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2013-09-10

ceroLIQUIDROOM Ebisu

2020年東京オリンピックが決定した9月8日早朝。その日、我々日本人否が応でも7年後の日本想像せざるを得なかったわけだが、日本未来を予感させる出来事は同日夜の恵比寿リキッドルームでも起きていた。

今回のライブは、ceroとして久しぶりのワンマンライブだった。タイコクラブに始まりライジングサンに至るまで、全国津々浦々と様々な夏フェスに出演してきた彼らは、一回りも二回りも成長した姿を見せてくれた。ボーカル高城は自ら今回のライブを「文化祭」と形容したが、オープニングアクト表現(Hyogen)や、サポートメンバーの面々と力を合わせて作り上げられたステージには文化祭のごとく熱いエネルギーが集約されていたと言えるだろう。

満員のリキッドルームで観客たちが開演を待ちわびる中、開幕したステージに現れた高城ZAZEN BOYSよろしく「死ぬほど練習をして、マツリスタジオで練習をぶちあげてきたので」と観客から笑いをとる。そして、告知されていなかったオープニングアクトである表現を紹介するとさっと身を引き、表現演奏が始まる。

アコーディオンバイオリン一曲目のみ)、アコースティックギターウッドベースの4人組からなる表現ceroと関わりの深いバンドだ。ギター古川高城高校の頃からの知人であり、その後もcero表現で互いに切磋琢磨してきた仲だ。お互い尊敬しあえるバンドとして成長を遂げた両者が集い、久しぶりの対バンとして出演する彼らを見て高城舞台袖で涙を流していたそうだ。

さて、表現演奏はというと、全員がコーラスを務めているのが特徴的だ。セリフのような歌詞メンバー全員が声を張って歌いあげる様はまるでミュージカルのようであるスキャットハミングを多用し、途中ポエトリーリーディングのようなシーンも挟まれることによって、声の持つ魔力を改めて感じさせられた。もちろん楽器演奏も素晴らしく、アンプラグド楽器アンサンブルによるオーガニックなサウンドは、その名に恥じぬオリジナルな「表現」となっていた。ceroコンテンポラリーエキゾチックロックオーケストラであるのと同様に、彼らもまた名前通りに素晴らしいバンドであった。

ceroを見に来た観客も大満足のオープニングアクトであったが、ceroの開演までは20分ほどの転換があった。幕の裏から聞こえてくる様々な曲の断片は、これから始まる演奏への期待を高めるには十分だった。

いざ幕が上がり、「セロセロセーロ」と叫び続ける入場曲と入れ替わりで始まった一曲目は“水平線のバラード”。ステージには点滅する6本の蛍光灯を背景に、メンバーが立っており、イントロスタジオ版にないトランペットから始まった。しっとりとした雰囲気で始まったステージだが、ノルウェイの森風のイントロから入り軽快なラップが冴える二曲目“ワールドレコード”でフロアテンションは急激に引き上げられる。続く三曲目“マウンテンマウンテン”の4つ打ち部分では後ろの方までほぼ全員が音に身を委ね踊っていた。

盛り上がった後一息つくかのように挟まれたMCで、高城cero表現の辿ってきた道を振り返る。そして「世界で唯一表現の全員とデュオを組んだことがある人」と名乗る荒内を「音楽ビッチ」呼ばわりするなどしてステージが暖かな笑いに包まれたところで次の演奏へ。

つの間にかステージから消えて戻ってきた高城。傘を片手にレインコート羽織った高城が歌うのは“21世紀の日照りの都に雨が降る”だ。続く“エキゾチックペンギンナイト”では「パーパパパー」と全員が高らかに叫びフロアをより一層祝祭的空間へと引き込む。少し落ち着いて始まった“クラウドナイン”も結局はcero特有の「祭」感へと収束していくのだった。

二度目のMCサポートメンバーの紹介から始まる。今までになく多くのサポートメンバーを迎えた今回は、ceroメンバー3人+サポート5人の8人編成だ。トランペットスティール・パンをこなすマルチプレイヤーMC sirafuのみならず、サックスタンバリン担当したあだち麗三郎表現での演奏とは変わってパーカッション古川麦ドラムの光永渉、ベースの厚海義朗という5人のサポートメンバーがそれぞれ紹介される。

ひと通りメンバー紹介が終わると、スタジオ版に比べて遅く重厚な“大洪水時代”のイントロが始まる。この曲から始まったVIDEO TAPE MUSICによるVJは、フェイザーのかけられたノイズギターと相まって、我々を水中へと誘う。そして、ノイズの海の中へと一筋の光が射すかのように響き渡るのは、高城によるフルート音色だ。最後には全員がしゃがみ、背景であったスクリーンが前景化される。水中の映像、そして流水音のSEと水の映像しか受け取ることの出来ない状況はまさに大洪水時代といったところか。そして、海つながりで次に演奏されたのは“船上パーティー”。VJには男女の横顔が交互に映り、高城一人二役セリフを言い合う。スタジオ版でも印象的な「ちょっと待った!」のセリフの後はじれったいほどのタメにより、聴衆をより一層演奏へと引き付ける。そうして引き付けられた我々観客が次に耳にするのは新曲、“我が名はスカラベ”。メルヘンチックな歌詞VJは、初めて聞く我々も十分楽しめるものであり、聴衆はみなceroのニューリリースへの待ち遠しさを煽られたに違いない。

新曲披露後のMCでは、大洪水時代から加わったVIDEO TAPE MUSICの紹介。そして最近高城のハマっている「文化祭」というキーワードに関連してTwitterにおける高校生つぶやきや、ceroメンバーそれぞれの思い出などと話が弾む。

再びメンバー紹介から入った曲は“Contemporary Tokyo Cruise”。本ワンマンライブ表題曲とでもいうべきこの曲ではミラーボールきらめき、最も「祭」感のある曲だったかもしれない。そして音は途切れることなく、思わせぶりな長い間奏から始まったのは“マイ・ロスト・シティ”。2ndアルバム表題曲でもあるこの曲では「ダンスをとめるな」という歌詞、その通り踊り続ける客、ダンスをする人々を映すVJが一体となっていた。

短めのMCを挟んだ後、演奏されたのはまたもや新曲、“yellow mangus”。ムーディーなサックスからまり展開されるのはceroお得意のディスコビート。そしてこれまた長めの間奏からはじまるのは“わたしのすがた”。途中挟まれる8ビートの部分では赤い照明が似合うほど激しい展開で、普段とは違った一面を見せてくれた。

最後の曲の前には今後の活動を仄めかすようなMCを挟み、演奏されたのは“さん!”。観客と共に「いち!に!さん!」と高らかに叫んだ高城は29歳の文化祭最後の盛り上がりを演出した。

しかし、我々の文化祭はまだ終わらない。アンコールを期待する拍手に応えて登場したのは高城橋本。残りのメンバーも続々と登場し、最後最後演奏されたのは“大停電の夜に”。ゆったりとしたメロディーはまるで蛍の光のように、我々を切なくも満たされた気分へと導き、文化祭は幕を閉じた。

実は、最後MCおいてなんとも頼もしい言葉があった。高城は、表現やVIDEO TAPEMUSICのような仲間たちを見ている中で「日本音楽がこれからまたちょっと変わっていくんじゃないかな」という実感を述べた後に、「俺達が変えるぞみたいな気概を感じている」と宣言したのだ。変わりゆく東京風景、そして変わりゆく日本音楽シーン。7年後、東京オリンピック開催を前に我々はこの日をどのように思い出すだろうか。29歳の文化祭には「ここから何かが変わっていきそう」な予感、そして希望に満ちあふれていた。あの晩、もしかしたら我々は時代目撃者となったのかもしれない。

2011-08-07

カオスランジのこと いろいろ疑問

大分話がでつくしてきたようなんですが、ここ4、5年日本現代思想コンテンポラリーアート業界にうとかったので、色々、わからないこと疑問になっていることでてきました。

カオスラウンジ宣言、これはなに?

無尽蔵に、彼ら的な言葉でいえば機械的に、作品(前芸術てきなものも含めた)が創造されていくネットアートにすると。「ネット」と「アート」の分断を克服すると。

ただネットというのは結局現象ですよね。ファインアート意味的に作品にはならない。

ある意味でその非・固定、永久に、automaticallyにつくりつづけられるシステムとしてのネット、を、どうしてピンで昆虫採集みたいに物理的に止めてしまうのか?そうしたらもうそれは『ネット→現象』でなくて『アート→作品(芸術としての)』への変換にすぎないんじゃないの?

いちばんよくわからないのが、東氏がいうところの、いわば郵便的可能性をネットがもっていると、そういうところを、まあアートでやると。

で、その郵便的な話をちゃんと喋れる東氏が理論的に助けててどうしてこんな単純なことに気付けなかったのか?????

素朴に疑問。

ネットアートの分断を克服する?

前段の疑問を百歩ゆずったとして、そもそもネットアートを分断を克服するって?分断していたの?

このへんがよくわからない。

ふたばとかPixivが、機構としてコミュニケーションの速度と多様性を支援しているのはわかるんだけど、それってカフェや飲みや、パーティーなんかで芸術家出会ってベラベラしゃべったり酔っぱらったり、その場でなんかやってみたりしてたのと、構造的に同じではないの?そーいう場にたまたまいた人が一緒にもりあがって、なんかになっていく感じも同じだし。創作過程という意味では全然分断していない。

彼らは発表の機会が云々とかいっているのだろうけど、そういうカフェや飲みやで話したりドンチャンしたことが作品?Pixivではポートフォリオとして使っている人もいるけど、ポートフォリオは静的で、彼らいっているところの機械的につくりつづけられるネットの有り様ではない。

加えてもしここでいうところのアート近代的な(ファインアート伝統の延長線上にある)アートではなく、語源としてのアート技術創造そのものとしたら、ギャラリーネットにある作品をわけることは始めからありえないんじゃないの????

これはどうしたいんだ??

アーキテクチャ

カオスラウンジ宣言に出てくるアーキテクチャという概念を東氏は引っ張っているようだけど、これってなに?

システムと力の話?ということはマルクスの疎外とフーコーの力と、構造主義ポスト構造主義における社会への眼差しがやってきたことをまぜて焼き直しただけ?

浅田彰が「そんなことはもうやってきた」ってのはそのとおりじゃないの?

なにがしたいの?

最初お祭り騒ぎなのかーっと自分も参加して面白かったけど、なんだか疑問ばかりになってきた…。

誰か説明してほしい…。モヤモヤ

2008-10-11

anond:20081011003019

こういうジャンルダンスは、なんていうんだろうねぇ。

コンテンポラリー(?)

あの赤い布を被った踊り子パンチラは色気があるのかないのかわからない。

NHKはたまにこんなことをする。

2008-09-08

俺はお昼寝アーティスト

俺のお昼寝の寝姿は全身の動きを使ったアートです。

コンテンポラリーみたいなもんであって、決して怠けてなんかいない。

2008-08-03

アカオタが非オタ彼女アカペラ世界を紹介するための10曲

1バンド1曲,youtubeにあるもの縛りで選んでみた。

ゴスペラーズ/ひとり(http://jp.youtube.com/watch?v=ThaBFTvLTqo

とりあえず,「あー,これね,これは知ってる」という反応が欲しかった。

ゴスのすごいとこは,いわゆるコンテンポラリーアカペラの文脈

ボイパすごいでしょみたいなとこで掴んで,リズムでおす)

に囚われず,実はアカペラの最大の武器であるハーモニーリードで勝負してるところ。

実際はハーモニー微妙らしいが・・・

黒沢,村上という2大リードを擁していたことが最大の勝因なんだろう。

平井堅/キミはともだち(http://jp.youtube.com/watch?v=r0RczBpFZhE

さらに邦楽

「あー,そうか,これもか」という反応が欲しかった。

この曲を聴いたとき,俺はアカペラ界という言葉を日常的に使っていたことを猛烈に恥じた。

つまり,アカペラでやるということが目的になってしまっていたわけだ。

本来,アカペラは手段に過ぎない。そのことをこの曲が思い出させてくれた。

とかまあそういう小理屈はともかく,平井堅だし食いつくだろ,多分。

Boyz 2 Men/Thank You(http://jp.youtube.com/watch?v=PnbdCzXtb6o

実はこの記事を書こうと思ったとき,まっさきにこの曲が浮かんだ。

とにかく,アカペラという音楽形態をフルに活用した名曲だと思う。

ブラックだし喜ぶ子は喜ぶだろ,多分。

オタ的には,パーカスの音質と,2番に入ったときのコーラスの変化が最高。

The Real Group/It don't mean a thing(http://jp.youtube.com/watch?v=6jGhBvlxvFo

アカペラ世界最高峰と言われるグループがこのreal groupと,このあと出てくるtake6

realは初期のジャズカバーと,最近よくやるポップなオリジナル曲で評価が分かれるところだが,

とりあえずどこに出しても恥ずかしくないと思われるこのジャズカバーを。

スピード感が半端じゃない。やってみれば分かる。

Take6/I've got lifehttp://jp.youtube.com/watch?v=mUBrPak8S6s

で,take6。個人的には,realがたまにアカペラゆえのしょぼさを露呈するのに対し,

こちらは完璧で,世界最高のアカペラバンドだと思う。

ただ完璧ゆえに初心者にはおすすめできないところがある。

初心者はなんかクラシックを聞いてるような退屈感を感じるらしいんだな。

だからまあ,とりあえず個人的に好きな曲を選んだ。

なんかすごいことやってんなぐらいに思ってくれればいい。

Rockapella/Long Cool Woman in a Black Dress(http://jp.youtube.com/watch?v=UJfLf5QgTVs

本当はLand of a Thousand Dances(ダンス天国)という曲を紹介したくて,

rockapellaだけじゃなくてハモネプでやってたrag fairバージョンまで探したんだがなかったのでこちらを。

さっき2大アカペラバンドとしてreal grouptake6を紹介したわけだが,

中にはこのrockapellaを入れて世界3大アカペラバンドとみなす人もいるだろう。

活動も長くて,キャッチーな曲が多く,初心者の入門用バンドとしてはうってつけ。

Billy Joel/For The Longest Timehttp://jp.youtube.com/watch?v=X8qLSpJGgUM

天下のビリー・ジョエルアカペラをやってる。

この曲は彼女さんもなんとなく聴いたことあるんじゃないかな。

音質悪いがなんとなく雰囲気は伝わるだろ。

realとtake6アカペラのすごさを伝えるバンドだとしたら,

billy joelのこの曲はアカペラの楽しさを表現してると思う。

Bobby McFerrin/Don't Worry, Be Happy(http://jp.youtube.com/watch?v=yjnvSQuv-H4

そう,この曲も実はアカペラなんだよ。

bobby macferrinって人は「声の魔術師」なんて呼ばれた人で,

real groupにも影響を与えたと言われている。というか本人たちが言ってる。

この人はこういういわゆるアカペラ曲だけじゃなくて,

1人アカペラという,1人っきりのパフォーマンスも結構やってるので,

興味があったら聞いてみて欲しい。

ハモネプシンクロシンプトンズ)/My Winding Roadhttp://jp.youtube.com/watch?v=WvcN6JYNG8I

ハモネプ(バカ安)/宇宙戦艦ヤマトhttp://jp.youtube.com/watch?v=5IjWcb_P7JM

youtube縛りにしたら曲数があまったのでハモネプから2曲。

上は前々回大会で俺が一番感動したバンド

下はネットで人気のアニソンバンド

まあハモネプから入るというのもいい手だろう。気持ちが伝わりやすいし。

ちなみに,youtubeになかったバンドで俺が出来たら紹介したかったのは,

m-pact,vox-onevox-p,try-tonerag fairといったあたり。

全くないというわけではないので興味があったら検索してみてくれ。

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