2019-08-30

ナビが連れてった謎の霊園

時期もあってか最近怖い話青い鳥で見かけてうん年前に体験した少し怖い不思議体験の話を思い出し、書きました。




私は幽霊なんて見たことも感じたことも無いような、そこらにいる漫画ゲームが大好きな人間、俗に言うオタクってやつです。

好きや漫画アニメゲーム作品自分作品に対する思いや熱を込めて絵描いたりする二次創作も好きで、長年やっています

ここ数年は推し作品キャラクター写真の中で再現する、コスプレというジャンルも手を出してます

その時体験した話です。


数年前に管理者のご好意許可を頂き、とある史跡コスプレ撮影をする事になった。

史跡といっても大昔に大きめな戦いがあり、ほぼ何もなくなってしまい、緑が広がる田舎景色によくあるような場所である

そんな大自然溢れるような史跡に何回か遊びに行った事があり、まあ馴れ親しんではいました。

一時期は月2.3で通うくらいに。今思えばなんであんなに行ってたんだろ?憑いてた??(笑)


撮影日当日、小雨が降っていて撮影できるだろうかと思いながら、確か朝の8時くらいに家を出た。

から撮影地までは道が空いていれば30分で着くような距離

田舎でも店が立ち並ぶ大きな通りから山の方へと田んぼや畑、民家が広がる田舎道へと入る。

何度か行っているとはいえ、道中は細い道や似たような代わり映えしない田園風景の中、車での運転

まり自信がなかったので迷わない為に、遅刻しないようにと念の為に車のナビをつけて。


目的地まで半分は過ぎた頃、突然ナビがルートを再検索して変更しました。

今時のナビでは混雑時なんかに新たなルート勝手検索みたいなのはよくある事ですが、当時の私の車のナビには道を間違えない限りそんな機能なんてなかったのでビックリした覚えがあります

道を間違えたのか?と見たら、いつも曲がる所とは逆の道を曲がれ、との指示。

私が知らないだけで近道があるのか!と、当時は思ってナビが言うがままに従い、その道を曲がりました。

閑静な住宅地から段々と古い民家がポツ…ポツ…と少し立ち並ぶ、更に田園風景が広がる山の方へと。

小山に突き当たり、山の側面といえば良いでしょうか、を伝うように伸びる車二台が通れそうなコンクリート道を通る用にナビに指示されました。

本当にここを通ったら目的地につけるのか?目的からどれだけ近い場所に今いるのだろうか?と、考えながらもあの時は素直にナビに従って。

その道を登っていくと少しずつ道が細くなっており、当時の私は車免許を取ってそう長い年月は経ってないので、反対車線から車が来ないかハラハラでした。

ふと、左横を見ると大きく伸びた竹林

その足元にゴロゴロ転がるように緑の苔が生えたり、割れたりしている墓石バタバタ倒れ、転がっててギョッとした。

素直に「えっ!怖っ!何これ!?手入れしろや!」と内心思ってビビった。今思うと普通に怖いです…。

メートル先が車1台くらい通れる細い道となっており、その向こうに伸びきった沢山の竹が重さでしなったのか分からないが、曲線を描くように曲がって緑のトンネルを作っていました。

竹のトンネルダァ!キレイダナァ!なんて思ってナビを確認すると、道の先に書いてあるのは「○○史跡霊園」。

撮影させてもらう史跡と同じ名前

ナビはその霊園を突っ切って画面の右隅に少し見えた目的地の史跡に行けと言うんです。

大昔に戦いがあって人が亡くなってる土地な為、出るという噂もあるらしい場所

(私は何度も訪れ、腐るほど写真史跡で撮りましたが一回も写ったことはなかったです。写ったらモブ兵がタダで付いてくるな!と友達と言っていたからですかね(笑))

ふと、脳裏によぎったのはよくあるホラー番組のワンシーン。

いかにもヤバそうな森林の先に進んで二度と帰れない、みたいな…。

ホラー番組の見過ぎやろ、って今は思いますが当時は「コスプレ撮影あるし、撮影楽しみだし帰れねえのは困る!!」これ1つでした。

ホラー番組好奇心で見て毎回ビビる奴なんですが、その時はその思いが強かったからか不思議な事に恐怖もクソもなかったです。

そこからはナビの指示をガン無視で車をUターンさせ、山を降りました。

その間もポンポン鳴っては山に、霊園の道へと戻そうとするナビ。

ウザかったので音楽の音量を少し上げて歌を歌いながら元来た道をスピードギリギリで爆走して戻った。

ルートが突然変更された道へと戻るとまたポン!と軽快な音を出しながらナビはルート変更してきた。

いつも曲がる道、いつもと同じルート

なら初めからそっち案内しろ遅刻するやん!!と内心キレながら、ロケ地まで慌てて車をかっ飛ばしました。

その後は何事も無く、無事に目的地に着きました。

遅刻はすることなく、なんなら一番乗りについて友達らと撮影を楽しんで無事に帰宅

ブヨに刺されて後日、足が二倍近く腫れ上がる以外は無事でした!(笑)

後日、ロケ地周辺に住んでいる知人や、この辺の道に詳しい父にこの事を話してそんな道はないか?と聞いてみたが、らしき道はなく、グーグルマップ先生とも長い事にらめっこしたけどそんな道は見当たりませんでした。

しろ撮影地の史跡の側に霊園なんてありませんでした。

史跡の隣は山でそこを突っ切って行ける近道なんてない。

別名の霊園はあっても離れているし、突っ切って史跡まですぐ行ける道なんてなく…。


未だにあればなんだったのかなぁ…と思います

それ以降は何回足を運んでもそのルートは出ませんし、他のナビもそんな道は検索に出しませんでした。


以上、霊感もクソもない人間体験した不思議ちょっと怖い話でした。

もし見えてたりしたら、あの竹トンネルに何かいたのかもしれないし、墓石バッタンバッタン祭りのとこに何かいたのかも、と思うと心底見えなくて良かったと思います

あのまま進んでいたら今頃こうやって、新たな推したちに会えず、ここに書いてすらいなかったのかなぁ…。

あれはなんだったんだ…??

ちなみにそのポンコツナビはマジでポンコツすぎて新品だったのに一年半くらいでぶっ壊れてペルソナチェンジしました。

よくある中古ナビが変な場所連れてく事案ではなかったです!





もし、この話を見て青い鳥で見たかも?とか、その史跡分かったかも!っと思ってもお名前は出さないようにお願いします。

ロケ地バレは施設の方々もご迷惑かかりますし、そこ行こうとするとそんなこと起きるらしいなんて噂になっても困りますから…。

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