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2012-06-23

金がないから「いい音楽」作れない?~ビジネス至上主義の末期症状

業界ダメにしたのは「レコード会社」じゃなく「アーティスト」だろ

http://anond.hatelabo.jp/20120623023851

反論キター!と、思ってテンション上がったけど、反論がバカ過ぎて残念だ。とはいえ、とても重要なことを気付かせてくれた。それについても書く。まずは反論から

アイドルの曲が消耗品だって? ちゃんと現実をみてるか? AKB482010年8月に発売した「ヘビーローテーション」が、年を越した2011年に何枚売れたか知ってるか? 12万枚以上売り上げて年間ランキングの52位だぞ。当然、握手券なしでだ。


消耗品という意味を理解していない。ちゃんと読んで理解してほしい。おれが言ってんのは「10年後、20年後も売れるか?」ということだ。それについては、以下の増田が書いているから読んでくれ。

http://anond.hatelabo.jp/20120623033908

それに、そもそも、ビートルズアイドルだぞ? 『4人はアイドル』というアルバムがあるのを知ってるか?


あなたは「自称アイドル」ならば、世間でもアイドルとして通用すると思っているのか?

評価というのは本人がするもんじゃなくて、周りがするもんなんだよ。世間一般にはビートルズロックバンドで通っているだろ。現に2010年にClassic Rock Roll of Honour Awardsにノミネートされているだろうが。AKBを何度も引き合いに出して悪いが、彼女らがロックグループですって言っても通じない。それと同じだ。うん、前の記事でも書いたけど、別にAKBは嫌いじゃないよ。彼女らは彼女らで頑張りゃ良いと思う。

日本という国において、「音楽」が「芸術」であったことは一度もないんだよ。いつだって「娯楽」だったんだ。大衆娯楽なんだよ。

芸術」になりえないほど、日本人にとって音楽というのは身近なものなんだよ。カラオケが一番良い例だ。

日本人にとって「音楽」とは、聴いて、歌って、騒いで、楽しむものなんだよ。これほど、音楽を楽しむ民族はいないんだよ。


いや〜、本当バカだね。まず、芸術は娯楽の延長なんだよ。逆に言うと、娯楽から派生していない芸術なんてないんだよ。音楽だって娯楽。絵だって娯楽。小説も娯楽。じゃあ、娯楽が芸術化する要因は何かというと、それは技術だ。アート(芸術)の語源はtechné(テクネー)やarsアルス)といい、それは「技術」として訳される。それが技術的に素晴らしいものだったり活動を広義の意味アート(芸術)と呼ぶようになった。

で、日本という国において、「音楽」が「芸術」であったことは一度もないというならば、日本音楽を評価したことは一度もないのか?

あるだろ。近代で言えばレコード大賞過去はよく知らん。しか日本の伝統音楽が残っていることを考えると、「技術的に優れている」と評価されたか伝承されてんだろ。

安室奈美恵がいい例。彼女が売れていた時期の曲は、まさしくカラオケソングだった。歌いやすく誰でも聴ける大衆娯楽だった。


安室奈美恵が売れたのは、曲そのものが良かったということと、安室奈美恵の歌唱力とダンスだろ。安室奈美恵の曲を手がけた小室哲哉は、本当にすごいアーティストだよ。書くの面倒だからWikipediaの記事をコピペする。

業界人の評価

小室さんの影響で邦楽の低音域を拡張されたことによって日本向けだからと遠慮する必要がなくなった」(GOH HOTODA)[62]。

小室君は日本人の耳・メロディライン・転調・アレンジリズム感・ビート感を教育しちゃった」(坂本龍一)[† 18]。

「昔は入って行けなかった領域にも、コンピューターを使ってどんどん入って作っていく。本当に奥行きが深い」(森進一)[66]。

コード解釈がすごく独特なのに、明るい響きであり、踊りながら歌うのにピッタリ」(マーティ・フリードマン)[67]。

小室さんは、リズム感覚でいって、最後メロディの良さを置いている。それがすごくオシャレだなと思う」(YOSHIKI)[68]

東洋人が好むコード進行が全くなく、アジア人には聞き慣れないものを大胆に取り入れて、それをヒットさせていた。それが不思議だった」「ヒップホップをやりながらもきちんとピアノで曲を書いている」「電子音楽とバラードの両方を行き来できている」「抒情的なバラード感性ダンス音楽感性の両方を兼ね備えている」(J.Y.Park)[8]

テレビ等で流しづらい音楽をたくさん世に出したことで後々のミュージシャンがやりやすい様にしてくれた」「コンピューター人間味の部分を消そうとしても、小室さんが鍵盤を弾いているパートは絶対に加工できない・真似できないな、と思う」(中田ヤスタカ)[69]


小室哲の曲は単に「娯楽」の領域を越えた「アート」だ。「分かる人には分かり、分からない人も楽しめる」という素晴らしいアートだと思う。それに加え、安室奈美恵の歌唱力とダンスがミックスされ、大ヒットした。いま安室奈美恵ほどの歌って踊れるアーティストって、どれほどいるんだろうね。

その後、R&Bテイストを取り入れて「芸術アーティスト)」化していく。音楽玄人の評価は高まるが、一方で売上は減少した。

後期の安室奈美恵の曲はカラオケソングとしては難しいからだ。


CDが売れない昨今、安室奈美恵の「Checkmate!」というアルバム33.6万枚売れた。まぁ、確かに昔ほどは売れていないが、それでも上位の売上げだ。しか安室奈美恵デビューして20年経つが、上位の売上げを維持している。これはなぜか?

それは安室奈美恵というアーティスト消耗品じゃないからだ。「アーティスト」としての技術を着実に身につけていったから、未だに根強い人気あるのだ。

で、最後にすごく重要なことに気付いた。

先日、アジカン後藤が、テレビ秋元康と対談し、テレビに出ない理由を「音楽番組がバラエテイ化しているから」と答えていた。

なるほど。いかにもアーティストらしい答えだ。


これ、売れなくて悲鳴を上げているのは、アーティストじゃなくてレコード会社やその周りなんじゃね?ということ。アジカンテレビに出れば売れるということは分かっているだろう。でも、出ないということは「別に売れるために音楽をやっているわけじゃない」という理由ではないだろうか。それに宇多田ヒカルPVを全部公開したり、アルバム勝手に出されてTwitterでキレているのをみると、「あっ、こいつもう売れなくて良いんだな」と。他に例を挙げるとすれば、GLAY控訴を起こしてまでレコード会社を離れた。このことを考えると「アーティスト」は「好きな音楽を作りたい」という当たり前の原点回帰をしているだけじゃね?

そう考えると「音楽業界の衰退」は長期にわたって売れる「アーティスト」を無視したビジネス至上主義による自滅ということになり、「アーティスト」が好きなおれにとってはなんとも「ざまぁwww」な話だったりする。

ただ、一昔前に比べて「アーティスト」を探すのが面倒になったけどね。だけど、それも今の時代Groovesharkとか使えば、良い「アーティスト」は簡単に見つかるようになったから、さほどアーティストの発掘に困ってはいない。

だけど、やっぱり実際にそういうアーティストがどう思ってるのかは気になるところだな〜。「昔も今も売れていないアーティスト」じゃなくて、「昔は売れていたけど、今は昔ほど売れなくなった」というアーティスト意見が聞きたい。GLAY増田に書けば良いと思うw

はい、誤字脱字は確認しません。以上!

 
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