2020-09-24

毒親育ち女の 子育て感想

子供が2歳になろうとしているので、これまでの感想を記そうと思う。

同じく毒親育ちで、自分子供を持つってどうなの?と考え迷っている人にとって少しでも参考になれば。

私のスペック

田舎毒親家に生まれる。叩く・怒鳴る・暴言当たり前、家庭内プライバシー皆無(机やゴミ漁り等)、過干渉貧乏なのに見栄を張って周囲に嘘を付き、子供(私)にも嘘をつかせるなどなど毒要素オンパレード

実家に居た時、楽しかたことは「一度も」なかった。

・今となっては、THE昭和の子育てだったなと思っており、恨む気持ちも薄れ、どうでも良くなっているが、両親は現在進行形クズなので早く◯んでほしいと思っている。

ちなみに、若いときからクズ人間は年をとるとさらクズ部分が煮詰まってタタリ神みたいになるので、年取って丸くなるみたいなことは期待しないで離れた方がよい。

・私はそんな家庭で育ったので、結婚出産希望が持てず、一人で生きられるよう仕事に邁進した。

現夫とは交際期間が長かったが、その間いつ別れてもいいよう覚悟してあまり依存しないようにしていた。しか相手のじいちゃんが死にそうだというので、安心させたいという理由アラサー結婚した。

その後5年間くらい子供のことは考えてなかったが、仕事マンネリ化して何か大きな変化が欲しくて、子作りを始めた。出来なかったら不妊治療はせず子供は諦めるつもりだったが、半年くらいで妊娠して出産、今に至る。

実際の子育てが始まってから感想

子供が産まれたら超絶可愛いよ〜、子供のことしか考えられなくなるよ〜との前情報があったが、そんなことはなかった。理由なく泣き続けると普通にムカついたりする。結構な頻度で一人になりてーとか思ったりもする。

子供の満面の笑顔とか、肌がもちもちで産毛が銀色に光ってるのとかはかわいいと思う。

・相変わらず子供全般が苦手であるが、接し方が分かってきたので、子供に対する謎の警戒感が薄れてきた。

子供との遊び方が皆目見当がつかなかったが、やたら声かけしたり一緒に遊ぼうとしなくても大丈夫っぽい。家事しながら気が向いたら遊んであげたり、あとは公園に行って子供のあとをついていったりでいいみたい。

敬語声かけすると大人と接してるみたいでちょっと面白い

子供は、昨日出来なかったことが今日いきなり出来るようになったりする。怖い。

あと、あんまり喋れないのにこっちの言うことはほとんど分かってたりする。怖い。汚い言葉封印だ。

・今イヤイヤ期に差し掛かり、イライラする場面が増えた。ぐっとこらえ、「この子は私の所有物ではない、言うことを聞かせることは無意味」と心の中で百万回唱える。

それでも怒ってしまった日はかなり落ち込む。なんて酷い親なんだ、自分もあのクズ親と同じだ、と重い気持ちでベッドに入る。次の日が来て、今日は怒らないようにと思いつめながら過ごす。その繰り返し。

・夫に「そんなに怒らないでよ、まだ子供で分からないんだから」と言われることがある。正直、「オ"オ"ン?!」と思っている。

夫は平日休み仕事で、毎日夜遅く帰ってくるので、朝の一時間くらいしか子供と接する機会がない。そんな短時間であの壮絶なイヤイヤタイム満喫できるわけない。

しか休日ワンオペ育児を代われ、と要求するのも現実的な話ではないし不毛である。なので、夫の発言は話半分に聞くことにした。

毎日葛藤して落ち込んで、でも少しずつ子供意思疎通できるようになってきた喜びは確かにあって、それは夫にはない、私だけのものだ。

10から20代、家を出たあとどうやって生きるかあんなにグダグダ悩んでいたくせに、結局大きな目的も決心もなく結婚出産をしたが、今のところ悲惨な結果にはなってはいない。

産んでしまえばどうにかなる、とは言えないが、自分の中の駄目な部分を常に意識すれば、どうにかいける、とは思う。

あとパートナー精神的に安定した人、楽観的な人だとなお良い。

2歳なんか育児のまだ序の口だろ、という諸兄方もいらっしゃると思うが、子供を持つことに躊躇している人に向けて、まず書きあげてみた。

また節目が来たら書いてみたい。

現場からは以上です。

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