「書評が書けない」という投稿を読んで、いつか自分が言語化したいと思っていたことだったので整理したいと思います。
https://anond.hatelabo.jp/20211010201513
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https://anond.hatelabo.jp/20211010213345
これはこれで少し躓いている人には良いアドバイスだと思うのですが、
私の「書けなかった」のはかなり深刻なので、下記のブコメに納得していたところもあります。
そのため筆を執る気になったということも付記しておきます。
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こういうのは「得意だったタイプ」の人のアドバイスよりも、「壊滅的にできなかったけど教えてもらったらそこそこできるようになった」みたいな人のアドバイスの方が欲しい気がする。|「なんとでも書け」ないんだよ
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私も大学生の途中までレポートが全く書けませんでした。そこそこの大学に通っていたのでそれなりに学力はあったとおもうし、その後書けるようになってからは書くことが楽しくなって今ではムダにFacebookに長文を書いているぐらいなので、つまづきのポイントは自分の中では明確になっています。
私の場合の結論から書くと、「読み手がどう思うだろうか」「読み手が気分を害さないだろうか」という配慮が働きすぎて、怖くて文章が書けない(主張ができない)というものが原因でした。
自分は少し毒のある家庭環境で育っていたので、正直に自分の考えたことを吐露すると家族に叱られる。みたいなことがよくありました。(今となっては少し社会的配慮が足りてなかった側面は否定できませんが。)
今回の「書けない」方の状況に必ずしもマッチしているかどうかわかりませんが、参考になれば幸いです。
一般的に対話において過度な配慮をするような性格の持ち主は、日常的なコミュニケーションでもつい遠慮がちに話したりするので聞く側もそれなりの配慮が必要になるケースもあります。
何れにせよ、そういう性格、気質の持ち主の場合は「自由に書いていいんだよ」ということを伝えても内在する遠慮が邪魔してなかなか改善されません。
私の場合問題の解決につながったことは、私の場合は大学の途中でマーケティングリサーチの会社でアルバイトをするようになったことがきっかけでした。
最初は報告書に使う帯グラフなどをExcelでシコシコつくるような作業をしていたのですが、その後の工程でその集計結果を見てかんたんなコメントを書くようになりました。
「ウマ娘をプレイしている人についてみると、女性より男性が20ポイント高い」みたいなコメントです。このようなほぼ事実を記述する内容はほぼ怒られる心配はありません。
単純な文章ですがその作業を任されるようになって楽しくなりました。
一般的なマーケティングリサーチの報告書ではそれらの単純な集計結果を統合して、「ブリーフィング(まとめ)」を書きます。
これはそもそも調査の目的が、いまとある商材を売っているメーカーが今後どんなプロモーションをしたらもっと売れるようになるか?みたいなケースが多く、ある種の問題意識や仮説が明確です。
その仮説を検証するためにアンケート調査を設計して、結果を分析しているので概ねまとめは書きやすいものが多いです。
もっともまとめはある程度シニアなリサーチャーが書くので、バイトが書くものではありませんでしたが。
私はこれらの経験・作業を通じて、自分の意見を主張する、考えを披露するということに関する自分なりのパターンを掴みました。
整理すると下記のようになります。
4)解釈をまとめて、問題意識に対する自分なりの見解を書くこと。
結局、私はバイトで経験したマーケティングリサーチが面白かったので、その後色々あってアンケートやスクレイピングデータを用いた実証的分野の大学教員になるのですが、文章を書くときの考え方の基本は一緒です。
もっとも、実証的な研究というのは論文の価値にしめる実証データの存在が大きいので、上記の考え方を当てはめやすいですが、実証という考え方が存在しない読書感想文や書評のケースでは困ってしまうかもしれません。その場合の「事実」はその本に書いてある表現や書き手の主張として考えてもらえると良いのですが、自分が大学教員としてレポートを指導していても書けない学生にはなかなか伝わらないことも理解しています。
そのため、下記のような思考実験をやってみてもらえませんか?
A)自分が興味がある対象を選ぶ(漫画でも鉄道でもいわゆる趣味と呼ばれているものが良いと思います。)
B)その対象において自分の選択を振り返る(例:少年漫画より少女漫画が好きだ。)
C)その理由について考えて、構造化する。(自分が少女漫画が好きな理由は〇〇である。)
世の中の読書感想文のよくある問題は、読み手が全く興味がない本でも読まされて何か意見を表明しなければならないことだと思います。
すくなくとも、同好の士との対話を想像して、自分がそれなりに語れる(周辺知識と単語が内在している)ジャンルを選んでください。その語りの内容をテキストに落とすことを考えます。
もちろん書評の場合は、自分が興味のある本をA)の対象にしてください。
また、読み手の読解力に比べて記述内容が難解な本の場合はなかなか感想が出ないことも一般的だと思います。
(例えば村上春樹は私にとって面白い小説であるが、感想をかけと言われてもとても困る題材だったりする。そのあたりは個人によって異なる。)
Withコロナの時代になり、私もフルリモートで勤務していますが、知識労働としての適切に文章のまとめられる能力はますます重要になってきていると思います。
本をうなずきながら読む 読み終わってみたが、とくに書くことがない おもむろに書き出してみてもダイジェストにしかならない 1+1=2という記載に疑問のもちようがない イスラム...
「書評が書けない」という投稿を読んで、いつか自分が言語化したいと思っていたことだったので整理したいと思います。 https://anond.hatelabo.jp/20211010201513 --- 得意だった方からのアドバ...
自己で咀嚼できないんだね 可哀想 ツイッターとか始めてみたら
見事に釣られてるな。別トラバで指摘されているように、この増田の問題点を分析する能力とそれを言語化する能力は、多分ぽまえよりずっと上。
独学大全を買ってもっと分かったフリをしよう!
感想文得意だったタイプです。コツみたいなものを書くので参考にしてもらえればと。 まず前提として「正しさ」だけで書こうとするのは止めるべき。 書評は論文じゃないんだから、...
書評と感想文は違うもの
コツと言いながらこれなら普通に感想書いた方が楽そうな、めちゃめちゃメンドクサそうで実際思考コストとか消費エネルギー高そうなやり方やな…。なんでここまでしないといけない...
脳ミソをサボらせるからお前のようなガリ脳になるんやで
普通に感想書ける人はこういうことは自然とやってるし、書けない人はこういうのを見てもやっぱり書けないんだよね。フレームワークに落とし込んで穴埋め形式にしてくれないと
これ見て恋愛の教科書みたいな増田思い出したわ どんなジャンルでもそうなんだろうな
なんでもそうだけど、こうすれば誰でもできる論はやめた方がいいよ そういうのがまかり通ってるからできないのは本人の努力不足とかやってないだけとかやる気がねえからだろってと...
感想文を書ける人って要は平気で嘘を書ける人がどうかなんだと思う。 嘘を付けない・付きたくない発達障害児には難しい。
ウソではなくて想像。
感想文得意な奴って人の話聞かないで自分の話ばかりする人みたい。 他人の人生を自分の話のネタくらいにしか思ってなさそう
その感想文のテクニックを増田にいかしているんだよ。 悲しいことに、それ以外やることがないようなのが哀れだけどさ
感想なんて「面白かった」「面白くなかった」みたいな一言以外に何があるってんだ。長文書かせたけりゃ具体的に質問しろ
自分で自分に質問するのだよ。 本書ではこう書かれているが、果たして本当にそうなのだろうか?と自分で問題提起して、 自分なりの回答を書く。
https://anond.hatelabo.jp/20211010213345 これへのブコメで、 こうして中身のない感想文が量産されるんやな 感想文は嘘つき大会だから正直で素直な子には書けない。面白かったの一言で終わ...
弁当食ってねておけ
(^^)https://www.irasutoya.com/2016/06/blog-post_279.html?m=1
書評と感想文は違うんだが。
ワイも感想文得意やったからわかる 感情を全てぶつけるんや 自分の恥ずかしい感情を主人公とともに味わって、それをまったく客観視せずに悶絶する だから、つらい わかるよ!
たとえばこれをよんで、いやできる人の論理でものかたんなよとおもいますよね?それを文字にするだけです
2chやって毎日レスバして他人を否定する事が板についてくれば教授に褒められるくらいの書評とかレポート書けるよ。
わかるわー そもそも誰でも書けるなら書評自体に価値無くなるから誰でも書けるものじゃあないんだよ
何観ても何読んでも「面白かったー!」「泣ける」「尊い…」くらいしか言わないツイカスキッズよりは自己分析できてる分増田はかなりマシな部類と思う 書評ね…最も共感できる文章...
文体の読み易さ★★★☆☆ 採用しているフォントの読み易さ★★☆☆☆ みたいに自分なりの評価軸で、点数を付けて、何故その点数を付けたのか記述する。
ネットの片隅でささやかなコンテンツとして人に読んでもらえる書評を書きたいというのなら、ブクマとかに書いてあるようなアドバイスに従って訓練すれば、大半の人は書けるように...
いいか、よく聞け。書評には三種類ある。逆に言うと三つしかない。 (1) 要約 お前の書評はこれ。要約だからって無価値なわけではない。 勉強会で輪読するような場合、読んできたやつ...
書評なのは2だけでは? 要約だけでは書評ではない(価値がないという意味ではない)。 自分語りは「感想文」。 大学の教員としては高校まで感想文を書く訓練をされてきた学生に「...
自分語りをする「自分」が圧倒的な知の蓄積をもっていたりすると、自分語りにも関わらず、他作との比較を含む多面的な「読み」を提示できる書評になる気はする。 というか、基本的...
自分はこれに「分析」とか「読み解き」も加えたいな。 いわゆる「考察」(エヴァンゲリオンとか鬼滅の刃とかでみんながやっていた)というやつ。そういうのを本に対してもやる。 こ...
書評探してるときに自分語りメインのやつが出てくるとクソだけどね
自分語りってあのラーメンライターみたいな
言うほどあのラーメンライターはラーメン評で自分語りしてたか?
自身の変態ぶりをアピールしてた気がする
ラーメン評ではないやろ
読書感想文ではなぜか自分語りばかりが評価されるけど、正直読む価値のない文章ばかりだよな。
書評というのは比較だ、というけど、ネットを見てると、音楽でも映画でも漫画でも、他と比べるのはやめろって言われまくってない?
いいね
(2)は比較ではなく連想ゲームなんだとおもう。ある意味これくらいの文化的素養がある人間ですよ、本歌取り部分全部わかってますよってのを開示。 そのうえで「そういう人間であ...
同人誌にそんな恥ずかしいものプロが送るかよ
贈ってくれた人がプロじゃないことはわかってるけどプロ並みに堂々としたキャッチコピーだったっていう話だよ 文章がうまく読めない・かけない人はかわいそうだなぁ
あ、やっぱ同人誌の話なんだww
そうだよ、同人誌にも丁寧に感想やキャッチを送ってくれる人はプロ編集者なみのパワーがあるんだよ 同人誌もつくれないし感想ももらえない人にはわからない世界の話してごめんね
お友達に遊んでもらったのをプロと呼んで自分はプロ並みの存在から贈り物を貰った価値ある存在だと持ち上げるのは単なる詐欺師
単なる貶し増田の知らないことを書いちゃってごめんねごめんねw
【悲報】まんさん、BL同人誌のクッサイ感想を「書評」と偽ってしまう
顔真っ赤やぞw
恥ずかしくないならどうして最初から「同人誌に書評をもらった」と書かないんだ?
恥ずかしくないならなんで最初からおまえのIQやチンコのサイズ書いておかないんだ?
オリジナルで勝負出来ない奴が何言ってんだ??
同人誌=二次創作って固定観念の増田多いんだね
二次が圧倒的多数なんだからオリジナルなら創作とかジャンル名つけるだろ
で? こいつも貶し増田だね~ いいよ、そこで貶し文章力だけ磨いてなよ
そこまで悪意で攻撃する必要なくない?
ワートリの二次創作なのかな?
二次創作ってオリジナルに興味があってかつ二次創作を許容できるっていう ものすごく限られた人だけがターゲットだから 一般的な書評の対象にならないのは当然でしょう 閉じた世界...
必死じゃんw さも自分が一般みたいな立場にしがみついてないと不安なんだろうな
他者が興味持って見てみても表現としてあまりにも閉じてることにイライラするわけよ 途方も無い大事業を成し遂げました!って顔してドヤってるから見てみたら自分ちの庭とお隣の家...
俺に聞かれてもわからない
前に自分はゲームのシナリオライターやってるからここの大半の人より頭がいいって言っておいて 実際はなるハードルが低い代わりに安いことで有名なPBWの外注ライターだった人だよね...
純粋な疑問なんだけどなんで感想を書評だと思ったの?
わいもこれ この増田と一連のブコメ読んでもこの3行コメント書くのが限度 なんというか頭の中が乾いてる感じ
鼻からポカリを飲んで脳を潤そう
何度練習しても逆上がりができない人がいるように、増田がどれだけ練習してもだめな分野が作文ということなんだろ。
本の内容の、客観的事実と意見を分けるといいかも 事実に対して、意見があるはず 全く同じ意見なら、全く同じ意見だという意見で良い。 ただ、完全に同じ意見だったらそもそも書く...
はい嘘松釣り松。 この文章を書けてる時点でそれなりの文章能力あるのが明らか。
ダニングクルーガー効果というか、そりゃある程度の文才が無いと、 自分が書けないなって言うこと自体に気づかないんじゃない? なまじ、少しばかし文才があるからこそ、他人の書...
いや、あれは「少しばかし」の文才ではない。けっこう上位の文才だよ。
他人様のレポートに点数つける立場になった、昔感想文だけ大好きな子供だった者だけど誠実な人だなと思う。 自分は昔から本に感銘を受けると、結局自分が語りたいことの要素にして...
少し違うかもしれないけど、大学の講義の後に出す感想的なものがすごい苦手だった。 特に興味ない分野の必修講義だと地獄だった。 AがBというのは知らなかったので驚いた。 AがBとい...
「興味ないので聞いてません」でええんちゃう?
それで十分だと思うよ。 講師はそのAとBが刺さったこと、それ以外は刺さらなかったのだと読み取り、 自分が伝えたかったことと照らし合わせて次に活かすだろうから。
「ネガティブな感想は書かないように」という謎指導する学校が結構あるらしい。
そもそも、読んでいる本の内容にあんまり興味がないんじゃないのかなぁ。 逆に言うと、「それは違うだろ」とか「ここはもう少しこうならんのか?」とか「ちょっと怪しい主張だなぁ...
書評が書くコツは自分と結び付けて書くこと 99.999%の人は著者よりも対象の本のテーマに対して知識がない その状態で本の内容そのものを良いの悪いの言うことには無理がある その立場...
こういう「自分に引きつけて書け」系のアドバイスって、どう考えても「学校課題の読書感想文を苦手とする奴が何とか文字数を埋めるために使うバッドノウハウ」的なものであって、...
書けないよりは良い 書評を書けない人って、往々にして正しい書評、良い書評でないと書いてはダメという謎ルールで自分を縛ってるんだよな 普遍的とか一般的という概念も好物 だか...
ダイジェストでいいんじゃない? そのダイジェストそれぞれに批判、つまり信憑性に欠けると思うとか信用できるとか初めて知った(知見になる)とか、自分の意見を都度入れてけばいい...
書評の書き方 ①まず、書きたい書籍の書評をググります。 ②コピペします。 ③4~5ほどコピペします。 ④混ぜ合わせます。 ⑤ダブリを削除します。 ⑥自分なりに納得できる文章に...
書評はできるが単位はおちる