はてなキーワード: みなしごハッチとは
キズナアイ経由で見ました。https://tver.jp/episode/42656337
蜘蛛に捕食されそうになっていたリップをハッチが助ける。リップは天涯孤独の身らしい。自分が何者か分からないリップとハッチは意気投合し兄弟のように仲良くなる。
明くる日、リップは背中が痛いと泣き叫ぶ。ハッチは医者に見せようと村に連れていくが村人達は扉を閉ざし無視してしまう。ハッチの友達が死にそうだという叫びが届いたのか、ようやく一軒だけ扉が開きリップを診てもらえた。
リップの痛みは無事収まった。しかし医者は「病気が治ったらすぐに出ていき、リップと別れろ」とハッチに忠告する。
(ここで一旦CM)
この村には時折吸血鬼が現れ、村人たちはとても脅えていた。ハッチはなぜ戦わなのかと問うが、露虫達は戦う術を知らないのでどうにもできないらしい。
目が覚めたリップは背中の痛みが無くなった上に羽が生え、体も少し大きくなった。
村人たちに感謝し村を出ていくリップとハッチ。ハッチは吸血鬼を倒すことで恩返しをしようと提案しリップもそれに賛成する。
それを偶然耳にした露虫の娘は両親に「自分たちは何もしなくて良いのか」と問う。
池で吸血鬼と戦うリップ達。露虫達も応援に駆けつける。吸血鬼を茨に誘い込み動きが止まった所に茨の棘を突き刺す。吸血鬼を倒すことに成功した。
それでもまだ動いている吸血鬼にリップはとどめを刺そうとする。しかし吸血鬼はリップに「同じ仲間を殺す気か」と話しかける。
吸血鬼の正体はタガメだった。タガメは他の生物の血を吸って生きていかねばらならない。しかも吸血鬼の正体はリップの実の父親だった。
タガメは死んだ。リップはハッチを拒否する。実の父親を殺されたからではない。タガメである自分がいつリップを傷つけるか分からないからだ。自分の正体を知り絶望したリップはハッチから離れていく…。
動物擬人化物における「この世界の住民は何を食ってるんだ」問題に対し、食物連鎖の存在を突きつける回。普通に良かった。見入ってしまった。この世界にジャパリまんは存在しないのだ…辛いのだ…。
しかしよりによってなぜこの回を実況しようと思ったのか。ツッコミ実況がしたいならチャージマン研や星の子ポロンの方が良かったんじゃ…。しかもツッコミも上手くないしボケも酷いぞ。
(注:ネタバレまくりです)
泣けなかった。
自分は映画で良く泣く派。
「君の名は」も「聲の形」もガン泣きした。
でも「この世界の片隅に」はまったく泣けなかった。
とてもおもしろかったし、良い作品だと感じました。
でも泣けなかった。
なぜだろう?
その理由を考えてみた。
【すずさんの人生に「困難>幸福」を感じた】
描かれる当時の社会情勢はハンパなく苦しい。
・知らない人といきなり結婚させられ知らない家族と暮らすはめに
・でもって義姉がきつい性格
・まともに食べるものがない
・空襲で姪を失い自分の過失を責める
・自分もいつ空襲で死ぬかわからない
・手を失い大好きな絵を描けなくなるばかりか、家事もできずに嫁としての労働力にならない
などなど。
「それでも彼女はたくましく生きたのです。素晴らしいのです。」
といってしまえばそれも感動ポイントなのかもしれないけど。
自分はそう感じられなかった。
そう言ってしまうにはあまりにも困難の量が膨大すぎる。
それを受け入れて生きるすずさんに、感動でなく哀れみ的な感情を持ってしまった。
もうこれ以上すずさんの困難を描かないでくれ。
映画を見ながらそう思っていた。
怒りにも似た、冷たい気持ちになった。
【底抜けの困難。すずさんとみなしごハッチ】
映画を見てから半月くらいたって気づいたんだけど、この気持…。
そうだ!みなしごハッチとおなじだ。
子供の頃アレを見終えた時に感じた気持ちだ。
ハッチは最後のほうでお母さんと会えたけど
そこに辿り着くまでの困難が膨大すぎて、妙に腹立たしかったのを覚えている。
「いやいやお母さんに会えたのはよかったけどさ、ここまでの困難がちゃらになるとは思えんぞ。こんなんでいいのかハッチ?」と変な感情移入をしたのを覚えている。
コレと同じだ。
(多分養子にした)女の子だっていつ白血病になるかわからない。
こうの史子繋がりで「夕凪の街 桜の国」を読んだ人(もしくは実写映画を見た人)はそう感じた人もいるかも。
すずさんに、さちあれ。