はてなキーワード: 敵の敵は味方とは
「南オセチア、ロシア編入へ住民投票 ジョージアは非難」のはてブがひどい。
侵略して賛成するロシア系民族以外はシベリア抑留して空いた家に賛成するロシア系民族を住まわせて、住民投票するやばい国家。ウクライナでも万単位で拉致が現在進行形で行われている
こんなコメントに☆が大量についているとか、はてな民の知的水準も地に落ちたもんだな。
そもそも南オセチアに「ロシア系住民」「ロシア系民族」なんてほとんどいねーよ。
ジョージアの主要民族はジョージア語(南コーカサス語族)を話し東方正教を信じるジョージア人だが、国内にはいくつもの少数民族がいる。アブハズ語(北西コーカサス語族)を話し東方正教やイスラム教を信じるアブハズ人と、オセット語(印欧語族イラン語派)を話し東方正教を信じるオセット人だ。彼らはロシア語(印欧語族スラヴ語派)を話すが、民族的にはスラヴ人ではない(南部のアジャリア自治共和国にはジョージア語を話すイスラム教徒が住んでいるが、それはここでは割愛する)。
彼らは、ジョージア政府によるジョージア語やジョージア文化の押し付けを嫌がり、「敵の敵は味方」の論理でロシアについている(オセット人については、コーカサス山脈の北側にロシア連邦に属する北オセチア共和国があるという事情もある。彼らは国境で分断された民族なのだ)。そしてロシアは、アブハズ人やオセット人にロシア国籍を与えている。つまりここで言われているロシア国籍者とは、そのほとんどが民族的には非スラヴ人のアブハズ人やオセット人だ。
ジョージア人は、ソ連時代にはロシア語やロシア文化の押し付けを嫌がり、ついに独立を達成した。それ自体は素晴らしい。
では、なぜアブハズ人やオセット人がジョージアからの独立を目指してはいけないのか?
なぜ、ロシア語やロシア文化を押し付けられて嫌だったはずのジョージア人が、自国の少数民族にジョージア語やジョージア文化を押し付けようとするのか?(アブハズ語やオセット語とジョージア語は語族が違う。つまり、ロシア語とジョージア語くらい違う言語だ)
ソ連末期のジョージアでは、南オセチアではちっともジョージア語が通じない、と嘆く投書があったそうだ。トビリシでロシア語が通じないと嘆くロシア人みたいな支配者意識であり、露骨なジョージア人中心主義だよな。少数民族の権利を重視するリベラルなはてな民の皆様におかれては、まさかアブハズ人やオセット人の少数民族としての権利を否定したりジョージア人の自民族中心主義に同調したりすることはないだろうが……
もちろん、アブハズ人やオセット人は、独立を目指す紛争の過程で、アブハジア自治共和国や南オセチア自治州にいたジョージア人を追い出している。これは民族浄化だ。こういった点を問題にするのなら議論のやりようはある。
でも、南オセチアには独自のオセット人という少数民族が住んでいる、程度の知識も持ってないのは論外。ウクライナ史についての雑な理解を振り回してジョージア問題にいっちょかみしようとするのは害悪。彼らにも独自の言語や文化への権利がある、くらいの見識も持てないのは、ジョージア大使館のプロパガンダに毒されすぎ。
今次の露宇戦争、こういうふうにロシアや周囲の事情に詳しくないのにしたり顔で頓珍漢なコメントするやつが倍増したので本当にイライラする(キエフはキーウと書くべき! って言ってるやつがゼレンスキーって書いてるの見ると失笑しちゃうよね。日本政府は今後キーウと書くのなら責任を持ってゼレンシキーと表記するように)。なんもかんもこんなアホな侵略戦争おっ始めたプーチンが悪い。プーチンは責任を取って腹を切れ。ロシアもなんか伝統衣装とかあるだろ、そういうの着てキエフ城の門の前まで行ってキンジャールで腹かっさばくんだよ。ショイグを介錯につけてもいいぞ。とにかくこんなアホな戦争とっとと終わらせやがれ老いぼれ独裁者が。
既に核戦争になりかねない軍事行動にロシアが出た以上、その戦略は根底から覆された。言わんとすることはわかるけど。
それに至る前に、ウクライナを大人しくさせたうえで、EUとロシアの間にある程度の緊張関係を作りつつ、ロシアのリソースを中国封じ込めに使おうと言う発想は、ロシアがレアルポリティーク上合理的に振舞うことが前提になっている。
西側諸国は、ロシアがここまで暴発した以上、制裁を加えざるを得ないし、そうなればロシアはおのずと中国と結託するだろう。
しかし日本にとっては必ずしも悪いことでは無い。これまでは、敵の敵は味方、の論理、もしくは極東情勢って俺らに関係ないもんねとの理屈で、EUと日米の権益と戦略が対立する傾向があったからである。だからこそ、NATO解体論を支持する論者もいたわけで。
しかしロシアと中国が結託することで、巨大な悪のシノ=ルッソ帝国がユーラシアに出現する。このシノ=ルッソ帝国全体を敵とすることで、民主主義陣営vs圧政陣営と言うすっきりした形に整理される。
ネトウヨの皆さんは何でもかんでも創価学会の関与を疑うのに何で創価学会と連立してる政党応援すんの?
何で電通大嫌いなのに電通に莫大な利益を与えてプロパガンダ流してる政党支持するの?
何で韓国大嫌いなのに統一教会がバックについてる政党応援してるの?— 猫=リュック・ポンティ (@nasitaro) October 23, 2021
一行目は前から疑問に思ってた。二行目の電通云々はよくわからんけど三行目は寧ろサヨクの人達は何で親韓派?なのに統一教会がバックについてる政党敵視してるの?って感じなんだけど。
あとオタクでも創価公明敵視してる人多い気がするんだけど公明ってオタク敵視してるサヨクや共産党と対立関係にある自民と連立関係にあるわけだしまあ単にそれだけで「敵の敵は味方」論で「創価公明は寧ろオタクの味方」とするのも早計だろうけど少なくともオタクの敵ではないと思うんだけど…
なんかよく知らんがうっすい根拠で表現の自由とかVTuberとかとセットで難癖つけられてるんだけど、
そういうの見てるともしかして、こいつらに毛嫌いされてる統一教会って実はそんなに悪くないのでは? って気持ちが芽生えてきてしまう。
過去の霊感商法とかの問題は知識としては知っているから関わりたいとは思わないが、自分が実害受けたわけでもないし。
また団体に直接関与とか信者になっているとかならともかく、正直いって関係メディアからインタビュー受けたとか関係してそうな人が主催してるイベントで講演したとかでこんなピーピー言われる理由がわからん。前首相とか堂々メッセージ飛ばしてるじゃん。
実害でいえば表現規制反対への署名に賛同していた団体のひとつが関係しているのではって話にしても、
「オタク叩いて表現規制してくるやつら」と「表現規制への抗議に賛同してくれる団体」だったら実害あるのは前者でしょ。
(上の「団体」は「叩かれる原因になった団体」てことです。統一教会自体が抗議に賛同していたわけではない)
もしかしたら敵の敵は味方、みたいな感じかもしれないし、同じ相手に毛嫌いされてる同情心みたいなものもあるかもしれない。
陰謀論としては、今なんか雑にオタクと統一教会混ぜて難癖つけてくるやつらこそが統一教会の手先で、
こういうふうに統一教会に対する忌避感を和らげようとしているんじゃないかってところまで考えてしまうのだよね。
孤立と分断を煽って依存を深めるのがカルトの手口だと言うし。あと、もっとひどいものを並べたら相対的にマシに見えてくるじゃない?