はてなキーワード: 過激派とは
米国上下両院議会に渦巻く「早期撤退、増派反対」に真っ正面から抗議の姿勢
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マクリスタル駐アフガン米軍兼NATO司令官は「増派が得られなければ勝利は覚束ない」とアフガニスタン戦争のくらい未来を語った。「従来の戦力と遣り方では、われわれは勝てない」とも。
オバマ大統領は、つい先日まで増派するつもりでいた。ピッツバーグG20でも、オバマ大統領は「タリバンのネットワークを破滅するまでは」と発言していた。
ところが議会の動揺と世論の変化に政策を変えようとしていることは述べた。軍人やゲーツ国防長官の発言は、その空気への牽制球でもある。
ラス・フェインゴールド上院議員(民主党、ウィスコンシン州)は「タリバン退治の日程を明確にして、撤退時期を提示するべきだ」と演説し、同じく民主党のダイアン・フェインスタイン上院議員(カリフォルニア州)は「米軍が向こう十年もアフガニスタンに駐留を続けたいと希望しているとは考えられない」と世論の三分の一が即時撤退という声を背景に吠える。
フェインスタイン女史は超リベラル過激派、米国の福島瑞穂みたいな存在。増派に正面から賛成しているのが皮肉なことにジョン・マケイン上院議員(共和党、アリゾナ州)。かれは大統領選でオバマの好敵手だった。
ゲーツ国防長官は「アフガンからの撤退時期を明示するなどは戦略的ミステークである」とCNNの番組で述べた(9月27日、ウォールストリート・ジャーナル)。
「しかもソ連の敗北同様に、米軍のアフガンからの撤退は敗北感をもたらし、変わりにベトコンが勝利したように、『アルカィーダとタリバンが超大国を打ち負かす』という政治宣伝となり、政治的悪影響は避けられないだろう」。
ワシントンポスト紙(9月27日付け)によれば、最近のタリバンの資金源は麻薬ではなく、外国からの寄付であるという。
CIA報告は「タリバンへの寄付行為は昨年だけで一億600万ドル」と分析している。
またリチャード・ホルブロック米国特別代表によれば「とくに湾岸諸国からの寄付が目立つ」として、国連の制裁を逃れた、巧妙な送金ルートを追跡する作業は困難を極めていると述べた。
9・11テロ事件以来、公式ルートでの送金はサウジ、UEA諸国からは確認されていないが、一番怪しいのはパキスタンである。
イスラマバード政府は否定しているが、軍情報部がタリバンを密かに支援しているのは明確であり、状況証拠は山のようにある。
クーリエは、訪問ごとに一万ドル以上持参せよと命令が出ているらしく、「昨年の麻薬収入は一億ドル前後だが、寄付行為による財政維持のほうが多い」(同ワシントンポスト)と米軍情報部は報告している。
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通巻第2724号 <9月28日発行>
しかし米兵が施設を警備、イラク兵士を特訓中
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復興にむかうイラクはGDPの80%が石油輸出による外貨によって成立している。
過激派が狙うのは、この石油パイプラインならびに輸出施設である。
南方の輸出港はバスラ。
もともとは18980年から88年のイランイラク戦争で、お互いにミサイルをとばしあい、港湾を破壊した。この戦争で破壊された輸出施設を復旧したのは米国で、しかも、現在尚、この輸出港ターミナルを守っているのは米軍と、米軍下請けの民間警備会社である。
現在、イラクの輸出はバスラ港からもなされ、同時に四隻の大型タンカーが横付けが可能、日量150万バーレルの輸出が可能というレベルへ復帰、ただし平均で週六隻のタンカーしか寄港しないため、設備キャパシティに余裕がある。
米国は輸出ターミナルの守備を、イラク兵に引き継がせるために日夜特訓を続けている。この施設が過激派に襲われると石油輸出が止まり、イラク経済は滅茶苦茶になるからだ。
通巻第2708号
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「テロ情報に詳しいStirling Assyntによると、先週、アルカイダは新疆ウィグル地区の中国によるイスラム教徒虐殺に対する報復として、アルジェリアなどの北アフリカ地域で中国人および中国利権に攻撃を加えることを傘下のテロ集団に指示した模様である。
これは同社がアルジェリアに本部を持つ、北アフリカのイスラム過激派の分派であるAQIM(アルカイダのマグレブ支部)からの指示書を見たという人々の情報にもとづいている。「これはビン・ラデンのテロ・ネットワークが攻撃対象を中国に向けた最初のものである」とスペイン紙は伝えた(7月14日)。
Stirlingによると全世界のイスラム聖戦遂行・過激派組織の中には、中国によるウィグル人民への抑圧に対する対中報復への熱望は急速に広まっている。
AQIMは「反中国」という点で、アルカイダの有力支部と見られるが、他の分派も歩調をあわせAQIMに追随すると見られる。
この分析は香港の「South China Morning Post」がすでに報じている。
香港とロンドンに事務所を持つ、Stirling Assynt社によると、近東およびアフリカには何十万人の中国人が働いているが、そのうち3万人はアルジェリアにおり、「アルカイダの報復計画の情報はリアリティのあるものとして重く受け取られねばならない」としている。
中国の圧制から外国へ逃れたウィグル人は、中国政府の発表した死者の数はゴマカシで、実際には間違いなく600~800人に及ぶと言う。
トルコの首相は、「ウィグルでの殺戮はまさしくジェのサイトだ」と批判したが、中国側は「トルコのナンセンスな発言を撤回せよ」と怒りをあらわにしている。
一方、ほとんどのイスラム諸国は、現在のところ、中国との取引関係にダメージを与えたくないということからか、沈黙を保っている。
ウィグル人の多くは中国による支配・抑圧は酷く、ウィグル国家の独立を夢見ているが、中国側は中国こそがウィグル地区の開発・発展をもたらしたのだと反論している。ちなみにウィグルは鉱産物、天然ガス、石油が豊な地域である。
▲米国議会はETIM(東トルキスタン独立運動)をテロリスト指定からはずす動き
中国外務省スポークスマンの秦剛氏は先週、「中国政府はウィグルの(中国からの)分離・独立運動家たちは外国で、一部にはアルカイダのテロ訓練を受けたものだといういくつかの証拠を入手している」と述べたが、詳細の説明は避けた。
Stirling Assyntのレポートは、過激派の間でのネット交信はきわめて活発であり、イスラム諸国内における中国のさまざまの利権構造のナマ情報が入手可能であるとしている。
Stirlingはまた「アルカイダはイエーメンにおける中国の諸プロジェクトを狙う可能性もある」としている。
げんに三週間まえに中国人技術者のボディガードを勤めていた24人のアルジェリア人が暗殺されたことにも触れている。
そして、「あの時は、テロ攻撃の対象は中国人技術者ではなく、彼が働いているプロジェクトそのものだったからである」と述べている。「いまはこの種のテロ攻撃は多分、警備員だけでなく中国人技術者たちにも及んでいくものと思われる」 という。
アルカイダ中枢から北アフリカおよびアラビア半島のアルカイダ傘下のイスラム過激派への指令は、それらの地域の中国絡みのターゲットに向けられると思われる。これら各地での攻撃は手っ取り早く、大掛かりな準備を必要としない。
アルカイダが中国を標的に改めて新たな戦線を形成するということはないが、イスラムの一体感・団結は、同志の相互扶助を必然的なものにするし、お互いに助けている姿を目に見える形で示さざるを得ないという理解が存在しているのである。
このようなイスラム共同意識の形は世界各地から人的・物的支援や資金調達に大いに役立つのである。
中国はウィグルのイスラム独立主義者には断固とある態度で当たるとし、いわゆるETIM (東トルキスタン独立運動)の起こした殺害事件を非難している。
ETIM は9:11事件以後、アメリカでテロ団体に指定されている。
しかしその道の専門家たちは、ETIM そのものが 新疆ウィグルにとっての脅威だとはいう考え方には懐疑的である。
アメリカ議会の何人かの議員がETIM の名前が テロリストのリストから外されるよう、動いている。(粕谷哲夫訳)
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全世界のイスラム諸国が立ち上がった。シーア派のイランでさえ中国に対して、やわらかに「調査団」の新彊ウィグル自治区への派遣を主張し始める。
人口の多いインドネシア、トルコでは連日、数万の抗議、とくにイスランブールは十万人の集会が開かれ、これまで中国の顔色を窺ってきたトルコ政府もカディール女史の訪問にヴィザを発給した。
中国の揚外相はトルコ外相と電話会談して、「あれは外部勢力と結んだ過激派の行動であり、イスラム教徒への差別ではない」と釈明した。
トルコのエルドガン首相が「あれはジェノサイトでは?」とした発言をトーンダウンさせた。
トルコは世俗イスラムとはいえ、ちょっと裏町へ入ればイスラム原理主義過激派がうようよいる。政局がかわればイスラムの爆発がある。過激派のテロ事件もかなりの頻度でおこることはエジプトに似ている。
「コーサル・トプタン国会議長はアンカラ駐在中国大使を呼んで『この目で何がおきたかを確かめたいのでトルコ議員団の視察団を受け入れてほしい』と伝えた。中国側は本省に問い合わせると回答を避けた」(トルコの英字紙、ディリーニュース、7月14日)。
湾岸諸国も調査団の派遣を検討し、米国の議会の一部にも同様の動きがある。
旧ソ連アゼルバイジャンにも反中国ムードが拡がり、中国大使館へ押しかけたデモ隊から逮捕者もでた。
西側で最も抗議運動が盛んなのはドイツで、ウィグル組織があるうえ、数万の移民がウィグル人コミュニティを形成しているからだ。
また「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は「アルカィーダが北アフリカ諸国で働く中国人を殺害すると予告した」ことを伝えている(同紙14日)。同紙は北京寄りのメディアで、マレーシア華僑の郭鶴年が経営のため、北京への警告ともとれる。
しかし現実問題として、中国人技術者ならびに労働者は、マグレブ諸国にも溢れており、同時にイスラム過激派アルカィーダの支部が散らばるがアルジェリアが最大の拠点。
中国のアフリカ援助は建設現場、石油採掘サイトでも、現地人を殆ど雇用せず、プロジェクトが決まると中国人労働者を大量に連れてくるので、新植民地主義、侵略者=中国というイメージがアフリカ諸国では強まっている。
宮崎正弘『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ)
ウィグル自治区で殆どのモスク(イスラム寺院)は静謐そのもの、宗教活動は地下へ潜ったと見られる。
新彊ウィグル自治区は地理的にみると中国の西北に位置し、その面積は百六十四万六千八百キロメートル。じつに中国総面積の六分の一を占める。日本の総面積の四倍以上だ。
大半が砂漠である。だから中国は平気で核実験場としてきた。そのうえ新彊ウィグル自治区とカザフスタン、キルギス、アフガニスタン、パキスタンなどとの国境線だけでも五千七百キロに達する。
国境警備にも力点をおくわけだから長大な防衛戦において兵站の確保は並大抵ではなく、どこからでも駱駝は進入できる。ビンラディン一派に通じるイスラム原理主義過激派のゲリラが武器を中国国内に運びこむのもさぞ容易なことだろう。
極めて厳しい自然環境、乾燥した気候である。とても住み良い、暮らしやすいという環境ではない。砂漠では水の確保も簡単ではない。広大であっても貧しいこの地域におよそ千六百六十万人が住んでいる。そのうちウィグル族が約九百五十万人、言うまでもなく大半はイスラム教徒で、古くからマホメットを信仰している。
中世から近世にかけて現在の中国北西部を収めていた元は原住民のイスラムの信仰には介入しなかった。近代になっていまのカザフスタンから新彊ウィグルにかけて「東トルキスタン」が建国されると、復古を主張する地下運動が盛んになり、血の弾圧に屈しないばかりか、ますます闘志をかき立てて原住民は漢族に立ち向かうようになった。
新彊ウィグル自治区の党書記・王楽泉(山東人)はすでに十年以上(駐 執筆時点。いま現在は17年)に亘って、この地域の党書記として君臨している。
あたかも欽差大臣のごとく居丈高に振る舞っているが、九八年九月二日の記者会見で!)宗教の管理をさらに強める!)共産党員はイスラム寺院に行ってはならない!)女性が顔を隠すのを禁止する!)ウィグル青年が長期不在となれば「過激分子」とみなし「宗教の自由」を剥奪する、などと時代錯誤の対策を語った。
ウルムチへ入った。ウルムチ市内には西安やチチハルの清真寺のように迷路の奥の路地裏の、さらに裏にこじんまりと立つ小規模なモスクもあれば、福建省泉州のように街の真ん中に公園化した瀟洒なモスク(漢字で「清真寺」を一般的に充てるが、泉州だけは「清浄寺」という)もある。道路沿いに多くの信者が住んでいるが、各地で表向きの信仰生活がみられない。公安の警戒を懼れ、モスクに信者がちかつかないのだ。
冷戦終了直後に旧ソ連領のカザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタンを歩いた経験があるが、随所で早朝から大きなスピーカーで「アッラー、アクバール」とコーランが流れているのを聴いた。
ホテルでこの聖なる音に目覚め、やおら窓を開けると、♪アラーは偉大なり♪
イスラム圏のまっただ中にいるという旅情がわき上がってきた。バグダットでもイスタンブールでも、エルサレムのアラブ街でもサマルカンドやタシュケントでも同じ情景があり、必ずそこに宗教音楽が付帯した。
しかし中国は違っていた。宗教音楽はおろか公然とした祈りさえないではないか。
一方でアルカィーダ秘密基地に「東トルキスタン独立」を掲げたイスラム原理主義過激派が訓練を受けていた。
寧夏回族自治省のみならず新彊ウィグル自治区のトルコ系住民のなかにイスラム原理主義が拡大している事態の到来は、五輪をひかえた北京中央にとっては鮮明なる脅威という認識である。
北京は「9・11事件」の事後処理に便乗し、ウィグル独立運動を「テロリスト」とそそくさと規定した。そのうえで米国に圧力をかけ、容赦ない弾圧を新彊ウィグル自治区で強化した。911テロ以降も一万人もの「テロリスト容疑者」を拘束、一部を拷問にかけた。
イスラムの動きに鈍感で敵対心を潜在意識に潜ませる欧米諸国は、ウィグルに関してはチベットに寄せる同情心と較べるとやや薄い。まして米国は02年八月にアーミテージ国務副長官を訪中させた際に「ウィグル独立運動」を中国が要求するまま「テロリスト」に認定し直した。イラク包囲網を実行し国連で武力容認決議を急ぐあまり米国は拙速にも北京と妥協したのだ。
(中略)
村全体がウィグル人だったりする農村では、当たり前のようにモスクに集う人々の姿がある。また西安のような大都会でも、中心部のイスラム寺院「清真寺」には人々の礼拝が絶えない。モスク近くでコーランのテープやCDを買おうと尋ねてみるが、一枚もない。一軒だけコーランの経文を売る店がトルファンにあったが。。。
あまりの弾圧ぶりに、宗教活動は地下に潜ったのだ。年齢によって差はあるが、人々の服装を見ても若者の一部はイスラム帽もかぶらず、ピアス、茶髪、ショート・パンツが珍しくない。ウルムチにさえディスコやカラオケがあって暴走族がいる。カザフ・カラーという独特の模様の民族衣装はかろうじて残るが、TVと新聞を北京に握られている以上、イスラムの主張は宥和的、微温的にならざるを得ないようだ。
ウィグル族の首都であるにもかかわらず、ウルムチには圧倒的に漢族が多い。動物園にはパンダ、市民の公園、遊園地も漢族の家族連れが目立った。いまやウルムチは「ウィグルのチャイナタウン」ではないか。
街の看板は漢字とアラビア文字が併記されている。ところが目立つのはカラオケ、瀟洒なビジネスビル。大通りに溢れるのはトヨタ、日産、ホンダの車である。
服装もあか抜けしたデザインが主流で、ウィグルカラーの民族衣装を着た人は少数派になりつつある。自転車が道に溢れ、商店の物売りたちの活気ある呼び声。バザールの喧騒。中国全土のどの都会にも見られる風景で、設計思想は似通っている。
最近のおびただしい漢族の入植は、この地にも工業化をもたらし、経済的な発展を遂げた。生活が少しでも豊かになれば物質的な欲望が果てもなく拡大するのは致し方のないものであろう。
都会のウィグル人の若者は懸命に北京語を学んでいる。言葉ができないと官として出世は望めず、給料も上がらないからだ。
中国沿岸部の人たちは競って英語か日本語を習得し、外資系企業に勤め、うまくすれば外国人の伴侶を見つけて外国籍をとりたいと考えているようにムスリムのあいだにも漢族と同化し暮らしを豊かにしたいと考える若い世代が増えている。むろん村の古老たちはこうした現象を苦々しく見ている。
~~~~~~~~~(中略)~~~~~~~~~~~~
「交河古城」は岩の大地を上から発掘して造った、世界でも珍しい彫刻都市である。
南北一キロ、東西が三百五十メートルの大地の真ん中を道路が貫いている。寺院、仏塔、住居跡が掘り起こされていて壮観であるが、どんな理由があってこんな苦労をして大地の中に都市を閉じこめようとしたのか。異民族の進入を防ぐための秘密都市だったのだろうか。
交河古城はそうした思惑の通りには行かず、漢族に滅ぼされ、城は徹底的に破壊され、新たに建てられた高昌城にとってかわられた。その高昌城とて後年には唐の大軍隊が侵略してきて滅ぼされた。数千年の間、仏教とイスラムの苛烈な戦いが繰り返された新彊ウィグル各地の仏教遺跡には、一つとして満足な仏画、仏像がない。偶像崇拝を禁ずるイスラム教徒の手によってことごとく破壊されたからである。
嘗てタリバン支配下のアフガニスタンではヘラートに近いバーミャンの石仏をイスラム原理主義過激派らはミサイルで破壊した。「世界遺産」であれ、なんであれ狂信的教徒は他宗派を認めない。それは共産主義も同様である。
南に天山山脈を挟むクチャ、カシュガルともなるとイスラム教は俄然、強い色彩を帯びる。カシュガルのエティカル・モスクは中国のイスラム教徒のメッカだ。ここに巡礼を果たしたイスラム教徒は仲間の尊崇を集めるという。
現代の宗教の一つである共産主義は他の宗教指導者を逮捕し、拷問にかけ、北京に刃向かうと見れば次々と処刑した。モスクを物置にされたイスラム教徒の怨念はなまなかなものではなかろう。
血の弾圧を受けた新彊ウィグルの民は、チベットと同様にイスラム教への信仰をひたすら内面に押し込めた。その分、人々は心の中に蓄積された漢民族に対するルサンチマンを歪んだ形で膨らませだ。歴史的に蓄積されたこの反漢感情のエネルギーに火がつけば予想外の炎となって燃え広がるのは明らかである。
イスラムの歴史と文化は漢民族に蹂躙され、独自の文明は形骸化した。イスラム教は地下に息を潜めている。したがってもしイランのホメイニ師のごとく強靱な精神的指導者が現れたなら、かつてシャーを打倒したイラン革命のように漢族に対する一斉蜂起が起こるだろう。
(拙著『トンデモ中国 真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ)からウィグル箇所をダイジェストしました。同書は全33省を寄稿した、おそらく日本で唯一の本です。アマゾン ↓)
カシュガル、ホータン、イリはイスラム教の聖地をかかえ、多くの敬虔なウィグル人が住まう。北部ウィグルと異なり、工業化、近代化が進んでいない。
北部(北彊)はガス、原油などの生産基地があって石油化学、金属冶金などの産業が発達したが、南彊は核実験場とされたり、砂漠地帯が北彊とを地形的に分けているためだ。
イリでは1997年「イリ暴動」が起こった。ホータンでも昨年は数百のデモがおこり、またカシュガルは中世からのイスラム城が取り壊され、世界遺産の指定を自らはずし、住民を近郊のアパートに強制移住させた。
カシュガル城旧市内の破壊は文化と歴史の破壊であり、「あれはまさにバーミャンの石仏をミサイルで破壊したタリバンの暴挙に匹敵する」と批判が強い。
さてウルムチでは騒擾から一週間を閲し、モスクの一部が再開され、街は平穏を回復した、かに見える。
モスクの再開を当局が許可したのは犠牲者の葬送をウィグル人が行うためであり、しかしモスクや周辺の壁には「密告奨励」のビラが貼られている。
ウルムチには6月に広東の玩具工場でおきた漢族との武力衝突以後、同工場で働いていた600名のウィグル人労働者が帰っている。
在米華字紙の論調は「上は国家安全部から下は武装警察まで総力をあげて『テロ』に挑んだと言いながら、大規模な騒乱を防げず、これは政府無策による虐殺であり、政府に責任がある」とするものが目立つ(たとえば博訊新聞網、7月12日)。同紙はつづけてこういう。
「工業化で恩恵を受けたのは入植した漢族が殆どであり、石油企業、金融、輸出企業などにウィグル人が雇用されておらず、教員も北京語が強要されて以来、30万人のウィグル人教職員が追放され、貧富の差はますます拡大した。とくに王楽泉・書記とその家族は比べる者がないほどの富を得た。
中央政府は実態をみずして、胡錦涛は「『宗教指導者』『民族分裂主義』『テロリスト』の“三股勢力”が騒擾の原因である」などと言いつのり、団結を叫んだものの、『中華民族』の標語は虚ろであり、このあまりの少数民族への虐待に、かれらウィグル人が民族の記憶を呼び覚まし、国際社会における汎トルコ主義に目覚め、独立を目ざすのは自然の流れと言える」。
7月11日には中央政治局常務委員の周永康(政法委書記)は国務院ならびに軍の高官を引き連れて、急遽、ホータン、カシュガル、イリを視察し、「ウルムチはおさまったものの、これら三地域では暴動再発の危機は高まっている」とした。
「カシュガルは嘗て短命に終わったとはいえ分離政権が存在した地域でもあり、『三股勢力』が猖獗している。ホータンもイスラム原理主義過激派が強いカシミールの国境と近く、テロリストの密輸ルートである」などとして、特別警戒に入った(多維新聞、7月13日)
「9・11テロ事件」に由来するかのように新彊ウィグル自治区騒擾を「7・5新彊事件」と多くの華字紙が命名し始めた。
民族対立の根深さが露呈したが、一方において中央の権力闘争がある。
その醜悪な側面はこうである。
すでに小誌が分析したように「新彊覇王」こと、王楽泉・党書記は腐敗の象徴、新彊のプロジェクト利権を総覧し、政敵をばったばったと倒し、山東省閥で周囲を固めた。北京五輪前後から、そのあまりの腐敗ぶりを「団派」(胡錦涛主席の出身母体)が攻撃目標としてきた。
胡の右腕・李克強(政治局員)は手勢の秘書軍団のなかで、ふたりの副官のスキャンダルを賀国強に握られ、胡錦涛が不在中に賀ら上海派は習近平ら太子党と組んで、李を追い詰める手はずが組まれていた(博訊新聞網、7月9日)。
このスキャンダル情報は温家宝首相側近からもたらされ、内蒙古省赤嶺、山西省臨分、遼寧省本渓、黒竜江省鶏西などの銀行口座に李克強の手勢らの不正蓄財の口座の証拠が挙がっているという。
表面的には広東省書記の王洋と新彊ウィグル自治区の王楽泉との対立があり、このバランスを崩すためにも、不正蓄財の材料は、それがでっち上げであれ何であれ、重要なファクター、一気に政局を変えることが出来る。
かつて1979年、トウ小平は四人組追い落としのために葉剣英、華国鋒の力を梃子とした。89年天安門事件は李鵬ら守旧派にとって、目の上のたんこぶ=趙紫陽追い落としの絶好の機会を与えてくれた。
「上海の江沢民残党」「広東の反王洋(アンチ団派)」が、この場合、呉越同舟した。
江沢民に近い王楽泉のポストを守り、むしろ厄介者の王洋を失脚させる。そのためにはスキャンダルをでっち上げてでも、李克強の政治力を弱める。そして胡錦涛がイタリアのG8サミットに出かけた隙を突いて、留守番チームが団派の政治力をそぎ落とすという筋書きだった。
上海派が張り巡らした利権構造は上海メガロポリスから北京中南海をも猖獗し、正義より腐敗を、公正より不正を愛する権力亡者らが党の権威を嵩に、やりたい放題の金儲けに没頭してきた。
上海派のモットーは「何事も政治的事件がおこらず平穏にカネを稼ぐ」。
正義感の残る団派の若手にとっては許し難い奴らである。
王楽泉が蓄財した金額は天文学的であり、新彊ウィグル自治区の武警、軍はもとより党組織の末端細胞にまで腐敗のお裾分けが配られ、あたかも王楽泉の私党、私軍とまで言われるほどだった。
9日、胡錦涛は北京に帰国し、九人の政治局常務委員全員が出席するという異例の会議が開催された。
新彊ウイグル自治区は歴史的にも文化的にも文明的にも、もともとウィグル人の土地であり、1944年から1949年まで「東トルキスタン」という独立国だった。
中国が植民地獲得を目的に東トルキスタンに侵略し、ウィグル人指導者、宗教指導者多数を殺戮し、新たに漢族の入植を政策的に進めた。
東トルキスタンの独立は死滅せられ、「新彊」という土地名がつけられた。新しい辺境、という意味である。
侵略軍は1949年から53年にかけて新彊に進駐し、農地を開墾してそこにどっかと居座る。この駐屯部隊は北京、天津、江蘇省、湖南省そして山東省の兵隊から成り立っており、合計33万人の軍隊が駐屯を開始した。
以後、1962年から66年にかけては上海の若者およそ十五万人が送られた。
他方、1949年から1984年にかけて、300万の漢族ほかの異民族が移住し、ウィグル自治区の北部一帯をしめる。シルクロードの北側、天山山脈の雪解け水に恵まれ、古くからオアシスが多い。当時、新彊ウィグル自治区の人口は約1000万人。三分の一が漢族となった。
ただし新彊ウィグル自治区の南方は土着の民が多く、漢族の入植はきわめて少ない。理由は核実験場と、工業化に向かない土地だから。
98年からの西部開発政府プロジェクトは、この北部の漢族居住区が対象とされ、ガス、石油開発、高速道、橋梁、鉄道、官舎、駅舎などのプロジェクトは漢族企業が独占し、ウィグルの民は農業に従事しているだけだった。新田開発も、移住してきた漢族にのみ供与された。
ウィグル農民と漢族の都会生活者との所得格差はますます開いた。
警察、軍、金融、銀行、石油化学、ガス、行政組織、教職等々、近代化に必要な職種はほぼ漢族が手中とした。
ウィグルの民には現場労働やリキシャ、個人商店、羊肉レストランいがい、進出できる職場もなく、まして教育現場は北京語が強要され、ウィグル語しか喋れないウィグル人は教師の職も追われた。
「とくに原油、ガス、石油化学の従業員にはひとりのウィグル族もいない」(BOXUNNEWS、7月7日付け)。
アルカィーダやアラブのイスラム原理主義過激派は、貧困が原因である。
ウィグルから多くの若者が国境を越えてアフガニスタン入りし、アルカィーダの秘密軍事基地で訓練をうけていた。
新彊ウィグル自治区のウルムチ市内は戒厳令下、街は静寂を取り戻した。街のいたるところに軍隊が駐屯して目を光らせている。力による平定。これが平静である。
それが如何に表面的なことかは共産党自身が知っている。
1990年頃から楽器を持って歩いて世界を一周する、その土地その土地の人たちと演奏を通じて仲良くして、
世界中の過激派やテロリストとも心を通わせるようになり、世界平和に貢献して
死者は500人以上に達した模様・・・しかし新華社筋は156名死亡と情報操作
「7.5ウルムチ事変」と後世の史家は名付けるかも知れない。
暴動に発展したウィグル人の怒りは文革以後最悪の被害をもたらした。
世界ウィグル人会議(議長=カディール女史)が呼びかけた平和裡の抗議集会は、混入した過激派や公安のスパイなどの策動によって暴動となった。日頃の漢族に対する鬱積、不満、憎悪が一気に爆発し、多くの一般ウィグル人も加わったためだ。
新彊ウィグル自治区の省都=ウルムチは人口230万人、漢族が七割をしめ、経済の90%を支配する。
新彊ウィグル自治区そのものは原油、ガス、レアメタルの宝庫。砂漠は核実験場として無造作な実験を繰り返し砂漠の民、およそ十九万人が被爆して死亡している。
ガス、原油は漢族によって「盗掘」され、これもウィグル人から見れば、自分たちの財産が不当に収奪され、利益は漢族が独占している構造となる。侵略者としての漢族、宗教弾圧者としての漢族、支配者としての漢族。
したがって父祖の地を自分たちの手にもどそうとする独立運動が起きるのは当然であり、「東トルキスタン」としての独立を求める主流派と「ウィグルスタン」としての独立を求める派、さらにはアルカィーダに走る若者のグループがある。
中国はこれらを「分離主義」として、あたかも犯罪者のごとく扱ってきた。
7月5日夕方から発生したウルムチ暴動は、官製情報によっても、死者156名、負傷800名、パトカー二台、タクシー10台、公共バス190台などが焼かれ、106軒の商店や民家が放火、損壊被害にあった、という(日本マスコミ大手は新華社発表の140名死亡という数字を使っているが、BBC、フィナンシャルタイムズ、NYタイムズなどは156名としている)。
中国政府は外国人特派員のウルムチ入りを禁止せず、いやむしろプレスセンターを設置して情報の一元管理、官製情報だけをあたえ、インターネットは切断されている。
中国は「ウィグル独立過激派による暴力」というイメージを外国プレスに宣伝しているが、ワシントンのカディール女史は暴力を根底から否定、ミュンヘンに本部のある「世界ウィグル人会議」も、暴動の原因を否定し、あくまで平和な行進を呼びかけたに過ぎない、としている。
暴動は伊寧、ホータン、カシュガル、アクスなどにも飛び火した模様だが、軍四万が動員されたという以外の情報はいまのところない(7日午前五時現在)。
ウルムチでは王楽泉・党書記が「企業の三日間の休業」を命じ、ただちに戒厳令を敷いた。以後、情報が管理されるため、正確な数字の把握は不可能。血の弾圧が開始される。
▲無言のまま安保条約の質が変わっている
日米安保条約の改定をめぐって60年に全学連などのデモが吹き荒れ岸内閣が退陣にいたった。あれから半世紀になる。
60年アンポ反対運動は攘夷的な国民的ムードが背景にあり、当時のシチュエーションは反米だった。運動に参加した殆どの人は条約を精密に読んでいなかった。ゼンガクレンは情念と正義感で動いた
70年アンポは前年までに反戦運動が下火となり、赤軍派と三島事件という両極の政治事件で終わった。この間、高度経済成長と東京五輪によりナショナリズムは体制側に収奪された。
爾来、日米安保条約の自動延長が継続され、80年アンポは政治争乱もなく、むしろフォード元大統領らを招いた日米シンポジウムが東京で開催された。筆者は当該シンポジウムの広報担当だったため会場のホテルに一週間ほど泊まり込んだ。中川一郎、末次一郎氏らと夜遅くまで懇談した。駐日米国大使はマンスフィールドだった。不思議に親和力をもった人だった。
やがて政治の季節は去り、全学連政治各派は分裂を繰り返し、左翼は「サヨク」になり、過激派は三島由紀夫の割腹に衝撃を受け、一部は転向し、体制派はすっかり米国の執事のごとくになった。その後、国際情勢の緊張とともに防衛論議は本格化したが、「日米安保はこれからどうなる」という肝腎の議論がない。
ところが日米安保条約は無言のうちに運用が変質し事実上、改編されている。「条約」ではない、これは「同盟」である。
たとえば事前協議の対象とされるのに、沖縄の海兵隊も横須賀の空母も日本に相談なくイラクなどの戦場へ出て行った。集団安全保障議論も海外派兵議論も沸騰しないまま自衛隊は「国際貢献」と言われてカンボジア、イラク、モザンビーク、ゴラン高原、そしてソマリアへ出動している。日本ではなく米国が勝手に解釈を変えているのだ。
しかし日本国内の防衛議論は専門的に走り過ぎ、国民から遊離している。マニアックは兵器の性能を論じたり、次世代航空機を論じたり。しかし法の改正という議論には滅多にお目にかかれない。
歴史開闢以来、同盟が半世紀以上つづいた例はきわめて少ない。例外は英米同盟くらいだろう。日英同盟は短命だったし、日ソ不可侵条約はもっと短命だった。
しかし確実にくる宿命がある。それはいずれ日米同盟が終わりを迎えるという確固たる近未来のシナリオである。なぜなら東西冷戦が終わってソ連が崩壊し十五に分裂し、ユーゴは連邦が瓦解して六つの国にばらけ、NATOは反ソ軍事同盟から性格を変えて東方に拡大してイランを囲み、東側は上海シックス(中ロ+中央アジア四カ国)に収斂された。そして昨日の敵は今日の友、日本の頭越しに米中のG2時代がやってきた。
米軍はグアム以東へ防衛戦を下げ、北朝鮮の核実験には曖昧な態度で終始し、拉致問題を含めて日本の期待を裏切るかたちとなった。台湾海峡を中国海軍が扼することになれば米空母の防衛力が劇的に減殺される。日本の尖閣諸島は危機に瀕し、やがては沖縄をめぐる日中の攻防も予測される。
しかしワシントンから見ると経済の凋落と軍事力の衰退は現実であり、従来の米韓、米日、米印、米豪の安保体制を維持するものの、日本の防衛貢献が足りないという認識である。今後、いかに改編すべきか、日米同盟半世紀を閲して本格的議論が始まるだろう。
書いた後じっくり考えて、要するに言いたい事は
「私だって女なんだぞ、ないがしろにすんなヽ(`Д´)ノウワァァン!!」
かも知れない、と思いました。(女だからこその不満なので改題しました)
頭がよろしくない上に、話が飛びやすいのであっちこっちいったりするけれど
全文を通して言いたいのは、主に規制派の声に対して『女としての自分』が非常に不愉快になったこと。
泣きたいぐらい、胃が痛くなるぐらい、不愉快だった事。
難しい事や規制反対!と声を上げるのは頭の良い人に任せます。(署名とかなら参加しますが)
文章は、読みにくくないよう心掛けますが解りにくかったらごめんなさい。
最初に。前提として、私は女です。(さっきも書きましたが)
凌辱ゲー命とかじゃありませんが、それなりに楽しむし、これ以上の規制が必要なものだとも思ってません。
ああ、ついでにチカン被害者でもあり、レイプ未遂に遭ったこともあることを書いておきます。
そうも見えるとの意見がありました。
エロゲをする私がそういった言葉に返せるのは「そうですか、私にそのつもりはないんですけどね」という言葉のみです。
当事者でもなく、見た感覚でそういわれても応えようがないですから。
同じ女性から言われたなら当人には謝るけど、あくまで個別対応しかしません。
ついでに「プレイするのやめて下さい」と言われても、「嫌です」としかいいようがないです。
何故って私は自分の家の自分の部屋でそれを楽しんでいるんですもの。
それが不快だという人の前で「見てみて、これ笑えるー!」とか言ってプレイした訳じゃないもの。
誰かがヘッドホン着用でスラングいっぱいの歌を聴いてて、その音漏れに対して
「その歌は悪意に満ちあふれてる!」なんて言いますか?
言わないですよね、多分。
私がそれをプレイする事が不快で耐えられないというなら、こう対応をします。
「じゃあ私に関わらないで下さい」「むしろ趣味を貶されてこちらも不愉快です」。
私がその人の見えないところで自分の趣味を楽しんでいて、その人の身体に何か直接的な害悪があるんでしょうか。
間接的な害悪だというならそんなものは世にごまんと溢れていますし(だからいいというわけでもないですが)、
その害が学術的に確かに立証出来るものでないなら「一部の不快感」の域を出ないと思うんですけど。
で、そのゲームそのものの存在自体に性差別を感じて不快だというならば、
それを単純な娯楽の一つとして消費していた自分は同性に対する虐待者であり、
痴漢被害、レイプ未遂にあったにも拘らず、女性の痛みが感じられない非常な愚鈍者
と言われている事とそう変わりないと思うんですが、そこまで私、酷い人間ですかね。
まぁ生きてりゃ必ず誰かを傷つけるでしょうけど。
逆に私も傷付きましたよ? 規制派のその発言で。
「この鈍感」って、思いもよらないところからハンマーで殴られた気分でしたよ?
『一部の女性』を女性性全体の声であるかのような言葉には更に嫌な思いをしましたし。
私、女じゃないんですかね。変わり種ではあるかもしれませんが、女を捨てた覚えは無いです。
そもそもこういうゲームって原則的には日本国内でしか流通してなくて、
ついでに恐らくオタ系の通販やショップ、もしくはエロ系サイトにいかなきゃ滅多に目にしないものでしょう?
レンタルショップなんかで二次エロAVは一般の棚に陳列されてますか?
女性ならそのエリアに行ったらもっと刺激的な(絵という記号ではなくなった)ものを目にする筈ですよね?
要は既にある程度の規制はされてる訳ですよ。
こういうのを関係ない『外部』に持ち出してしまうのは
大概それを作ったり愛好したりしてる人とは違う場所の人なんですよね。
そして、今まで見えないところにあった筈のものが視界に入った途端、ヒステリックに叫び出したりするんですよね。
なんていうか、むしろ喜んでるようにすら見えましたよ。
「ほらほら見て下さいこんな酷いのやってるんですよー? しんじられないでしょー? 気持ち悪いでしょー?」って。
まぁ私には、自分の中の正義に酔って批判する事を目的化してるようにしか見えないので、致し方ない事でしょうか。
しかし、ホントこれに関する騒動は嫌だと思いましたよ。
よく女性向けの腐女子のサイトで検索避けだのブクマ禁止だのの文言に違和感を持つ、という男性の言葉を聞くけれど
腐女子が怖れているのはまさにこういう外圧に他ならないと思います。
私もしていることだけど、同人誌の奥付には多く「ネットオークションへの出品禁止」の文字が記入してあって、これも同様の理由。
「目につかなくていい人の目にまで入ってしまうのは面倒だから」。
腐女子コミュニティは恐ろしく閉鎖的なんですよ。(但し堺市の図書館の件を見てもいくらか腐女子の方がアクティブですが)
こっちは同好の士だけで楽しんで迷惑かけないようにひっそりやってんのにおおっぴらにするバカがいるんだよ!みたいな。
腐女子の同調圧力はある部分で凄くて、一部過激派がいたり、新参の考え知らずも逆に古参の頭固いのもいたりするんですが、
そういうのは結構分かりやすく村八分にされます。
(抑圧的すぎるのもどうかと思うんですけどね、自分の性欲を肯定出来ないのに性表現描いたりとか。
「ええ、好きですが何か?」くらい言えないなら描かなきゃいいのにとか思わないでもない。
そもそも表現者として覚悟が足りない、とか言ったらこのマッチョめ、とか言われるんでしょうか)
こんな事をここで書いた私もきっとある方面の腐女子を敵に回すでしょうね。
個人的には腐女子の好むBLも、やおいも、性表現が入った時点でポルノとなんら変わりないと私は思っています。
ただ、消費の仕方が恐らくは男性よりもやや多様性に富んでいるだけで。
エロゲ規制云々てね、基本BLや、やおい規制をされるのと私にとっては同じなんです。
なんでかって自分の性的消費活動を阻害されるようなものだもの。(性欲以外の目的で楽しんでる人には失礼……!)
ここで男が男を襲うのはそう日常的にある事ではないし、
だからBL作品がエロゲと同様の危険性を孕んでいるとは言い難いとかいう人もいるんでしょうがね、
その意見って女性の『襲いたい欲』をまるっきり無視してくれやがってるんですよ。
もうね、ホントムカつく。
このキャラとこのキャラが仲良くしてるのが見たいのよ〜って人もいますよ。
でも、私みたいにいかにして受(男)を可愛がりたいか、って試行錯誤する人もいる訳ですよ。
そこにやや残酷な考えが入ったり、いたぶりたいわーなんて思う事もある訳ですよ。愛ゆえに。
じゃあ、普通にSMとかでいいんじゃないの? とか言われそうなんだけど違うんです。
私はマゾヒストを喜ばせたい訳じゃないし、役柄を演じたい訳でもない。
分かりやすい暴力でなく、自分は自分のままで性欲を発露させたいんですよ。主にこちらが主導権を握る形で。
男性に跨がってこっちが積極的に動いたとして、いくらか「能動的」と言える立場ではあっても
逆レイプなんて言葉もあるっちゃあるのに、殆ど認識されてない。
解りますかね、この隔たり。
はしたない、みっともない。はぁ、甘んじて受けますよそんな言葉くらい。
可愛いあの子(男)を襲いたい女の性欲は「抱かれたい」女の性欲ではないんですよ。
あえていうなら、『淫乱』じゃなく、『色情狂』なんです。
彼氏にそういう事したいのかって言われたら、それも違いますから。
大体彼氏に2次の受の可愛らしさなんてものがあろう筈もない。
彼氏には別の部分で満たしてもらいます。
女の自分にも(恐らく一般的には)男性側にあるのが普通と捉えられがちな『襲いたい欲』があるわけです。
そこんとこ真っ向から否定されちゃ堪りません。
女性として慎ましさや奥ゆかしさが足りない、そんな批判なら「ごもっともです」と返します。
が、その一方で、「私があなたの主張に添わなければならない理由もない」とも言います。
初めて痴漢にあったのは小学三年生の時の事でした。
そこが見知らぬ土地だった自分は大人しく母を待っていたんです。
一人の男性が私の後ろを通ったんです。
手の平はしっかりこっちを向いて、お尻を撫でられました。
初めに持ったのは強い違和感。
まずお尻に当たったのが手の甲じゃなく手の平だったのがよく分からなかったし、
なんとなく、その手の平の熱に不自然なものを感じたので。
でもその違和感がまだよく分からなくて、私はまだ同じところに立っていました。
二度目。なんかおかしい。ハッキリそう思いました。
この本屋は壁の殆どに本棚が並んでいて、何もないところがあったと思ったらそこはスタッフルームのドア。
壁を背にすることが出来ない事に軽くショックを覚えて、暫くうろうろしました。
まだ『違和感』の段階を出ず、痴漢だと認識出来なかった私は、店の人に言い出す事も出来ず、
店を暫く歩き回った後、さっきから少し離れた場所に落ちつきました。
相手の姿は二度とも確認出来なかったので、相手がどこにいるのかは解りませんでしたが
それでも少し動いた事で何か変わるかも、と思ったんですね。
でも、三回めがありました。はっきり鷲掴み。
(なんせ小学生の凹凸のあまりない体なんで、男の性欲対象だなんて考えてみた事もなかった)私は、
途方に暮れ、本が売り切れてしまったらしい空きの有る平台に座ってしまったんです。
自分でもこれはまずいよなぁ、と思ってたんですが、他に対処法が思い浮かばなかった。
ちょっとパニックに陥ってたんでしょう。
店の人にやんわりと怒られたところに母親が来て、とりあえず事態は収拾。
けれど母は私がそんなことをしたのが不思議で仕方がなかったようで帰りに理由を聞かれました。
母親には謝られました。すぐに言い分を聞けばよかったと。
そこで「恐かったんやね」と言われて初めて自分が性対象としてみられる事に恐怖を覚えた事に気付きました。
この事はいまでも鮮明に思い出せます。
痴漢の恐怖で泣いたのはこれが初めてでした。
さらには変な人に襲われてレイプされそうになった事もありました。
ですが、それは全て個別の事であり、男性と女性としての私の間にではなく、
あくまでも性犯罪者とその被害者である私の間に起こった事だと受け止めています。
けれど私はやっぱり女性専用車両は「痴漢を怖がる女性」の一時的な対処策にはなっても
根本的な解決ではないし、なんかおかしい対策だよなとしか思いません。
(「じゃあ一般車輌に乗ってる女は痴漢OKって意味なんだな」とか言った痴漢予備軍共には目眩する程の怒りを覚えましたが)
性的被害者としても、主に性的に搾取される側であったとしても、男性性全体に諦めを持つような事はしないし、したくない。
その凌辱という(一種異常に見える)性欲を、肯定こそできなくて不快に感じる事はあっても、
否定までするつもりはない、という人(女性)はきっと少なくないと思います。
(というかそもそもそれを曝け出しておおっぴらに理解してくれ!なんていう愛好者はそういないでしょ?
身内ともなればそれなりに相互理解が必要かも知れないけれど、それは家庭内の問題でしかないと思います)
私は自分が女である事を嫌っていう程理解してますし、それは永遠に変わりません。
故に性表現の一種として凌辱があったとしてそれを自分に当て嵌める事も出来ません。
それを痛みとして捉えてしまう方には同情しますが、
それらは常にあなたを苦しめる直接的な理由なのですか?とは聞いてみたいです。
性犯罪に遭ったからこそ、感じる痛みなんじゃないですかね。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いというか。そうじゃない方もいらっしゃるでしょうけど。
別に規制反対派はそういったゲームを被害者向けに御開陳したいわけじゃないと思いますが。
むしろ、性的被害者を傷つける事は、規制反対派の多くの人にとっても望まぬ事であると思います。
しかし『規制』という名の下に排除をするなら、抗戦くらいはします。
存在する事さえ許されないものなんて、そうそうあっては困るのです。
ああ、もうなんでこんな赤裸裸と語ってるんだろう。
女の性欲とか、もうね、自分でも何書いてるんだって思いますよ。
でも理解してもらおうと思ったら羞恥を堪えてでも書かにゃ、って気になります。
もうホントイライラした。
これ読んでこいつサセ子だとか思う人もいるかもしれませんが、思うだけなら勝手です。
現実を思い浮かべたらげんなりするので、
可愛い子が羞恥を堪えて涙を湛えながら訴えてるところを想像しましょう。
(内容がちとアレですが)
特にピックアップしていない方も、色々なご意見ありがとうございます。
id:legnum
一応冒頭に書いてますが、エロゲ規制に対してではなく規制派の声に対して私はそう感じたんですよ。
分かりやすく真っ先にレスした方が「ネカマ乙」と仰ってる訳ですけど。
女の性欲の発露が、こういう形になると男性は怖いんですかね。
別にとって食ったりはしないのに。
id:lisagasu
誰得も何も、個人的には誰に対しても毒にも薬にもならないと思います。
でも、呪詛にはなってるかもしれませんね。
規制派にちらほら見られた、『女性の味方』的なパフォーマンスがとても嫌だったんで。
それを言ったら、そもそも女性の側からこそ差別をされてるって事になるんでしょうけど。
id:KOH5611
女の主体的な性欲って男にとってそこまで脅威・恐怖なのか
男性にとっては多分、恐怖だと思います。
上のレスで『別にとって食ったりはしないのに。』と書きましたが、
その言葉もあの性欲の話の後ではそれほどの効力を持たないでしょうね。
自分が性的搾取される怖さっていうのは凡そこちら側(おおまかに女性)の方が理解が追い付きやすいです。
想像力が無駄に長けている方だと『直感的な恐怖』に留まらないと思います。
『男は野獣』なんていいますが、女も心には猛獣を飼っていたりする事を意外と知らない人も多いです。
あと、もともとあのコメントは私のエントリに対してではなく、レスを下さった方に対してのものでしょうけれど
まぁ一部の女性から「余計な事言ってくれた」的な反発は絶対に食らう内容だと思ってましたw
id:y_arim
自身でも「自意識過剰乙」で済む内容だろうなぁという意識もなきにしもあらず……。
が、元よりこれは不快感表明という感情論なので『同性に対する虐待者』云々の部分はやや誇張させて頂きました。
http://h.hatena.ne.jp/welldefined/9234263843680262785
http://h.hatena.ne.jp/spectre_55/9236533246574813792
ズボン脱がし程度の話は珍しい話じゃないだろ。
俺だって何十回もやられたことはある。
一度なんか必死に抵抗してるところを複数でど突き倒されたあと、ケツの穴をクラスにご開帳されたあげく
途中から見ていた女子に「ちゃんと抵抗すりゃいいのにwww」と笑われたことだってある。
だが、今は立派に生きている。
まったく引きずってないとはいわん。
突発的に思い出してハラワタが煮えくり返ることもごくたまにある。
だが、あくまでもたまにだ。
ほとんど思い出すこともないし、いじめていた友達と笑って話すこともできる。
そのせいでできた人格のゆがみもないとはいえないだろう。確かに内向的になってはいる。
だが二十歳を過ぎたら自分の人格は自分の責任だ。子供のころのいじめの性にしてなんになるだろう。
それを性犯罪と呼ぶのは、性犯罪の被害者にとっても失礼だし、今もたくさんいるだろういじめっ子;いじめられっこ、そしてかつてのいじめっ子;いじめられっこに馬鹿げた烙印を押すことでしかない。
小中の男子のいじめは日常であって、性犯罪とは根本的に違うのだ。
圧倒的大多数は立ち直って生きている。
子供の頃のいじめを引きずり続けて被害者意識で自分を慰めても何にもならない。
非モテ差別の結果などと馬鹿げたことをいっているが非モテ差別なんて存在しない。
非モテとはこういったいじめを引きずっているような人間が自称しているだけの話だ。
これも男女の非対称が原因の一つの本来の性犯罪と一緒にするべきではない。
http://h.hatena.ne.jp/kmizusawa/9234087936860132207
その通りで「自分は虐げられている」と思いたがることで生きづらくなっているのは非モテたち自身だ。
id:Shinnya
いや、それはあんたが何十回もやられて慣れちゃっただけでしょ。
あんなもん慣れるわけねーだろーがwwwwwwww
過去を引きずるなっていってるだけだよ
性犯罪と一緒にするな!引きずるようなもんじゃないってるだけだ
いじめそれ自体が問題ないなんていってないだろ。
もちろんそちらも批判してふまえている人多いよ。というか、基本的に日本における表現規制の中心は、近年はいつもそれ。人種差別とか、そう言う事でない分は日本は平和だというか何というか。
考え方にもよるかも知れないけれど、日本では表現規制の問題点や表現の自由の大切さを意識している人が結構たくさんいて、そう言う人がいるので、わいせつ物陳列罪等々の規制は、法の文面通りに行くととんでもない強権になってしまうような法律でも、ある程度表現の自由が守られるような形で現実に即した運用されていると思う。たまに暴発して問題になるが。
今回の議論のようにきちんと問題になって、賛成派反対派はお互いにやり合ってバランスをとっていると言える。議論が発生することがある程度健全な証拠だとは思う。まぁ、世の中全部がそうではないかもしれないが。でも特に政治が絡む問題は、その行為を「問題だ!」と声を上げる人がいるうちは大丈夫。本当に問題なのは誰も声を上げない時で、近年日本はそう言うふうに政治に興味がない・法や世の中に興味がない層が増えてきていると危機感を感じている人もいる。
こういった議論する人、反対派、慎重派が重しになって実行力を持たない法律ってのはたくさんあって、一番わかりやすいのは国際宗教系過激派テロ組織オウム真理教にすら適用されなかった破防法かな。これは大昔には適用されたことがあるが、近年は適用はされていないらしい。
ウィグル人の居住区とイスラムの文化遺産を破壊しつつ辺境「開発」。
景気刺激策のばらまきで少数民族の習俗をついでに破滅させる一石二鳥。
アルタイ山脈はモンゴル、露西亜、カザフスタン、中国を東西に貫く。
その頂点とみられる、ベルーハ山は標高4506メートル、カザフと露西亜の国境を分ける。中国側の「アルタイ市」は、地理的にウルムチの北方およそ600キロ、「阿弥泰」の漢語を当てるが、原住民はもともと漢族ではない。
ちょうどアルタイ市の位置は中国、モンゴル、露西亜、カザフ国境であり、北のロシア側はアルタイ共和国。
アルタイ山脈の雪解け水は中国領内で「ウルンクル河」と呼称される河川がカザフスタン側へ注がれ、ザイサン湖にたまり、そこからカザフ語の「イルティシ河」となって、カザフ北方を東から西へのび、ロシアへ流れ込むと西シベリアのオムスク市あたりまで達し、他の河川に合流する。
山岳地帯だが、水資源には恵まれる。
アルタイ市の北側は北屯鎮をいわれ、河の北岸を新都心「北屯新区」とする計画が決まった。景気刺激策の57兆円プロジェクトに便乗し、三年間で四億元を投資する。
くわえて民間企業への貸し出しを十億元以上と見込むそうな。
2010年にはアルタイに繋がる鉄道、高速道路開通も予定されている。巨大な開発は新都心つくり、新空港整備などに置かれ、アルタイは樹氷でも有名なので、冬の観光客が見込めると「取らぬ狸の皮算用」もやっているが、真の狙いはレアメタル確保である。
そしておそらくは過激派の温床となるのを防ぐために新都心を築くのだ。
すでに新彊ウィグル自治区には14の空港がある。予算の分捕り合戦、あげくに地元デベロッパーの賄賂、手抜き工事。危なっかしい工事が予測される空港を、新彊ウィグル自治区では三つ、新たに増やし、合計17の空港を構築する。イーニン、アクス、ウルムチなどの空港は大規模な改修工事、クチャは移転工事が進んでいる。
新彊ウィグルの西端、カシュガルという砂漠のオアシス都市は世界的にも有名だろう。キルギスと国境を接する街、イスラム教の聖地エディカル・モスクがあることでも知られる。
このカシュガル周辺がM6・8の地震の襲われたのは08年10月5日だった。同地区では1902年にもマグニチュード8・0の大地震があり800名前後の死者がでたという記憶がある。
夏は摂氏30度、真冬は零下十五度という寒暖差がはげしいカシュガルはシルクロードの要衝として古くから栄え、駱駝が闊歩して胡人の隊商が行き交い、むしろ漢族の入植が遅れた。
殆どがイスラム教徒だった。
中国のイスラム教徒にとって、カシュガルのエティカル・モスク参拝は、メッカ巡礼のごとく聖地への憧れ、1422年の建立。正門12メートル、ミナレットは18メートルの高見櫓として左右に立ち、壁面にはイスラム文化の文様が彫り込まれている。
カシュガル市は、このエティカル・モスクを中心にユスフ・ハズ・ジャジャブ(カラハン朝の大侍従)の墓、シルクロード博物館、バザールが拡がって「カシュガル旧市街」を形成した。
近郊にはアバク・ホージャ(新彊イスラム白壇派指導者)の墓、30キロ北東には千年以上前の莫爾仏塔が砂漠のなかに蜃気楼のごとく残る。
このカシュガル旧市街という文化遺産を「地震対策」を名目に建て替え、住民を近郊に「新市街」を建設し、高層アパートに移転させるという無謀なプロジェクトが展開され始めた(ヘラルドトリビューン、5月27日付け)。
すでに900世帯が立ち退き、残り13000世帯も「地震がくるから移転を急ぎなさい」と市当局から煽られて、強制的な引っ越し準備に明け暮れている。
「これはイスラムの文化遺跡破壊ではないか」と前掲ヘラルド紙が批判を繰り出した。
カシュガル市当局は対象住民と何回も話し合いを持ったと言い張るが、住民側は立ち退き日程と保証金を聞かされただけ、プロジェクト全体の費用はとりあえず4億4000万ドル、これに57兆円の景気刺激予算から追加の配分がある、という。
二十日以内に立ち退けば、保証金の他に30ドルの報奨金、一ヶ月以内なら15ドルの報奨金が貰える、と即物的なカネの宣伝を繰り返し、ウィグル人の住居という習俗、文化風習を無視してプロジェクトを急ぐ。
この結果は、さらに漢族支配への敵愾心を増幅させたようだ。
どうやら中央政府は治安対策上、イスラム教徒過激派の集合場所を分散できると踏み、省政府とカシュガル市政府の高官はプロジェクトでカネが転がり込むと踏み、土建屋的発想が文化遺産保存という考え方もついでに破壊した。
北京の文化関係者のあいだにも不評で「愚かな政策」と吐き捨てる者がいるが、国連ユネスコ「世界遺産」登録リストから北京政府は意図的にカシュガルをはずした。「これは政府高官の命令と思える」と文化遺産関係者が憶測しているという。
これは多くの非モテにとって理解しにくいのではないだろうか?
しかし、これは重度非モテ階級からすれば至極当然のことなのである。
そしてモテない原因は大別して3つあると考える。
このうち1つでも問題がある場合、非モテとなるわけであり
複合的である場合も多々あるわけだ。
実際には1によってこじらせた2が主原因であるが自覚はない。
イケメンでさえあればこんな惨めなことにならなかったという意識と
醜いことへのコンプレックスは半端ではないのだ。
そしてイケメンに対する嫉妬と憎悪も並々ならないものがあるのだ。
確固たる信念をもっていて、これがすべての行動原理となっている。
そもそも他の非モテとの認識のズレを生じさせている自覚もない。
集団への帰属意識が高いことが挙げられる。
なぜかはよくわからないが、日常的に虐げられている彼らは
また同様の境遇の者で集まれば差別されないという思いも強いのだろう。
そのとき彼らの敏感なセンサーにひっかかったのが
これを非モテSNSから排除しようと一生懸命になるのも無理はない。
だからオフ自体のシステムに反対する理由などないし、重要でもない。
いくらオフのシステムを改正しようと説得ははじめから無理なのだ。
真摯に理解し納得してくれれば、誤解は解け融和することができる。
だが、上でも述べたように彼らがモテない主要因は2なのだ。
今までの人生において味わってきた不条理なまでの仕打ちにより
円滑なコミュニケーションをとるのは難しいかもしれない。
多く見積もっても15%以下ではないかと思われるので
多数派の圧倒により、恒常的に劣勢に立たされてしまう。
結局は劣勢を挽回するどころか墓穴を掘って自滅することになる。
嫌煙だけど。
煙草よりも嫌いなものはヒステリック過ぎて自分が正義だと思い込んでる嫌煙の人。
マナー悪い喫煙者もヒス気味嫌煙家も同じくらい害悪だと思ってる。
以下個人的なこと。
うちの親はかなりヘヴィスモーカーで、自分は気管支が弱くて煙を吸うと咳がひどい。
あるときヒスな嫌煙家の知り合いがmixiの日記でヒステリックな嫌煙日記を書いた。
「煙草吸ってる人の家って壁がヤニで黄色いんですってね!!」
で、トイレの四隅はヤニで黄色い。
煙草を含め嫌なところも色々有るけど、でも、大事なお父さんなんだ。
その子のことは嫌いじゃなかったのに、なんだかすごく悲しくなってマイミクを切った。
お互い理解しろっていうのは中々難しいし、へヴィスモーカーもヒスも苦手だけど、嫌煙の人は自分が正義だと思いこまないでほしい。
今まで遭遇してきた嫌煙家は不必要に人を傷つけてることが多すぎる。
マナーさえ守れば、周囲の人のことを考えれば、別にいいやと思う。
(個人的に嫌な煙は「食事のあと」、「共用スペースで」、「トイレで」がトップ3だ。)
その2~300円は煙になって消えていくことに納得していれば、
これからどんどん肩身の狭い思いをする社会になってくことに納得していれば、
嫌煙過激派が平気ならば、吸えばいいし、それが厭なら吸わなければいい。
追記
時々アニメやゲームなんかの喫煙キャラですら「喫煙を助長する」と全否定してる人もいて凄くショックだった事を思い出した。
そんなん「記号」なんだからどうでもいいじゃないと思うんだけど、ヒスな人たちにとっては違うらしい。怖い。
某松風寮に住んでいる者ですが、
やましい冗談抜きで、明善寮はすでに過激派関係の色はありません。
寮の共用スペースに行くと、過激派が元気だった時代の張り紙の痕跡がありますが、
寮の雰囲気として、過激派のニオイはすでにありません。
寮連からも、ずいぶん昔に脱退しています。
その他の主要な寮も同様です。
ただし、日就寮はガチです。
いま、どこまで解体されたのか知りませんが、有朋寮もガチです。
高校生向けの入試が開催される度に、生協の前で焚き出しをしたり、
寮の勧誘に熱心な寮があるのですが、そこは日就寮です。
何も知らない、面倒なことに付き合いたくない高校生のみなさんは、
生協の前で焚き出しや勧誘をやってる人たちに近づかないように。
逆に、そういうのに興味のある人は、日就寮へ行ってください。