はてなキーワード: 山本暎一とは
海外の作品をろくに見もせずに露骨に見下し、都合の悪い情報から目を瞑って被害者を気取ってクールジャパンの妄想で自慰行為にふけるのはライオン・キングやアトランティスの頃からずっとそうだよ
里中:私は「大変、似通ってはいるが、これは偶然の一致かもしれません」とまで言いました。後から「ジャングル大帝」を読んで、「ライオンキング」の真似だと思った子供が、アメリカにいたのです。これだけは避けなければいけないと思いました。
「手塚治虫なんて知らない。「ジャングル大帝」なんて見たことない」ということを、撤回していただきたい。当然、アニメに携わる人だったら、全米で放映された作品は知っているはずで、敬意を表するくらい言ってほしいということだったのです。
だから、「こういう文面でディズニープロにもの申したいのですが、手塚プロの方はどうですか」と、松谷さんにお伺いしました。「手塚プロとしては、そういうことはできない」というご返事でした。
ただ、このまま放っておくと、ファンから、「手塚プロは何をやっている、抗議しないのか」という声がすごく出てきているので、個人として行動したのです。
http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2001/00082/contents/00003.htm
ってな感じで手塚治虫なんて知らないととぼけているディズニーを許すなって言説が長年続いているわけなんですが、実はディズニー側がキチンと回答してるって事実はあまり知られてないんだよな
手塚眞:これは実はテレビで放送されていた『ジャングル大帝』のイメージです。本当の原作、手塚治虫の漫画には似たような場面はほとんどありません。嘘だと想うならぜひ漫画を読み返してみてください。つまり真似だと言われている部分は、テレビ番組の一部なのです。
その演出は手塚治虫本人ではなく、山本暎一さんという当時の虫プロの監督のものです。ですから本来は山本監督が訴えるべきなのです。しかし山本さんご本人は「いいよ、気にしないよ」とおっしゃっていたので、それ以上の話の発展はありません。
この騒動はどのように収束したかと言えば、里中満智子さんが日本の漫画家の代表として、ディズニー・プロに手紙を出しました。「真似をしたのですか?」と彼女は問いただしました。ディズニー側からはていねいな返事が届き、
そこには自分たちは決して真似をしたつもりではないが、手塚治虫さんの業績についてはよく知っているし敬意を表している、といったことが書かれてありました。それを公的な場所でも言ってほしかった。
そもそもこのネタを振りかざすのはエセ著作権でだってことをもっと自覚するべきなんだよな
ディズニー社は、確かに権利侵害に対して毅然とした対応を取る傾向がある。しかし、それは相手が確実に権利侵害をしていた場合の話である。小さな罪でも「黒」は見逃さないという意味での厳しさだ。
(中略)一方、作品の設定が少々似ているだけというような合法行為に対して、エセ著作権を振りかざすことはほとんどしていないのではないか(少なくとも表立っては聞かれない)。
(中略)正確な知識を身に付けることなく、「著作権は大事」「特にディズニーは厳しい」という思い込みだけを強め、その結果、合法な表現行為まで過剰に自粛してしまっているのだ。
もちろん、自己判断で自粛するのは勝手だ。だが同じレベルの自制を『ライオン・キング』に求めるというなら逆恨みも甚だしい。「こちらはここまで自粛しているんだから、自粛をさせたお前も自重しろ」と言っているのと同じである。
ディズニー社からしたら、お前が勝手にした自粛に、何故付き合わなきゃならんのだ、といったところだろう。
──有利昴著 エセ著作権事件簿: 著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪 (過剰権利主張ケーススタディーズ) p68~69より引用