はてなキーワード: ロールちゃんとは
「そんな格好良い仕事じゃないんだぞ?だから俺は外で働いてんだし」と狩猟の話をしてとねだるたびにそう言っていた
そんな彼と先日キャンプをしていて何処からかロボットが迷い込みキャンプ場を闊歩している
私や周囲の家族連れがヤバくない?とザワザワしはじめロボットが移動するたび警戒して距離を取った
ロボットは1つのテントに目を付けて物色を始めると彼氏が「あぁ・・・はぁ〜っ」と深くため息をついたら「仕方ねぇか」と呟いて、バスターを構えて普通に歩きながらロボットへ近寄っていった
彼氏は博士の家の子だ。でもまさか本当にロボットの相手をするとこを見るなんて思わないだろう
傍目から見ると彼氏はまったく躊躇なくスルスルと自然な感じで近付いていく
散歩か?と言いたくなるような自然さでロボットと肉薄する距離まで近付いた瞬間にブンと鋭い音が鳴った。彼氏がバスターを一閃しロボットへ当たったのだ
息をする間もなくロボットは即座に反撃の体当たりをするけど彼氏は後ろ歩きでゆっくりと距離を取りつつバスターを何度か振り回した
ピギィとロボットが鳴くと彼氏は突然走り出し、その勢いのままロボットへ強烈なキック
ロボットは横転してしまい彼氏はすかさずバスターを大きく解き放った
キャンプ場はシーンと静かになっていて彼氏は私に振り返り「終わったよ」と目線だけで訴えてきた
キャンプ場の事務所にそのことを報告するとワイリーなのか事務所の一番偉い人なのかわからないけれど謝罪されてキャンプ場タダの権利とE缶を貰った
彼氏は「ロールちゃんに見せるもんじゃねぇぞって博士に言われて育ったから見せたくなかった」と落ち込んでいたけれど、私はこの人についていけば餓死はしないだろうと安心感を得た
食べにくいし、全部ロールちゃんでよくない?