2017-08-19

田舎田舎なのは人が住みにくいか

当たり前の事でも実際にやってみないとわからないとはよく言ったものだ。

百聞より一見、プティングは食ってみりゃいい、そういうことだ。

とにかく田舎は酷い。

チャンスや金があったら田舎からなんて皆出ていくのが当然だ。

しろ田舎居座り続けることの方に理由必要なぐらいだ。

まとめ終わり。

以下は駄文


とある経緯で関東から田舎派遣された。

田舎と行ってもサマーウォーズ八つ墓村レベルのド田舎ではない。

関東の中にだって人口密度だけを考えればここよりもっと酷い田舎はあるのだが、それでも「東京から離れていて、人口密度がだいぶ低くて、ベッドタウンや都会と比べれば緑が恐ろしく多い」場所に行くことになった。

「行き先が田舎である」という一点を除けば条件は別に悪くなかった。

いきなり田舎に飛ばされるという時点でこんな会社信用できねえだろ辞めちまえ、そう心の中で警告を出す自分も居た。

ソイツの意見無視することにした。

今思えばソイツの言葉を受け入れるのも有りだったのかも知れない。

だけど、住んでいる場所田舎で、田舎という環境がクソであるという事以外は本当に特に悪いといえる程の待遇ではないのだ。

それでももう少し待遇を良くして欲しい気持ちはある。

世の中には都会にいると物価が高いから都会手当(?)を出すという会社があるらしいが、むしろ田舎の方が生活苦に耐えるための田舎手当を暮れてもいいように思う。

別に物価も安くないし。

うん、本当に物価別に安くないね

自分も実際に田舎に来るまでは田舎物価は安いと思ってたけどそうでもない。

企業努力必要とするほどライバルがいないとか、単純に人口の少なさでスケールメリットの逆版が起きまくっているとか、そういった諸々の積み重ねなのか物価はむしろ高い。

アマゾンで買ってしまう方が安いものだらけなので、急ぎでなければアマゾンに頼ってしまう。

人手不足なのか宅急便の人がいつも同じ人で、時折「またおまえか」という目で見られるからなるたけ愛想はよくしている。

都会にいた頃から郵便屋には愛想が良いほうだったが、こちらではあるときから全力のセールススマイルプレゼントするようになった。

実際、本当に感謝している。

田舎物価は本当に安くない。

田舎物価別に安くないというより、都会が都会のくせに物が安いという現象が起きているのが今の時代なのだろうか。

物価別に安くないなら田舎に何かメリットがあるのか?

そう自分が問われたならばこう言いたい。

自分にとって田舎メリットはない、と。

ではどんなデメリットがあるか。

住みにくさだ。

生活するのに車が必須だとか、ゴミ分別がやたら細かい上にゴミを出せる頻度が少ないとか、そういった物の積み重ねだ。

都会の人間想像しうる田舎の駄目な所はだいたい田舎に全部ある。

はいえ重さは若干軽い。

自分の住んでる田舎絶望的な田舎でないおかげだろう。

本当にもっと酷い田舎に行けば、想像通りの絶望が待っているのかも知れない。

それを要求されたらいよいよ断ろうと思う。

しろ、何かチャンスがあったら都会に戻してくれと頼みたいぐらいだ。

田舎特に嫌なのが気候だ。

そもそも田舎田舎になってしまったのは、だいたいが気候のせいだと思う。

平地が多いほうが開発しやすいとか、交通の便とかそういう理由もあるのだろうが、それでも気候がクソであるかどうかはかなり重要ファクターとなっているはずだ。

都会に人が集まるのは人が沢山いるからだ。

それは正しい。

だけど最初に人が集まりだしたのは住みやすいからだと思う。

都会は本当に住みやすい、田舎と比べれば。

田舎は住みにくい、気候がクソだから

たとえば今は夏だが、自分は週に3回は思う「なんだこの夏は、都会に帰りたい」、と。

関東ヒートアイランド現象によって嫌な暑苦しさがあると言うが、あんなのただ物凄く暑いだけだ。

田舎の夏は蒸し暑い

都会の蒸し暑さの3倍ぐらい蒸し蒸しする。

言ってしまえば、都会から見れば田舎は蒸し蒸し蒸し暑いであり、田舎から見れば都会は蒸し暑い暑いとなる感じだ。

この蒸し暑さは辛い。

都会では自分の部屋で過ごす分なら服を極限まで脱いでしまえば扇風機だけで生き残れる。

だが田舎は強烈な蒸し暑さが纏わりつくので、半裸に扇風機では不快感によって参ってしまう。

エアコン除湿機必須だ。

正直エアコン必須だ。

都会よりも田舎のほうがエアコン必要性が高い。

これは実際に住むまで理解できなかった。

感覚という言葉があるが、まさに肌によってその感覚理解した。

田舎一枚岩ではないので田舎によっては違うのだろうが、自分の住んでる田舎はそういう田舎だった。

田舎の夏の不快感は異常だ。

エアコンを使わなければ不快感で打ちのめされる。

そして不快感は蒸し暑さだけではない。

エアコンを使っていてもどこからか湧き出した湿気によってカビやダニが暴れまわる。

それらが生み出す毒が時折喉を焼く。

空気清浄機が是非とも欲しくなる。

車の排ガスが吹き荒れる都会は空気清浄機必須だと言う人もいるだろうが、それならば、湿気によって繁殖した小さな生物が生み出すハウスダストが飛び交う田舎でも空気清浄機はだ。

身体を労る気がないなら別に無くても暮らせるけれど有ったほうが絶対良い。

田舎で湿気と戦う方法先祖代々受け継いできたプロ田舎者なら不要かも知れない。

だが、都会から田舎に来たアマチュア田舎暮らしならば持っておいて損はないだろう。

もしも何かの間違いで田舎に来て「湿気に気をつけろ」と聞いたら、エアコン空気清浄機を用意しよう。

一度辛みを味わってから文明の利器で逆転するほうが楽しいと考えるならば縛りプレイも有りだけど、そういうマゾヒズム好奇心がないならさっさと買ってしまうべきだ。


大抵の田舎は夏か冬に辛いポイントがある。

両方がヤバい絶望的な田舎もあると聞く。

田舎は辛い。

住みやす場所が一通り都会になった後の残り物が田舎なのだ

別の意見がある人もいるだろうが、自分はそう考えている。

田舎から早く出たい。

都会に戻りたい。

東京は忙しない、ベッドタウンは味気ない、そうは言うが、それでも田舎よりはマシだと思う。

心の目線を少し逸らせば逃れられるような辛さだらけだ。

田舎の辛さは目線を逸しても逃げられない

物質的で絶対的な辛さに溢れているのが田舎だ。

乗り越えるしかない。

自分の手足で辛さを乗り越えるのが楽しいというなら田舎に来る事をオススメする。

マゾには田舎オススメだ。

自分マゾじゃない。

自分サドじゃないからきっとマゾなんだと思っていたけど、どうやらそういうものではなかったようだ。

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