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2012-01-27

村上春樹の猛々しい想像力 (3/3)

Sam Anderson

2011年10月21日

1 - 2 - 3

翻訳は、村上の作品を組み立てる原理だとさえ言えるかもしれない。

彼の作品は翻訳されているだけでなく、翻訳についてのものだと考えられるのである

村上ストーリーにおける至上の愉しみは、とても普通の状況(エレベータに乗っている、スパゲッティを茹でている、シャツアイロンがけしている、など)が

突然非日常不思議電話を受ける、魔法の井戸に落ちる、羊男と会話する、など)へ変貌するのを見ることだ。

言い換えるならそれは、登場人物が存在論的に盤石な立場から完全な異世界へと投げ込まれ、

たどたどしくも二つの世界の間をとりもつことを余儀なくされる瞬間だ。

村上作品の登場人物はある意味でいつも、根底から異なるいくつかの世界あいだで翻訳をしている。

平凡と奇妙、自然超自然田舎と都会、男と女、地上と地下。

言い換えれば、彼の全作品は翻訳の作業を劇に仕立てたものなのだ



村上の車の後部座席に戻ろう。

私たちは東京を離れ、ベッドタウンに入った。

多くの企業本社や、巨大な船のかたちをしたラブホテルを通り越していく。

およそ1時間後、風景は急峻な山道になり、私たちは村上の家に到着した。

木の生い茂る丘の上、山と海の間にある、こぎれいだが平凡な外観の二階建てだ。



靴をスリッパに履き替え、村上に連れられて彼のオフィスへと入る。

自らデザインした小部屋であり、『1Q84』のほとんどはここで書かれた。

同時にそこは彼の膨大なレコードコレクションの住処でもある。

(10000枚くらいだろうが、怖くて実際に数えてはいない、と彼は言う)

オフィスの幅広い壁二つは、床から天井までアルバムで覆いつくされている。

山々に向けて突き出している窓の下、部屋の端には巨大なステレオスピーカーが君臨している。

室内のもう一つの棚には村上人生と作品にまつわる思い出の品々がある。

彼が『海辺のカフカ』で殺人者として想像したジョニーウォーカーを描いたマグカップ

はじめてマラソンを完走したときの、くたくたの彼を写した写真1991年ニューヨーク市にて、3時間31分27秒)。

壁にはレイモンド・カーヴァー写真、グレン・グードのポスタージャズ巨匠の肖像がいくつか。

村上もっとも好きなミュージシャンテノールサキソフォンスタン・ゲッツ写真もある。



私はレコードをかけてもらえないかと頼んでみた。

村上はヤナチェクの「シンフォニエッタ」を取り出した。

1Q84』の始まりを告げ、その物語のなかで繰り返し鳴り響く曲である

作品で示唆されるとおり、渋滞で聞くにはまさに最悪の音楽だ。

それは速く、アップビートで、劇的──まるで普通の曲が5つ、ペンキの缶のなかで決闘しているかのようだ。

同時にそれは熱狂し、ねちねちとした、暴力的な『1Q84』の冒険の主題曲として、もっともふさわしい。

村上はその奇妙さを買って「シンフォニエッタ」を選んだという。

「一度だけそれをコンサートホールで聴いたことがある」

オーケストラの後ろにトランペットが15人いた。変だった。すごく変だった……その奇妙さがこの本によく合う。この物語にこれ以上よく合う音楽は思いつかない」

彼は何度も何度もその曲を聴いて、そして開幕のシーンを書いたという。

シンフォニエッタを選んだのはまったく人気がない音楽だったからだった。でも本を出版してから日本では人気が出た。小澤征爾さんに感謝されたよ。彼のレコードがよく売れたからね」



シンフォニエッタ」が終わると、私は最初に買ったレコードは何か覚えているかと尋ねてみた。

彼は立ち上がり、棚をごそごそと探して、一枚のレコードを手渡してくれた。

「The Many Sides of Gene Pitney」。

カバーを飾るのは、華やかな姿の Pitney。60年代前半のアメリカクルーナー歌手である。はまだらのアスコットタイに艶のある赤いジャケットを着て、髪型は崩れ落ちる波を凍らせたようにみえる。

村上は13歳の時、このレコード神戸で買ったという(当初のものは擦り切れたため、何十年か前に買い直している)。

針を下ろすと、流れ出す Pitney の最初ヒット曲「Town Without Pity」。

劇的な、ホルン即興とともに Piteny の歌声が黙示録的な叫びを歌う。

若者にはつらいことがある、たくさんある/分かってくれる人がほしい/助けてくれよ/土と石でできたこの星が壊れるまえに」



終わると村上は針を上げ、「バカな歌だ」と言った。



1Q84』というタイトルダジャレである

言語をまたいでオーウェル引用したものだ。

日本語では、9は英語のQのように発音される)



1Q84』を書いているあいだ、『1984年』を読み直したかと尋ねてみた。

彼は読み直したといい、それは退屈だったという。

(これが悪い評価だとは限らない。野球のどこが好きかと尋ねた際、彼は「退屈だから」と答えた。)



近未来小説は退屈なものばかりだ」と彼は言う。

「始まりはいつも暗く、雨で、人々が不幸せそうにしている。コルマックマッカーシーの『The Road』は好きだし、よく書けているけれど、でも退屈だ。暗いし、人間人間を食べるし……ジョージ・オーウェルの『1984年』は近未来小説だけど、この本は近過去小説だ」

1Q84』について「我々は同じ年を反対側から見ている。近過去なら退屈じゃない」



オーウェルに親近感を覚えたかと尋ねた。



オーウェルと僕はシステムについて同じ感じを受けていると思う」と村上は言う。

ジョージ・オーウェルは半分ジャーナリストで半分小説家だ。僕は100パーセント小説家だ……メッセージを書くことはない。よい物語を書きたい。自分政治好きな人間だと思うけれど、政治メッセージを誰かに向けることはない。」



はい村上はここ数年、彼にしては珍しく、政治メッセージを大々的に言明している。

2009年、批判のなか彼はイスラエルエルサレム賞を受賞しに行き、そこでイスラエルパレスチナについて語った。

この夏、彼はバルセロナでの受賞式典の機会を利用して日本原子力行政を批判した。

彼は、福島第一は二度目の核災害だとした。

一度目はまったくの被害者としてだったが。



バルセロナの演説について尋ねると、彼はパーセンテージを少し修正した。



「僕は99パーセント小説家で1パーセント市民だ」と言う。

市民として言いたいことはあるし、求められればはっきりと言う。あのときまで原発について明確に反対する人はいなかった。だから自分がやるべきだと思った。自分にはその責任がある」

演説に対する日本の反応は概ね好意的だったという。

人々は津波の恐怖が改革への媒介となってくれることを、彼と同じように、期待していたのだ、と。

「これは日本にとって転機になると、日本人ほとんどが考えていると思う」

悪夢だけれど、変化のチャンスでもある。1945年以来、僕たちは豊かになるために働いてきた。けれどそれはもう続かない。価値観を変えなければならない。どうやって幸せになるかを考えなければならない。お金でもなく、効率でもなく、それは人格目的だ。いま言いたいことは1968年から僕がずっと言っていることなんだけれども、システムを変えなければならないということ。今は、僕たちがまた理想主義者になるべきときなんだと思っている」



その理想主義はどんなものか、アメリカ合衆国モデルケースとして見ているのか、と尋ねた。



アメリカはもはやモデルケースだとは思われていないと思う」

「いま、僕たちにはモデルケースがない。モデルケースを作り上げなければならないんだ」



地下鉄サリン事件阪神大震災、そして今回の津波……現代日本の数々の災害は、驚くほどにまで村上的だ。

地下での暴力的な衝動、深く隠されたトラウマが大量破壊を引き起こすものとして現れ、地上の日常を襲う。

彼は深さのメタファーを多用することで知られる。

登場人物たちはカラの井戸に降りていき、東京の地下トンネルに生きる闇の生き物に出会う。

(彼は別のインタビューで、井戸のイメージをあまりに何度も使って恥ずかしくなったため、8作目以降、できるだけ使わないように心がけたと話している)。

彼は自分創造性も、深さとしてイメージするという。

毎日机に向かい集中力に満たされたトランス状態の中で、村上村上キャラクターになる。

それは、自らの無意識洞窟たる創造性を探検し、見つけたものを忠実に報告する、普通の人物である



「僕は東京に住んでいる。ニューヨークロサンジェルスロンドンパリのように文明的といっていい世界だ。

 魔法じみた状況、魔法じみた物事に出会いたければ、自分の中に深く潜るしかない。だから僕はそうしている。

 魔法リアリズムとも呼ばれるけれども、自分の魂の深みのなかでは、それは単なるリアリズムだ。魔法ではなく。

 書くときには、非常に自然で、論理的で、リアリスティックで、合理的に感じる。」



執筆しないとき自分はどこまでも普通の人だと村上は強調する。

彼の創造性は「ブラックボックス」であり、意識的にアクセスすることはできないという。

彼はシャイであり、メディアにあまり登場したがらない。道端で読者から握手を求められた時にはいつも驚く。

人が話すのを聞くほうが好みだと彼は言う。

実際に、Studs Terkel の日本版のようなものとして彼は知られている。

1995年サリンガス事件があったとき村上被害者65人と被疑者らを1年かけてインタビューし、

その結果を分厚い2冊組の本として出版した。

のちにそれは『Underground』として、大幅な簡略化をしたうえで英語翻訳された。



この会話が終わったとき村上ランニングに誘ってくれた。(「僕が書くことについて知っていることのほとんどは、毎日ランニングを通して学んだ」と彼は書いている)

彼のランニングスタイル個性の延長のようだ。

身軽で、安定していて、実践的だ。

たがいの走り幅がつかめて1、2分たつと、村上自分が単に「丘」と呼ぶところに行ってみないかと尋ねてきた。

それは試合の申し込みか警告のように聞こえた。

そんな言い方をした理由はすぐに分かった。

というのもまもなく「丘」を登り始めることになったからだ。

もはや走るというよりは、急な坂にさしかかって足をとられているというほうが近く、

地面が傾いたランニングマシーンのように感じられた。

道の終わりに向けて一足踏み込むと同時に私は村上に向けて「大きい丘でしたね」と言った。

そこで彼は指をさして、先にジグザグ道が続いており、私たちはまだほんのひと曲がり目を終えたにすぎないということを教えてくれた。しばらくして、二人の息が切れ切れになってくると、このジグザグ道には終わりがないのではないかと心配になってきた。

まるでどこかの村上世界にある無限階段のように。

上へ、上へ、上へ。

しかし、やっとのことで、私たちは頂上に着いた。

海ははるか下に見えた。

それは秘められた巨大な水世界日本アメリカあいだの、人が住まない世界だ。

その日見たかぎり、水面は静かだった。



そして私たちは下りを走り始めた。村上は村を通る道に誘ってくれた。

大通りのサーフショップ漁師の家がならぶ界隈を通り過ぎた(彼はそのあたりの庭に古くからの「漁師神社」があるのを指差して教えてくれた)。

空気は湿っていて塩のにおいがした。

私たちは並んで浜まで走った。

村上がかつて名もない翻訳者だったころセントラルパークでジョギングをともにしたジョン・アーヴィングについて話をした。

セミについても話をした。

何年も土のなかで生き、地表にぽっと出て、わめき、最後の数ヶ月を木の上で過ごすのは、どんなに変だろうかと。

私がおもに覚えているのは、村上の安定した脚のリズムだ。



走り終えて家にもどると、私は村上の来客用バスルームで着替えた。階下で彼を待つ間、食堂エアコンの風を受けて立ち、大きな窓からハーブと低い木のある小さな裏庭を見ていた。



数分後、庭から迷い出た変な生物が私の視界に入ってきた。

最初それは鳥 – おそらくはその飛び方からして変な毛をしたハチドリのようにみえた。

が、すぐに2羽の鳥がくっついているようにみえだした。

飛ぶというよりはふらついているといった感じで、体の一部がそこかしこから垂れ下がっているようだった。

最終的に、それは大きな黒い蝶だと私は結論づけた。

見たことがないほど変な蝶だった。

浮かびながら、異星の魚のようにひらひらしつづけるその姿に幻惑させられ、

私はそれを既知の何かに分類したくなりかけたが、成功することはなかった。

それはひらひらと、およそ村上と私が走った道を引き返す形で、山から海に向けて飛び去った。



蝶が去ってまもなく、村上階段を降りてきて、食堂のテーブルに静かに腰を下ろした。

見たこともない奇妙な蝶に遭遇したことを伝えると、彼は自分ボトルから水を飲み、私を見上げて言った。

日本には色々な蝶がいる。蝶に会うのは変なことじゃない」

2011年10月21日

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村上春樹の猛々しい想像力 (1/3)

Sam Anderson

2011年10月21日

訳注:長文注意。誤訳あったらごめんなさい。教えてもらえたらあとで直します)

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この夏、私は初めての日本への旅行を企てた。

村上春樹の作品世界にほぼ浸りきってやろうというつもりだった。

ところがその目論見は外れることになる。

私は村上の作品の影響下にあるまま、東京に降り立った。

期待していたのは、バルセロナパリベルリンのような街だった。

そこでは、市民はみな英語が達者で、さらにはジャズ劇場文学シットコムフィルム・ノワールオペラロックといった、

西洋文化のあらゆる枝葉に通じている……そんなコスモポリタン世界都市を私は期待していた。

誰かに聞いておけば分かっていたはずなのだが、実際の日本はまったくそんな場所ではなかった。

実際に足を踏み入れることができる日本は、どこまでも頑固に、日本的だった。



そう思い知らされたのが地下だったというのは、我ながらよくできていたと思う。

東京での初めての朝、私は村上の事務所に向かっていた。

アイロン掛けたてのシャツに包まれ、なんの躊躇もなく地下鉄の駅へと降りて行くや否や、

私は迷子になり、助けを求めようにも英語話者を見つけることができなかった。

最終的には(電車を乗り間違え、馬鹿げた値段の切符を買ってしまい、必死のジェスチャーで通勤客を怖がらせたあと)、

どうにか地上に出てはみたものの、もはやインタビューの時刻はとうに過ぎている。

私は絶望して、目的もなくあちらこちらへとさまよい歩いた(東京にはほとんど標識がないのである)。

そして蜂の巣状のガラスピラミッドのような建物の前で途方に暮れていたとき

ついにユキという村上アシスタントに見つけてもらうことができた。



このようにして私は東京の地下の洗礼を受けたのである

まりにもうかつな、アメリカ人的な私は、村上のことを現代日本文化を忠実に代表する人物として考えていた。

実際には彼は私が思っていたような作家ではなく、日本は私が思っていたような場所ではなかった。

そして両者の関係の複雑さは、翻訳を介して遠くから眺めていたときには想像しえないものであることが明らかになっていった。



村上の新作『1Q84』の主人公の一人は、自らの人生最初記憶に苛まれており、誰に会ったときにも、あなた最初記憶はなにかと尋ねる。

やっと村上に会えたとき、私は彼の最初記憶について尋ねた。

それは3歳のとき、初めて家の門の外に歩き出したときのことだという。

彼は道をてくてくと渡り、溝に落ちた。

流されていく先にあるのは、暗く恐ろしいトンネル

そこに差し掛かろうかというとき、母が手を差し伸べ、彼は助かった。

「明確に覚えている」と彼は言う。

「水の冷たさ、トンネルの闇、その闇のかたち。怖かった。僕が闇に魅かれているのはそのせいだと思う」

村上がこの記憶を語るとき、私は既視感とともに心の中でくしゃみをするような気持ちを覚えた。

その記憶には聞いた覚えがある、いや、不思議なことにその記憶自分の中にある、と感じた。

ずっとあとになって分かったことだが、私は確かにその記憶を持っていた。

村上は『ねじまき鳥クロニクル』の冒頭の脇役に自分記憶を写し込んでいたのだ。



村上を初めて訪問したのは、日本にしてもありえない夏の厳しさの最中

週の真ん中、蒸し蒸しする午前中のことだった。

それは非現実的なまでの災害の余波を受けた夏だった。

4ヶ月前に北日本を襲った津波で2万人が命を落とし、

いくつもの街が破壊され、原子力発電所メルトダウンした。

その結果、電力、公衆衛生メディア政治にも危機が到来した(当時の首相の辞職によって、5年間に5人目の首相が生まれることになった)。

日本を代表する小説家である村上に会いに来たのは、

大作『1Q84』の英語訳(そしてフランス語訳、スペイン語訳、ヘブライ語訳、ラトビア語訳、トルコ語訳、ドイツ語訳、ポルトガル語訳、スウェーデン語訳、チェコ語訳、ロシア語訳、カタルーニャ語訳)について話すためだった。

この本はアジアで数百万部を売り上げ、

まだ翻訳が出ていない言語圏ですらノーベル文学賞の噂が囁かれていた。

62歳にして30年のキャリアを持つ村上は、日本文学最高峰としての地位を確かなものにしている。

疑いなく、彼は母国の表層とかたちを世界に伝える、想像世界大使となった。



そのことは、関係者には非常に大きな驚きだったと言われている。



村上は常に自分日本アウトサイダーだと考えている。

彼は不思議社会環境最中に生まれた。

アメリカによる戦後占領を受けた1949年京都日本の前首都である

「これ以上の文化混交の瞬間を見つけるのは難しい」と John W. Dower は1940年代後半の日本について書いている。

「これほど深く、予測不能で、曖昧で、混乱していて、刺激的なものは他にない」という。

「瞬間」を「フィクション」に置き換えてみれば、村上の作品を完璧に説明することができる。

彼の物語の基本構造は、互換性のない複数の世界に根を下ろした普通の人生であり、

それはそのまま彼の最初人生経験の基本構造でもある。



村上は成長するまでのほとんどを神戸郊外で過ごした。

そこは、さまざまな言語の喧騒に包まれた国際的な港湾都市である

彼はアメリカ文化、とくにハードボイルド探偵小説ジャズに没頭して十代を過ごした。

そうして反逆のクールさを自分ものにし、

二十代のはじめには大企業の序列に入り込む代わりに、髪を伸ばしヒゲを生やして、両親のすすめを押し切って結婚し、借金をして「ピーターキャット」というジャズクラブ東京で開いた。

掃除をして、音楽を聞いて、サンドイッチを作って、酒を注いで、

彼は約10年間をその仕事に費やした。



作家としての村上キャリアの始まり方は、彼のあの作品スタイルそのものだった。

どこまでも普通の設定で始まり、どこからともなく神秘的な真実が主人公に降りかかり、その人生根底から変えてしまう。

29歳の村上地元野球場の芝生でビールを飲みながら、デイヴヒルトンというアメリカ人助っ人バッター二塁打を打つのを見ていた。

平凡なヒットだったが、ボールが飛んでいくのを見て村上天啓に打たれた。

自分小説が書けると気づいたのである

そんな望みはそれまでなかったが、いまや圧倒的なまでだった。

そして彼は書いた。

試合が終わった後、書店に行きペンと紙を買って、

数ヶ月のちに『風の歌を聞け』を書き上げた。

それは名もなき21歳の話し手が語る小さく凝縮された作品だったが、冒頭から村上らしさが見えていた。

アンニュイとエキゾチシズムの奇妙な混合。

わずか130ページで、その本は西洋文化をぶつ切りにして引用してみせた。

名犬ラッシー』、『ミッキーマウスクラブ』、『熱いトタン屋根の猫』、『カリフォルニア・ガールズ』、ベートーベン第三ピアノ交響曲フランス映画監督ロジェ・ヴァディム、ボブ・ディランマーヴィン・ゲイエルヴィス・プレスリー、『ピーナッツ』のウッドストックサム・ペキンパーピーターポール&マリー。

以上はごく一部に過ぎない。

そしてその本には(少なくとも英語訳には)日本芸術引用がまったくない。

村上作品のこうした傾向は日本批評家をしばしば苛立たせている。



村上は『風の歌を聞け』を権威ある新人賞に応募し、受賞した。

そして一年後、ピンボール機を取り上げた次の小説を出したのち、執筆時間のすべてを費やすため、ジャズクラブを畳んだ。



時間のすべて」という言葉には、村上にとっては余人とは異なる意味がある。

30年を経て、彼は僧侶のように統制された生活を送っている。

すべてが作品を作り出すのを助けるように調整されている。

彼は毎日のように長距離を走り、泳ぎ、健康的な食生活を送り、夜9時には床につき、朝4時に起きる。

そして起床後5、6時間は机に向かい執筆に集中する(2時に起きることもあるという)。

彼は自分の事務所を監禁場所だとみなしている。

「ただし自発的な、幸せ監禁だけれど」



「集中は僕の人生もっと幸せものだ」という。

「集中できないとき、人はあまり幸せではない。僕は考えるのが速くないけれど、何かに興味を持てば、それを何年も続けられる。退屈することはない。僕はヤカンのようなものだ。沸かすのに時間はかかるけれど、いつまでも熱い」



そうした日々の湯沸かしが続いていって、世界でも類まれな作品群ができあがった。

30年の歳月を経て積み重ねられたそれには人を虜にする不思議さがあり、様々なジャンルSFファンタジーリアリズムハードボイルド)と様々な文化日本アメリカ)をつなぐ位置にある穴を埋めている。

どんな作家にも、少なくともこれほど深くまでは、埋められなかった穴だ。

時とともに村上小説は長くシリアスになる傾向が強くなった。

シットコム引用もその傾向に調和している。

そして今、とりわげ激しく長い湯沸かしの結実として、もっとも長く、奇妙で、シリアスな本が上梓された。



低く深い声で村上たくみ英語を操る。

彼は翻訳者を通して会話するのが嫌いだという。

なまりは強く、落ち着くべき箇所で動詞の活用が劇的に現れたり消えたりする。

はいえ相互の理解に支障を来たすことはまずない。

特定の熟語("I guess" 「ではないか」、 "like that"「というような」)が、ときたまおかしな位置で使われることがある。

安全言葉いから逸脱するのを楽しんでいる節が彼にはあった。

英語即興の遊びをしているように感じられたのである

私たちは東京にある彼の事務所で席を持った。

その事務所は半ば冗談ながら村上製作所と名付けられている。

数人のスタッフが靴を履かず他の部屋で作業をしている。

村上は青いハーフパンツと半袖のボタン付きシャツで現れた。

彼のキャラクターと同じように、アイロン掛けしたばかりのように見えるシャツだった(彼はアイロンけが好きだという)。

靴は履いていない。

彼はペンギンのある本の表紙を模したマグカップブラックコーヒーを飲んだ。

その本とはレイモンド・チャンドラーの『ビッグスリープ』、彼の昔からお気に入り小説であり、今日本語訳をしている小説でもある。



話を始めながら、私はあらかじめ用意していた『1Q84』をテーブルの上に置いた。

村上純粋にびくっとしたようだった。

その本は932ページあり、ほぼ30センチのその厚みは本格的な法律書を思わせるほどだ。



「大きいな」と村上は言った。

電話帳みたいだ」

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2011-10-29

iTunes DJ って、音楽観がひっくりかえるよね。

シャッフルじゃないよ。

iTunes DJ

これってほんとすごい。

どんな世界DJよりも僕にとっては圧倒的にすごい。

だって自分の好みの曲の中からDJしてくれるんだもの

どんどんiTunesライブラリ音源をいれるといい。

気が向いたらマイレート★★★★★をつけるといい。

どんどん精度があがってく。

ジャンル分けもするといい。

どんどん精度があがってく。

ロックテクノもポップもクラシックアンビエントハウスジャズブルースヒーリングニューウェーブパンクアンビエントワールドミュージック

沖縄民謡カントリーフォークも、もうなんでもiTunesに入れるといい。

そんでiTunes DJ

もうやめられない。

iTunes DJ開発者に会ってお礼を言いたい。心からそう思う。

2011-10-20

http://anond.hatelabo.jp/20111018234917

たぶん、電子音楽の下位ジャンル、という言い方がよくないんだと思います

たとえば、「ピアノ音楽サブジャンルにジャズがある」という言い方をしたら、そりゃ違うだろってなるけど、ピアノ音楽であると同時にジャズでもある、というのは普通にある。

  

たぶん、「ジャンル」という言葉音楽歴史解釈を語るひと、作品の表面的主観的な構造の違いを「ジャンル」で語るひと、歴史とか構造とか興味なくて検索のための単なる「タグ」として「ジャンル」という言葉をとらえてるひと、が混在してる。

客観的な構造分析しようとする人もいると思うけどそういうひとはジャンルとか言わない。不毛から。)

ジャンル」というのは分類で、それなりの根拠がなければ分類の意味がない。

根拠とか気にしないのなら、それは「ジャンル」ではなくて、ただの「タグ」。そこのところを切り分ければ無駄な議論が減ると思います


それと、音楽歴史解釈と、作品の表面的主観的な構造の違いは、切り分けて語るべきだとおもいますが、なぜか、それが混濁してしまう。

たとえば、「このジャンル元祖はこのひと」というのは歴史解釈の問題で、「このジャンルは踊れる」というのは構造の問題。

このふたつの問題は別の事柄なのに、いっしょに語られてしまうということがよくないような気がします。


(つづく)

2011-10-18

電子音楽の下位ジャンル定義

テクノハウストランスエレクトロエレクトロニカアンビエントビッグビートポストロック電子音楽も、今となってはジャズロック並みに広範囲なジャンルになった。ただ、他のジャンルに比べると定義結構曖昧で、結構誤用されていることが多い。ジャンル論争はあまり意味も意義もないけど、チラ裏的に定義してみる。

ちなみに書いている人は元テクノ少年テクノ中年シロウトなので、もっと詳しい人で「違う、そうじゃない」と思った人は、トラックバックなんかいただけるとありがたい。

テクノ

電子音楽全てを包括する呼び方。ヘヴィ・メタルパンクオルタナティブを包括するのがロックフリージャズスウィングジャズハードバップを包括するのがジャズなように、エレクトロニカアンビエントトランスも全部「テクノ」に含まれる、音楽の大ジャンルの一つである

よくある批判(?)として「中田ヤスタカテクノじゃない」「小室哲哉テクノじゃない」と言われるが、あれも立派なテクノ(嫌いな人も多いだろうけど)。石野卓球は昔タモリ番組で、ユーロビート日本独自のテクノだと解説していた。現代的な意味で「テクノ」として扱われるのは、ホアン・アトキンスデリック・メイケビンサンダースの創設した「デトロイトテクノから派生したもののみとする意見もあるが、そうなるとややこしくなるのと、世の中で「テクノ」と呼ばれているものが排除されてしまうので、あまりこの定義意味が無いと思う。

ハウス

デトロイトテクノと同じ時期にシカゴで生まれたダンスミュージックリズムマシンシンセを使い、フロアでかけるという意味ではデトロイトテクノと同じだが、キャッチーメロディピアノ音が特徴。ダフト・パンクやここ数年の中田ヤスタカテクノの下位ジャンルとして扱うか、一つの独立ジャンルとして扱うかは人によって異なる。

デトロイトテクノ

上記に上げたようにホアン・アトキンスデリック・メイケビンサンダースデトロイトで創設したジャンルトランスに比べるとメロディラインが曖昧で、ストリングスやパッドを多用している。基本的にヴォーカルはない。テクノというと「白人ヨーロッパ」のイメージを持つ人がいるが、元々デトロイト黒人が始めた音楽である

トランス

ハウステクノの混合…と言うとややこしいが、うねるようなシンセパッドの旋律と4つ打ちと叙情的なメロディアラインが特徴。100%踊るための音楽。時期や地域によって更に細分化された下位ジャンルがある。日本ではチャラいイメージがある。

ミニマル

音楽のいちジャンルと言うよりも音楽の一手法。同じ旋律をパターン化し繰り返す、音の動きを最小限に絞ったもの久石譲のsummerとか坂本龍一戦場のメリークリスマスなんかがそう。

アンビエント

これもテクノのいちジャンルと言うよりも、音楽の一手法と捉えたほうが良い。直訳すると「環境音楽」でカフェサロン美術館でかかっているような音楽。或いはクラブチルアウト(落ち着かせる)させるための音楽。静かで緩やか。ブライアン・イーノ細野晴臣、初期のエイフェックス・ツインなど。イージーリスニングと混同される場合もあるが、イージーリスニングと違い明確なメロディラインが無いのも特徴。

エレクトロ

ハウスデトロイトテクノよりもやや後に発生したジャンルハウステクノファンクという形で成立。ポップでキャッチーメロディで賑やかな感じ。

エレクトロニカ

たった2文字加わるだけで全然違うジャンル。どちらかと言うとデトロイトテクノアンビエントから派生ジャンルキャッチーメロディラインがなく、音数が少なくシンプルな感じ。ヴォーカルがなくポップな部分が無いので初心者にはやや難解。アンビエントと違いビートはある。踊れない曲も多い。ただ、アメリカでは日本で言う「テクノ」的な扱いとなっている。

ビッグビート

ロック+ヒップホップ+テクノ(ドラムンベースも加わる)。ドラムの代わりにリズムマシンを使い、ベースの代わりにシンセベースを使い、テクノっぽくてヴォーカルがある、踊れるようにしたロックと思えば良い。日本ではデジタルロックと呼ばれる(最近じゃ呼ばないか)。ケミカル・ブラザーズアンダーワールドプロディジーなんかがこれ。ロックの一ジャンルにするか、テクノの一ジャンルにするか人によって分かれる。

ドラムンベース

ブレイクビーツを170BPM前後の高速で繰り替えずリズムパターンに、低いベース音を合わせた音楽トランスハウスなどがバスドラ4つ打ち(ドンドンドンドンと単純なリズム)にたいして、複雑なリズムパターンが特徴。

テクノポップ

テクノ歌謡シンセポップとも呼ぶ。電子楽器を使ったポップミュージックキャッチーメロディラインとヴォーカル1980年代小中学生流行ったように、ポップで親しみやすいことが重要。そういう意味ではエレクトロに割と近い。YMOクラフトワークPerfume現在の「テクノ」とは違うとされるが、石野卓球ケン・イシイデリック・メイなんかは影響を公言している。

ポストロック

これこそ未だによく分からんジャンルポストロックポストポストモダンポストと考えると分かりやすい。

まとめ

こうして見ると、「踊れる」「踊れない」と、「分かりやすい」「難しい」の軸で分布図が作れる。

           踊れる
            ↑
         ドラムンベース
            |   トランス ユーロビート
           デトロイトテクノ ハウス 
            |      エレクトロ
    ドリルベース |       
            |ビッグビート
難解←ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー→平易
            |
  エレクトロニカ   |      テクノポップ
      アンビエント|
            |
            |
            |      テクノ歌謡
ポストロック      ↓
           踊れない

あとこのジャンルミュージシャンは他ジャンルからの影響を受けやすかったり、時期によってまるっきり違うタイプの曲を作ったりするので、「○◯はビッグビートで、◯◯はハウスで…」といったものがない。

というわけで、電子音楽のサブジャンルの再定義をするつもりで、ジャンルで聴くのは無意味という結論に達してしまった。ジャンルと言うよりも手法といったほうが正しいのかもしれない。

余談だけど音楽ジャンル以上に、リスナーイメージのほうが日本では大きいような気がする。

ハウス:オシャレ

トランス:チャラい

エレクトロニカオタク

こんな感じ。

追記

id:miruna じゃあお前が書けよ。この一言に尽きる。最初から『もっと詳しい人で「違う、そうじゃない」と思った人は、トラックバックなんかいただけるとありがたい。』って書いてるんだから、たった100字のブコメ評論家ごっこしてんじゃねえよ。ジャンルを問わずこういうクソヲタクがその分野を滅ぼす。

id:temtan ごめん、おれハードコアとか苦手とかなんだ。頼むから網羅したのを書いてくれないか

id:yukibarashi 冨田勲以前とかまで遡るには俺の知識が足りなさすぎる。どちらかと言うと現代音楽史の領域に入ってしまう。

あと「ミニマルテクノじゃない」というブコメを頂いてますが、その一例として戦メリとsummerをあげました。

2011-09-22

http://anond.hatelabo.jp/20110922032509

語尾に「べ」をつけて喋ること多いけど、何故だ?

それ確か北関東東北あたりの方言だった気がする。

たとえば東北の高校を舞台にした「スウィングガールズ」って映画があったが、それのキャッチコピーが「ジャズやるべ!」だった。

2011-08-08

http://anond.hatelabo.jp/20110808112416

釣りにしてもこれは…w



洋楽アメリカイギリスぐらいと考える。

「ぐらい」ってなんだよwww



そうすると洋楽先進国音楽になる。

声高に「俺たちは先進国だぜ! 格上だぜ! 優れてるぜ!」なんて歌ってる洋楽があるか?www

ジャズやらブルースやらロックやらの出自を考えろよwww

2011-07-27

吹奏楽が気に入らない話の続き

↓これの元増田です

http://anond.hatelabo.jp/20110726182058



ぶっちゃけこんなに伸びると思わなかった。

まず、認識を改めないといけないと感じたこと、やっぱりそうだよなと感じたこと

色々あったのでこの記事に対してトラバしてコメントする形でまとめる

http://d.hatena.ne.jp/usatome/20110727/1311720122

ジャンルとしてのガラパゴス化については問題じゃない

まず、「ガラパゴス」という表現は吹コン中心の日本の現状に対してのもの

吹奏楽というジャンルそれ自体に関して問題視したわけではないです

ショボさ

自分が言いたかったのはusatome氏の言葉を借りるとこれが近い。

吹奏楽はいろいろなジャンル音楽を編曲によって引っ張ってきてるんですけど、それをことごとくショボくしている



ただ、自分はショボくしている原因は編曲だけのせいじゃないと考えてる



まず、「吹奏楽曲・吹奏楽オリジナル曲」と呼ばれる曲

あのうやうやしく演奏する様だったり壮大な曲調だったり

とりあえず基本はクラシック"的なこと"がやりたいんだよね?ってのを前提で話を進めた

「ぱっと聞いたり見たりした印象はクラシックジャズポップスかと聞かれればクラシックでしょ」

という程度の話でしか無く、そこまでクラシックマンセーしたり追従すべきだと主張したりそもそもの起源から論じたいわけじゃない。



で、そういうような吹奏楽曲(=クラシック風)と、着席してるくせにマーチングみたいに踊りながらやるジャズ

ちょろっと曲数稼ぎのJ-POPと、なんでもかんでもなそういうステージ悪趣味じゃない?

(あと、クラシック風なのにビッグバンドみたいにスタンディングしてソロ吹くのも嫌い)



魅せ方・選曲・編曲色んなとこでそういう中途半端精神蔓延ってるのを「イロモノ」って表現した

表現の多様性っていうとポジティブ表現だけど完全に履き違えてるでしょう

(まともに纏めてるバンドがちゃんと一定存在してるのも知ってます



個性<集団」の説明と訂正


まぁ要は自分が苦しめられた気持ち悪い同調圧力は、

吹コンで入賞するようなとこはみんなやってるんだと思ってた。

で、こういうのを元増田が言うように、アホな弱小校が真似すると大変なことになる。実体験でわかるぜ。なんで顧問演奏中の動きまでコントロールされにゃいかんのだ。

でも正しくはこのパターンらしい。要するに自分出会ってきた「そこそこ」な人は弱小の部類だったわけだ。それは考えを改めないといけないみたいだね

ちなみに「そこそこ」って県で金賞→地区落ちコースの常連ね。

転勤してきた「そこそこ」の顧問大学・一般で出会った「そこそこ」高校出身者が

さも当然のように同じこと言うもんだからそこそこ以上の総意だと思った



あと本当に審査に影響してるかは知らないんですけど(僕はさすがにそこまでは見てないんじゃないかと思う)、吹奏楽部はなぜか見栄えにもこだわる。ニコニコとかでコンクール演奏見れば分かると思いますが、いわゆるトップ校は、奏者の「動き」が揃っている。文字通り「動き」ですよ。マジでフルートの角度とかまで揃ってたりするからシャレにならない。

「動き」もそうなんだけど、道具から練習方法からすべて"統一"することが何よりも重視されてると感じた



「そこまで出来ないけど理想はやりたい」「絶対やれ」など込みで耳に入ったもの列挙

材質・メーカーを統一するために個人持ちの良い楽器使わせないとか、マッピとかリードリガチャーも完全指定されるとか

音質統一させるために普段3半リードなのに3にさせるとか

(3を3半にさせるのはギリギリじゃ無理だからね、ペーペーに揃えてどうすんだと)

まぁあと細かいところだと休符の構えがどうのこうのとか、

そういうのばっっっかりたくさん押し付けられたので

どれが妥当でどれがやりすぎか吟味するんじゃなくて思考停止信仰するか拒絶するかしかなかった。



基礎をないがしろにして(そもそも顧問が間違った基礎練押し付けてくると地獄なんだけど)

そういうことばっかり気にして音楽ごっこしてる人がいっぱいいる印象なんだよね

県で金賞→地区落ちコース程度を「弱小は酷いことやるよね」と

マイノリティみたいに片付けるのはねーどうかねー。



結論

まぁ私怨が大いに絡んでるのは自覚してるし、自分が関わったのがたまたまアレだっただけみたい

でも吹奏楽オケ室内楽みたいのといくつか団体渡り歩いた結果

ダメなのを引いたのがことごとく吹奏楽

「(履き違えた信仰だったにせよ)あー吹連信者だなー。」と感じたのもまた事実

やっぱり裾野が履き違えることを考えると宗教じみてるのは良いと思えないな

2011-07-26

http://anond.hatelabo.jp/20110726182058

君の考えにケチ付ける前に前提の共有をしておきたい。

音楽ジャンルなんてそりゃいっぱいあるのに

なんで大抵部活っていうと吹奏楽絡みばっかなのか疑問に思わないか

何が「吹奏楽絡み」なのか意味が分からないし、意味が分からいから疑問にも思いようがない。もう少し詳細に。

まず気に入らない点は色物なのに本物ぶってる点

吹奏楽スポーツで言ったらいわば

ビーチサッカービーチバレーキックベースやらタッチフットと考えて欲しい

本家ものはあるけど何らかの事情で簡略化した形態

この本物ぶるというのもやはり意味が分からない。どういう現象を「色物が本物ぶる」のか詳細が欲しい。

そもそも音楽ジャンルスポーツ比喩することは適切だろうか?

たとえばその比喩が適切であるならば、「フルートオーケストラ」や「弦楽四重奏のための協奏曲(ただし弦抜きオケ)」や「クラリネット四重奏」と「クラリネット五重奏」の違いなどが明確に他のスポーツなどに対応されなければならないはずだ。

簡略化、という主張をするならば、当然弦楽四重奏オーケストラから簡略化されたものと見做されねばならないし、ピアノサックスによるソナタもそれに準じなければならないだろう。まさかクラリネット四重奏が四管編成オーケストラの簡略化だ、なんてアホなことは言わないだろうが。

オーケストラより手軽に曲を完成させる(未経験者可)」「部活(教育の場)の思想にマッチさせる」

っていう辺りの思惑と言っていい。

教育的配慮はあろうが、前者は意味がやはり不明。そんな思惑は聞いたことも体験したこともないが。具体的に誰が明言したの?

簡略化した挙句ジャズとかポップス等、多方面からつまみ食いした結果((中高生ハートキャッチするためでしょう。おそらく))

完全になんか不思議ジャンルと化している。どの観点から見ても中途半端

全国的に子供に率先してやらせる音楽ジャンルがこういうものってどう思う?

つまみ食いつまみ食いについての具体例を呈示して欲しい。

19世紀後半からオーケストラジャズつまみ食いはそれこそ作曲家から演奏家まで当たり前のようにしてたわけだけど、そういう事情は無視?



でもそこが日本の中心って全体の底が知れると思わない?

そこまで書いてWASBEとかは無視するんだもんね。


個性<集団」に相当偏ってる。

要は「中高生が協力し合って作った感動」を魅せると高得点取れる。

やはり意味が分からない。

私は地区~県レベル中学と県~支部レベルの高校の吹奏楽部に在籍していた人間だけども、そんな基準は聞いたことないなあ。

普門館に上がるとそういうのが加味されるわけ?

地区大会とか県大会の団体は感動が魅せられていないわけでもないでしょ?

そう思ってるなら、よほどひねくれた考えなんだなあ、と思わざるをえない。

「徹底的に個を排除」「演出は過剰に」という方向に走る

結果出来上がるのは北朝鮮マスゲームみたいな雰囲気の物

音楽ってこういうものだっけ?って感じになってくる。

二行目はわからなくもないけど一行目と三行目は別に問題ないよね。

というか吹奏楽って編成事態が中音が分厚くて低音が薄くて個性の薄れた管楽器集団じゃない。

もちろんこれは構造上の特徴だから、それを活かすも殺すも作曲家次第なんだけどさ。

まあ北朝鮮マスゲームみたいだから音楽じゃないっていうのも読んでてアホだなーって思うけど、まあそれはいいよ本筋じゃないし。

根本的に音楽の発展なんか気にしてないから当たり前なんだけどね

音楽の発展がどういうものかを説明してみてよ。

転向は可能とはい

ビーチバレーバレーボルが違うように

フットサルサッカーが違うように

吹奏楽オーケストラは別。吹奏楽ジャズも別。

前のとこは省略したけどさ、吹奏楽部あがりのプロ管楽器奏者ってザラにいるのよ、わかる?

で、吹奏楽部上がりでプロ作曲家ってのもザラにいるのよ。

で、ジャンルの問題として君は吹奏楽オーケストラジャズの違いも説明できなそうだし(ここでオーケストラジャズを比べないあたりがとても恣意的だよね)

で、そもそもスポーツとの比喩が適切であるかどうかも不明瞭だからここの引き合いも同じく不明瞭。

日本クラシックを本当にやるなら東京藝術大学を目指すんだろうけど

そういう高校生吹奏楽やってる暇はないらしい。そのくらい別物

これはひどい

日本クラシックを本当にやるなら東京藝術大学を目指すんだろう」と「そういう高校生吹奏楽やってる暇はないらしい。」がどういう理路でつながったのだろう?

米軍情報ですか?

あと、君勘違いしてるけど今音楽が熱いのは藝大じゃなくて東音ね。あなたつの人よ?データ古くない?

日本吹奏楽音楽ひとつのあり方とも捉えられるけど

他の物に触れずに歪んだジャンル人材が割かれてると思うと悲しい

杞憂から不安がらなくていいよ、めんどくさくなって前提無視してケチつけまくったけど

ああ、あとちゃんとトラバ返してね。少なくとも上の指摘に適切に返せないようじゃ話にならない。

というかそもそも日本事情しか触れてない時点で色々お察しください案件ではあるけれども。

吹奏楽がお高くとまってるのが気に入らない

吹奏楽って知ってるか?学生時代吹奏楽部あった学校多いだろ

音楽ジャンルなんてそりゃいっぱいあるのに

なんで大抵部活っていうと吹奏楽絡みばっかなのか疑問に思わないか

あれって結構胡散臭い音楽ジャンルなんだ

さも高尚ぶってのさばってるのが自分はホントに気に入らない


ジャンルとして

まず気に入らない点は色物なのに本物ぶってる点

吹奏楽スポーツで言ったらいわば

ビーチサッカービーチバレーキックベースやらタッチフットと考えて欲しい

本家ものはあるけど何らかの事情で簡略化した形態

吹奏楽における"事情"ってのは

オーケストラより手軽に曲を完成させる(未経験者可)」「部活(教育の場)の思想にマッチさせる」

っていう辺りの思惑と言っていい。



それならそれでクラシック姿勢を貫けばいいんだが

簡略化した挙句ジャズとかポップス等、多方面からつまみ食いした結果((中高生ハートキャッチするためでしょう。おそらく))

完全になんか不思議ジャンルと化している。どの観点から見ても中途半端

全国的に子供に率先してやらせる音楽ジャンルがこういうものってどう思う?




吹奏楽界隈の話

気に入らない点の二つ目は、教育的思想が大きくなりすぎたままガラパゴス化してる点


まずガラパゴス化の説明。

今の日本吹奏楽ってのは、

全日本吹奏楽連盟」とそれが主催する「全日本吹奏楽コンクール」の存在が大きくて

そのコンクール課題曲とか審査の傾向が全体のトレンドに大きく影響する



っていうとさも当たり前っぽいけど、全日本吹奏楽連盟はいわば野球でいう高野連

全日本吹奏楽コンクールは夏のインターハイとか高校野球とかそういうの。

それしかいからそれが一番大きなものになってしまう。


そりゃもう命かけて賞取りに行くよ。


でもそこが日本の中心って全体の底が知れると思わない?

連盟って根本的にはプロ演奏家じゃなくて学校先生の集まりなわけで、

やっぱりそこが一番お偉いさんやってるとちょっとずつおかしくなる




そこで教育的思想が大きくなりすぎるっていう話になるわけだけど

その全日本吹奏楽コンクール審査基準っていうのが

個性<集団」に相当偏ってる。

要は「中高生が協力し合って作った感動」を魅せると高得点取れる。



そういう審査を付きつけられた中高生なりその顧問はどうするかっていうと

「徹底的に個を排除」「演出は過剰に」という方向に走る

結果出来上がるのは北朝鮮マスゲームみたいな雰囲気の物

音楽ってこういうものだっけ?って感じになってくる。



でもそもそも「個性<集団」っていう審査基準が

学校先生がよくやる「みんな平等」の延長線であって

根本的に音楽の発展なんか気にしてないから当たり前なんだけどね



審査の切り口が違う大会がいくつか乱立するような状況だったらバランス取れるだろうけど

そうじゃない現状で中高生視野が狭くなってて本当に可哀想


現状打開の困難さ

吹奏楽ガラパゴスっぷりは以上の通り。

教育バイアスで歪んでるとはい日本における歴史結構いか

高校卒業しても続けられたり、プロとしてやっていく土壌は出来てしまっていて

視野の狭いままその世界に骨を埋めることも可能になってしまっている



転向は可能とはい

ビーチバレーバレーボルが違うように

フットサルサッカーが違うように

吹奏楽オーケストラは別。吹奏楽ジャズも別。



日本クラシックを本当にやるなら東京藝術大学を目指すんだろうけど

そういう高校生吹奏楽やってる暇はないらしい。そのくらい別物



日本吹奏楽音楽ひとつのあり方とも捉えられるけど

他の物に触れずに歪んだジャンル人材が割かれてると思うと悲しい


追記

http://anond.hatelabo.jp/20110726234401

http://anond.hatelabo.jp/20110727145753

2011-07-19

初音ミクLAライブ外国人感想その12

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

 英語圏向けにボーカロイド情報提供するサイトの中でも古株だといわれているVocaloidism。そこにもミクノポリス、というかアニメエキスポボーカロイド関連イベント全体の感想が掲載されていた。といってもこれまで紹介してきたような堅苦しいものではなく、本当に只のファンによる率直な感想の羅列。率直過ぎると言ってもいいかもしれない。とりあえず、Vocaloidismの中の人ダニー・チュー嫌いなのはよく分かる。

 urlは以下の通り。

http://www.vocaloidism.com/2011/07/16/the-vocaloid-experience-at-anime-expo-2011/

+++++以下勝手翻訳+++++

アニメエキスポ2011でのボーカロイド体験

 2011年アニメエキスポ[AX]が終わり、僕らの胃袋はスシポッキーでいっぱいになり、そしてそれぞれが済むタイムゾーンへの帰還までの間に飛行機の遅れにも慣れ、今年の4日間のイベント自然に振り返ることができるようになった。AX2011は、間違いなくボーカロイドに関するあらゆるものの体験場だったと言わなきゃならない。編集者blogフォロワーイベントについて何を語るべきと考えているのか、一休みした後で目を通してほしい。

0日目

 自動車だ! トヨタカローラミク・プロジェクトの公式画像をきらびやかに描いた異なる2台のミクノポリスカローラを持ち込んでいた。正確に言えば[2台の車を]2組用意し、1組をフロントエントランスに、もう1組をミクノポリスコンサート会場の外に置いていた(もう1組の画像はカローラ・ミクの記事をご覧あれ)。

http://s557.photobucket.com/albums/ss19/awsplus/?action=view&current=MikuCarLeft2.jpg

http://www.vocaloidism.com/2011/07/14/corolla-miku-roundup-2/

1日目

 僕は午前中のほとんどを4日分の入場券をゲットするための行列、それとミクノポリスチケット行列に並んで過ごした。幸運にも、そして大いに驚いたことに、コンベンションで購入できるいくつかの座席がまだ残っており、僕ら4人組の中でチケットを持っていなかった最後の一人もそれを手に入れることができた。午前8時から午前11時近くまで時間がかかったけどね。随分疲れたよ。SeyrenLK(有名なミクパ[ママ感謝祭動画の間違いか?]コンサートをアップした人)も2日目の行列待ちビデオで同じ経験をしたようだ。

http://www.youtube.com/watch?v=rXslHQ0EdCs

 2時半、僕はミク・キーノート会場に向かった。ダニー・チューが奇妙な、そして正直言って子供じみたキャッチフレーズ「Miku-san magi tenshi」つまり「ミクさんマジ天使」をコールし始めた。LAは天使の町だからって理由なんだけど、僕にはその馬鹿馬鹿しさを正当化する理由には思えなかったな。クリプトン伊藤社長がそこにいて、ボーカロイド史と短いKarenT及びピアプロの概要を含んだ彼らの製品に関するビジネスモデル方法論について、僕らのために短期集中講座を開催した。Itoh-san[伊藤さん]は同日上市したばかりの新しいビジネスモデルの大きな一部、Mikubook.comを公開した。伊藤はそれを、ボーカロイドに関連した新しい作品につながる新たな方法だと説明した。まだ「超初期ベータ版」(アルファ版?)だそうだけど、できるだけ多くの人が参加しデータを追加してほしいと勧めていた。またミク・カンファレンスでミク英語版についていくつかの情報が出るだろうとも言及していた。この告知のせいで僕はラストエグザイルプレミア上映を見逃すことになった。その後で質疑応答が行われたんだけど、僕は次のパネル行列に間に合わなくなりそうだったので残ることができなかった。その次のパネルってのは……

 MikuMikuDanceワークショップだ。行列正気とは思えないほど長く、会場に入るまで永遠とも思えるほどの時間を要した。そうなったのはミク・キーノートが1時間時間オーバーしたうえ、彼らが基調講演者のための翻訳者を用意していなかったから。おまけに[ワークショップの]始まった時間が遅かったため、僕はNirgilisコンサート(それ自体はとてもよかった)の為に早く出て行かなきゃならなかった。でも見ただけの価値はあった。主な講演者はこの業界で最良のMMD-P(MMD製作者)2人、せっぺん[ママ、せっけんPの間違いか]とブラザーP。ブラザーがそこに座っていると聞いた時、僕の顎は床まで落っこちた。ブラザーmelody.exe動画は僕をボーカロイド狂にした最大の理由だ。彼らはソフトに含まれている紹介動画全部(もちろん字幕付き)や第7回MMD杯告知動画を含んだMMDの紹介を行い、英語圏のMMDユーザーに対して誰でも締め切りまでに[MMD杯に]投稿してほしいと促し、そのうえでプログラム自体の基本とどうやって入手するかに話を進めた。そこで僕は席を離れなければならなかったため、ミクのHeart Shooterのためにブラザーが作った新しいMMD-PVを見損ねた。ユーチューブ動画を教えてくれた良き友人たちに感謝

http://www.youtube.com/watch?v=9wwSpHZk2uY

 ZANEEDSがクラブノキアオールエイジ・ダンスをやってた時……僕は寝てた。その日のイベントで疲れ切っていたせいでこのダンスは僕の瞼の向こう側を静かに通り過ぎていってしまった。Nirgilisコンサートの際にクラブノキアを見た限りではダンス向きの素晴らしい舞台だったが、撮影及び食べ物に関するナチスのようなルールと3ドルのポップコーン及び8ドルのビールはいくらかムード邪魔になったんじゃないかな。僕の友人、RemiliaScarletは実際に見に行ってすっかり楽しんできてた。後でZANEEDSが話したところによれば、これはアメリカで行った彼らの最初のDJギグであり、とても楽しかったそうだ。

2日目

 ミク・カンファレンスはもしかしたら1日目のミク・キーノートより混雑していたかも。またもダニー・チューがあの馬鹿げたキャッチフレーズを唱えていた。Koboyashi-san[ママ小林さんの間違い]は自分がミクノポリススタッフであり、そこで英語版ミクの試作品による歌があることを明かした。新しいKAITOアペンドのデモもあり、オリジナルよりずっと簡単にKaikoの声を作れることも知らされた。KAITOアペンドを米国で売り出すつもりはあるかとの問いに対する回答は、「怖い質問ですねえ」だった。でもKAITO英語版を期待することはできそうだ。なぜなら彼[KAITOの音声データ提供者]はアメリカンジャズを学んでおり、英語が流暢だから。悲しいことに前日に起きた失態を避けるためパネルは短時間で打ち切られ、この件に関する質問はできなかった。CV04に関する質問は諦めるしかなかった。

 カンファレンス直前に行われたボーカロイドコスプレ会合はVocaloidism的視点で言えば完全に失敗だった。僕らの一人は……不意打ちを食らい目の前にいるiNSaNiTY[海外PであるDoofusの曲]のKaitoコスプレに全く気づかなかった! ともかく僕はどうにかKAITOコスプレ写真の一部としてそれを撮影することができた。できれば沢山のコスプレ写真フォーラムにまとめたい。準備できたらすぐリンクするよ。

 もちろんこの夜最大の呼び物はミクノポリスだった。僕らが中に入るため半時間ほど行列している時には、少なくとも3台の放送用車両がシアターの外にいた。僕はずっと右側の席、NND[ニコニコ動画}のために撮影するクレーンカメラから1セクションだけ離れたところに座った。クレーンカメラは随分低いところまで下がってきてたよ! ボーカロイド曲のアコースティックおよびジャズ演奏が響いている間に僕らは席につき、そしてあのうっとうしいダニー・チューがまた出てきて人々に「Miku magi tenshi」と3回言わせようと試み、結局会場を暖めるためにDANCEROIDを持ち出すことになった。2人の少女はFirst Kiss! とルカルカ★ナイトフィーバーに合わせいい仕事をしてのけたが、彼女らのステージにおける本当のハイライトはLOL -lots of laugh-にあわせたサプライズダンスと、あ、そうそダニー・チューが彼女らの新しいDVDを紹介する埋め草もあったな。それから着席が終わるまでいくつかのBGMが続き、ミクはカメラ嫌いだから撮影しないでねっていう公演前の声明があったよ!

 あらゆるすげーものが解き放たれる前のキャンペーンを始めたカローラミクのCMから、公演は始まった。Project Diva desuが始まると熱狂は目に見えるようになり、そしてワールドイズマインが続いた。安部潤の隣に座っていた新たな弦楽器部門はバンドへの素晴らしい追加になっていたけど、僕には弦楽器が多すぎるように感じられた。半分に減らしてもそこから必要な力強さを引き出すことはできたんじゃないかな。ケミカルライトリズムに合わせてはためき、20列目以降と2階席の全員は立ち上がって曲ごとに喝采していた。12種類あった新しいコスチュームごとに歓声はさらに大きくなった。最後は声をそろえてアンコールを叫ぶのにも疲れのどを嗄らしていたにもかかわらず、誰もが自分の意見を述べ、そして実際に彼女は戻ってきて、さらに愛言葉とハジメテノオトを含む3曲を歌った。それは決して忘れられない体験だった。僕の描写がイベント全体をほとんど取り上げていないことには気づいているけど、でも僕は他にも色々話したがっている多くのコンサートに参加したVocaloidism関係者のためにも短くまとめたかったんだ。

3日目

 ボーカロイド・ファン現象……は酷い落胆をもたらした。あの東方の霊夢コスプレをしたヤツが誰なのか、彼がボーカロイド関連で一般的に何をしたのか僕は知らないんだが、2つの点は明らかだ。1. 誰もがヤツが女の子だと騙されていた。罠王国における罠の中の罠に嵌っている状態だ。2. これは公式パネルじゃなく、一人の人間の見解に過ぎなかった。僕は30秒と残らずに立ち去った。実際にこのパネルに残り、何があったのか僕に話してくれる人はいるかい

 僕はその後でしばしホールを歩き、ミクノポリスのブースを再び通り過ぎた時、ハチとWowakaサインしているのに気づいた。不幸なことにタイミングが悪く、彼らは仕事を終えて荷物をまとめる2分前だったうえに、僕は彼らのためのペンも持ち合わせていなかった。Vocaloidism関係者の何人かはどうにかサインをもらえたようだ。ラッキーだよな。

 それはそれとして、Mirai no Neiro:未来音色コンベンションの中で圧倒的に得るところのあったパネルだった。この3時間パネルは驚くべきことに行列すらほとんどなく、入場するためバッジスキャンする入り口のところで籤さえ配っていた。Mirai no Neiroがアニメエキスポで開催されるのはどうやら2回目。去年はもっと短かったそうで、従って彼らはまず同じことをやった。ミク、リン、及びレンのレイヤーが現れ、キャラたちが「今日ここで開かれている技術会議に挑戦する」場面を演じていた。後に知ったところによれば彼らは実際はその場にいたコンベンション参加者で、キャラとして脚本を演じるように頼まれたのだという。彼らは脚本にかなりたくさんの疑問を持っているように思えた。それはそれとして、そこにいたのは僕が見た中で最も華やかなリンだった

 パネルの前半は何人からアーティスト作曲家による様々なPVの上映、及びアニメエキスポのファンに対する彼らのメッセージの紹介だった。中にはインターネットのどこにもまだ投稿されていないワールドプレミア動画、例えばまさたかPのデビューであるストロボナイツのMMD-PV[ママストロボラストの間違い]、かごめPの国際的に安全なinnocent girl(社会人が巨大なパンダぬいぐるみになっている、そう、これなら問題ない)、さらに完成していない悪の娘/召使ワールドイズマインアニメ版(後者はある意味卑猥だった)などがあった。

http://www.youtube.com/watch?v=ri-M9O6h1pg

 後半はゲストボカロPたち、PENGUINS PROJECT、すんzりヴぇrP、そしてZANEEDS(piperP[ママパイパンPの間違い])が紹介された。皆アメリカ向けに紹介する新しいワールドプレミア動画を持ってきていた。それぞれガラパゴス(リツカ客演)、退屈なボウリング、そして社会主義/社会主義★だーりんっだ。どれも聴衆から大きな反応を引き起こしていた。時には愉快に爆笑しながら、でも誰もが称賛と伴に作品の真価を認めていた。もう一人のサプライズゲストアーティストアレイアニメエキスポ内の同人誌即売会場]にブースを持っているアーティストパネルイントロ動画を描いた女性だが、とても恥ずかしがりやで顔は見せなかったな。最後にボーカロイドエンジンそのものの製作者がサプライズゲストとしてYAMAHAからやって来て、どのようにエンジン機能するかをその場で実演し、おまけにSweetAnnにハッピーバースデーを歌わせていた。パネルの中でも一番楽しかった場面で、多分もっと多くのボカロPをゲストに招いたうえで来年も見てみたいと思ったよ。僕は自分インプットカードにSamfreeとDeco*27名前を入れたから、他の連中も同じことをしていれば彼らは来年招待されるんじゃないかな。わかんないけど。

http://www.youtube.com/watch?v=t4EH535hR8g

http://www.youtube.com/watch?v=jM2d5rW42Mo

 全体として素晴らしい体験で、参加したことに満足している。コンベンションにおけるダニー・チューの存在は称賛より損害に値すると思うけど、ボーカロイドファンの関心を惹きつける沢山のものがあって、全部ひっくるめて余分な2日間を過ごすことができた。展示ホールアーティストアレイのばかでかさにも触れなかったな。これらの時間をまた思い出すとしよう。世界中ボーカロイドファンには、僕らの愛する業界がますます盛況を迎えていることを知ってもらい、安眠してほしいね

+++++勝手翻訳終了+++++

初音ミクLAライブ外国人感想その1「再生の約束」逐語訳

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

初音ミクLAライブ外国人感想その2「再生の約束」フリーダム

http://anond.hatelabo.jp/20110708223459

初音ミクLAライブ外国人感想その3「ミクノポリスのボカレタリアートたちよ、団結せよ!」

http://anond.hatelabo.jp/20110709211718

初音ミクLAライブ外国人感想その4「仮想の歌姫:初音ミクの人気と未来音色

http://anond.hatelabo.jp/20110710234300

初音ミクLAライブ外国人感想その5「オレはAXには行ってないけど、まあとにかく……」

http://anond.hatelabo.jp/20110711212701

初音ミクLAライブ外国人感想その6「ミクノポリス:7月のクリスマス世界征服

http://anond.hatelabo.jp/20110712205546

初音ミクLAライブ外国人感想その7「AX11:ミクノポリスの印象」

http://anond.hatelabo.jp/20110713211501

初音ミクLAライブ外国人感想その8「ミクノポリスコンサートリポート

http://anond.hatelabo.jp/20110714210122

初音ミクLAライブ外国人感想その9「アニメエキスポ初音ミク

http://anond.hatelabo.jp/20110715222900

初音ミクLAライブ外国人感想その10「アニメエキスポ2011(抄訳)」

http://anond.hatelabo.jp/20110716194029

初音ミクLAライブ外国人感想その11「世界は彼女のもの初音ミクはいかにして全てを変えたのか」

http://anond.hatelabo.jp/20110717201147

初音ミクLAライブ外国人感想その13「ミク:日本のヴァーチャルアイドルメディアプラットフォーム

http://anond.hatelabo.jp/20110719203237

海外blogに載っていたクリプトンインタビュー

http://anond.hatelabo.jp/20110723142345

2011-07-09

http://anond.hatelabo.jp/20110708170527

こんなの、当たり前じゃね?

俺も映画好きな女の子と話すために半年くらい映画館通いしてうまくいったけど。ジャズ好きな人の前でエグザイルの話したら、却って嫌われるだろ?

2011-05-21

モテるジャズ女子力を磨くための4つの心得

こんにちはジャズ恋愛理論を専攻しているセロニアスモンク嬢です。私はライブ経験もなく、師匠にもついてませんし音痴ですが、恋愛に関してはプロフェッショナル。今回は、モテるジャズ女子力を磨くための4つの心得を皆さんにお教えしたいと思います。

1. あえて2~3世紀前のコードブックで演奏する

あえて2~3世紀前のコードブックを使うようにしましょう。そしてセッションの場で好みの男がいたら話しかけ、わざとらしくバッハのインベンションを出して読んでみましょう。そして「あ~ん! この譜面本当にマジでチョーみんなの演奏についていけないんですけどぉぉお~!」と言って、男に「どうしたの?」と言わせましょう。言わせたらもう大成功。「コードブックとか詳しくなくてぇ~! ずっとコレ使ってるんですけどぉ~! 使いにくいんですぅ~! ぷんぷくり~ん(怒)」と言いましょう。だいたいの男は新しいコードブックを持ちたがる習性があるので、古かったとしても青本を使っているはずです

そこで男が「新しいコードブックにしないの?」と言ってくるはず(言ってこない空気が読めない男はその時点でガン無視OK)。そう言われたらあなたは「なんかなんかぁ~! 最近立体ホログラム版iReal bが人気なんでしょー!? あれってどうなんですかぁ? 新しいの欲しいですけどわかんなぁぁああい!! 私かわいそーなコ★」と返します。すると男は「iPad2のiReal bでしょ? 立体ホログラムはまだ出てないよ。本当に良くわからないみたいだね。どんなのが欲しいの?」という話になって、次の休みの日にふたりで電気デートに行けるというわけですあなた女子力が高ければ、男がiPad2買ってくれるかも!?

2. リードシートで><を使うとモテる

だんだん弱く」とか「だんだん強く」などを表現する「><」をリードシートに入れると、セッション男性参加者は「なんかこの曲表現豊かだなあ」や「譜面どおり演奏してあげたいかも」と思ってくれますセッション上では日常生活よりも緊迫した空気の中で相手に伝わるので 「><」 を多用することによって、男性あなた表現豊かで女の子しい勘違いしてくれるのです。そういう譜面ばかりにするとほぼ絶対に同性のセッション参加者に嫌われますが気にしないようにしましょう。

3. とりあえず男の演奏には「えー! いまのなに!?  マネしたいマネしたーい♪」と言っておく

セッションで男が女性意識して演奏する内容は超絶的な速弾きや複雑なコードワークばかり。よって、女性にとってどうでもいいプレイばかりです。でもそこで適当に「わあーいまソロ無機質ですよね」とか「いまコードワーク完全にテーマと当たってましたよね」と返してしまうと、さすがの男も「この女こわいな」と気がついてしまいます。こわい女だとバレたら終わりです。そこは無意味テンションをあげて、「えー! いまのなに!?  マネしたいマネしたーい♪」と言っておくのが正解。たとえ曲調を無視したえげつないソロでも、テンションと積極性でその場を乗り切りましょう。積極的に反応してくれる女性に男は弱いのです

4. ソロではアウトできない女をアピールせよ

セッションが始まったら、真っ先にコード一発の部分を探して「あーん! 私ここうまく演奏できないんですよね~(悲)」と言いましょう。するとほぼ100パーセント「どうして? モード系嫌いなの?」と聞かれるので、「嫌いじゃないしガンガン暴れたいんですけど暴れられないんです><」と返答しましょう。ここでまた100パーセント「嫌いじゃないのにどうして暴れられないの?」と聞かれるので、うつむいて3~5秒ほど間をおいてからボソッとこう言います。「……だって、……だって、勢いに乗ってアウトしちゃうとややこしくなるじゃないですかぁっ! コード楽器がかわいそうですぅ! そんなテンションじゃないかもしれないのにぃぃ~(悲)。四度積みの和音ガンガンあげていくしかなくなるんですよお……」と身を震わせて言うのです

その瞬間、あなた女子力がアップします。きっと男は「なんて優しい天使のようなコなんだろう! 絶対にゲットしてやるぞ! コイツは俺の女だ!」と心のなかで誓い、あなたに惚れ込むはずです。意中の男と付き合うことになったら、そんなことは忘れて好きなだけアウトしまくって大丈夫です。「アウトできないんじゃなかったっけ?」と言われたら「大丈夫になった」とか「慣れた」、「インゴーイングだけとかつまんね」と言っておけばOKです

2011-03-16

http://anond.hatelabo.jp/20110316130706

まずテレビを消しネットから彼女を離す。

静かだと不安になるらしいので、穏やかな音楽(好みに寄よるけどうちはジャズ)を流しておく。

とりあえず甘い物と暖かい飲み物を摂取させる(出来れば一緒に摂取する)。

彼女の訴えに反論せず、とりあえず共感するふりでもして一通り言いたいだけの話をさせる。

避難場所を決めるなどの対策を取りたいというのなら、とりあえずでいいので話し合って決めておく(それだけでちょっと安心するはず)。

もし非常の際に備えたいというなら彼女と買い物に行く。

買いだめに走ろうとしたら、少々ならつきあい、度を過ぎているようなら「被災者の事も考えようよ」と諭す。

二人で一緒に料理でもしてゆっくり食事を楽しむ。

こんな感じでいかがでしょうか。あなた彼女と同じような精神状態になっている夫に対して私が現在行っている対策です

結構効いているようですよ。昨日はかなり落ち着いてきていました

2011-02-12

アニメの作画はジャズに似ている

記名性のあるプレイを披露できなければ

そしてそれを自分名前とつなげられなければ

単にレコードクレジット名前が載るだけで終わってしま

あいはいプレイをすると一バンドメンバとして活躍はできても

自信の作品としては全然一般認知されないリーダー作を2枚くらい出して音楽人生が終わる

逆に記名性のあるいいプレイを出来、リーダー作を何枚か出してジャズ史に名前を残しても

参加作品で他人の作品をぶち壊してしまい本人のファンだけが喜び

リーダーとそのファンはこんな筈ではなかったと天を仰ぐ事態を招いてしまいかねない

作画はジャズに似ている


もちろん前者だって、作画ファンが語らないというだけの話で、立派なアニメーター

2010-05-09

俺は人間をやめようと思う

 俺は人間をやめようと思う。

 進歩しようと思う。ということだ。

 一般的に人間限界と呼ばれる垣根を飛び越えていこうと思っている。

 その為に何をすべきだろうか、と色々考えてみているんだが、とりあえずそのやるべきことを羅列していこうと思う。


哲学書を読み、理解する。

・その他学問にも親しむ、例えば数学、例えば物理学

語学にも親しみ、有名な洋書を読めるようになり、またその洋書にも親しむ。

・遅くても午後十時には寝て、できれば午前五時くらいには起きる。

・小食。

・毎日三十分以上は歩行する、あるいはそれと同等の運動をする。

・たまにはゼェゼェと息を乱すくらいの運動をする。

・内臓の機能を保つ、つまりは健康を保つ。(上記の運動行為は必ずしも健康を保持するためだけのものではないことを明記)

・人と"良く"会話する。

・たまには誰かと勝負する。

・有名なインストルゥメンタルを聞く(クラシックジャズなど)。

苦痛を愛する。

インプットだけでなくアウトプットを行う。

・上記のことを継続させられる環境を確保する。


 タイプムーンキャラクターマテリアルを読んでたら人間をやめたくなったんだ

 俺は別の何かになるべくすることにする。

 今はドイツ語ラジオを聞きながら、明日に備えて眠るところだ。

id:antipopが好きそうなアニソンを集めてみる。

http://twitter.com/kentaro/status/13430250165

ネタなのかマジなのか分からんけど、炎上している。リプライとかブコメとかを見ててもなんか脊髄的なコメントが多いというか、優越感ゲームになっててうんざりする。144文字とか100文字じゃ当然か。

で、ネタとして面白そうなので、おせっかいでid:antipopが好きそうなアニソンを収集してみることにした。このひと確かハロプロからコーンウォール一派まで聴くような音楽変態だった気がする。そういう人が「アニソン」なるジャンルを本気で叩くかどうか疑問だが。

http://www.youtube.com/watch?v=PoDKJNt5YB8

カヒミ・カリィ+小山田。これを想定される「アニソン」と扱っていいかどうかは分からんけど。

http://www.youtube.com/watch?v=ardiCRr9Tww

みんなが想像する「アニソン」なるジャンルから選んでみた。ROUND TABLEは割とオシャレなのでありかと。

http://www.youtube.com/watch?v=Ai8oME-Kb84

モーヲタならこれか。今となってはやらないかの方が有名?かもしれないが。

http://www.youtube.com/watch?v=LIYDL7sHasM

はてなも絶賛協賛中の四畳半神話大系から。いしわたり淳治砂原良徳

http://www.youtube.com/watch?v=mje2Mz1mGHo

ジャズ好きを自称する人にCowboy Bebopはある意味地雷かもしれないけど。

http://www.youtube.com/watch?v=0g_ehKYJyUc

これも地雷かもしれんけど。

http://www.youtube.com/watch?v=CyCd7srDwqc

これもみんなが想像する「アニソン」としていいかどうかアレだけど。

http://www.youtube.com/watch?v=nkSlgKMyYXU

みんなが想像する「アニソン」なるジャンルからその2。パーフリとか好きそうだし。

http://www.youtube.com/watch?v=R9z6l13RNbg

みんなが想像する「アニソン」なるジャンルからその3。小西康陽とか好きそうだし。


一時期流行った中田ヤスタカ系の(それこそ堀江由衣バニラソルトとかまりあ・ほりっくの君に、胸キュン)とかは敢えて除外した。パフューム好きは公言してなかったと思うので。

追記

http://twitter.com/kentaro/status/13673261818

本人からリアクション

ブコメで「おしゃれ系アニソン」って有ったけど、何年か前に流行った「アキシブ系」も外した。あれは何か違う気がする。

2010-04-27

http://anond.hatelabo.jp/20100427171324

ああ書いたけど、増田は男。

女性に限らず、適当な話題を作るときっていうのは共通の要素が必要なんだよね。音楽にしても、ファッションにしても、小説にしても、学問にしても。

だからたとえば職場飲み会とかでビジネス下ネタの話しかできない人ってのは、他人にあまり興味がないんだと思う。

これはゲームアニメ処女についての話しかできない人にも言えるんだけどね。閉じてるんだよ。閉ざしているんじゃなくてね。

少なくとも髪を染めたということは、何のメーカーの何の商品で染めて次は何の色で染めたという話ができるわけだけど、髪を染めない人ってのは自分がなんで髪を染めていないのかっていう自分語りしかできないんだよね。正直言ってそういう男はつまらない。

染髪の話題に触れられたけど、別に髪を染めるだけじゃなくて、たとえば音楽なら、いつもはジャニーズしか聞かないけど、実はクラシックでは新古典主義ポストロックなんかもたまに聞くんです、っていうだけで、話題になる対象が倍々に広がる。というのも、クラシックを聞く層ってのはたいてい吹奏楽合唱現代音楽ジャズのうち、どれかは必ずと言っていい程耳にしている。そうすると今度は理屈っぽくいけばDTM含めた作曲や、どんな楽器演奏したことがあるかとか、聞き専でもどんな楽器や楽団、あるいはバンドが好きで、某曲のあのクライマックスにかけての音色の積み重ねがステキ、とか引き出しが増えるし話も続く。

学問につけたって、今は学際領域がたくさんあるから、自分が全く関わってこなかった分野で、その無縁な専門家の人とたまたま領域が一緒になったってだけで居合わせてしまい、仕方なく何か話するにしても、「いやあ、あなたの分野の研究はさっぱりわかりませんよハハハ」っていうより「某さんのナニガシ研究は私の分野にはない新鮮なものだった。○○というのは私の方の分野では××との兼ね合いから○×になってしまってチョメチョメなんですが、より研究を進めていけば互いの分野により共通したペケペケになるかもしれませんよね」っていう方が、その場しのぎとしては前者のほうがいいだろうけど、有意義な時間を過ごすなら後者のほうがダンゼンいい。

結局のところ予習しなきゃだめだよっていうことなんだけどね。

2010-03-26

ジャズ喫茶のマスター

ttp://lynceus.seesaa.net/article/7647931.html

村上春樹が、ジャズ喫茶店主(たしか国分寺)であった時代に、

今はもうないJAZZLAND」という雑誌で、ユニークな文章を書いている。

当時から文章の芸は冴えている。



ジャズ喫茶のマスターになるための18のQ&A」(「JAZZLAND昭和50.8.1号)



Q1 ジャズ喫茶を始めたいと思うのですが、さしあたって一番要求される資質は何でしょうか?

A 恐れを知らぬ行動力です。



Q2 それでは一番不必要なものは?

A 知性です。



Q3 現在大学に在学中ですが、卒業はした方が良いでしょうか。

A 経験から言うと、卒業証書の表紙はメニューにぴったりです。



Q4 好きな女の子が居るのですが、ジャズ喫茶のマスターとしては結婚していた方が得でしょうか、それとも独身でいた方が得でしょうか?

A あなたが一体何を指して得とか損とか言ってるのか、よく理解できないけれど、この世の中で結婚して得をすることなど何ひとつないのです。



Q5 よくジャズ喫茶のマスター女の子にもてるっていう話を開きます。そんな時、客の女の子には手を出していいのでしょうか?

A まったくの取り越し苦労です。



Q6 レコードは最低何故必要でしょうか?

A 度胸さえあれば15枚でOKです。



Q7 でも、「ファンキー」や「DIG」に行って、レコード棚やオーディオを見る度にガックリして、僕なんかにとても……という気分になるのですが?

A そんな所に行くのが間違っているのです。国分寺に来なさい。



Q8 僕は前衛ジャズに弱いので、それ以外のジャズを中心にやりたいのですか?

A お好きなように。



Q9 お客に文句は言われませんか?

A もちろん言う人は居ます。気にしなければいいのです。

あなたのお店なんだし、好きなようにやってみて、儲かるのもあなた一人だし、赤字を出して首を吊るのもあなた一人なのです。



Q10 お酒を出すつもりなのですが、酔って騒ぐような人が居たらどうしたらいいのでしょうか?

A 「戦艦バウンティ」という映画が昔ありました。その中で異端分子は全員船から突き落とされていました。



Q11 「スイングジャーナル」に広告を出すべきでしょうか?

A もちろんです。その上に「スクリーン」と「週刊平凡」に広告を出せば効果は抜群です。



Q12 僕はコルトレーンの『至上の愛』が嫌いなので店には置かないつもりなのですが、

友人は“『至上の愛』のないジャズ喫茶なんて…と言います。どうでしょうか?

A バカは相手にしないことです。



Q13 ジャズ評論家コネがきくのですが、レコ-ド解説やコンサートをやった方が良いでしょうか?

A テスト盤をもらうだけくらいの方が賢明です。ロシア革命の時、一番最初に銃殺されたのはジャズ評論家だったそうです。



Q14 ジャズ喫茶という職業は一生続けていくに値いするものでしようか?

A 田中角栄にとって土建業が一生続けていくに値いする職業なのか?

川上宗薫にとってポルノ小説家が一生続けていくに値いする職業なのか?

猫にとってキヤツト・フードが一生食べていくのに値いする食物なのか?

非常に難しい問題です。



Q15 僕にとってジャズ喫茶はまるでなにか青春の里程標のような気がするのですが、 こういう考え方は間違っているのでしょうか?

A 間違ってはいませんが、明らかに誇張されています。



Q16 それではジャズ喫茶とは一体何なのでしょうか?

A ジャズ供給する場所です。ジャズとは何か?

僕はそれは、人生における一種の価値基準のようなものではないかと思うのです。

茫漠とした時の流れの中で、僕たちの人生がどんな風に輝き、どんな風に燃えつきていくのか?

ジャズの中に沈みこんでいる時、僕たちはそんな何かをみつけだせるような気がするのです。



Q17 そういう考え方は少し誇張されすぎてはいませんか?

A すみません。その通りです。ただ僕の言いたいのは、ジャズ喫茶のマスターがそういった使命感を忘れたらもうおしまいだっていうことなのです。



Q18 ところで話はガラッとかわりますが、今年のヤクルトアトムズはどうなるのでしょうね?

A 当然優勝します。巨人最下位になり、王はナボナのCMから下ろされます。

2010-03-21

Cowboy Bebopという作品のサウンドトラックVitaminelessのなかに

Odd Onesという曲があるんだけど、それがすごくかっこいい。気持ちいい。久しぶりに聞いたけど。

楽器サックスピアノベースドラムだけかな。

ジャズっぽい曲なんだけど、普段はそういうジャンルは聞かない。

あるいは、そのジャンル疎いからこそいいと思うのかも。本物のジャズファンからはすればつまらないのかもしれない。どことなくポップな印象もあるから。

2010-03-18

忘れないうちにNYのことを書く

NY行ってきました。





NYで学んだこと

NYでは日本人同士でもなぜか英語でしゃべってた。

上海同様、NYでも中国人うさんくさい、まじうさんくさい

・でもチャイナタウン楽しい

ビルの高さがリアル西新宿とか六本木とかと比べ物にならない。

 100階越す建物戦前にできてたとかすごい。


受験英語しかできなくても、言いたいことぐらい通じるし、いってることぐらいは意外にわかる














えっと、みなさんがNY行く時は、

タクシー乗ったら、運転手に話しかけると楽しいです。タクシー安いし。

NYタクシーの運転手は、入国してすぐやる人が多い職業らしく、

英語も通じない運転手とかもまれにいる。まじで

日本の運転手は、道とか渋滞情報とか詳しいけど、向こうのは本当になにもしらない。

駅の名前も名所の場所も知らないから、こっちが「~番街の~丁目」って感じで、名所の住所を調べて、それを運転手に伝えないと、どうもわからないみたい。

で、運転手さんは、みんな寂しいのか、こっちがバンバン話しかけると向こうもヘタクソな英語

けっこう自分のこととか話してくれます。

しかもNYでは、黄色いタクシーならぼったくられる心配ないから安心。

俺はケニア人に、日本リッチな国で、ビザいらないから羨ましいってめっちゃ言われた。







あとはブロードウェイ

俺はマンマ・ミーアとWICKED見ました。まあ英語早すぎてよくわからんが歌がいいね。歌が。







で、NY行ったら、ジャズバー行くのがよいよん。

ジャズバーは、まじ有名なバンドが出てくるところをネットなり地球の歩き方なりで調べましょー!

俺はイリディウムってところ行きました。

黒人多いし、入るときは緊張した。。。

基本、黒人がノリノリなので、こっちも黒人文化学習として、騒ぐのがよい。








で、タイムズスクエアにあるハードロックカフェ文化学習的におもしろい。

アメリカの不良っぽい子がたまってて、トイレナンパ待ちとかしてる。

なんでアメリカの不良っぽい女の子ってこんなにかわいいんだろって思うほどかわいい

タトゥーセクシーな服がよく似合うんだな。

不良の騒ぎ方とかも間近で見れて、おすすめっす。

たしか、日本ハードロックカフェって六本木とか上野とか大阪本町にあるよね。

結構雰囲気が違うと思うぞ。おすすめ

(ただしここはメニューに値段書いてないから怖い)







あと、日本食屋では、韓国人とか中国人とかがハチマキ巻いて寿司握ってて、普通にカルチャーショックだった。

名札に「Lee」とか書いてあって、え?ってなったけど、普通に寿司はおいしい。

あと、なぜかコリアンタウンの焼肉屋で寿司食えるところが多すぎておもしろかった。


基本、NYは、外国の割に普通にご飯美味しいので、舌が鋭く腹の弱いあなたも大丈夫です。

日系の店は超少ないけど、中国系とか韓国系のスーパーとかにいくと、

けっこう日本のものが買えるので。

そしてなぜか日系の店でも日本語通じないからアジア人っぽいやつに「これいくら?」とか言ったら恥ずかしいからね!w






ウォール街では大学の友人ともばったり遭遇したし、

金融地区はユダヤ人多くて、ベーグルうまい。まじうまい





公園行ったら野生のリスいるし。無線LANただのところ多いし。

メトロポリタンとかMOMA行ったら世界史の便覧で見たことある作品とかあるし。

ハーレムとか雰囲気まじ怖いし。



やっぱ、楽しいと怖いが隣合わせな場所って楽しいですね。




ほかにもなにかと楽しい国だったので、

在学中にもっかいぐらい行きたいですね。まじで。

あと、ニューヨークiPhoneまじ大活躍するからね。






以上、はじめての美国でした。

2010-03-14

そーいあ

ジャズってオタク臭い?

他人と音楽の話をする時はJポップとオサレ洋楽だけにしとくのがいい気がしてきた。

2010-03-09

20歳上の女性

ジャズライブを見に行くことになりそうです。

喪男克服事業の一環として玉砕してきます。

死んだら骨を拾ってくれ。

2010-02-20

東方ネタひとつ頼む

誰か『文のサンバAYA'S SAMBA)』ってジャズアレンジをやってくれませんか?

- 転職ならen
- 派遣ならen
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