2014-01-24

一生賃貸で暮らすときに、考えとくべきこと

よ、流石に正月気分も抜けただろ。やっとハナキンだよ。

個人的にタイムリーな老後賃貸ネタを見かけたから、便乗しとこうと思って。

ほんと、勢いで家買うのだけは止めてくんねーかなー

結局、老いて賃貸はありなん?

わからん

企業に勤めてりゃたぶん郊外に住むに困るこた無い。

が、一番重要なのは「どう」老後を過ごしたいかになる。

まず大前提

今日未来永劫続くと思っちまうのと同じように、

人間かなり簡単に、過去今日と同じだったと錯覚しちまう。

爺さん婆さんの若い頃、昭和30年代ってのは、ほんとに何にも無かった。

関東あたりは野っぱらばっかりだったし、テレビ冷蔵庫洗濯機も、何にも無かった。

定年越えたオッサンがいたら聞いてみると良いけど、彼らが入社した頃ってな、タイガー計算機が一番たけぇコンピュータって時代だ。

いま30代で70代のコト考えるなら、大阪万博行った帰りにiPhoneでHomes検索する未来想像しなきゃなんねぇ。

まり何が言いてぇかっていうとだ、未来のことは判らねぇってことだ。

とりあえずマンションで現状の把握から

人は減ってる、なのにマンション戸数は増えてる。

から、家余りになる。

というのは、半分当たってて半分は外れてる。

極端なことを言うと、マンションはまだライフサイクルを完成してない。

崩されることを前提に設計されていない。

こう言い直すと、解りが良くなるか

  1. 新築マンション供給は止まっていない
  2. 中古マンションの人は減り続けている

どういうことかっていうとな、老人ばっかり空き室ばっかりの団地みたいなのが増えてるってこった。

で、賃貸需要はどうなる?

新築マンションが増え続けてる理由は簡単だ。

まだまだ住める戸建てを更地にして、そこに新築立て直すのと一緒。

人は新しい家に住みたがる。

んで、戸建てとは違って、マンション区分所有がネックになって、簡単に更地にゃならん。

つーことはだ、単純な引き算だ。

よって、言っちゃ悪いが、貧乏人だけが住むマンションなら、家は余ってる。

から、そう言うとこに住むなら、安く買えるし、安く住める。

今でもあるヨ?築30年越えてる、郊外団地ってのがソレ。

じゃあ、賃貸の値段は下がるし、保証人不要スタンダードに?

んー、そこは微妙

バックリ言えば、今でも500万以下で売ってるようなマンションってのは、かなり安値で住める。

で、そういう「築30年オーバーの寂れたマンション」は増える傾向にある。

その意味では、「老人になって住むとこなくなる」って脅し方は変だ。今でもあるんだし。

逆に言えば、「今住んでるようなマンション家賃」て限定されると、さがんねーと思う。

便利な場所は減っていっても、便利な場所家賃のものは変わる理由がない。

あー、解りづれえかな。

んじゃ、こう考えてくれ、超大人気アイドルドームコンサートがある。

即完売超満員ってヤツだな。

んで、アイドル人気にも陰りが見えてきてファンも減り、そこまで即決じゃなくなってきた。

下手すると、一番遠い席なんかは空き席が見えてきてる。

で、じゃあアリーナ席の値段はさがんのか、ってコトだ。

ガラッガラならそう言うこともあるかもしんねぇが、少なくとも大都市近郊に限れば其処までファンは減ってねぇ。

ヤフオクプレミアつくような事は無くなっても、定価割るこた無いな。

自分が住んでるのが1塁側端っこ2階席とかなら下がる可能性もある、ぐらい。

閑話休題で、そもそもの

ちっと関係ない話するけどな、衣食住ってもはや嗜好品なんだよな。

まー、下を見りゃキリがないが、健康文化的生活をする最低限度の間取りって、四畳半だと思ってる。

押し入れに二畳、一人頭二畳で、余裕に二畳。押し入れ付きで一人暮らしなら四畳半で十分。

2人暮らしなら六畳、3人で八畳、4人で十畳ありゃ余裕で生活できる。

立って半畳寝て一畳とは言え、普通に生活するなら二人で六畳は欲しい。

逆にいや、それ以上の住居は「贅沢品」なワケだ。

例えば、子供部屋が「贅沢品」って感覚は、持っといた方が良い。

アタリマエってのはあっと言う間に水準が果てしなく上がっちまうが、そりゃ幻想だ。

幻想にも価値はあるが、人生振り回されるにゃモッタイナイ

さて、ここで戻ってカネの話

年金もらって慎ましい生活するって言っても、夫婦二人で四畳半は止めたが良い。

やっぱどうあっても六畳間は欲しいし、贅沢を言えば2DKで30平米は欲しい。

さ、そこまで絞れば東京都であっても区外なら保証人不要アパートもぼちぼちある。

で、まあそうさなあ、八王子立川だってところで、駅徒歩15分以上なら、5万くらいかな?

そこで、収入年金だけになってから30年もみておきゃ、まあそれまでには往生するだろ。

するってえと、総額1800万かかる。コレに諸々で……と、計算したくなる。

だがちょっと待って欲しい。

厚生年金に入ってりゃ国民年金と合わせて、大抵月に12万は年金が貰える。

まりだ、家賃に5万なら、月に7万は自由になる。

年金がもらえる前提なら、ハッキリ言って住むに困るこたない。

一周回って、じゃあどう老いたいのか?

さて、今まで暗黙に仮定してた前提ってのを明らかにしとこう。

で、年金が予定通りもらえそうって前提まで含めれば、賃貸でも老後に住むに困るこた無いって言った。

その上でだが、これから外れたらどうなるのか。

例えば、一人暮らし結婚する予定もその気もなくて、非正規雇用バイト国民年金も滞納してたらどうなるか。

今は稼げてるが、20年後はどーも職が無くなってるかも知れない、とか。年金75歳から支給、とか。

まり、一生賃貸で暮らすときにどれだけカネが必要かは、想定してる生き方による。

まとめ

一生賃貸で居るために必要な蓄えってのは、住宅事情から考えてもしょうがないんだわ。

どう老いたいかって話だから

つーことはだ、爺婆になったときどうやって生活するかから逆算して、ハズレも想定して貯めとくしかない。

ただ、ちっと触れたみたいに、人間が楽しく生きていくのに必要な平米数ってのは意外なほど少ない。

どこで、どんな風に、どうやって生きていきたいか。それを考えとかなきゃなんねぇ。

それが見えりゃ、独身が庭付き戸建て買ってもイイし、家族持ちがアパート暮らしでもイイ。

賃貸か購入かってのは、どっちかってぇと何に賭けるかってハナシだ。ようは国策とかそのへんのハナシだが、また今度な。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん