2014-03-06

匿名精子提供サイトの、提供者身元不明不安を緩和するスキーム

以前、自分サイトで、

ライドシェア斡旋サイト、『乗ってこ!』みたいな仕組みで、精子提供サイト運営すれば、

利用者不安も軽減して、善意提供も増えるのではないか?と書いてみた。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/7891/health/108.html

で先週、NHKクローズアップ現代で「ネットを介した匿名精子提供」のニュースが流れていた。

5年前から匿名精子提供サイトの状況を観察している自分からすれば「何をいまさら」感のある報道だったが、

この報道を機に、「精子提供ボランティア」が世間的に注目を浴びるようになった。

なので、5年前に書いたエントリをここで転載してみよう。

--------【以下本文転載】--------

袋叩き覚悟投稿

日本少子化の一因として、

精子バンク制度が極めて未発達」という事情も、少しは影響しているんじゃないか、と

薄々思っている。

外国、例えばアメリカなんかでは「精子バンク」が発達していて、

シングルマザー希望者とかが、「よりどりみどり」でチョイスできる。

しかし、日本場合産婦人科学会などは、

婚姻した夫婦不妊症」の場合しか人工授精を行わない。

結婚しているが、夫が協力してくれない」とか、

独身シングルマザー希望」とか「同性愛カップル」の場合

まず産婦人科斡旋しない。

※因みに産婦人科で取り扱う精子は、「医学部学生提供している」という

 未確認情報が広まっている。

なので、「シングルマザー希望」の場合選択肢は限られる。

1.アメリカに渡って、現地の精子バンクを使う

  =この場合渡航費が嵩む上、利用料も高額です。

   また、人種的日本民族の指定は難しい

2.日本国内で、ボランティア的に精子提供してくれる男性運営する

  サイトコンタクトする

  =この場合、その人の素性がわからないと不安になりますし、

   そもそもネットの海の中で、そのようなサイトまで辿りつくのが難しい。

  http://happy.ap.teacup.com/npsb/

  は信頼できそうですが。

3.男性知人に頼む

  =そもそもそのようなことを頼める女性レア

以前は「エクセレンス」というサイトがあったようなんですが、

つのまにか閉鎖されちゃったりしています

しかし、このようなニーズというのは、一見少ないように見えるが、

いざそのような「仕組み」を組み立ててしまえば、案外ニーズが湧いてくるものだ。

ニーズというのは

精子提供してください」のニーズだけじゃなく

精子提供します」というボランティアも含まれる。

実は、この

一見ニーズがなさそうなんだけど、フタを開けてみれば、ニーズが湧いてきた」

というのには、実例がある。

「のってこ!」も、

「いくら料金が安くても、他人のクルマに乗りたい奴なんかいるもんか!」と言われていたが、

フタを開けると花丸急上昇中である

そのようにして考えると、「精子提供サイト」と、「のってこ」は、

非常に「よく似ている」。

「のってこ」の不安点は、「相手が信用が置ける相手かどうか?」である

この点について、

「のってこ事務局本人確認書類を提出することによって、

 のってこ側が相手方のクレジット保証する」という仕組みで解決している。

仮に、「精子提供サイト」において、

男性の素性について、事務局本人確認書類なり、健康診断書なり、卒業証書なりで

 身元の確からしさを保証した」場合女性側の不安は相当程度軽減される。

また、「のってこ」は、

利用者から料金を取らず、広告で以って儲ける」というビジネスモデルである

仮に精子提供サイトを立ち上げ、

利用者から身元保証プラスアルファ程度(5万円程度)しか取りません、

 アメリカみたいに100万円も取りません」とすれば、

使い勝手の良さから、一気に登録が増えるだろう。

そのようにしても、「不妊症に効くクスリ」とかの広告を貼ることで、

充分に運営することができる。

因みに、

男性側にどのようなメリットがあるの?」と訝しがる向きもあろうが、

自分遺伝子を残したい」という男性は、案外いるはずだ。

事情があって結婚できないケド・・・」という人もいれば、

「既に子供がいて、もっと作るには経済的・・・」という人もいる。

女性が養育してくれて、自分養育費負担ゼロ」であれば、

「これほどおいしい話はない」。

また、ここで「精子バンク」と書かず「精子提供」と書いているのは、

基本的に「よりどりみどり精子を選ぶ」仕組みじゃなく、

「のってこ!」のように

「8月7日に東京提供可能です。都合が合う方いますか?」

8月9日大阪提供希望です。都合の合う方いますか?」のように、

男性側、女性側が、個別に提供日時・場所提示する」というスキームを考えているかである

なお、実際の「やり取り」は

http://happy.ap.teacup.com/npsb/

によれば、「注射器」が一番確実なようだ。

病院でやり取りすると、確立が下がるらしい。

 彼らは「不妊の方が儲かるから」)

で、万一「良からぬことを企んだ男性」がいた場合には、女性からの申告により

永久追放の上、5万円没収」とする。

で、プラットフォームとしては、男女ともに以下の事項を登録するイメージだろうか。

★は必須事項、☆は任意事項です。

★年齢

提供場所

提供希望

☆病歴

血液型

学歴

職業

家族状況(既婚・未婚等)

家族同意があるか

☆既に子供いるかどうか

身長体重

☆顔は誰に似ているか

提供希望する理由

 (例:シングルマザー希望不妊症治療、等々)

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