2015-06-03

社会的に』ってどういうことだろうか。

私は、子ども向けの演劇役者を志望していたり、大学教育学を学んでいた。

家が、学歴偏重だったし、親も高学歴だったので、やはり偏差値が取れないと生きている意味がない、

とまで言われそうなレベル高校受験大学受験だった。

結局、こんな生き方をしてしまったので、自分は一体なんのために生きているのか、

とかで大分考え込むような思春期青年期だった。

大学にいきたい人はどうやら、そういったことは深く考えないらしい。

ただ、生き残るために進学し、就職活動をしていくのだ、ということに疑問を持たず、

目の前のことをただこなすだけの人間社会の一員としてその機能果たしていきたい、と、

無意識に思っているのだろうか。

私は、勉強ができないと、家族という社会には認めてもらえなかったが、

別に友達という社会ではそんなのは関係なかった。

からすごく救われていたと思う。

しかし、家族という社会にだけ認めてもらおう、と努力したことは、

学校という社会でどうしたらいいのかを、理解していくのが人より遅かったと思う。

***

勉強は、理性を鍛えるもの、していない人はその分、感性が非常に発達していることがある。

演劇研究所で、周りの人間が、初めて出会高卒や中卒、フリーターの人だらけで、

ああ、みんな学歴がなくても普通に生きるだけならできるじゃないか、と思った。

それは、安定や社会的地位、というものは低いだろうけど、

高卒高卒コミュニティ、中卒はそれに見合ったコミュニティで、生き残るしかないのである

でも、その社会の中で普通にお金が稼げて、仕事をしていればいいのではないだろうか。

別にだれしもが、広くてきれいなワンルームに住まなきゃいけないわけじゃない。

本人がかまわないなら、何も問題がないじゃないかと。

仕事だって、やるからには社会のどこかで役になっているのだろう。

私が、すごい思うのは、「社会的に認められる」という言葉曖昧である

社会ってなんだ?と。

人が2人以上いればそれは社会だという。

Aさんに認められてれば、Bさんに嫌われたってかまわないのと同じように、

何事も、主観の方がいいのではないだろうか。

そりゃ、学校クラスだとか、会社部署、とか、そういうのも社会である

でも、この学校クラス会社部署はそれぞれなんの関係もない。

その所属している場での、ふるまいとかを考えればいいだけなのに、

何故か、「社会人として世の中、世界全体共通で自分は認められるようにしなければならない」

という錯覚に陥ってはないだろうか。

挨拶をする、時間を守る、マナーを守る、というのは、単に無用な争いを避けるための

形式なのであって、

その人とコミュニケーションをしていくというのは、

最終的には自分自身内面と、相手の内面との付き合いだ。

お互いに外面だけよくしてれば、そりゃお互いにそれくらいの興味なんだから

距離感は取れてるだろう。

一時的PTAとかなら、それで十分だ。

しかし、上司と部下、友達関係、といった、長く続けていかなければならないもので、

外面だけで耐えられる人は、本当にすごいのだろうか。

そういうのは、休みの日に自分自身を出して認めてもらえているから、なんとかなるのだろうか。

でも、心をないがしろにし続けている人は、どこかで不具合病気を起こしている。

薬でドーピングをしてまで、社会に貢献しなければならない。

ある意味、この増田みたいなネットの付き合いというのは、外面気にしなくてよいから

自分内面同士の闘いが起きているw

外面だけで、付き合いを続けている人よりは、ケンカをしたり意見を言い合う方が、関係性としては仲が良いような雰囲気があるw

***

会社員である前に一人の女性としての生き方!!」

母親である前に一人の人間として自立!!」

かいうのは、つまり人間は、外面も内面も多層的な存在であるということの表れだと思う。

から、みんな同じiPhoneを持っていたって、ケースのデザインは違うし、入れてるアプリが全て一緒なんてことはない。

共有できるものは共有し、自分好きな物オリジナルにしたいものだってあるのだ。

「あんた、そんなんじゃ社会的に認められる人にならないよ!!」

「気を使ってあげたのに、なんで返さないんだ!!!

「人に好かれる人になれ!!」

という、人で、私は周りの人に嫌われてない人を見たことがない。

皆、あいつって、我がままで自分のことしか見えてないよね、って言っている。

自分視野の狭さは、多層的な存在である人間、を認めていないのだ。

シンプルに表裏だけの人って、それって人間と言えるのかな?

社会のために自分を殺した、ただのロボットのような存在で、話しても勉強になることはないのである

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん