http://www.nintendo.co.jp/parents/index.html
確かに前からあったのですが、Youtubeにも動画をアップロードするなど、内容の拡充が行われています。
今回の対応と因果関係があるかは当事者でないので分かりませんが、私から11月26日に任天堂に問合せを行いました。
と言うのも、クラス内で「ひとことコメント」での中傷案件があったからです。
ひとことコメントは、Skypeのステータス表示のように、本当に短い文で今の状態を表すために使われるように設計されていると思いますが、
いつの間に交換日記のサービスが終わった結果、このひとことコメントを使ってチャットを始めるようになりました。
「友人A>〇〇タヒねばいいのに」
みたいな感じで。
ネットスラング使って発言フィルターをくぐっているのも悪質。(氏ねも使ってた)
(全部メモして報告してくれた女の子に感謝。いなかったら気づかなかったよ…。授業中にはそんなそぶり一切無し)
聞き取り調査を行った結果、10人以上の当事者がいることが判明、保護者との面談で実態の把握を行います。
しかし、発言内容を的確に把握している(児童の聞き取りと矛盾しない)保護者は数名でした。
この問題に関して、自分として問題だと思ったのは以下。
・他のフレンドにも見えるという公開の場で堂々と中傷している
・ログがすぐ流れるので、その場に居合わせないと確認できない(証拠を押さえられない。疑わしきは罰せずになる)
・そもそも親よりもテクノロジーに関しては子どもの方が強いので、把握できない
んー。これはまずいと思ったので、任天堂に問い合わせてみました。
近々ある保護者会で周知し、トラブルが起きない環境を作りたいと思ったのです。
道徳で取り扱うのももちろん並行してやりますが、まずは止めることが先決だという判断です。
回答はシェアできないので、私の問い合わせ内容をシェアします。
以下の通りです。
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担当者様
いつも楽しいゲーム体験をありがとうございます。
最近、クラスのなかでひとことコメントによるフレンドから中傷などの被害を受けるという相談を多くもらうようになりました。
よって、保護者会でこの件について上手な付き合い方という観点から取り上げたいと考えています。
以下3点について、ご教授いただけないでしょうか。
1.ペアレンタル機能による制限において、ひとことコメントを制限するためにはどこを制限すれば有効になりますか。また、保護者会などで配布できるような資料やページなどはありますか。
2.上の目的を達成するため、やり方などのプリントを作成する際に、取扱説明書などを引用することは可能でしょうか。
3.ひとことコメントは、フレンドコードと関連付けて任天堂様のサーバーに保存されているのでしょうか。保存されているとしたら、どの程度の期間保存されていますか。また、中傷被害による被害届が出された場合など、法的手続きに則った場合はその情報は開示されるのでしょうか。
お忙しい中お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
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ペアレンタル機能っていうのが、ちょっと実態を自分も把握できていない感じで申し訳ないのですが。
返事が来たのは3日後ですが、21時頃でした。随分と夜遅くです。
回答をそのまま公開できないのでかいつまんで。
・ひとことコメントのみでは制限できない
・ログは保存していない
そっか、とちょっと残念に思っていたところで説明用ページが拡充されたので、非常にありがたいです。
もちろん、これで全てが丸く収まる訳では無いでしょう。
でも、保護者への啓発を行う立場として、任天堂が援護してくれた(と勝手に解釈)のは本当にありがたい。
でも、本当は逆なんだと思います。
「そういう発言をすると、こういう風に思う人がいるよね。どうしたらよかった?」
「言われて嫌だよね。インターネット上でのコミュニケーションって、思った以上に大変だ。どういう風につきあっていく?」
「本当に大事なことって、直接会って言った方がいいんじゃない?」
「画面の向こうに、本当にその相手がいるって、確かめられる?」
(いちいち質問するな!と言われても、考えさせないと後で困るので。)
時には親の前でエッチなサイトを見てしまって、赤面したっていいんですよ。あ、これはダメだって思うから。
何でもかんでも遮断じゃなくって、付き合い方を教えないといけない。
遮断しっぱなしで過ごした場合、その壁が崩れた瞬間に、付き合い方が分からなくなる恐れがある。
Twitterで炎上しちゃってるのは、ネットの世界の歩き方を十分理解していないから。
そして、歩き方を教えられるところは、学校と家庭の両方(時には社会)だって事を大人が理解していないから。
何でもかんでも炎上させた人を悪くしてしまうけど、そのような社会の仕組みをきちんと捉えて変えていく、そのために教えていく必要があると思う。
ある意味では、3DSは心を温められる素晴らしいコミュニケーションツールになる一方で、心に容赦なく傷を付ける、するどいナイフにもなり得る。
だから、面倒みてあげられる範囲で、付き合い方を教えていく。ルールを一緒に決めていく。
っていう余裕がないんですよね。親にも教員にも。でも、本当に必要なことはこっちだと思う。
任天堂には、せっかく3DSという素晴らしい普及した媒体があるので、ネットの歩き方をマスターできるゲームの発売を切に望みます。
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自分のブログに書くのもはばかられたので増田に書きました。途中、クラス内での設定などはごまかしていますが、大筋は合ってます。