2024-09-17

理系大学院生(大学生)向け研究テーマを間違えたとき対処

大学院入学したとなれば、多少は研究でも貢献を残したいもの。それもそのはず、高校同級生就職して金を稼いでいる中、私たちはわざわざ金と、若い貴重な時間を支払って学生をやっているのだからしかし、現実は必ずしもそうはいかず、さまざまな事情によって研究がうまく進まないこともありうる。

私は学部から今の研究室に配属されたが、率直に言うといろいろあって研究テーマがハズレだった。そこから少し足掻いてきた感触として、大学院での研究絶望的な人向けに多少のアドバイスを残そうと思う。なんらかの参考になれば幸いである。

ちなみに私のステータスも書いておくので、共通点があれば参考にしてね。

工学系・いわゆるつぶしが効く専門・学部から研究室が同じ・修士の途中からテーマ変えた・旧帝大・男】

1. 研究の質は、テーマとのマッチングが最重要と心に置くべし

その点、マッチングミスってしまたこ文章の読者は、このままでは研究は詰みです(角の立つ表現申し訳ないが、本心である)。研究というのは、そもそもとても労働集約的な営為であって、効率的スケジュール、要領の良い努力と成果、強くてニューゲーム展開などとは(ほとんどの場合)無縁である。だから、良い研究をするには、そのテーマを少なくとも憎からず思っていなければならない。一方テーマ選びを間違えてしまった者は(というか私は)、気の迷いで選んでしまたこテーマを心の底から憎んでいるので、研究対象を目の前にするだけでも深刻な睡魔や癇癪に襲われる。労働集約もなにもあったもんじゃない。集約してたら心が壊れてしまうよ。というわけで、テーママッチングミスってしまった時点で、研究の質は諦めよう。どうせ卒論参加賞修論努力賞さ。適当に最低限努力しとけば、低クオリティでも卒業はできる。

2. 可能ならテーマを変えるべし

これがおそらく最も直接的で有効対応である可能な限り迅速にテーマを変えよう。なにごとも、しばらくやり続けなければ芽が出るかわからないのはその通りなのだが、失敗したときリスク人生にしっかり響いてくるし、その責任は本人のものである。一歩踏み出すのは怖いかもしれないが、一瞬でテーマを切り替えなくても良い。三ヶ月だけ2テーマ制でやってみても良いのであるそもそも確率ガチャは回せるだけ回した方が良いのだから、躊躇う必要はない。失敗したときリスクの方が深刻である

3. 学問にこだわりがなければ、修士就職しよう

まれに、博士課程進学への強い決意を持って大学院入学する人がいる。とても素晴らしい熱意だから逆境に負けず頑張ってほしい。しかし、強い決意がなく、テーマ選びをミスった人には、博士課程進学はおすすめしない。よほど実家が太くない限り、博士課程進学者奨学金によって学費を賄うことになるだろう。最近では、優秀者に高額の(そんじょそこら企業初任給を上回る)給付型奨学金もあるらしい。これが選択と集中か。しかし、テーマ選びを間違った諸君にとっては無縁の話だ。博士に進学しようにも金がない。研究を続けたいなら企業研究職に入って金をもらいながら続ければ良いし、分野によっては社会人博士の道もある。博士というのは、思うに修士までの途上で選抜されているのだ。

4. 就職時、テーマへの怨恨は徹底的に隠すべし

理系の、とくに工学系の就職では、研究をどれだけちゃんとやっていたか、が結構みられている。どのような企業を受けるかにもよるのだが、少なくともメーカー技術職ではそのような傾向がある。間違っても、「テーマが悪かった」という言葉は口に出さないように。研究室の実態がどのようなものであっても、企業の側から見れば「テーマが悪かった」という言葉他責思考技術職適正の無さとして見られる。就活というのはどれだけ綺麗な建前を塗りたくって見せるかというだけのゲームなのだから企業側の印象を想像して、しっかり嘘をつこう。

  • 修士進んでる人間の大半(自分もそうだったけど)は結果出るに越したことはないけどそこまでの熱意はない人多くない なんとなく研究してなんとなく就活してる人間ばっかりだし 糞テー...

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