はてなキーワード: カイエ・デュ・シネマとは
がアニオタの自分的には4巨塔だったが、それ以外にもアイアムアヒーローやHIGH&LOW、葛城事件、怒りなど様々な作品が目白押しだった。
しかし、「君の名は」に関する評価についてははっきり言って失望している。
ここまで見る目がなく、日本の一般大衆や海外の批評家、海外アニメファンと思考がこんなにも離れているとは思わなかった。
また、フランスの映画通に有名なカイエ・デュ・シネマが★5をつけたことなどを見ると海外の批評家筋はかなり高いクラスの評価をつけている。※カイエは千と千尋にすら★5ではなかったと思う。
その上でこれだけの高評価を叩き出しているのだ。
つまり作品の軸はきちんと他にあると明確に認識しているということになる。
台湾・タイ・香港・中国のユーザーレビュー投稿サイトでも超ハイクラスのレビュースコアを叩き出し
また、まだアメリカで公開されていないとは言えiMDBでは8.8という異常な点数である。(恐らく最終的には8程度になると思われるが。
また、作品を評価する際の下手くそさもコレだけ目立つとは思わなかった。
とんでもなく下手くそな比較論で敵を多数作り上げ、比較されたそれぞれの映画ファンの対立を誘発し映画界の盛り上がりを落とすような褒め方など
なるほどこれが日本の映画界が沈没する一つの要因なのだなと思い知らされた。
今のうちにこの習慣を改めないと海外とどんどん意識が乖離し、市場に捻れきった評論があふれることになる。
ナショナリズムで凝り固まった論評をする人が増え、近視眼的で客観的ではないレビューが増えることを危惧している。
そう、あの「ゲハ」のようにだ。
海外と日本の評論がずれる事による最大のデメリットが可視化したのがゲハなのだ。
私個人としてはとてもいい映画だと思うが、あれだけハイコンテキストな「シン・ゴジラ」を海外で受けると思っていた人は反省してもらいたい。
また、「この世界の片隅に」のような静謐さを備えた伝統的日本映画的なアニメーションもなかなか評価され難いだろう。
※japantimesは3/5の評価を下した。政治的な要素もマイナスに作用する可能性は十分に高い。もちろん一定程度の評価は私も受けるとは思っている。
個人的には、この世界の片隅により「聲の形」の方がまだ海外では評価されやすいと思っている。
公開されるのを待たねばならないが楽しみにしておこう。
さて、言いたいことはとりあえず言い終わった。
この先海外に売り込むアニメと日本で評価されるアニメに大きな違いが生まれる可能性すらありえる。
と言うか既になっている。
今のところ十分に楽しめているが、日本の評論家の発言を見ていると日本の映画市場が「ゲハ化」する可能性は十分高いと思っている。
引き続き見届けていきたい。
ついに千と千尋を超えた。
世界興行収入に限って言えば、これで日本一になったことになる。
元々日本アニメを評価している国で言うと、台湾等のアジア圏を除くとフランスが最も有名ではあるが
著名な映画レビューの雑誌なども満点を出すなど類をみない異常な絶賛状況でとてつもない事態に突入している。
「新海誠―ロマンティックな詩人」カイエ・デュ・シネマ ★5/5
「日本アニメ界の新星、ここに」エクラン・ファンタスティック ★4/5
残念ながらゴールデングローブ賞にはノミネートされなかったが