はてなキーワード: チェスボクシングとは
生まれつきなんだろうけど、どうも俺は人前で表情を作ると思考力が物凄く犠牲になるらしい。
完全に素で話せているモードのときと、複数の上下関係に挟まれて敬語と表情に気を使いながら声のトーンを毎回微調整しながら喋ってるときで、全くと言っていいほど脳の性能が変わってしまう。
電話も割とキツいのだが、対面が本当に最も駄目だ。
巷では「対面コミュニケーションで好印象を与える技術」とやらが蔓延っているが、ああいった所で点数の取り合いをされると本当に参る。
淡々と論理的な応答を繰り返していたい状況で、目つきや顔つきこそが最重要評価点とされてしまうともうまともにコミュニケーションなんて取れない。
ハリーポッターにクディッチというスポーツがあって、あれが多くの読者に「結局あの金色のパタパタしてるのを捕まえるだけのゲームなんだろ?サッカーごっこ意味ねーじゃん」と批判されているのと同じ感覚を私は対面のコミュニケーションにおける表情至上主義に対して覚えるのだ。
表情至上主義文化でのし上がってきた奴らが自分の土壌に立たせるために「やはり実際にあって話をしないと駄目ですよね!」と言い出しがちなことこそ最も気に食わない部分だ。
それは結局の所、「チェスの試合って陰キャみたいですよね。チェスボクシングにしましょうよ」と腕っぷし自慢がいきなり提案するようなものであり、我田引水もいい所なのに「でも陰キャっぽくないかどうかって一番大事ですか男は腕っぷしでしょ」みたいな意味不明な感じのことをビジネス用語に置き換えて発言すれば通ると思っているのだから本当に我慢できないし死んで欲しい。
そうつまる所死んでほしいのだ。
対面コミュニケーションに自分が適応しているからこそ対面コミュニケーションこそが至上であるというルールに世界を塗り替えたがる全ての連中に死んでほしいのだよ。