はてなキーワード: 桝太一とは
家から出掛けるときに「これしていって」と渡されたのはイオンの力でウイルスやら花粉やらPM2.5やらを除去できると謳うカードだった。
胡散臭くて断ったけれど、そりゃ断わられた方は機嫌を損ねる。
そんな理不尽なことがありここ数日考えていたんだけれど、ニセ科学って肉眼で見えないことをとことん利用しているなと思った。
というか前提。
騙される消費者にとっては、放射線がDNAを傷つけることと、上述のカードがイオンでウイルス等を除去することは、同時に事実として受け入れられるのだ。
なぜなら肉眼では見えないから。
ただし騙される消費者も、ただでは騙されんぞとペラペラの科学リテラシーを装っている。
メーカーはそのことを承知しているため、サイトに実験結果を載せて科学的事実であることを強調する。
それを見た消費者は、装っていた科学リテラシーや常識といった建前を全力で蹴っ飛ばし信じてしまう。
騙されないためには。
自分がその分野について無知であることを知っていれば、上述の実験も、日常生活に適応できかつ妥当性のある実験かどうか「判断できないことが自ずと分かる」ため、安易に受け入れなくなる。
自分だって科学リテラシーありますと胸を張って言えるほどじゃないし、今回だって疑心が先に立ったから断っただけだ。
なお、あとで検索したら類似の商品が消費者庁から根拠なしのお墨付きをもらっていた。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOHC230FT0T21C20A2000000/
https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2106/25/news152.html
とまぁそんな事を考えているときに、桝太一さんが科学の伝え方を研究するべく日テレを退職したとニュースがあって、思わず拍手した。
日本に住む人々の科学リテラシー、というか科学的商品に対する消費者としての望ましい態度を向上させてくれることを願ってやまない。
池の水全部抜く、って番組、ちょこちょこ話題になってて、興味がありつつもつい最近放送していた回で初めてまともに見れた。
ココリコ田中は毎週木曜日ZIPで見るんだけど、木曜日のZIPは「桝太一のなーるほどマスカレッジ」という、科学にフィーチャーした特集をやっている。
内容は、生物(色々な生き物の紹介とか)が多かったけど、最近は科学や物理系のネタも増えてきた。
そこでココリコ田中が動物に大興奮してテンション高めに話すのが結構好きだ。
ココリコ田中を好きになったのは、昔深夜帯にやっていた「飛び出せ科学くん」という番組を見てから。
田中と中川しょこたんがメインの、「大人の科学番組」と言うべきか、すごくディープでニッチな番組だった。
当時私は高校生くらいだったと思うのだが、元々生き物が好きだったのと、年の離れた小学生の妹がドンピシャはまる内容だったのでよく母・自分・妹の3人で見ていた。
博物館ツアーズという、色々な博物館の収蔵庫に入る企画も面白かったし、子どもがマネできないようなヤバイ実験やったりしてるのも面白かった。
水族館の企画の時にビワアンコウのことを知って、マジでやべえ生物だな、と思ったのを今もはっきり覚えている。水族館でビワアンコウを見るたびテンションが上がる。
静岡にある東海大学付属海洋博物館が大好きなのも、あの番組の影響だ。リュウグウノツカイとラブカ、あとシロワニを見かけるたび声を上げてしまう。
その中でも一番印象に残ってるのは「田中が30分ひたすら自分の好きなサメをランキング形式で紹介して語りつくす」企画。
もう詳しい内容覚えてないけど、とにかく田中がずっとサメの話してるのだ。それだけなのにめちゃくちゃ面白かった。
科学くんは初回から全部録画してて、妹と一緒に何度もくりかえし録画を見ていたが、HDDがオシャカになってもう見ることができない。悲しい。
そんな科学くんは様々な研究機関・教育機関とコラボして認知度をあげ、ゴールデン帯にやってきた。
ゴールデンになってからも見ていたが、しょこたんや田中があんまり出てこなくなって別のゲストばかりでしゃばるようになって、
あっという間に打ち切りになってしまった。実際、ゴールデンにきてからの科学くんはいまいち面白くなかった。
やっぱり、田中やしょこたんがただテンション高くディープな話を楽しそうにしているのが、面白かったのだ。
最小限のゲストと、文化祭みたいなノリではしゃいでいるのが面白かった。
以来、田中には好感を持っていて、田中が生き物系の番組に出ていると嬉しくなってしまう。