2017-01-14

ジャニーズジュニアヲタク世界

 誰にも明かしたことがないが、つい数年前デビューしたグループファンをほそぼそとやっている

といっても別にコンサートに行くわけでもなく、グループメンバーが載っている雑誌を買ったり

出ているテレビ番組を見て楽しむ程度のいわゆる「茶の間である

数年テレビ雑誌を見ていれば、応援しているグループ以外のジャニーズのことも少しずつ分かってくる

そういう流れで、バックで踊るジャニーズジュニアにも興味が湧いたのである

 少年倶楽部というジャニーズが出ている番組で私はあるジュニアに興味を惹かれた

それからジュニアのことも途端に色々知りたくなった 

ジュニアが出ている番組殆ど録画たし、雑誌で読むコーナーも増えた

しかし、茶の間にとってジュニア情報量想像以上に少なかった

デビューしたグループならば週1回は確実にテレビで見れるし、

雑誌にも数ページ分はコーナーが確保されているため、これまでの私は情報欲求が満たされないことは殆どなかった

情報不足になった私はジュニア情報ネットで探し、「タレコミ」という掲示板2ちゃんねるなども見るようになった

 いろいろな掲示板を見て思ったが、ジュニア掲示板はかなり荒れている

どの掲示板でも殆ど平和に語られているスレ存在しない かならず誹謗中傷存在している

とくにジャニーズヲタクにとって僻みの対象となるのが「推され」である

新人ジャニーズが突然テレビで出番を獲得したり良いポジションをもらうとたちまちのうちに「推され・ゴリ推し」認定をされる

こうなってしまうとどんなにそのジュニア能力が高くて推されに値する人物だったとしても、そのジュニア自体評価してもらえない

私がファンになったジュニアもいわゆる推されであり、読んで気分の悪くなるような悪口しか書かれなかった

( 私には推されどうこうの区切りがよくわからなかった 実力・人気以上に出番が多いジュニアなんていくらでもいる

それなのになぜだか「ゴリ推し」認定をされない人材がいくつかい

法則として ①一度デビュー漏れなどの「辛そうな」思いをしている ②デビューしてから一定期間露出が少ない ③雑誌で「人気」投票順位が高い

④色白 ⑤飛び抜けて顔が整っているわけではない ⑥最初に組んだユニットセンターではなくサイドやバックについている

こういう人材は何故か能力以上の出番を貰っても誹謗中傷されることが少ない)

 しかし、それ以上に驚いたことは、ジャニーズジュニアとそのファン実態

この情報化社会現代においても相等ローカル世界ジャニーズジュニア世界には存在している

1番最初に驚いたのが「れつ」と呼ばれている出待ち概念

詳しくは分からないが、コンサートなどのでたジャニーズは、その後、会場近くで列を組んで出待ちしているファンのために

その列に向かい軽いコミュニケーションファンとの間に交わすようだ

そこでジュニアによってはこっそりと次の自分の出番の話をしたり、あるいは高価な貢物を貰ったり、ファンとの連絡先の交換をする

(よくジャニーズスタバドリンクを飲んでいるイメージがあるが、あれはどうやらファンスタバカードを貢いでいる影響もあるようだ)

そして、そのような情報ツイッターなどのSNSで限られた相手との間でのみ流通する

(ファン同士で秘密パスワードを付けた掲示板を作る。私もツイッターに入り込んで情報を得たりした。)

信じられないことに、ファンの中にはそのような「現場でのつながり」によってジュニアとの交友関係を獲得するものや、

果ては肉体関係を獲得するものもいるようだ

(別に私はジャニーズからといって性欲真っ盛りの期間に鬱憤を一人で発散したりホモに走ったりするのもどうかと思うので否定はしないが)

 私はジュニアのことを詳しく知るまでは、ジャニーズジュニアはほんの一握りの出番の中で、ファンを獲得するために奔走するレアキャラ

露出が少ない彼らのファンなど存在しないと思っていた 彼らは貧乏プライベートを捨てて必死ダンス歌を練習する苦学生のような想像をしていた

しかし、彼らはスタバカードでタダでドリンクを飲む 貢ぎとジュニアとしての稼ぎで高級ブランドを身にまとう

各々に濃いファンがいて彼らと直接の交流を交わす 可愛い女の子が見つかればちょっと恋愛をしてみたりもできる おもったより華やかな世界

 そしてファンデビュージャニーズよりももっと近い距離で彼らを応援する コンサートには出待ちし、奥様の井戸端会議の様に

SNSタレコミ情報を交換する お金自分を貢いで彼らを豊かにさせる

 そんな実態を知って私は掲示板の荒れように妙に納得する 自分彼氏・息子のように近い存在が狭き狭きデビューの門を争っている

そりゃあ新人面白くない 自分彼氏・息子が1番で出番なんて誰にも取られたくない 自分けが詳しく知っている存在でありたい

私はそんなジュニアとそのヲタク世界を知り「茶の間自分にはテレビ雑誌露出の多いデビュー組以外無理だ」と悟った

私の生活は元に戻った。今日も録画番組をみて、雑誌を読み満足する。

しかし、一つだけ日課が増えた。ふと思い出して、タレコミを覗く。

今日も荒れてるな」 茶の間の私は今日もほくそ笑む。

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