はてなキーワード: 説明責任とは
正しいかどうか分からないことを、正しいと信じて試して間違いだったと決まったとき、「奴らは馬鹿だったからあんなことしたんだ」という外野は手を汚さずに後出しジャンケンをしているようにしか見えない。
今間違っていると思っている人も、昔の時代にタイムスリップしたら、間違っているかどうか分からないだろうし、間違っていると思わない可能性がある。間違っていると言えるのは先人が間違ったからだ。我々はそこから学ばなければならないのであって、先人を一概に全否定すればいいという代物ではない。我々は何も知らなければ先人と同じ間違いを繰り返すことがありうるからだ。
それに、なぜ間違っているか分からないのに間違っていると言うことはおかしなことだ。それではおかしいと思う人たちが反対側に行ってしまうことを止められない。ネオナチや在特会なんか正にそんな感じだ。彼らを生みだしたのはレッテルを貼ることしか出来ていない世間に他ならない。
あげく正しいか間違っているかを証明しようとする努力を否定するに至っては訳が分からない。エスパーでもないのにやらずに間違っているか証明できるのか? 間違っていると証明してこそ、間違っているからやめろと初めて言える。
調査捕鯨の結果、ミンククジラは別に増えていないし、生態系に大勢に影響はないという結果が出た。このことについて「だから調査捕鯨なんてやるべきではなかったんだよ」という論者がいる。じゃあその論者はその結果を出すために何か努力したのか? してないなら偉そうに言うな。
調査捕鯨の問題は商業捕鯨の禁止を受け入れた結果生じたものであり、商業捕鯨の禁止の正当性を探るための、そして商業捕鯨の禁止を不当と考えていたからこその調査捕鯨だったはずだ。調査捕鯨は控えめに言っても証明のため必要なプロセスだったと言えるだろう。
これからは商業捕鯨の禁止は正当化されるだろう。ただしこれまでの調査捕鯨はプロセス的に必要不可欠だったし、失敗にもかかわらず、その失敗をこそ評価しなければならないはずだ。
私は「失敗した奴らは馬鹿だったからあんなことをしたんだ」的な論者を憎んでいる。彼らは知識に対するフリーライダーであって決して偉くないし、さらに悪いことに反知性主義者だ。そういう奴が正しさにフリーライドしているからといって、評価されることがあってはならない。何もしてないくせに何だ。さらにそういう奴らが説明責任を果たさないでネオナチや在特会を生むのを見るとますますムカムカしてくる。
それは、国籍法がおかしいだけなのでは?
帰化の判断対象が厳しすぎただけという事であれば、帰化申請について議論すれば良いことであって、外国人参政権とは関係ない。
今回問題にだと思うのは
衆議院選挙と絡んで、利権から外国人参政権問題が取り上げられている。という国益ではなく民主党の党内利益のための提案ではないか?という事に対する説明責任が全くなされていないこと。
生活保護などが外国籍・帰化した人に不正に受給されているのではないか?という問題が有り、容易にこの辺を認めることができないという経済的合理性の問題。
多重国籍を認めた場合、日本で働いて本国に送金など、グローバル化が十分ではない現在のアジア圏ではまだ、経済的合理性の問題
が並行してあるので、これら、複数の問題をちゃんと解決してくれる複合的な法案になるのであれば、いろいろな回答があると思うけど。
犯罪率の増加などは、現実的ではないと思う(現段階でもあまり問題になっていないし、中華街とかを見たり、新宿らへんを見ても、闇が無いとは言わないが、まぁ近所づきあいができないこともないでしょ)。
政府・民主 小沢氏続投が大勢
民主党の小沢幹事長の資金管理団体による土地購入をめぐり、東京地検特捜部が強制捜査に乗り出すなか、政府・民主党では、小沢氏が法的な問題はないと説明しているうえ、夏に参議院選挙が控えていることなどを理由に、今の段階では幹事長続投を求める意見が大勢となっています。
民主党の小沢幹事長の資金管理団体による土地購入をめぐり、会計事務を担当していた石川知裕衆議院議員が平成16年に購入代金に充てた資金を収支報告書に記載していなかった疑いが強まったとして、東京地検特捜部は、13日に政治資金規正法違反の疑いで、関係個所を捜索し、強制捜査に乗り出しました。こうしたなか、鳩山総理大臣は14日夜、小沢氏の進退について、「民主党の政権獲得に向けて大きな力を発揮したと感じているし、これからも発揮してもらいたい」と述べたうえで、小沢氏には引き続き幹事長を務めてもらい、夏の参議院選挙では陣頭指揮にあたってほしいという考えを示しました。また、小沢氏と距離を置く渡部元衆議院副議長も「去年、西松建設からの献金をめぐる事件の当時は、小沢氏が代表・看板だったが、今度は看板ではないので、党内で過激な発言は出ないのではないか」と述べました。このように、政府・民主党では、小沢氏が法的な問題はないと説明しているうえ、夏には参議院選挙が控えており、選挙で勝利するためには小沢氏の指導力が欠かせないことなどを理由に、今の段階では幹事長続投を求める意見が大勢となっています。ただ、その一方で、渡部氏が「小沢氏の説明でわかったという人はいない」と述べたほか、連立を組む社民党も、民主党に対し、国民に詳しい説明を行うよう求める方針を決めており、今後の捜査の行方などによっては、与党内で小沢氏に説明責任を問う声が出てくるという見方も出ています。
目端が利かないにも程がある。自民党だってこんな事態になったら党内から辞めろという声は出てきたってのにな。
これは弟のことなのだが、朝のコンビニで起こったことである。
弟はコンビニで朝食を購入しようと急いでいたらしいのだが、その時の弟の対応が店員の気にくわなかったらしく、
「こんな対応をされた。もう仕事が続けられない……etc」と店員が店長に言い、弟は制服を着ていたので学校側にクレームが来たそうだ。
「謝罪をして欲しい」と
そして、顧問はコンビニに赴き、事実の確認に行く。店長、店員、顧問が立ち会い、「こんな風だったんですね?」とやったそうだ。
その時には監視カメラで弟の様子を顧問が確かめたらしい。それを事実だと確認した顧問は弟に単身謝罪をさせに行った。
こんなところである。ここでおかしいと思うのが、コンビニと学校の対応である。
コンビニが学校に言うのはわかる。だが、学校が保護者への連絡も無しに未成年者を
一方的な検証の後に、謝罪させるのはいかがなものかと思う。
監視カメラの件も、弟本人がいない状態であるのに開示して良いものか?
せめて、保護者立ち会いのもと話し合いが行われるはずではないのか?
学校側のもみ消しを感じるのは置いておき、店員がこういったからと店長がすぐさま、
せめてこちら保護者側としても説明が欲しいと思う。
コンビニは学生が特に多い時間で弟一人にそこまでひどい対応をされたのか?
お札の渡し方がなっていなかったから謝罪しろ。というものいかがなものかと思う。
面と向かって言ったならともかく、本人が憶えていない、器物損壊が無し、
監視カメラも、顧問が言うには、「ふてぶてしい顔をしながらお札を乱暴に渡した」ポーズまでを、
見ておきながらも、暴言を吐いているところは見ていないし、
混雑時に聞こえるほどの声ならば、同僚店員または店長が気付くはずで、言質が取れていない。
なんかなー、一方的に謝って納得がいかないな。とりあえず本社に電凸するが。
簡単に言うと、
・店員
商品を支払う際に、弟はお札を放り投げて会計を済ませた。
その後に悪態をつき、店を後にした
→仕事が続けられない!
・弟
学生が多く登校ラッシュで購入待ち。遅刻しそうであり、急いでお札を渡した
悪態をついた憶えはない。少なくとも面と向かって言うはずがないし、記憶がない
→Why?
・顧問
クレームがきたぞ。やったのか?
監視カメラ見たぞ
→謝ってこい
この「謝ってこい」時点で責任の放棄をしているね。
ここで 学校-コンビニ のお話だったものが コンビニ-弟 になったわけだ。
とりあえず、なんか納得がいかないから文字で発散する。匿名で書いてみることにした。
ttp://empress.miroq.info/archives/744
「多少危なくても飛び込みたい人は飛び込めばいいと思う」
「自衛隊派遣は憲法違反だ!だが私の発言は気にしないで欲しい」
「エズミマキコさんの参考人招致を求める。嫌なら審議拒否だ!」
「さすがに真紀子さんを乗りこなす自信がない。なかなか大変だ」
「(沖縄の海兵隊について)政権をとったら、すぐに出て行ってもらう」
→小泉1/1に靖国参拝→「8/15に参拝しないのは公約違反だ。総辞職しろ」
「(源太郎に)選挙区を譲ったわけではなく、二世議員の弊害はない」
「優秀な人材を探したら、たまたま息子だった」
「君、ルートって知ってる?最近の人はルートも知らないんだよね。 いいかい、3.141592・・・」
「(総理をオウムの松本被告になぞらえ)首相は自己催眠の天才だ」
「一夜を共にしたが、男女の関係は無い、こんなことに説明責任は無い」
「(諫早湾の干拓工事を)誰の許可でやっているんだ!」←自分が大臣時代に了承してる
「深く考えずに署名した」※シン・ガンスの無罪釈放を求める嘆願書
「状況によっては、監視衛星をうちあげることも考えたほうがいい」←打上げ日程も決まった時期に
「若い方がいいなら0歳児を連れてくればいい」※若手への牽制
「総理、今度おごりますよ。カイワレと鶏肉を」※党首討論前の雑談で
役所と市民の関係を考えると、市民に誤解されたら、役所は何はさておき説明責任が生じる。役所が「市民は何て馬鹿なんだ」と言っても、それで市民が変わる訳がない。そんなこと言ってる役所があったら、その役所は現実を見ない、いけすかないエリート主義ということになる。
はてな議論を見ていると、しばしばそういう議論は初心者の大衆を自分の意見に洗脳して味方を喜ばせて敵に勝とう、というところがある。
そしてしばしばそういう議論は冷静な公衆に「我々を騙そうとしている」と指摘される。
それで論者が「どうして読者は俺の読まれたいように読んでくれないんだ、読者は何て馬鹿なんだ」と言う。
違うだろ。読者の誤解の余地が少ないように書かなきゃならんのであって、誤解されたら釈明せなならんのであって、それをしてないで読者を馬鹿にする奴はいけすかないエリート主義なんだよ。そんな奴に世間向けの文章を書いてほしくない。世間向けに論をぶつなら世間と向き合え。もっと庶民感覚を身につけろ。
首相の母36億円現金化 虚偽記載問題 政治資金一部充当か
鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」をめぐる政治資金収支報告書の虚偽記載問題で、首相の母親が二〇〇三~〇八年の六年間に、鳩山家の資産管理会社「六幸商会」が管理する自己名義の銀行口座から計約三十六億円を引き出し、現金化していたことが、関係者の話で分かった。東京地検特捜部は現金化された資金の一部が、首相の政治資金に充てられた可能性もあるとみて、慎重に調べている。
関係者によると、首相の母親は自己名義の銀行口座から毎月、数千万円単位の出金を繰り返していた。出金手続きは六幸商会に依頼し、現金で引き出された後、母親の元に届けられているという。
母親の生活費や入居施設の費用などは、カード決済されているとされ、現金化した資金を日常的な出費に充てている可能性は少ないという。
懇話会をめぐっては、〇四~〇八年の虚偽記載の総額が三億円前後に上るとみられている。懇話会と首相の個人事務所の支出に対して、実際に受け取った寄付やパーティー収入と、鳩山首相が国会で認めた六幸商会からの引き出し額を合わせても、年間約一億円の収入が不足していたとされる。
鳩山首相は衆参予算委員会で、偽装献金の原資について親族らからの提供がないかを問われ「私の知る範囲でそのようなものはない」と答弁している。
鳩山首相の母親は大手タイヤメーカー「ブリヂストン」の創業者の長女。同社の有価証券報告書によると、一九九一年には同社株約千二百万株を保有。現在も同数を保有していれば時価百五十億円を超え、配当収入は最新の実績で年約二億九千万円になる。
母親は〇四年からの五年間、個人献金の上限となる百五十万円を懇話会に毎年寄付。首相が代表の民主党北海道第9区総支部にも同じ五年間で計六百万円寄付している。
母親から首相側に資金提供があった場合、首相への贈与なら首相に贈与税の支払い義務が発生し、懇話会への寄付なら政治資金規正法の量的制限違反となる可能性がある。しかし、首相への貸付金であれば法的な問題は生じない。
本紙の質問に、母親は二十四日までに回答を寄せていない。鳩山首相の事務所は、弁護士を通じ、「捜査中のためお答えを差し控えます」とコメントしている。
説明責任(笑)。
ttp://blog.goo.ne.jp/think_pod/e/5f8bd8208af38d3ff528d40e5efb7178
脱税を認めている鳩山だが、閣僚は総理が同意しないと起訴できないため鳩山の起訴には鳩山の同意が必要。
そもそも総理自身の在任中の起訴には滅多に出来ないのは今までも同じだがそれでも説明責任はあると考えてきた。
●審議のあらすじ
棚橋「これっておかしいんじゃないの?起訴されることまず無いんだから
千葉「個別のこと仮定のことには答える気は無い」
棚橋「仮定じゃなく現実に起こっている。個別が駄目なら一般論で答えて。
捜査中にしてしまう、すると説明もしなくて良い、起訴もされない
千葉「答える気は無い」
棚橋「起訴を阻止することが鳩山さんには出来るが、それをするつもりはあるか?
また捜査官は貴方の部下だが捜査官に接触するつもりはあるか?」
千葉「答える気は無い」
棚橋「それって捜査への圧力を示唆していることになるが、否定しないのか。」
千葉「答える気は無い」
危険だからという理由で登山もスキージャンプも止めさせられないし、ましてや彼らに対して治療費用の税負担がどうこう言う奴もいないのだから、同様に性病の危険や医療費用の問題を持ち出すことは出来ないと思う。道徳や倫理なんてのも国や文化や時代によって異なっているのが普通だし、それをもって誰かを調伏するのは、自分に都合の良い方向へ強制するのに、もっともらしい理由を持ち出したいからに過ぎないのではと思う。そういう人を好きになるのも、そういう人に身を委ねるのも、同様に自分勝手にそれを行ったのだから、その責任はその人自身が追えば良い。
問題があるとすれば、そういう問題を隠したり、体面のみ取り繕おうとする行為であって、そういう説明責任を果たさない行為というのは、また別の問題。
もっとも私は、性行為は本質的に生殖を目的とする以上、自身がそれを望む人とのみ行いたいとは思うし、相手にも類似の感覚を有してほしいと望むけど。ただこれはあくまで私の感覚であって、道徳も倫理も個々人で相反するのだから、他人に強要する類のものではないと思ってる。私は性行為を軽率に扱う人と解りあうことはないだろうし、解りあいたいとも思わないけど、そういう人が存在することが悪いことだとは思わない。
残留孤児(故人)の四女を自称する母親に連れられて家族4人が来日、故人との血縁関係がない事が判明し、4人全員が国外退去を命じられていて、そのうちの2名がゴネて最高裁まで揉めたという話である。
この国外退去命令は、罪刑法定主義に沿った正当な判断であり、無資格者が資格者を装って入国した不法行為に対し、国外退去によって問題を解決するのは、国際的な常識に沿った判断でもある。
しかし、この判断に対し、法務大臣が特別在留許可を出した。司法の判断を無視する以上、相応の国益がある事が前提であるが、この2名の中国人女性の滞在を許可することに、どのような国益があるのであろうか。説明責任を果たせない限り、権力の行使は濫用でしかない。中国に帰りたくないという人が、中国と日本の掛け橋になるわけが無いし、このような実例を作ってしまうと、司法がどれほど頑張っても、税金の無駄遣いでしかないとなってしまう。法治主義を、法務大臣自ら放棄するというのはいかがなものか。
首相、財務、国土交通、金融担当と暴走しているが、法務までというのは、予想外であった。暴走とまでは言わないが、混乱を引き起こしている閣僚もたくさんいる。政治主導と主張しているが、戦後60年かけて積み上げられてきたさまざまな慣例や仕組みを壊す事が目的であるのならば、壊した後に作り上げる新しい社会の姿を具体化させてから行うべきであろう。
権力に遠かった者ほど、それを手に入れた時に濫用するというのは、権力の変転において何度も繰り返されてきた愚行であり、無能な働き者ほど始末に困るモノは無いという常識の傍証となってきた。国会において、国民に対してどのように説明責任を果たすつもりなのか、そして、それに対して国民がどのような行動を取るのかが、これから先の重要な判断となる。選挙で票を投じるしかないという状況は、権力の暴走や濫用が国民の権利に対して直接影響を与えかねない状態においては、抑止力として足りない。マスコミの世論調査も当てにならない以上、時代の変化に即した、責任ある個人が政治家のwebページに対して人気投票を行って民意を知らしめる手法が、実現する事が望ましい。
http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/diary.html [2009.10.11]
法華狼と言う人が、奇妙なことを言っている。明々白々赤裸々に保守を自称する人のことを、ブログのタイトルなどで使ったネタフレーズを根拠に「自称中立」と揶揄して批判を行なっているのだ(http://anond.hatelabo.jp/20091006175940)。
ふつう、人の思想的な立ち位置というのはその人がする自己説明の総体や実際の主張を分析して判断するものであろうから、ブログのタイトルの数単語で判断を行なう必要はないのだが、なぜか法華狼は(数々の批判を浴びているのに、今も)それを修正していない。
そして今度も、実に不思議なことを言い始めた。
(~引用部分略~)
とりあえず引用された文章に限っても、「まず」と表現しているように、受け手の責任が問われていない状況へ異議をとなえただけなのだが。受け手の責任が優先的に問われるという主張は、送り手にいっさいの責任がないという意味を持たない。
しかし、法華狼は前日にこう書いている。
そもそも私が違和感を表明したのは【俺が自分を「中立」などと言ったことはなくても、それを『勝手に読み取る』超能力の持ち主らしいので、そっとしといてあげましょう。シッ、チカヨッチャイケマセン。】*4という主張に対してであり、実際に「中の方」「中心」と自称していることも指摘した。他方面で別の自認をしているだけでは不十分だ。
plummet氏が反論するには、「中の方」「中心」という自称が「中立」を意味しないことと同時に、誤読の責任が自分にないことを説明しなければならない。
「受け手の責任が問われていない状況へ異議をとなえた」「受け手の責任が優先的に問われるという主張」の人が、それをせずにまず「反論するには説明責任を果たせ」といっているわけだ。
しかも「中立」に関しては説明もなにもない。法華狼は「『中心』と自称していることも指摘した」というが、これは実はブログタイトル「世界の中心で左右をヲチするノケモノ 【勃興編】」の話であって、とても思想的中立と直接関係するとはいえない。なぜなら、それは既存作品を基にしたネタに過ぎないのだから(いや、元ネタがあることは思想的意味を持たぬ根拠にならない、という主張も可能ではある。が、それとてあくまで思想的意味づけを補強する明確な傍証―たとえば、実際行なわれた主張との組み合わせとか―があってのことで、それもなしに「世界の中心で=思想的中立」とできるわけはない。それでは片山恭一の小説さえ思想的中立の本ということになってしまう)。
法華狼はこの辺をごまかすために「世界の中心で」を「中心」にトリミングして、誤読の可能性を増やしながら「誤読の責任が自分にないことを説明せよ」というのだ。
これで「JSF氏のつまらないトリミング」「引用時に意図して排除したとは思いたくないが」だの書ける感覚が全くわからない。第一、自分を「中心」とする思想といえば、ふつう「中華思想」のことである。なぜ法華狼は「中心」=「中華思想」でなく「中心」=「思想的中立」と誤読しているのだろう。誤読しているのは法華狼ただ一人なのではないか?
さて、「中心」が用を成さないとすれば「自称中立」の根拠は「中の方」という1フレーズしかない。法華狼には、この3文字が他人の思想的立ち位置判定に重要であるらしい。他人のプロフィールや自己分析、またはその主張本体よりも、である。これもいわゆる「中の人」のもじりでしかないのだが、法華狼はすでにそう説明されてなお「反論するには説明責任を果たせ」と言っている。やはり、まことに奇妙というほかない。
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ついでに言えば、上記の「そもそも私が違和感を表明したのは【俺が自分を「中立」などと言ったことはなくても、それを『勝手に読み取る』超能力の持ち主らしいので、そっとしといてあげましょう。シッ、チカヨッチャイケマセン。】*4という主張に対してであり」というのは嘘である。
>俺が自分を「中立」などと言ったことはなくても、
プロフィールやブログタイトルで「中の方から」「世界の中心で」左右をヲチと称しながら、そう自認されているのは以前から違和感がありました。
本来の文章を読めば分かるとおり、「違和感があ」るのは「プロフィールやブログタイトルで『中の方から』『世界の中心で』左右をヲチと称しながら、そう(=『中立を自称したことはない』と)自認」することに対してであり、「以前から」そうだというのである。決して書き込み2日前の「自称もしていないことを『自称した』と勝手に読み取りするらしい者はほっとけ、という主張」に対してではない。どうやら思想的位置だけではなく、ご自分の感覚もうまく把握できないようである。
ノイズにしかならないので雑魚の人は黙ってて下さい。
ノイズ(笑) いや、「なぜノイズにしかならないのか」みたいなことをいわずに「黙れ」としか言えないほうがノイズだと思うんだけど。
というかこの件で「ノイズ」はあんまり多く鳴っていないわけだから、普通なら「ノイズ」なんて気にもされないんじゃないですかね。
まーこういう「ノイズ」が鳴ると自分の不利になることがある、なんて人は必死に止めたがるかもしれないですが。
しかし法華狼ちゃんは
実際に「中の方」「中心」と自称していることも指摘した。他方面で別の自認をしているだけでは不十分だ。
plummet氏が反論するには、「中の方」「中心」という自称が「中立」を意味しないことと同時に、誤読の責任が自分にないことを説明しなければならない。
なんて言い出しているね。「世界の中心」では(アニメ好きの法華狼ちゃんが詳しいように)パロディーであること=割と良くあるネタで
そこまで重要視する意味がない単語であることが分かり易すぎるものなあ。「ぼくも誤解したよ!」という賛同をちょっとでも得ようとしてか、
「世界の中心」をただの「中心」と言い換え始めたみたいだ。うん、ネタという文脈を無視して言葉をバラバラにすれば少しはバレにくいかもね!
それでも、
たとえ「中立」と自称していることが誤解なのだとしても、上記のように主張するからには、説明責任はplummet氏にあるのではないだろうか。実際にも「ただまぁ、もじっている時点で伝わりにくいのは承知しています」と認めている以上、plummet氏が自称中立と評価されるのはしかたがないように思えるし、「誤読」した者を単純に批判できる立場ではないと思う。
てのはどこまで通るかな?
というのも、そもそも「中の方」「世界の中心」という記述でplummetを中立と「誤解していた」人ってどれくらいいたんだろうね。もしちっともいないんなら、
「ひょっとして『誤解』をしてるのは法華狼ちゃんだけでほかの人はしてないんじゃないの?」
「法華狼ちゃんがしているのは、みんながしてしまうような『誤解』じゃなく特殊な『曲解』なんじゃないの?」
という話になってしまうんだから。もちろん、「いや、『誤解』はよくされているよ」いう説明責任は「その記述は『誤解』されるから説明を果たすべき」という
主張を開始した法華狼側にあると思うんだけれども。
人民が情報を持たず、情報を入手する手段をもたないような人民の政府というのは、喜劇への序章か悲劇への序章か、あるいはおそらくその双方への序章であるにすぎない。
知識を持つ者が無知な者を永久に支配する。そしてみずからの支配者であらんとする人民は、知識が与える権力でもってみずからを武装しなければならない。
ジェームズ・マディスン(※1)
昨日我が国では民主党による新政権が発足した。前与党の自民党による置き土産の中で最も重要なものに「公文書管理法案」(公文書等の管理に関する法律)というものがある。これは公文書問題をライフワークとしている福田康夫が官房長官時代から懇談会を開くなどして(※2)取り組んでいたもので、首相になってからは有識者会議、公文書管理担当相ポストを新設しトップダウンでこの法案策定を押し進めていたものだ。(※3)
日本における公文書問題とは、国の機関による文書の作成、管理・保存、廃棄が適正に行われず、民主主義国家の運営に支障を来しているという問題である。重要文書が隠されていた薬害エイズ問題、記録が失われた年金記録問題、存在が否定されている沖縄返還交渉における密約などはよく知られた代表的な例である。
民主主義の根幹は、国民が正確な情報に自由にアクセスし、それに基づき正確な判断を行い、主権を行使することにある。国の活動や歴史的事実の正確な記録である「公文書」は、この根幹を支える基本的インフラであり、過去・歴史から教訓を学ぶとともに、未来に生きる国民に対する説明責任を果たすために必要不可欠な国民の貴重な共有財産である。
(※4)
日本でも2001年より情報公開法が施行されているが、文書の作成、廃棄の権限が行政機関自身にあるためにちゃんと機能していないのが実態である。情報公開法施行直前の官庁による文書大量廃棄や公文書→トイレットペーパーという話題などはよく知られているところである。そこで「真実が国民の目に触れないのは民主主義にとって問題がある」とこの公文書管理の向上に乗り出したのが前述の福田康夫である。
地元から依頼されて探していた終戦直後の群馬の写真が、訪米した際にアメリカの国立公文書館で簡単に手に入り驚いたという経験が、福田が公文書問題に関心を持つきっかけとなっている。(※5)福田が驚いたというアメリカ国立公文書館のWebページにアクセスしてみると「民主主義はここから始まる」という言葉が掲げられている。
Democracy Starts Here.
日本の国立公文書館の職員42人に対し、アメリカ国立公文書館の職員は約2500人である。(韓国約130人、中国約560人、カナダ約 660人)(平成15年時)(※6)かけられているコストが桁違いなのである。
さてこのように民主主義を支えるための重要な手続きに関して大きなコストがかかるという話が出ると、決まってそれを嫌う下記のような意見が出てくる。
(しかし文書管理にコストをかけていないため、年金記録問題や質問主意書残業問題などで他の余計なコストがかかっている事、逆に、文書を適切に作成・管理する事で業務の効率が上がる面もあるという事も忘れてはならない。)
これらは全て、住民が行政に対して「もっと正確に」「もっと公平に」「もっと透明に」を求めた結果なのだ。確かに正確も公平も透明も大事だけど、これじゃ「正確な仕事」ではなく「正確“が”仕事」だ。「仕事」の部分はもはやサブである。
ひょっとすると、人件費を減らすためには、住民がガミガミ言うのをやめるのが一番の策なんじゃないだろうか。
この方は役所でバイトをし、さらには公務員を目指しているらしいが、すでに我が国の行政において正確さ、公平さ、透明さが十分に確保されているとお考えのようだ。
はてなブックマークでの反応の一例。
- activecute アカウンタビリティ(笑)とでも書いておこう。日本に限った話でもないから[日本的なるもの]タグや[もうすぐこの国は滅ぶ]タグはつけない。でも、これで、世界の生産性は無駄に落ちている。 2009/09/16
- FTTH # |ω・)…… 適当なことを云ってみると、金融・証券系、一部上場、等の会社はみんなそうだと思うよ。それがコンプライアンス(笑)って奴。 2009/09/16
http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20090916185052
このような人たちだけではなくマスコミの認識も似たようなレベルである。民主党が政策策定過程などを全面文書化し情報をオープンにしていこうと提案した事に対して。
「閣僚の指示すべて文書化します」民主党方針 公文書管理法先取り
民主党が、平成23年施行の公文書管理法を先取りし、閣僚や副大臣らの政策判断や指示などを原則として全面文書化し、公開する方針を固めたことが1日、分かった。
(略)
各省庁は文書化や文書管理などにより事務作業が増大し、「行政のスリム化」と矛盾が生じる可能性もある。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090802/plc0908020101000-n2.htm
やはりコストがかかる事を嫌うようだ。はてなブックマークでの反応の一例。
http://b.hatena.ne.jp/entry/sankei.jp.msn.com/politics/policy/090802/plc0908020101000-n1.htm
日本の民主主義(この人たちにとっては民主主義(笑)なのかもしれないが)を最低限機能させるためには記者クラブだけではなく、情報公開にコストをかける事を極端に嫌うこのような人たちとも根気強く戦っていかなくてはならない。
※2.http://www8.cao.go.jp/chosei/koubun/index_k.html
※3.http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080229/plc0802291213003-n1.htm
※4.http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/koubun/hokoku.pdf
※5.http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080302/plc0803021842003-n1.htm
※6.http://www8.cao.go.jp/chosei/koubun/kenkyukai/tyousahoukoku/houkokusho0.pdf
とりあえず、これ読んでみ。
http://www.the-journal.jp/contents/yamaguchi/2009/09/post_90.html
ちなみに、週刊朝日は4月10日号で上杉隆氏のリポートを載せている。当時代表だった、小沢一郎氏の会見でのやり取りだ。公約の証拠として以下に引用する。質問者は上杉氏自身である。
「ジャーナリストの上杉隆と申します。3月4日の記者会見以来、代表は説明責任を果たそうと、わたしのようなフリーランス、雑誌記者、海外メディアに記者会見を開放し続けてきたことについて、まずは敬意を表したい。一方で、自民党、首相官邸など全官公省庁は、わたしのような記者が質問する権利はおろか、参加することすらできない。そこで質問です。仮に、政権交代が実現したら、民主党政権は今までと同じように記者クラブを開放し続けて首相官邸に入るのか。あるいは、これまでの自民党政権のように記者クラブをクローズにしてしまうのか?」
これに対して小沢代表は、こう答えた。
「わたしは政治も行政も経済社会も、日本はもっとオープンな社会にならなくてはいけない。ディスクロージャー、横文字でを使えばそういうことですが、それが大事だと思っております。これは自民党の幹事長をしていたとき以来、どなたとでもお話をしますよということを言ってきた思いもございます。そしてまた、それ以降もとくに制限はまったくしておりません。どなたでも会見にはおいでくださいということを申し上げております。この考えは変わりません」
会見後、小沢氏のこの「答弁」を引き出した上杉氏の前には、海外メディアやフリーランスジャーナリストらが握手を求める小さな列ができたという。「ありがとう」「素晴らしい質問だった」と称賛の言葉が飛び交った。小沢氏の答弁は、それほど重要なことなのだ。
上杉氏は、鳩山氏の代表就任会見でも同様の質問をした。それに対する答えは、
「(前略)わたしが政権を取って官邸に入った場合、(質問者の)上杉さんにもオープンでございますので、どうぞお入りいただきたいと。自由に、いろいろと記者クラブ制度のなかではご批判があるかもしれませんが、これは小沢代表が残してくれた、そんな風にも思っておりまして、私としては当然、ここはどんな方にも入っていただく、公平性を掲げて行く必要がある。そのように思っています」
こんな大見得切ってるわけさ。そしてめでたく政権交代して、これでフリージャーナリストやネット系メディアも大手を振って記者会見に出席出来るかと思いきや、
方針は変わっていないと思うが、断定はできない
いつ分かるかも分からない
なんて事を言ってるわけよ。手続きとか事務的な問題で即日実現するとは誰も思っちゃいないさ。でもこの件に触れられたら具体的で前向きな回答をするもんだと思うだろ?なのにこのていたらくじゃあ「話が違う!」とブチ切れる奴が出てくるのは当たり前だろ。最近の党代表が二代続けて公言し続けてきた事だぜ?
攻撃って具体的に何のこと?別に本石町ブログが誹謗中傷炎上祭りとかになったこともないはずだが。それに書き方で言えばアンチリフレの池田氏のほうがよほど攻撃的と思うがその点には触れないのが不思議。池田よりアクセス多いリフレブログなんかないし、最近は更新停止多いのにどの辺りを見て攻撃的といってるのかわからん。
対立軸は金融緩和をするかどうか。批判するのは金融緩和をしないからでしょ。
なぜそのように考えたのかは本人しかわからないのに、日銀の考えがわからないからリフレを叩くのは言いがかりだろう。説明責任を果たさない日銀を叩くべきでは?影響力のない個人ブログと公的機関じゃどっちが責任重大かは明らか。別にリフレに反対するのはいいけど言いがかりとかはやめようよ。
自民党を代表し、 麻生内閣不信任決議案に対しまして断固反対の討論を行う。
麻生内閣は以下のような成果をあげていて、民主党その他の政党は、以下のような問題点がある。
そういう問題のある民主党は、日本国を機能不全に陥れる可能性があり、そのような政党に内閣不信任案をだして欲しくない。
決議案提出の理由にも国民が納得するようなものは全く見あたらない。
民主党は国家運営の明確なビジョンを示しておらず、有権者に対して白紙委任状に投票しろと言っているようなものだ。
国民は政権担当能力を求めているのであり、ただ天下りを批判してみたり自民党と官僚が癒着していることをいってみたりといった事ではない。
我が民主党と公明党は引き続き政権を担当し、そして日本の舵取りを担っていく覚悟である。
我々は理不尽な内閣不信任決議案には断固反対であり、圧倒的な多数をもってすみやかに否決されるべきである。
世界的金融危機では、 世界的な不況を脱却するための貢献を図り、 世界各国から評価されている
本年度総予算、 度の補正予算、 また関連法案を成立に導き、企業の資金繰り支援、 雇用の創出、 高速道路料金引き下げ、 出産や子育て支援など、 的確で切れ目のない対策を断行し、景気が底を打って、明るい兆しが見え始めてきた。
景気対策のための税制改正法を成立させるとともに、持続可能な社会保障の安定財源に対する道筋を示した
年金の給付と負担の均衡を図るため、国庫負担を引き上げる国民年金法を成立させ、社会保障費抑制を撤回することで、より充実した社会保障を目指す体制を整えた
温室効果ガスの削減について現実的かつ、思い切った目標を示し日本のリーダーシップと国際的公平性を内外に示した。
国際社会に責を果たし、国家と国民の安全を守るためインド洋上の補給支援を継続し海賊対策に取り組み、提示された全ての条約を承認に導いた。
消費者庁設置法、憲法審査会規定にも結論を出し、空席が続いていた日銀副総裁など、主要な同意人事も決定した。
補給支援にも海賊対策にも反対し、国民の安全を守り世界の秩序を守ることに反対した
国庫負担を上げることに反対した
野党は『北朝鮮貨物検査法案』など重要法案の審議を放棄してまで不信任決議案を提出した
野党の中でも、民主党は小沢前代表や鳩山代表の献金に関する疑惑を隠そうとの意図があるように見える
『北朝鮮貨物検査法案』が不信任決議の結果として廃案となれば、インド洋での給油活動、ソマリア沖での海賊対処法に反対したのと同様、口では国際貢献を言いながらその実なにもする必要がないとの民主党の反国際協調主義的体質を明らかにするもの。
西松建設からの違法献金事件では検察の対応を国策捜査と、筋違いな批判をして国策操作と言っている
検察が論告で「小沢事務所が天の声を出していた。法の趣旨を踏みにじる、極めて悪質な行為である」と述べたほどの疑惑に対して、
民主党が選定した第三者委員会は「司法の独立を侵し、不当な政治介入を許しかねない。指揮権を発動すべきであった」と言及するという非常識なものであった
代表を辞めた人がすぐに代表代行に就任して選挙の指揮をとるという、自浄能力に欠けた人事をした
鳩山代表の資金管理団体の個人献金の偽装は、政治資金規制法を根底から覆す前代未聞の重大な問題。
収支報告書の80%近くが偽装であった。
しかも、6年間で2億7千万円にのぼる5万円以下の匿名献金については実態が判明しいない。
代表と幹事長は「説明責任は果たしている」というが、担当弁護士は調査途中としている
市民団体が鳩山代表自身を東京地検に告発し、既に受理されたと報道されている。
予算委員会や・・・(?)で何度も呼び出しをしても出てこない。
個人献金の偽装は、民主党が提出した政治資金規制法案の改正案の立法精神とも著しく矛盾している。
鳩山代表は事務担当の秘書のせいにして自身も会計責任者も知らなかったと弁明しているが、監督を怠ったのであれば重い罪だ。
鳩山代表はかつて閣僚や、与党議員の管理体制の甘さを厳しく糾弾してきたが、いまや、批判の矛先は鳩山代表自身に向いていることを強く自覚すべき。
マルチ業界に深く関わっていた議員や、障害者団体向けの郵便割引悪用事件に絡んでいたとされる議員もいる。
党の幹部が「教育の政治的中立はありえない」と発言したとの報道が事実とすれば、日本国教育基本法の理念とも合致せず、今まで民主党が提出していた法案の理念とも合致しない。
国家公務員、地方公務員の信頼を回復するために『ヤミ専従撲滅法案』を与党が提出したが成立できない状況で、これは民主党など野党が官公労・自治労・日教組などの公務員労組に強力に支援されているからであり、これらの政党では、決して公務員改革はできない。
平成11年の国旗及び国歌法案の採決で民主党は 賛成45 反対46であった
このような政党が日本国を代表して日の丸、君が代を堂々と掲げ、歌い、世界各国と渡り合えると言えるのか疑問
ねじれ国会の下で、民主党は合意形成を拒み、政策よりも政局を優先することで国益や、国民生活に深刻な停滞と混乱をもたらしてきた。
党利党略で審議を引き延ばしたり促進したりのご都合主義は、時に他の野党からも厳しい批判を受けてきた。
民主党はかつて、給付付定額控除を提案しながら、定額給付金には反対したが、実際に定額給付金が支給されると、歓迎するニュースが多く現れた
補給支援法、グアム移転協定、海賊行為対処法などの、外交や安保の根幹に関わる法案に反対した
小沢前代表は「アメリカは第7艦隊さえ居ればいい」と発言し、日米の安保体制を揺るがしかねないほどの波紋を投げかけた。
外交・安保についての公約について全然聞かない。明確にされていない。
消費税の議論は、未だ主要政策の財源や、制度設計は曖昧のままである
消費税をなくすための財源として、民主党は16兆8000億円を、捻出すると言っている。
今の経済危機の状況の中で、公務員給与2割減や、配偶者控除や扶養者控除の廃止による増税、といった民主党の案を実行すれば景気に多大な影響を与えると云うことは、はっきりしている。
民主党案は、無駄遣いの根絶とか行政改革と言えば聞こえはよいが、その内容の大半は実現不可能な荒唐無稽なものである。特に、高速道路無料化、土地改良の停止、年金制度一元化、など。
民主党は4年前の郵政解散で国民の圧倒的多数が支持した郵政民営化について野党の共闘を優先して民意をないがしろにした。
ゆうちょ銀行、かんぽ生命の株式100%売却を反故にし、完全民営化を撤回して国が一定以上の株式を保有し続けるとの合意を社民党、国民新党ととりかわした。これは以前の国有公社に戻すということであり、民意への裏切りである。
西川社長を退陣させようという動きも、我々から見れば真実がはっきり見えてくる。
(原文は以下)
=====
私は自由民主党を代表し、 ただ今議題となりました麻生内閣不信任決議案に対しまして断固反対の討論を行うべきものであります。
麻生内閣は昨年9月に発足以来、内外に重要問題が山積する中、国民生活の安定や、国益の実現。国際社会への貢献に全力を尽くし、短期間で多くの成果を挙げながら、責任ある政治の遂行に心血を注いでまいりました。
世界的金融危機では、2回にわたる20カ国首脳会談やイタリアサミットなどを通じて世界的な不況を脱却するための貢献を図り、世界各国から評価されております。
本年度総予算、3度の補正予算、また関連法案を成立に導き企業の資金繰り支援、雇用の創出、高速道路料金引き下げ、出産や子育て支援など、的確で切れ目のない対策を断行し、景気が底を打って、明るい兆しが見え始めてきたところでございます。
景気対策のための税制改正法を成立させるとともに、持続可能な社会保障の安定財源に対する道筋を示しました。
景気対策、流石は麻生! と、私は自民党幹事長として素晴らしい成果を挙げていると考えております。
年金につきましては、給付と負担の均衡を図るため国庫負担を引き上げる国民年金法を成立させ、また社会保障費抑制を撤回することで、より充実した社会保障を目指す体制を整えました。
なぜ基礎年金の国庫負担を上げることに民主党、その他の政党が反対されたのかよく理解ができません。
温室効果ガスの削減につきましては現実的かつ、思い切った目標を示し、日本のリーダーシップと国際的公平性を内外に示しました。
国際社会に責を果たし、国家と国民の安全を守るため、インド洋上の補給支援を継続し、海賊対策に取り組み、提示された全ての条約を承認に導きました。
民主党、その他の政党は、補給支援についても海賊対策についても、国民の安全を守り世界の秩序を守ることにも反対をされている。このことは全く理解に苦しむわけでございます。
さらに消費者庁設置法、憲法審査会規定にも結論を出し、空席が続いていた日銀副総裁など、主要な同意人事も決定してまいりました。
しかるに、なぜ、野党の諸君は『北朝鮮貨物検査法案』など重要法案の審議を、いま放棄してまでこのタイミングで不信任決議案を提出されるのでしょうか。
特に民主党は、小沢前代表の違法献金事件や鳩山代表の政治資金報告書 虚偽記載に関する疑惑を隠そうとの意図がミエミエであります。
まさに今回の不信任決議案の提出は『 鳩 山 偽 装 献 金 隠 し 決 議 案 』 提出とも言えるものであります。
国連安保理決議を受けた『北朝鮮貨物検査法案』が結果として参議院で廃案となれば
インド洋での給油活動、ソマリア沖での海賊対処法に反対したのと同様、
口では国際貢献を言いながらその実なにもする必要がないとの民主党の反国際協調主義的体質を明らかにするものと言わざるを得ません。
西松建設からの違法献金事件では検察の対応を国策捜査と、筋違いな批判をして国策操作などと言っているわけですね
検察が論告で「小沢事務所が天の声を出していた。法の趣旨を踏みにじる、極めて悪質な行為である」と述べたほどの疑惑に対して
究明するどころか、
「司法の独立を侵し、不当な政治介入を許しかねない。指揮権を発動すべきであった」などと言及するなど、
あまりにも非常識なものでありました。
さらには代表を辞めた人がすぐに代表代行に就任して選挙の指揮をとるという、
まったく自浄能力に欠けた人事も実に驚くべきものでありました。
さらに鳩山代表の資金管理団体の個人(故人)献金の偽装は政治資金規制法を根底から覆す前代未聞の重大な問題であります。
亡くなられた方、や、見に覚えのない方からの献金が収支報告書に記載されていることが続々と判明しました。
鳩山代表は会見で虚偽記載を認めて収支報告書を大幅に修正されたということでございますが
驚くことに80%近くが偽装であったといったわけでございます。
しかも、これすらほんの一部分でありまして
6年間で2億7千万円にのぼる5万円以下の匿名献金については実態が判明しておりません。
さらに献金の実態がないのに寄付金控除を受けた不正還付による脱税の疑惑まで持ち上がっております。
未だ国民も私達も疑念を払拭するに至っておりません。
尚、市民団体が鳩山代表自身を東京地検に告発し、既に受理されたと報道されております。
この問題の解明は、実効性のある政治資金透明化のシステム構築に不可欠であります。
国会同議会からも偽装献金の全容解明と説明を求める意見書が衆参両院議長に対して出されております。
予算委員会や(?)で何度もお呼び出しをいたしましても出てこようとはされません。
是非とも国会の場で堂々と鳩山代表本人から明確に説明していただきたいものであります。
本日、不信任案が否決されれば審議は開始できるわけでございます。
今週は。そこにどうぞお出かけいただきますようご説明いただきますようお願い申し上げます。
鳩山代表は事務担当の秘書のせいにして自身も会計責任者も知らなかったと弁明しております。
しかし、もし政治団体の代表者が職務を行わない会計責任者を選任し、その監督を怠ったのであれば公民権停止や議員失職もありうるほどの重い罪であります。
鳩山代表はかつて閣僚や、与党議員の管理体制の甘さを厳しく糾弾してきましたが、
自らに向けられた疑惑に対する明快な説明はなく、また、このたびの個人献金の偽装は、民主党が提出した企業団体献金を廃止して個人献金を推進する政治資金規制法案の改正案の立法精神とも著しく矛盾しており、
いまや、批判の矛先は鳩山代表自身に向いていることを強く自覚すべきであります。
民主党の政治姿勢は責任政党とは程遠く、絶えず疑念と懸念がつきまといます。
マルチ業界に深く関わっていた議員や、障害者団体向けの郵便割引悪用事件に絡んでいたとされる議員もおります。
ツケは国民にまわされるのであります。
さらに党の幹部が「教育の政治的中立はありえない」と発言したとの報道もあり、
事実とすれば教育基本法や教育公務員特例法はどうするんですか? 教育基本法はどういう風に考えてるんですか?
今まで民主党が提出していた法案の理念とも合致しないわけであります。
また、国家公務員、地方公務員の信頼を回復するために『ヤミ専従撲滅法案』を我々与党は提出しましたが成立できない状況です
これは民主党など野党が官公労・自治労・日教組などの公務員労組に強力に支援されているからであり、これらの政党では、決して公務員改革はできない。公務員改革はできない政党だ。そう思っております。
20%賃金をカットするっておっしゃっていますが、ちゃんとやれますか?
20%カットしないばかりか、役所や学校現場で労働組合活動が大手を振って行われる憂慮すべき事態に陥ることになります。
民主党党大会は、国旗を掲げておりせんか? だと言われております。
平成11年の国旗及び国歌法案の採決で民主党は 賛成45 反対46でありましたが、このことと、関係があるんでしょうか。
このような政党が日本国を代表して日の丸、君が代を堂々と掲げ、歌い、世界各国と渡り合えると言えるんですか?
甚だ、疑念であります。
ねじれ国会の下で、参議院で第1党を占める民主党は議会の生命線である合意形成を拒み、政策よりも政局を優先することで国益や、国民生活に深刻な停滞と混乱をもたらしてきました。
党利党略で審議を引き延ばしたり促進したりのご都合主義は、時に他の野党からも厳しい批判を受けてきたところであります。
民主党はかつて、給付付定額控除を提案しながら、定額給付金には反対いたしました。
しかし、いざ定額給付金が支給されてみると、そのことに歓迎するニュースが多く現れると、戸惑いを感じられたのではないでしょうか
外交や安保の根幹に関わる補給支援法、グアム移転協定、海賊行為対処法などの法案にはことごとく反対し、また、小沢前代表の「アメリカは第7艦隊さえ居ればいい」という、第7艦隊発言は、日米の安保体制を揺るがしかねないほどの波紋を投げかけました。
これでは、国民の安心と安全を託すことは出来ません。
外交・安保について、公約について全然聞いてませんがね。他のことばっかり出てますが、外交・安保を明確にして下さい。
憲法審査会規定では、極めて長期に、放置をしてきたということを申し上げておきたいと思います。
消費税の議論は、岡田代表の時に主張がありましたが、小沢代表の時に封印をして、鳩山代表は先送りで、未だ主要政策の財源や、制度設計は曖昧のままであります!
違う。それは、鳩山代表が、我が政府、総理大臣に対して、不信任案を出す時に、今の民主党の公約をどんどん仰ったじゃないですか。
我が党はこうします、我が党はこうしますと言ったじゃないですか。
それに対して反論してるんですよ。それが分からないんですか?
財源問題として、民主党は16兆8000億円を、捻出すると言ってますね?
だんだん(民主党は消費税をなくすために当初主張していた)20兆から減ってきました。
20兆→17兆→16.8兆ですから、まもなく14兆→12兆→10兆となるものと私は、予想しております。
そして、バナナのたたき売りのようになってくると思いますけれども、よく、さらに、勉強して、それを5兆くらいにして下さい。
報道されている、財源の内容を見ると、
公共事業見直しで1.3兆
補助金改革等で6.1兆、
公務員も ・・・勿論褒めております。最初に褒めておりますからね。
公務員人件費、アレですね、一人当たりボーナス入れて800万円。コレ、2割削減するんですね。えー、それは大体、160万円くらい、全部給与カットですね。
そういう1.1兆。
それから、税制改正で2.7兆円
税制改正で2.7兆っていうのは、配偶者控除とか、扶養者控除の廃止による増税、租税特別措置の廃止、こういうことですね?
ええ、これはどうやってやるんでしょうかね?
公共事業の直轄事業の廃止、あるいは、教育関係の補助金も廃止するんでしょうか?
そのことを伺いたいと思いますけれども、これは質問しておるだけでございまして、答えは要りませんから。
そして、今の経済危機の状況の中で、そのような民主党の案を実行すれば景気に多大な影響を与えると云うことは、はっきりしております。
また無駄遣いの根絶とか、行政改革で財源をひねり出すというのは立派なことであります。
しかしその立派なことも、荒唐無稽なことではなく、実現可能な内容をもっと精査して欲しいと思います。
これからこのことについて選挙に向かいまして、もう選挙は決まったんですから、これに向かいまして討論を進めてまいりたいと思います。
いかに非実現的な内容が含まれているか
一部立派なものが含まれているでしょう。それは結構です。しかし 大半はあんまり立派じゃない内容になっておりますので
それを申し上げたい
特にですね、高速道路無料化。2兆円放棄してしまうわけですね。
農家の(
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090702-00000101-san-pol
議員献金も個人資産? 鳩山代表あて 法令違反の疑い
民主党の鳩山由紀夫代表が支部代表を務める「民主党北海道第9区総支部」に、平成15年から19年までの5年間、選挙区内の道市町議会議員42人(元職を含む)から、総額約1650万円の個人献金があったことが1日、鳩山氏の献金問題を追及する与党プロジェクトチーム(PT)の調査で分かった。
献金はすべて毎年12月25日にそろって行われており、金額もほぼ同額で計画的に行われた可能性がある。PTでは「献金は鳩山氏個人の資産を原資とした可能性があり、政治資金規正法違反や詐欺の疑いもある」(自民党幹部)とみている。
PTの調べによると、問題の個人献金は、鳩山氏を支援する北海道内の道議会議員4人や16市町の議員38人が行った。苫小牧市議は26万4000円▽登別市議は16万8000円-などと金額がほぼ横並びとなっているのが特徴だ。1回で64万円を献金した道議も1人いた。
鳩山氏は、6月30日の記者会見で、自身の資金管理団体「友愛政経懇話会」の政治資金収支報告書に、故人からの献金が記載されていた問題に絡み、虚偽記載の献金の原資が鳩山氏本人の資金だったと釈明している。
このためPTでは、地方議員からの個人献金の原資も「鳩山氏の資金だった可能性が高い」と指摘した。
政治資金規正法の規定では、政党支部への個人献金は年間1000万円に制限されている。このため、与党側は、鳩山氏が地方議員らに資金を渡し、個人献金させることで実態を隠した疑いが強いとみている。
記者会見したPT座長の村田吉隆自民党国対筆頭副委員長は、「鳩山氏は十分な説明責任を果たしていない。献金すれば税控除が認められるが、もし架空献金なら得てはならないカネを受け取ることになる」と強調した。
どんどん拡大してるなー。
企業献金廃止して個人献金を推進!とか言ってる当の本人がこのていたらくってのもな。まあ、自分が一番得意な遣り口だから、というのもあるんだろうけどさ。
匿名で失礼します。全然、すごくないです。
1〜6、8〜9については、私も実践していますし、生活指導の常識。8については謝らせないのではなく、高校の場合は謹慎の後に謝罪してひとまず終わりという形になります(中学の場合はどうやって謝らせないでおくのか分かりません)。保護者にも説明責任があるため、同席してもらいます。
7については眉唾。謝りたくなるほど単純な子は少ないと思います。「形だけでも謝って終わりにしたい」というのが本音でしょう。
どこかでも書いている人がいましたが、いじめなどの問題の場合、加害者の背後関係が一番重要だと思います。大抵、家庭に恵まれていなかったり、不満を抱えています。そこのケアを抜きに方法論を語るのは危険です。生徒の芽を潰して終わりになる可能性がある。発表した先生はケアもしっかりとされる方なのでしょうが、その上っ面の方法だけが一人歩きするのは怖いです。
結局は、教師と生徒の信頼関係をしっかりと築くことが一番の解決法だと思います。だって、好きな先生に嫌われたい子どもはいないでしょう。
騒ぎすぎってのは斜め上に騒いでる時に使う言葉だよな
より。
法令に違反してたら官憲から指導なり調査が入るのは法治国家として当然の話であり、それに対して「他もやってるから・・・」というのは関係ない。
法令に不備や問題点があるならその点を改善点を提示した上で主張するのが筋かと。
直接国交がない国から自国の領空に事前許可のない物体が飛んできたら問題になるわけで、それが人工衛星だろうとロケットだろう関係ない。
普通に領空侵犯で、警告をシカトしたら普通は撃墜されますし、それが常識。
減税したら選挙対策だって言ったら与党は何もできなくなるのでは?
まぁ、事務コストを考えると確定申告時に納税額から一定金額減らすって方法をとれば良かったかも。
コレなら例年通りのオペレーションで対応できますからね。
高速土日千円
経済効果云々は別にして一民間企業(民営化しましたからね・・・過去の約束を反故にして)の業務に対して介入しすぎって面はあるかも。
ただ、せっかく民営化したんだから顧客のニーズにあったサービスを展開して欲しいとは思いますね。
たとえば、高速利用料の定期券化とか・・・。運送業には需要があるかと思いますし、コレならETCへの対応が難しいバイクでも普通に定期券見せるだけで良いので渋滞解消にはなるかと。
酔っ払ってるだけなら保護なんですけど、通報があった挙句全裸で暴れちゃってるみたいなので、事実だとすれば逮捕も致し方ないですね。
まぁ家宅捜索に限らず、警察権を使って捜査したからには結果に対する説明責任はありますね。
ただコレに関しては、警察がというよりはマスコミの不注意ですね。事実関係が明らかになってない状態で無責任に報道している案件が
普通にあることが問題。
※たとえ現行犯逮捕であってもそれは「警察が現行犯で捕まえた」と言っているに過ぎない訳で、その段階であたかも犯罪者のように報道するのは普通に名誉毀損。
新型インフル
未知の脅威と既知の脅威、どちらに重点を置くかと言われれば普通は未知の脅威ですね。
と仰いますが、脅威の度合いがはっきりしない段階でそれを言っても無意味。
新型上陸で死んだかもしれない5人
という前提が
「新型上陸で10万人死にました」って結果になる可能性もあるわけで・・・。
逆に
というのはあくまで既知の脅威なので比較的リスクの管理は容易。政府レベルではたいした問題じゃないですね。
(毎年死ぬことになる数百~1万そこらの方々にとって大問題なのはいうまでもありませんが・・・)
で、新型だろうが旧型だろうがウイルス性疾患って言うのは、基本的に子供だったり年寄りだったり、要は抵抗力の弱い人が感染しやすいわけですから(罹患率100%のウイルス性疾患って聞いたことないし・・・)手っ取り早い対策はといえば
「外から戻ったら手洗いうがいをしっかりして、栄養つけて睡眠しっかりとって健康的な生活習慣を身につけましょう」
となる訳。そしてこれらは昔から言われてますね。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090503ddm002010097000c.html
<1面からつづく> 民主党の小沢一郎代表に批判的な勢力による「説明責任を果たせ」という要求とは裏腹に、党内には小沢氏の続投を積極的に支持する勢力も存在する。その一つが「一新会」(約40人)だ。 4月2日、東京・赤坂にある小沢氏の個人事務所。小沢氏は「一新会」代表幹事の鈴木克昌衆院議員が持ち込んだ資料を見て「おれは71番目なんだな。自分でも知らなかったよ」と言って相好を崩した。資料には、07年度の政治資金収支報告で小沢氏の収入総額が全国会議員中71位、企業団体献金のランクでも同27位であることが示されていた。 鈴木氏は「代表への企業献金は本当にそんなに多いんだろうか」と疑問に思って資料を作成した。順位を見る限り、小沢氏が突出して政治資金を集めているわけではないと反論できる。 「大変良い表を作ってくれてありがとう。やっぱり上位は自民党ばかりだなあ」。小沢氏の喜びように鈴木氏は満足し、事務所を後にした。 「同じことをやっていて、自民党にはなぜ捜査が及ばないのか」。小沢氏は事件発覚以来、自民党との比較で検察への不満を口にしてきた。4月23日夜には大阪府藤井寺市で開かれた新人候補の会合に出席し、「私の秘書がやられて、同じことをやっている自民党の方は官房副長官が『捜査が及ばない』と言った」と語っている。 ◇献金使途「自ら説明を」 ただし、巨額の政治献金を一体何に使ったのかという疑問に対しては多くを語らないままだ。前原誠司副代表は4月30日、BS放送の報道番組で「多くの国民の関心は政治資金規正法に違反しているかではなく、西松建設1社から合計3億円以上もらっていた事実だ」と指摘。使途や西松側の献金意図などについて「小沢さんには自ら説明責任を果たしていただきたい」と強調した。 前原氏を中心とする党内グループ「凌雲会」(約30人)には、小宮山洋子「次の内閣」文部科学担当が3月27日の代議士会で早期辞任を要求するなど、小沢氏に批判的なメンバーが多い。 参院の民主党議員も、小沢氏の続投支持派が多数を占める。「続投」「辞任」両派のはざまで党内調整に頭を悩ませる鳩山由紀夫幹事長を中心とする党内グループ(「政権交代を実現する会」、約40人)の主要メンバーはこう語る。「参院の空気はだいぶ衆院と違う。参院では『辞めろ』という人はいない」 小沢代表の下で迎えた07年参院選で民主党は大躍進をとげ、参院第1党の座を獲得した。党所属の国会議員は現在、衆院112人、参院109人と参院が半数近くを占める。事件発覚以降、小沢氏のもとをたびたび訪れ、続投支持を訴えてきたのも、ベテラン、若手を問わず参院議員がほとんどだ。国会対策上、民主党の力の源泉である参院で小沢批判が顕在化しないことが、進退問題をめぐる党内情勢を複雑にしている。 参院を仕切る旧社会党系の輿石東参院議員会長、旧民社党系の平田健二参院幹事長の忠誠ぶりは際立つ。輿石氏は4月27日、BS11デジタルの報道番組で、報道各社の世論調査で「小沢氏は辞任すべきだ」が依然高率であることを「予想できる範囲」と言い切り、「それを承知で党として続投を決めた。前原、岡田克也両副代表も執行部として責任を負っている」と苦言を呈した。 ◇「清潔さ求めていない」 4月25日昼、大分県宇佐市の勤労者総合福祉センター会議室。旧社会党系グループ(約25人)のベテラン、赤松広隆選対委員長が出席した党所属衆院議員の会合で、地区後援会長が「小沢代表のままで選挙を戦えるのか。代表が代わって戦えるなら、有権者には理解しやすい」と疑問をぶつけると、赤松氏は真っ向から反論した。 「小沢一郎が辞めて、夢のように政権交代の実現可能性が広がるか。その反対だ。自民党幹事長をやった人に清潔さや新鮮さは求めていない。自民党の岩盤を打ち砕く破壊力に期待して代表になってもらったのだ」 小沢氏は旧自由党時代から旧社会党系議員と積極的に交流を図ってきた。積極的改憲論者が少なくない民主党内で、憲法9条改正問題を棚上げできる小沢氏の「国連待機部隊構想」を旧社会党系は評価する。小沢氏も最近、周辺に「社会党の連中が一番理解がある」と語っている。小沢氏に指名された赤松氏の前任選対委員長も、旧社会党系の鉢呂吉雄氏だった。 事件発覚以来、「小沢氏頼み」の体質を浮き彫りにしてきた民主党だが、時間の経過とともに不安や不満のマグマは着実にたまり続けている。それらは、小沢氏に距離を置く中堅議員らと定期的に会合を持ち、「駆け込み寺」となっている藤井裕久、渡部恒三両最高顧問の口を通じて表面化してきた。 「最高顧問は全員同じ考えだ。副代表も1人を除いて同じだ」。藤井氏は4月24日、鳩山氏に電話を入れ、進退問題を早期に決着させるよう求めた。渡部氏も毎日新聞のインタビューに「小沢代表のままで選挙は戦えない。判断のタイミングはギリギリだ」と代表交代に言及した。小沢氏辞任を期待し続けてきた中堅議員からは「いっそこのまま総選挙に突っ込んで、敗北の責任を取って辞任してもらった方が小沢氏の影響力を残さずにすむ」とのぼやきすら聞こえる。 ◇ 白戸圭一、佐藤丈一、野口武則、小山由宇、渡辺創が担当しました。
「小沢一郎が辞めて、夢のように政権交代の実現可能性が広がるか。その反対だ。自民党幹事長をやった人に清潔さや新鮮さは求めていない。自民党の岩盤を打ち砕く破壊力に期待して代表になってもらったのだ」
( ゚∀゚) それ言っちゃらめええええ