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2023-08-05

anond:20230805153843

捜査する根拠は、『警官の「カン」』でよいとされています

嫌疑の程度に応じて所持品検査等できるというが、その嫌疑の程度自体警察主観という事実

「不当な捜査だ」といくら主張したところで警察が「ぼくちんには犯罪してる感じが強く見えたもーん」で終わり。

大丈夫この国。プライバシー権侵害刑事補償法とかお金で補えるもんじゃないぞ。「見せても減るもんじゃない」という言い回しもっと深く考えろ。逆に見られたら嫌な人にとっては「増やす」「補う」こともできないってことだ。

取り返しがつかなくなる前にもっと裁判さえ慎重にすればいいみたいな考えじゃなくて捜査権にも制限を強くかけるべきじゃないか

2022-10-28

覚醒剤盛られ事案についての平凡弁護士による一考察


地方刑事民事もちんたらやっているnot新人弁護士です。

まずはこの度の巻き込まれ事故、お見舞い申し上げます

「どうすればよいか」についての私見です。

結論から言うと、病院警察に行くなとは言いませんし、そのような世の中になって欲しくはないですが、行く前に弁護士相談できたらして欲しいということです。

(※単に売り上げのことだけ考えると事前に相談されるより関係者が捕まった方が期待できるので、衷心からの助言ですよまじで)

弁護士がいればそもそも逮捕要件を満たしているか的なところで争うことも考えられます。(何もいないときと比べて警察フリーハンドにはしないはず)

裁判員裁判無罪事件も一応経験がありますが、自意識としては決して刑事弁護ガチ勢ではないので、さらに詳しい同業者がいたらどうぞ遠慮なく補足してください。

刑事事件への対応

万が一捕まったら1にも2にもまず当番弁護士を呼んでください。

「当番弁護士を呼んで欲しい」を逮捕時点で言ってくれればいいです。

東京での運用は知りませんが、盆でも年末年始でもその日の当番の弁護士がまず接見に行くはずです。

最近刑事弁護のトレンドは「どんな事件でも基本否認(※「黙秘」の誤記)」で「何を喋るかはメリットデメリット踏まえて弁護人相談の上個別に解除」ということらしい(私も概ね同意見)ので、心当たりがあってもなくても身分関係以外は基本何も喋らなくていいと思います

最近では、「裁判官が当たり」+「”要件”が揃っている」という両条件を満たすラッキーがあれば23日マックスではなく途中の不服申立て準抗告)で勾留が認められなくて出てこられる場合もあります

この事件場合準抗告申し立てられたのかな?

ただ、実際に自分使用して錯乱して病院に行ったのか、本当に盛られたのか、客観的な状況からはわかりにくいのがこの件の難しいところですね。

覚醒剤中毒者の中には、実際にオーバードーズ対応に困って警察通報ちゃう人もいるので、自ら病院警察に行ったこ自体は潔白の証拠にはならないです。

覚醒剤は口にしたらかなり苦いはずのになんで体内からたくさんの成分が出てきたの?」「少なくとも、何かしらの違法薬物を摂取したという認識はなかったの?」という疑問については合理的説明ができる必要があります。(この方を責めているわけではないです。誤解なきよう)

覚醒剤自己使用事案は、体内からそれなりの覚醒剤の成分が出てきた場合合理的理由被疑者被告人側で反証する必要があるという構造にあります

昔、「キムチをたくさん食べたか覚醒剤の成分が出たのだ」という言い訳反論が認められなかった裁判例があったように記憶しています

ワンちゃんへの対応

申し訳ないですが、少なくとも私はワンちゃんネコちゃん対応しません(やる弁護士もいると思います。今はどちらが多数派なんでしょうか?)。当番~国選ならなおさらです。※当番弁護士と国選弁護人立場お金出所が違うのですが、細かくは省略

もちろん、信用できると自分確信できる方であれば誰かに立ち会ってもらった上で例外的対応することもなくはないですが。

この方を信用していないわけではないですし、純粋な一個人としてはワンちゃんネコちゃんも大好きなのですが、「大事な物がなくなった」「証拠隠滅した」などなど疑いをかけられるリスクを踏まえると、自宅に行くのは職業生命が危ぶまれることもありうるからです。

ワンちゃんいのちより自分職業生命大事なのです。ごめんね。私は身勝手ですよね。

とはいえ知らんぷりをするわけにもいかず、家族や知り合いの人には私は極力取り次いで何とか手配はしますので、弁護士の連絡先は知らなくていいので大切な知り合いの携帯番号は暗記しておいてください。(LINE等のSNSだと連絡が取りづらいし、携帯電話本体は、このような案件勾留がつくと基本鑑定に回されるはずなので、取下げしてもらったり捜査担当者から番号だけ聞いたりするのは時間がかかる)

少なくとも、ご自宅にペットがいらっしゃる方は、緊急のとき警察沙汰じゃなくても地震台風なども含めて)の対応をあらかじめ決めておいていただければと。

警察対応

仕事柄、自白を取るために平気で嘘をつく姿を何度も見てきました。

起訴するだけの証拠は全部あがっている。喋らないと不利になるだけ」⇒嘘。不起訴になった。

「俺はこの分野の事件には詳しいんだ。この件はまず間違いなく有罪になる」⇒嘘。不起訴になった。

共犯者は全部自白している。お前だけ黙秘を続けていると不利になる。」⇒嘘。共犯者黙秘していた。不起訴になった。

この場合、明確に味方にはなってくれないことは心にとどめてください。

特に被疑者扱い”の人に対しては基本的に「誠実に喋ればちゃんとわかってくれる」タイプ組織ではないと思います

(ザ☆ポジショントークすみません。ただ、国選刑事事件社会貢献自己研鑽のためにやっていて金銭面は度外視して対応しており、自分なりの正義感から発言である点ご理解ください。)

賠償

この方の国選弁護人氏と同じく、私も誰に対しても無理と思います

刑事補償法は「(裁判をして)無罪判決を受けた人」に対してのものです。

被疑者補償規程というのもありますが、「罪を犯さなかったと認めるに足りる十分な事由があるとき」に限られます

なお、似たような類型の事案で被疑者補償請求したことが1回だけありますが、けんもほろろ担当者から鼻で笑われました(T-T)

盛った人に盛った証拠があれば請求できるかもですが、覚醒剤盛るようなタイプの方が盛った証拠を残すことは考えにくいので難しいかと。

盛った証拠をお持ちなら私以外のお近くの弁護士相談してみてください。

弁護士費用を踏まえると満足いく額が回収できるのは一般的にはかなり困難な事案と思います。(私はどれだけ着手金つまれても受任しません)

その他

何か気がついたことがあれば追記します。

追記①「国選弁護人としてどこまでやるか、やるべきか」は解釈の幅があり、あくまで私はこうする、というだけの話です。「ペットの世話すらしない弁護士が偉そうに刑事弁護を語るのは許せん」という弁護士もいると思います弁護士にはそれぞれ個別思想信条がありますので、捕まったときに「増田にこうやって書いてあったかあなたも同じだけ動いてください」と言うのだけはやめてあげてくださいね。(※ちゃん弁護人としてやらなきゃならないことは除きます

追記②「なんでどれだけ着手金をつまれても受任しないんやろ」⇒幸いにも当面の資金繰りに追われているわけではないので、「結局負けたのにこれだけ弁護士お金取られた!」と依頼者の方からまれるのが嫌だからです。純粋貯金額は増えるかもしらんが精神衛生上非常によくない。断るべきときは断るのが自分なりの誠実さだというええかっこしいの部分もあります

追記③ウヒー、黙秘否認と誤字ってた。恥ずかちい…

追記④「相談することのメリットをもう少し明確に打ち出した方がいいのでは。」⇒匿名とはいえ誇大宣伝はしたくないので言い方難しいですよねえ。私は経験ないですが、刑事弁護ガチ勢の私選なら任意取調べへの署内待機プランなどあるのかしらん。

追記⑤「確かに先に弁護士に依頼できればいいけど、現実的には医者より先に弁護士は難しくない?」⇒それはそうですね…

追記⑥「“最近刑事弁護のトレンドは「どんな事件でも基本否認」で「何を喋るかはメリットデメリット踏まえて弁護人相談の上個別に解除」ということらしい(私も概ね同意見)” えー」⇒えっ修習生からもそう教えられていると聞いたのですが違ってました?

追記⑦ 「はてブ弁護士無料相談もやってるの?」⇒いつもくだらないブコメ書いてもほとんどスターもらえないのにこんな長文記事にこれだけ反応多くて舞い上がってます

追記⑧「弁護士へのコネがない一般人が、いざと言うときに頼れる弁護士の連絡先を入手する方法を教えていただきたいです。」⇒私を呼んで!というのは冗談ですが難しいですよね。東京だと当番や国選やる人は熱心勢と非熱心勢が極端だという噂も聞きますし。

追記⑨「こういうの真面目に読んで「フムフム~」とかやるのはやめたほうがいい。これ誰が書いたかからない匿名怪文書です。」⇒増田に書いている時点でそう言われても仕方ないけど、偽物弁護士だったら「自分ガチ勢じゃないから詳しい同業者補足して!」とは書かないと思う笑

追記⑩「ベテラン弁護士だけど、そもそもこれが巻き込まれたって考えてる時点でアマチュアだな」⇒そうですか。じゃあ貴方で。皆さんこの人だそうです。(※だいしゅきホールド事件リスペクト

 
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