸惑わない人はいない。
それで嫌いになったって仕方ない。それでもやっぱり好きなら、それも仕方ないことだ。
Twitterでは、不倫相手が雑誌に話をしたことが気に食わないだとか、バンドマンなんだから女関係だらしなくて当たり前だとか、これで活動休止したらどうすんだ、なんて相手の女性を逆恨みするかのような発言が見えるけれど、悪いのはチャマだ。因果応報。彼女を叩くのはお門違い。
そして、このくらいのことでファンをやめるなんて本当に好きだったのかと、人の好きの度合いを測ろうとする人の多さも解せない。
好きだからってなんでも擁護するのはおかしいし、それは盲信するただのやっかいな信者だ。なんでも許される神様をつくろうとしてるだけ。
私は同じ人間として、彼らのことが好きだ。好きだからこそ許せないこともある。人それぞれの物差しがある。好きの度合いだって個人差だ。
反省するべきなのはチャマ本人だけ。活動休止、残念だけど私は少しほっとした。お咎めなしで帰ってこられても受け入れられないと思っていたから。
しっかりと自分を見つめ直してほしい。
バンドマンだから