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2024-06-27

北陸新幹線ルート問題解決案

現行の小浜京都ルート見積もりが膨れ上がって4兆円はかかると言われている。間違いなく費用便益比が1を下回るため不可能だ。税金の使い方としても全く不適当であるし、ほかの整備新幹線予算を吸い取ってしまうので四国など他の整備新幹線建設に遅れをきたすだろう。

かといって米原ルートにも問題が多い。そこで、以下のように解決してはどうか。

1. 敦賀米原間の北陸新幹線建設

2. 米原京都間の東海道新幹線政府JR東海から買い取り、鉄道・運輸機構移管JR東海JR西運行する上下分離方式に。

3. 京都新大阪間を新たに建設

この解決策のメリットは以下。

美山トンネルを掘る必要がないため、環境問題や高額な建設費を避けられる。敦賀米原間は費用便益比が1を確実に上回る。

北陸新幹線米原から東海道新幹線に直通した場合JR西の従来のサンダーバード収益JR東海流れる問題回避できる。

鉄道・運輸機構保有路線上下分離方式整備新幹線と同じなので無理がない。

京都新大阪間にJR西運営路線建設することで、九州新幹線の一部の京都行きを実現したり、北陸新幹線を走らせることができる。将来の四国新幹線の直通や関空和歌山方面新幹線が仮に実現すればそれらの直通にも使える(山陰新幹線需要面で建設が厳しいだろうが、もし実現すれば使える)。

京都新大阪間の別線建設に関しては上記の直通に使えることを踏まえれば費用便益比が1を上回ることを示すのは可能だろう。米原新大阪間をすべて複々線にするよりは費用対効果がはるかに高い。

2014-02-14

JR北海道経営安定基金について

JR北海道は営業赤字が続いているが、なんだかんだで国費が投入されているので存続できている、みたいな話は聞いたことがあったんですが、具体的にどういうことなのか、平成25年3月期の開示資料をパラパラとめくってみました。以下はそのメモ書きです。読み間違えがあれば教えて下さい。

JR北海道財務諸表を眺める

https://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/kessan/25/pdf/00_jrhokkaido.pdf

貸借対照表を見ると、見慣れない豆字が目を引きます資産の下に「経営安定基金に属する資産及び鉄道建設・運輸施設整備支援機構特別債券を除く。」と記載があり、確かにこれらは別掲されていますしかも相当金額がデカい。総資産1兆2千億のところ、75%以上が「経営安定基金資産」と「鉄道建設・運輸施設整備支援機構特別債券」で構成されています空気中の窒素並み。これら大半は純資産の部にガッチリ計上されており、重厚かつ磐石な雰囲気をかもし出していますイメージ図はこんな感じ。

http://www.fastpic.jp/images.php?file=7893168942.png

次に、損益計算書世間で言われているように、確かにメインである鉄道事業で日速約1億円(335億円)の営業赤字を叩き出しており、関連事業で若干補填しても309億円の赤字。加えて「全事業営業損失」という記載が、「全事業営業利益」を計上する意欲に溢れていない感じをかもし出しており大変キュートです。しかしながら、254億円(NET)の「経営安定基金運用収益」と55億円の「鉄道建設・運輸施設整備支援機構特別債券受取利息」のダブルドーピングによって税引前利益は9億円の黒字と、文字通りの帳尻合わせが成立しており、ユダヤの陰謀を感じずにはいられません。こちらもイメージ図を載せておきます

http://www.fastpic.jp/images.php?file=5489751003.png

経営安定基金」「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」って何なの

前述の通り、経営安定基金運用収益は1年間で254億円。期末残高の7327億円で単純計算をすると、年利3.5%の計算になります。いつかはゆかすほどではありませんが、かなりのハイパフォーマンスしかも、過去5年間3.5→3.6→3.6→3.5→3.5%と、3.5%の資金運用を必ず達成する呪いにかけられていても不思議ではないほど安定した収益を上げ続けています資金運用世界に明るくないのでこの横ばいの成績が普通なのか不自然なのかはわかりませんが、日経新聞では「10人ほどが担当する資金運用が、7千人の鉄道マンを支える」とレポートされており、日夜奮闘されているのだと思います

同様に、「鉄道建設・運輸施設整備支援機構特別債券」の利息が1年間で55億円。だいぶ長い名前債券ですが、2.5%の利息が湧き出る打ち出の小槌であり、さらにこの債券を買う為にわざわざ「鉄道建設・運輸施設整備支援機構特別債券の引受けのための借入金」を貸し付けてくれている足長おじさんの存在が浮かび上がります。必ず当たる宝くじの購入費用を出してくれるおじさんが居るかぎり、宝くじは必ず当たり続けることになるわけで、非常に哲学的な趣きをかもし出しています

じゃあこの基金債券、どこからどう調達しているのかという話なんですが、別に陰謀でも呪いでも足長おじさんでもなく、個別注記表を読み進めればはっきりと明朝体で記載してあります

http://www.fastpic.jp/images.php?file=6383580652.png

まりJR北海道株主独立法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構という法人100%支配をしており、以下のような名目機構資金JR北海道へ流し込んでいる構図が見て取れます

じゃあ、独立法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構って何なの

疲れたので一旦ここまで。

 
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