2022-02-18

頑張れ桝太一と思いを強くした日

から出掛けるときに「これしていって」と渡されたのはイオンの力でウイルスやら花粉やらPM2.5やらを除去できると謳うカードだった。

胡散臭くて断ったけれど、そりゃ断わられた方は機嫌を損ねる。

で無事に不和状態に一時なりました。

そんな理不尽なことがありここ数日考えていたんだけれど、ニセ科学って肉眼で見えないことをとことん利用しているなと思った。

というか前提。

騙される消費者にとっては、放射線DNAを傷つけることと、上述のカードイオンウイルス等を除去することは、同時に事実として受け入れられるのだ。

なぜなら肉眼では見えないから。

ただし騙される消費者も、ただでは騙されんぞとペラペラ科学リテラシーを装っている。

メーカーはそのことを承知しているため、サイト実験結果を載せて科学事実であることを強調する。

それを見た消費者は、装っていた科学リテラシー常識といった建前を全力で蹴っ飛ばし信じてしまう。

騙されないためには。

自分無知であることを自覚する。

ソクラテスの「無知の知」である

自分がその分野について無知であることを知っていれば、上述の実験も、日常生活適応できかつ妥当性のある実験かどうか「判断できないことが自ずと分かる」ため、安易に受け入れなくなる。

判断ができないことを受け入れるのは、ほとんど分が悪い。

自分だって科学リテラシーありますと胸を張って言えるほどじゃないし、今回だって疑心が先に立ったから断っただけだ。

なお、あとで検索したら類似商品消費者から根拠なしのお墨付きをもらっていた。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOHC230FT0T21C20A2000000/

https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2106/25/news152.html

とまぁそんな事を考えているときに、桝太一さんが科学の伝え方を研究するべく日テレ退職したとニュースがあって、思わず拍手した。

日本に住む人々の科学リテラシー、というか科学商品に対する消費者としての望ましい態度を向上させてくれることを願ってやまない。

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