はてなキーワード: 依然とは
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知人に海外に住む女性がいる。彼女は、幼い頃から母子家庭で育ったが、母からは虐待に近い扱いを受けてきた。
出来損ないなどと言われる言葉の暴力を受けたり、学校から帰ってきて夕飯の時間になったら500円だけ与えられて勝手に自分で食事を買ってくるように言われたり。
彼女は鬱病を乗り越えて、自分で働いたお金で大学受験し、東大に合格した。
(ちなみに、高校に行かせても貰えなかったので、大検を使って受験した)
しかし、家賃を払うだけのお金は捻出できず、やむを得ず母と一緒に暮らすこととなった。
母は娘が東大に入った事を全く気に止める様子もなく、勝手にしろという感じであった。
父親や祖父母が遺したお金を母は贅沢に使っていたが、娘は食費を除いては殆どと言っていいほどお金を与えられなかった。
依然として言葉の暴力も続いており、娘は大学の中退を決心し、アメリカに渡った。
そして、彼女はロースクールを出て、弁護士としての道を歩み始めた。
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ところで、彼女には5つ上の生まれつき知的障害の兄がいた。母はこの兄を大切にしており、明らかに依怙贔屓していた。
彼女は現在31歳、兄は5つ上、母は30歳年上である。詳しいことは知らないのだが、兄は結構重度の知的障害なのに、自宅で暮らしているという。
母はそろそろ身体の自由が利かなくなってくる年齢であり、兄の面倒を見るのが大変になってくることが予想される。
それなのに、彼女は一度として母に連絡することなく、ドイツでの年月を過ごしたのである。
年に数回くらい電話を入れても良さそうだが、彼女はよほど母を嫌っているようである。虐待されたトラウマがあるのだろう。
日本にいた頃も、「母がいなくなればいいのに」と仕切りに言っており、早く日本を出たいと漏らしていた。
そうして逃げるように海外に出てきたのだから、家族のことは一切思い出したくなかったようで、母との連絡を一切とっていなかった。
母も母で、娘が海外に出ることを聞いて、「アンタがいなくなってせいせいする」と言ったそうだから、
連絡を取る義理が無いような気がしないでもない。
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だが、1つ問題が発生した。
ロースクールを出て、人生の節目にあたる時になり、彼女は生まれ故郷に帰りたくなった。
母の所には帰りたくないが、親戚のなかで唯一懇意にしてくれていた叔母の所になら帰れると思って、親戚の家を訪ねたのである。
しかし、彼女が親戚に会って最初に聞かされたことは、母はもうこの世にいないということだった。
この時の彼女の気持ちについて、詳しく聞いていないが、どんな気持ちだったのだろう。
憎んでいて二度と見たくないと思い、避け続けていた母が、もういないと知って、安心する気持ちも少しはあったかもしれない。
だけど、彼女は良心の呵責を少なからず感じているようであった。今後自分が背負っていくことになる、人に話せない秘密だと語っていた。
当然、彼女は弁護士なので、民法に子供が親を扶養する義務が定められていることは分かっているに違いない。
私は法律のことは全く分からないが、親に虐待され、しかも親から「いなくなってせいせいする」とまで言われたのであれば、
扶養しなかったことは罪悪に当たらないような気もする。
いろんな立ち位置の人が入り乱れてるように見受けられるので、
各規制対象への主張を元にA〜Hの8つのグループに分類してみる。
グループ | 児童ポルノ禁止 | 二次元幼女禁止 | 単純所持禁止 | 取得禁止 | 主張 |
---|---|---|---|---|---|
A | ○ | ○ | ○ | ○ | 児童を題材にしたポルノは一切認めない。流通している事実は重用視すべき問題なので単純所持の禁止も妥当。 |
B | ○ | ○ | × | ○ | 児童を題材にしたポルノは一切認めない。ただし冤罪の可能性が懸念される単純所持禁止は許容できないので取得禁止程度が妥当。 |
C | ○ | × | ○ | ○ | 児童ポルノは認めない、もしくは規制されるのは仕方ないので単純所持禁止/取得禁止は許容するが、二次元は被害者がいない、もしくは他の表現の自由が阻害されるので許容する/してほしい。 |
D | ○ | × | × | ○ | 児童ポルノは認めない、もしくは規制されるのは仕方ない。ただし、冤罪の可能性が懸念されるので単純所持禁止は許容できないので取得禁止が妥当。二次元に関しては被害者がいない、もしくは他の表現の自由が阻害される可能性があるので許容する/してほしい。 |
E | ○ | × | × | × | これ以上規制が加速しないよう現行法の維持が希望。 |
F | × | × | ○ | ○ | 個人的な趣向により願わくば児童ポルノは合法であって欲しいが時代の流れ的に単純所持禁止/取得禁止になっても仕方ない。 |
G | × | × | × | ○ | 個人的な趣向により願わくば児童ポルノは合法であって欲しいが時代の流れ的に取得禁止は仕方ない。ただし単純所持禁止は冤罪の可能性があるので許容できない。 |
H | × | × | × | × | 個人的な趣向により願わくば児童ポルノは合法であって欲しいので、当然単純所持や取得の禁止は認められない。 |
それぞれの特徴は以下のような感じではなかろうか。
上記を踏まえた現状については、一時は単純所持禁止で合意となったため、
Aに対抗する形でB、DやEにG、Hが乗っかるような構図だが、
そこに声を大きくしたいE、G、Hが自分さえ良ければいいCを巻き込んで論点がぐちゃぐちゃという状態。
冤罪だけを望まないBにとっては自民党案でいったんは合意されてしまったのは痛手で、
そのために無駄に論争する相手が多くなってしまっているので、
E、Hとは距離を置いた上で政府案に反対する意見が目立ってきたように思う。
今後、もし取得禁止の方向で進む場合は、A、Bに加え、Cが融合したDのグループと
Cが去ってGが脱落したE、Hのグループが取得禁止で争うことになる。
ここでは取得行為自体は人権を侵害するのか?というのが論点となりそう。
その場合でもBは依然として、主張が極端過ぎるAに頭を抱えつつ、
ただし、Dの中には明らかに児童を陵辱するような表現にも関わらず、
設定によって脱法的に描かれるものが存続することを望まない人間もいるのだが、
二次元における猥褻性の線引きが難しく、Bはその一部を引き込む手段が見えていない。
Bを中心に動いて二次元はいったん置いておいた上で、
児童ポルノ取得禁止で決着をつけることが先決だし、
逆にHやEの反対派は表現の自由にこだわり続けることで、
本来はやや規制よりのDの一部をつなぎ止めつつ、
大きなグループを形成することが可能である。
最近うちの犬の様子がおかしい。
ちょっと前まではそりゃもうヨボヨボで、散歩に連れて行っても10歩進んで家に帰るくらいの勢いで、
メシは食べないしお通じもないし、かと思えば前がゆるくなってオムツは欠かせないし、
まあ御年14歳の高齢犬だから、獣医さんにも夏くらいが目処ですかねーとか言われてた。
自分もこまめに水を飲ませてやったり、夜に目が覚めるとすぐ隣に寝ている犬の呼吸を確かめたりして、
少しずつ心の準備みたいなものをしておいた。
ところがどっこい、犬は昨日今日すんごく元気になった。
ごはんは一時期の2倍くらいにしてるのに、まだ食べたがる。
散歩の足取りも結構軽快で、こっちが早歩きしなきゃいけないほどだ。
一ヶ月以上前から見なくなっていた「遊んでほしい顔」をするようになったので、
抱きついたり噛みついたり、思いっきり構ってやった。
そこで自分はある疑いを持った。
こいつの中にじいちゃん入ってんじゃねーの?
大島弓子の短編「四月怪談」は、若くして死んだ(正確に言えば仮死状態の)少女とお人好しの幽霊が
互いに生き返る機会を譲り合い、結局二人で一つの体に収まってしまうという話だ。
以来、少女は少し優しくなったり、ささいなことに感動するようになった。
(少女本来の性格ではなく、幽霊の持っていた資質が表に出るようになったらしい)
これと同じ現象が我が愛犬にも起こっているのではないか、と思うのだ。
じいちゃんは数日前にガンで死んだ。
ずーっと自宅療養で、最期は一週間だけ国立病院に入院したけど、
一泊一万円のVIPな病室をもらって、24時間体制で家族が付きそった。
大好きだった氷川きよしのCDをかけたり、サッカーの国際試合を解説してやったりして、
それなりにみんなが手を尽くして見送った。
眠りにつく時はとても穏やかだった。
じいちゃんは犬を大変可愛がっていたし、犬もじいちゃんに一番なついていたので、
だっこ用の布のバッグに入れて、一緒にお見舞いに行ったりもした。
末期の患者さんが多い病棟では珍しいことではないらしく、看護師さんにも可愛がってもらった。
犬は家族用のベッドの上でよく眠った。
あまりにおとなしくって、家族はみんな、じいちゃんが先か、犬が先かって考えてたと思う。
もちろん老いはあるから、動きはのろいし、おしっこのキレも依然悪い。
でも玄関先までおかえりを言いに来たり、食事時に少しは食べさせろやって寄ってくるようになった。
なんでこんなに元気になったんだろうね、おじいちゃんの命を分けてもらったのかしらと母は言うけど、
だって水を出したら飲まないくせに、人の麦茶はほしがるなんておかしい。
缶詰は食べないくせに白いご飯はがつがつ食べるなんてあやしすぎる。
絶対、中にちょっとじいちゃん入ってる。
だとしたらもうちょっと長生きしてもらわなきゃなあ、とか考える今日この頃。
さっきから勃起が止まらない。こう書くと私の股間でロマンティックな何かが毎度お騒がせしますしているように思われるかもしれないが、私の股間はロマンティックと言うより、黒人演歌歌手ジェロであり、その先端からはしばしば海雪が出ると専らの評判である。それはそれとして問題は私の勃起である。もし私が国民的アイドルグループの一員であれば「勃起して何が悪い!」と啖呵を切るところだが、私は国民的アイドルグループでも国民的美少女でもなく、ザイール国民から熱狂的な支持を受けていた唯一の日本人男性に過ぎず、しかもそのザイールはもう無い。今あるのは儚くも切ない私の勃起だけである。だがここで嘆いても始まらない。かつてわらしべ長者(佳彦)は、1本のワラから1軒の家を手に入れたと言う。ならば私もわらしべ長者(佳彦)のひそみにならい、1本の勃起から1軒の家を手に入れてみせようではないか。思い立ったが吉日とばかりに、私はグンゼのBODYWILDを脱ぎ捨て、街へと飛び出した。窮屈さから解放された私の勃起は、初夏の日差しを浴びながら、自由を謳歌するように私の下腹や太ももをしたたか打ち始める。パンパパン!ししおどしの要領でパンパパン!右見てパン!左見てパン!そんなことを繰り返していると、どこからかウーウーと素敵な調べ。目を凝らしてみれば、鮮やかに回転する赤色灯がひとつふたつ、ファック!ファックジャパン!だがこの程度で動揺するようでは佳彦には程遠い。気づくと私は走り出していた。一体どこへ。光の差す方へ。そして私は女子高生の集団にダイブし、その中心で愛を叫んだのである。海雪も出したのである。その後はまるでベルトコンベアのような流れ作業だった。逮捕→連行→取調べ→カツ丼→取調べ→カツ丼→カツ丼→取調べ→カツ丼→カツ丼→送検→カツ丼→取調べ→カツ丼→勾留→カツ丼→カツ丼→起訴→カツ丼→公判→カツ丼→カツ丼→判決→カツ丼。判決が下されたとき、私は逮捕前と比べて20kg太っていた。痛風も発症していた。だが依然として勃起したままだった。それから私は巨大な建物の小さな部屋に入れられた。せいぜい3畳と言ったところだろうか。窓側にはさらに1畳分のスペースがあり、手洗場と便器がむき出しで設置されている。窓を見ると鉄格子が嵌められていた。その瞬間、随分遠くまで来てしまったなという悔恨が込み上げた。ジェロとか言っていた頃が懐かしい。佳彦は今頃どうしているだろうか。結局のところ私は佳彦になれなかったのだ。だがうつむく私の視線の先には見慣れぬ光景が待っていた。股間はもう膨らんでいなかった。勃起は鎮まっていたのだ。そこではたと気づく。私はすでに大きな家を手にしていたのだと。冷たくも暗い巨大なこの家を。
机を叩くこともないですか?
それってパワハラじゃね?
警察の取り調べでも、机叩くのは(本当は)まずい。
それでも、精神の脆さは依然として残っているようで、だいたい一ヶ月に二回くらいは家具を殴りたくなるレベルの怒りが発生します。
それって、普段だったらスルーできるのに、その時の状態によっては怒りが生じるって事?
それとも単純にそういう増田にとって不快な出来事が起きるってこと?
(夢中に何かに取り組んでる時は一切イライラしないですが、帰宅中・帰宅後・休日などは気がゆるんでいるのかイライラしやすいです)
机を叩くこともないですか?
俺の接したことのある尊敬できるような大人で、目下の人を注意する時に机をバンと叩く人は結構いましたよ。
もしかしたら、周りの人のせいで、怒ったらすぐ殴っていいと学習してしまったのかもしれませんね。
暗い話になってすみませんが、10代20代前半の頃(高校・大学時代)は親や視力を失ったり様々な病気を持っているなど、けっこう激しかったです。
鬱病は大学時代に瞑想・呼吸法・健康管理により乗り越えました。大学当時は生きていくのが辛く休学を重ねたりもしていましたが、
今は普通に周りと打ち解けたり楽しく仕事したりしてますし人並みにはモテます。
弱視や内臓の病気は残ってますが、自分では大して気にしていないつもりです。
それでも、精神の脆さは依然として残っているようで、だいたい一ヶ月に二回くらいは家具を殴りたくなるレベルの怒りが発生します。
大きな悲しみや落ち込みや不安はここ数年全くなく、周りからはプラス思考だと言われています。
(ストレスが悲しみや落ち込みや不安に現れない代わりに怒りに現れるのは、意欲や自信があるからだと思います)
仕事や趣味については何でも意欲的に楽しく取り組んでいて、よくそんなに頑張れるねと言われますが、
つらさや焦りはなくて、むしろ夢中に取り組むことで心が落ちつくのを感じます。
だから、生活が過酷でストレスが激しいということは自分の場合ありません。
自分で言うのもおこがましいですが、俺は他人を傷つけたり攻撃する言い方はあまりしないほうで、
一応周りからは温厚な人と思われています。しかし、実際にはイライラしやすいです。
(夢中に何かに取り組んでる時は一切イライラしないですが、帰宅中・帰宅後・休日などは気がゆるんでいるのかイライラしやすいです)
自分では苦しみを乗り越えて「普通の人」になることに成功したと思っていましたが、
物を殴るのが普通じゃないと言われて、ひょっとすると完治してないのかなと思いました。
スワト渓谷のタリバン壊滅作戦は政治基盤を弱め、原理主義を根付かせる
米国としては「こんな筈じゃなかった」と悔やむことしきりだろう。
パキスタンが無政府状態の混沌にある。ますます反米感情が激化している。核兵器の安全管理はむしろ危うくなった。ムシャラフ軍事独裁時代のほうが、核兵器は管理されており、国内にこれほどのテロリズムの嵐が吹き荒れることもなかった。
中国がパキスタンと半世紀にわたる「軍事同盟」を結んできた理由は地政学的に判断すれば、きわめて単純である。
インドとの間における絶対的な緩衝地帯であり、パキスタンもインドを敵視しており、軍事同盟の条件は揃っていた。中国と合弁の武器工場はパキスタン各地にあるが、戦車から戦闘機、機関銃まで量産している。
主として中国が援助したのだ。
中国のテコ入れは、両国にとっての共通の敵=インドをパキスタンが横腹から牽制し、もしインドが強ければ、代理に核兵器をぶっ放して呉れると結構とばかり、パキスタンに核兵器の技術も提供した。
美貌の女政治家、ブッドが首相をつとめていた時代のこと、核兵器開発を軍情報部が秘密に展開していた過程は首相にも知らされていなかった(ブッドが亡命先のロンドンで『TIME』とのインタビューで語ったことがある)。
まして現在のブッドの夫=ザルダリ大統領にも知らされていない。陸軍参謀長はカヤニだが、その実力は大変なものがあり、またシャリフ前首相とも天敵の関係。隙あらば暗殺される可能性がつねにあり、パキスタンの政治家は命がけである。
シャリフ元首相の再登場というシナリオも日々現実味を帯びてきている。
ならばパキスタン国民は悉くが「反米」「親中」かといえば、そういう単純で短絡的図解ではひどく誤解を招くだろう。
現地に行ってみるとよく分かるが、パキスタン人はかなりの程度、高潔である。そして狡猾・老獪である。昔も今も族長支配の封建政治がパキスタンを支配している。イスラム原理主義の猛威は、この封建制度のうえにこそ成り立つ。
むろんパキスタン人のなかには武器の密輸、麻薬に手を出す者もいれば犯罪者も多い。紛争が長引き、教育が遅れているため人々は道徳的に荒んでいる。
原因は貧困である。
貧困がアルカィーダの戦闘員を育てる。サウジアラビアやイエーメン、スーダンでなぜ、滅びたはずのアルカィーダが容易に息を吹き返しているのか。
繰り返すが、原因は貧困である。
実際にパキスタンやアフガニスタンでも、タリバンを支持する階層は三つにわかれ、!)指導層はイスラム原理主義だが、!)貧困による志願層(世直しを信じて志願兵になるから自爆テロはやりやすい)があり、そして!)タリバンが麻薬資金で得たカネで雇う傭兵である。
教育はイスラム教が牛耳っている。神学校は12500ケ所。タリバンは「神学生」の意味である。
実際にグアンタナモ基地(アフガンで捕獲した戦闘員をキューバの米軍基地へ連行)で尋問したアルカィーダ戦闘員容疑者のうちウィグル系の五人は、そのごアルバニアへ亡命を許されたが、まず傭兵といってよく、「良い働き口がある」と騙されて新彊ウィグル自治区からアフガンへ潜入したばかりだった。
パキスタンは同盟関係と武器援助最大のスポンサーでもある中国には、情け容赦なくウィグル系容疑者を引き渡したが、04年に引き渡した容疑者は中国ですぐさま処刑された。国際批判をもろともせず、パキスタンは09年にも七人を中国へ引き渡した(ワシントンタイムズ、4月24日付け)。
米国は普段の態度、原則と異なり、このことでパキスタンを咎めなかった。じつにいい加減である。
さてタリバンが猖獗する地域はパキスタンとアフガニスタンとの国境ばかりではない。
パキスタン政府の統治が及んでいない地区が多いが、西北部のスワト地区がとくにそうだった。同地区の38%が政府支配、残りの24%が武装勢力の支配下にある、とBBCが伝えた(09年5月14日)。
この地域はインドとの戦争のときにインドから逃れてきた難民が住み着いてきた。
ワジリスタン地区の南北も同様、人口密集のパンジャブ州(8200万人はパンジャブ州に暮らす)とて47%の住民は政府の遣り方に反対だという。
主流の部族はパシュトーン族、言語はウルドゥ語。ほかにインド系、タジク系、イラン系、ウズベク系など雑多な民族が混在、人口は一億七千万人!
そもそもパキスタン政府が国全体をおさめきれないのだ。部族中心主義のイスラム国家に於いてはアフガニスタン同様に西側民主主義なんていうのは、システムも発想も馬鹿の典型、部族長が決める政治である。
だからパキスタン軍はスワト地区に手を出さなかった。ザルダリ大統領は同地区に厳格なイスラム法の適用を認めるほどに妥協してきた。
まして軍情報部はタリバンのシンパが山のように潜入しているため、軍事機密情報が漏れる。攪乱情報や偽情報に振り回されるとパキスタン政府軍がタリバンに負ける恐れもある。
パキスタン政府のタリバン撲滅路線が曖昧さから強硬路線へと方針が180度変わったのは米国の変心による。
オバマ大統領は、5月6日にアフガニスタンのカルザイ大統領と、パキスタンのザルダリ大統領をホワイトハウスに呼んで会談した。会談内容は秘密だが、爾後漏れてきた情報は、核兵器の安全が米国の最大関心事ということだった。
つまりパキスタンが保有する60発から100発の核兵器がタリバンに奪取されるという空恐ろしき悪夢が現実のものになりつつあると言うのである。
これには前段がある。
ヒラリー・クリントン国務長官が議会証言で「パキスタンの核兵器隠匿場所は全土に拡大した恐れが強く、管理リスクが増大している。パキスタン政府が完璧に管理できないとなると、タリバンの手に渡らないとも限らない」(4月23日の議会証言)。
そしてヒラリーはこうも言った。
「われわれはイランの核をたいそう懸念しているが、イランはまだ核保有に至っていない。だがパキスタンは既に保有している」。
01年9月11日の同時テロ以降、米国はパキスタンに対して核兵器貯蔵場所の安全確保のために一億ドルを供与してきた。
それも水泡に帰す恐れがある。
幸いにしてザルダリ大統領はブッド元首相の夫君でもあり、欧米のウケがいい。
カルザイ(アフガニスタン大統領)は、米国あってこそ存在できる政治家であり、そのカブール政権の不正と腐敗に目をつむってくれる限りは米欧に協力するだろう。もともと米国の傀儡としてカブールに入り、しかもいまも依然としてカブールしか統治できない無能力政治家だが、タリバン退治には欠かせない人物である。
▲史上空前の難民が発生、こんな筈ではなかった
ザルダリは突如決めた。
タリバンが多く潜伏するとされたスワト渓谷への本格的攻撃を命じた。
パキスタン軍とて、2007-08年の戦闘で1400名の兵士が死亡、4000人が負傷している。
キラニ・パキスタン首相は「テロリストと武装勢力を壊滅させるまで闘う」と記者会見し、二月に合意したばかりの武装勢力との停戦合意を破棄した。
パキスタン軍の発表では爾来、1100名のタリバンを退治したという「成果」が声高に発表された。
大変な事態が付随しておきていた。
スワト渓谷の多くでは「水道が壊れ、電気がとまり、食糧が底を突き、猜疑心が交錯し、機関銃の乾いた音がそこら中に聞こえ、流れ弾でつぎつぎと住民が死んでいく。電話が通じなくなった。住民は着の身着のままで逃げ出す」(NYタイムズ、6月1日付け)。
難民は既に240万人、毎日8万5000人が難民となって周辺の集落からラホール、イスラマバード近郊の難民キャンプへ押し寄せた。すぐに食糧、医薬品不足に陥った。
西側の支援物資はとどかない、食糧支援は圧倒的に足りない。いや西側の援助団体がテロの対象となって警備が希薄なため、援助物資が届かない。
難民は暗闇の中で死の恐怖と闘っている。
「パキスタンのスワト地区で発生した難民の数もスピードは嘗てのカンボジア、スーダン、イラク、ルワンダのそれより早い」(英紙『インデペンダント』、5月31日付け)。
5月27日、ラホールで自爆テロ30名が死亡した。「パキスタンのタリバン運動」が犯行声明。この団体はブッド首相暗殺に関与したとされる。
にも関わらず5月31日にパキスタン軍情報部は「完全勝利」を宣言し、「ミンゴラを完全制圧した。治安回復はすぐだ」と豪語した。ミンゴラは武装勢力の拠点の都市である。
アルノー・ド・ボルシェグレーブは絶望的な近未来を語る。(アルノーは元NEWSWEEK編集長、アフガニスタンのロシア侵略を追求した国際的ジャーナリスト、作家)。
「神学校では毎年毎年二百万の若者が卒業する。パキスタンでは職がない。パキスタンは誰が敵か、誰が味方かも分別できない、戦争定義のない、戦争国家に陥った。タリバンは、かのロシアと闘ったムジャヒデンの子供たちである。ムジャヒデンは勇敢にロシア兵と闘い、そしてイランでは52人のアメリカ人を人質にとって米国大使館を444日間にわたって占拠した。パキスタンに猖獗するイスラム原理主義は同国政治の根幹をすでに奪胎している。イランがホメイニ革命前すでにイスラムの見えない統治があったように」(『ワシントン・タイムズ』、4月28日コラム)。
出会い系に登録したら携帯電話のアドレスあてにたくさんSPAMが届くようになった。
出会い系自体は面倒ですぐに退会したんだけど
他のドメインの色々なメールアドレスから出会い系とかエロ系のメールが届く。
これまで登録した出会い系は一つだけで、しかもそこで入力したニックネームが
メール中に使われてるので、情報が流されてる(か、そもそも同一会社がやってる)のは明白。
メールアドレスを変えれば解決するんだけど、
色々な人に教えてることもあって変えるという選択肢はない。
しかたがないので、迷惑メール設定でドメインごとに拒否してるんだけど
既に20個の枠は埋まってしまったのだが、依然他のドメインのアドレスからSPAMが飛んでくる。
なんとかならないのだろうか…
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000782.000000000.html
男女別の妥協しない条件トップ10を比較してみたところでは、女性は相手の「収入」、男性は相手の「ルックス」に妥協しない部分がそれぞれの特徴です。
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2277075/2081431
女性の社会進出や性革命はさておき、男性は見た目が最も魅力的な女性を探し求め、女性は最も頼もしい一家の大黒柱を探し求めるという図式が、依然として根強く残っていることが明らかになった。
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20050225sw21.htm
結婚相手の条件を男女別にみると、男性では「容姿や外見」59%、女性では「収入や資産」78%、「職業や勤め先」77%がそれぞれ目立っている。
http://specialist.oricon.co.jp/news/20080917_01.html
男女ともに1位は【性格】(37.2%)で、2位の【顔】(21.2%)を上回っており、特に女性(性格:41.0%、顔:14.7%)のほうが、男性(性格:33.3%、顔:27.7%)よりも重要視する傾向を示している。
10代ですら、顔を重視するのは女ではなく男のほうがずっと多い。「※ただしイケメンに限る」が流行ってるけど、明らかに「※ただし金持ちに限る」および「※ただし美女に限る」のほうが真実なんだよね。なんで「※ただしイケメンに限る」が流行るんだろうか。
あるポルノの場合において表現の自由が制限されるべきかされないべきか
灯りのスイッチに例えようか。
窓からお日様が入ってくる晴れた日に室内灯のスイッチONにしようとする家族がいる。
「いや、今そのスイッチ使うべきときじゃないでしょう」と別の家族が反対する。
協議の結果が「スイッチON」か「ONしない」かは状況次第だ。
対して君の言ってるのはこうだ。
「スイッチを貶すのかお前は!!!!!」
議論のお遊びをふっかけてきてる感があるけど、まあ付き合うよ。
猫はストレスに弱い。とくに環境の変化によって簡単にストレスを感じる。
飛行機での長旅、他人の家やペットホテルでの生活、それに耐えられなかったら猫はどうなる?
友人知人宅でなにか病気にでもなったら、友人知人は猫を生かすために多大な苦労を背負うのでは?
様々なケースを考えて、結果として、両親自身が猫の生命を絶つのが最善であろう、と判断されたのかもしれない。
「猫はストレスに弱い(中略)それに耐えられなかったら猫はどうなる?」キリッ
とか言ってみたところで、それを知っていて猫を飼って、
海外旅行で置いてけ堀にしてストレスを貯めさせて病気にしたり、
あずかってくれる人に迷惑をかけたり、それが嫌だから殺したりするのって脳が足りてないとしか言いようがない。
「旅行中に体調を崩した猫の世話のコストは誰が負担する」のは飼い主に決っているじゃないか。
そんなリスクも背負えずに生き物飼うなよ。今日も飼いきれなくなった亀とトカゲを野外に放置した飼い主がニュースになってたけどさ。
「友人知人宅でなにか病気にでもなったら、友人知人は猫を生かすために多大な苦労を背負うのでは?」だから預けるのは大変なんだよ。
「ペットホテルは病気の猫でも預かってくれるのか?」旅行に出かける前から病気ならまず病院連れてけよ、常考。
ペットホテルで預かってる間にペットが病気になったのならホテルが責任持って看病するだろ。その分の追加料金取られるかもしれんが。
どのような状況でも動物の生命の維持を最優先するべきだと言うなら、
競走馬が脚を骨折したら安楽死処分されることに黙っているべきではない。
飼うという時点で猫の一生は飼い主である両親に奪われているのだから、
「どのような状況でも」なんて言った覚えがない。が、とりあえず挙げられた例につっこむなら、
競走馬の安楽死処分については、その競走馬を治療して養うだけの金銭的な余裕が飼い主にないという理由がある。
あるいは、治療を施しても最後には衰弱死してしまう可能性が高いため安楽死を選ぶという場合もある。
どちらにせよ、海外旅行に行くから飼い猫を殺すという話よりもっと逼迫したケースだ。
海外旅行に行くなら猫を飼い続ける程度の経済的余力は依然あると考えられる。
元記事と骨折した競走馬の安楽死とを同一レベルで考えることはできないよ。
飼うという時点で猫の一生は飼い主である両親に奪われているのだから、
ストレスがあったとしても生きられるのか、それとも不自由のないうちに殺されるか、
その選択権はすでに猫の側にはない。
猫をみくびりすぎ。家の中に閉じ込めていっさい外に出られないようにしない限り、
猫は家主が嫌なら家出して野良になることができるし、実際そうする猫はいる。
飼い主が猫に対して持つ「権利」なんかではなくて、たんなるエゴ。
人間のエゴでペットを殺してはいけないという台詞を、動物を飼い、愛玩するというエゴを
行使している人間が吐いても説得力などないだろう。
まず話を一般化しすぎ。
今回の話は、家族で海外旅行に行くというエゴで飼い猫を殺してよいかという範囲の話。
また、「動物」を飼い、愛玩するというのも一般化しすぎ。今話しているのは「猫」を飼い、愛玩することについてだ。
で、海外旅行のために飼い猫を殺すというエゴは認められるべきでない。
一方、猫を飼い、愛玩するエゴは、そのことによって猫が精神的・肉体的苦痛を不必要に味わわない限り認められて良い。
なぜならきちんと飼うなら人が猫を飼って愛玩したいエゴと、猫が生きるエゴは反発しあわないから。
とくに野生動物と違って、猫のように人との共生生活が進んだ生き物はきちんと世話すれば、相手が不幸に感じることは少ない。
犬猫に接すれば分かると思うけど、自分が好きな人を愛するように犬猫にも接すれば、彼ら彼女らは幸せそうだよ。
増田本人も日頃から猫の世話してなかったんだから、増田自身は猫を殺していたも同然だ。
たとえ子供だからと言って、その罪から逃れることはできない。
それがわかっているからこそ、増田は「何故猫を殺した」と両親を糾弾することができず、
ただ無言で両親と自分とを責めるしかなかったんだろう。
あー、それはそうかもしれないと思った。日ごろ猫の世話をサボってた元増田にも責任の一端はあるよ。
でも海外旅行程度の理由で飼い猫を殺そうと考える親に、
子供だった元増田が飼い猫を殺すなと反抗し続けるのはさぞ難しいことだろうとも思う。
反抗し続けたら猫同様に元増田まで捨てられてしまいそうだからね。
よく
「学生時代のモテなんて所詮スポーツや外見だけの軽薄なモテ!」
「社会に出て頑張って稼げばまるっきり逆転する!」なんていうよね
マイナージャンルだけど仕事でプチ成功してそこそこ稼ぐようになってきて
それを目当てに寄ってくる女っていうのは本当に居ました
それ逆転じゃないよねえ?
誰でも若い時ほど彼女が欲しいし一緒に遊んだりしたいものだと思うけど
そういう時期には「軽薄なモテ」の人達にしか女の子は手に入らない
30手前で仕事やお金で女性が寄ってくるようになってはっきりわかったが、これは依然として負けだ
「一番ソレが欲しい時期」に「一番新鮮な状態のソレ」は他の人が使っていて
「欲求が収まってしまった時期」に「もう新鮮ではなく他の人が十分使ったソレ」が寄ってくる
しかも前に使った人は減価償却分すら支払っておらず、
一番最後の人が定価で購入しなきゃならない!
更に言えば、前に使ってた人達は恋愛や愛情を手に入れていたのに対し
最後の人は金や仕事目当てに妥協されてるだけ
こんなのが逆転だって本気で言ってる奴はさっさと死んだらいい
ボクのだいぶチビたプライドでもこんな「逆転」に乗る気にはなれなかった
放棄して降りて「勝負なし」にするのが精一杯の惨めな反撃だ
そんなわけで一生結婚出来ないと思います
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090503ddm002010097000c.html
<1面からつづく> 民主党の小沢一郎代表に批判的な勢力による「説明責任を果たせ」という要求とは裏腹に、党内には小沢氏の続投を積極的に支持する勢力も存在する。その一つが「一新会」(約40人)だ。 4月2日、東京・赤坂にある小沢氏の個人事務所。小沢氏は「一新会」代表幹事の鈴木克昌衆院議員が持ち込んだ資料を見て「おれは71番目なんだな。自分でも知らなかったよ」と言って相好を崩した。資料には、07年度の政治資金収支報告で小沢氏の収入総額が全国会議員中71位、企業団体献金のランクでも同27位であることが示されていた。 鈴木氏は「代表への企業献金は本当にそんなに多いんだろうか」と疑問に思って資料を作成した。順位を見る限り、小沢氏が突出して政治資金を集めているわけではないと反論できる。 「大変良い表を作ってくれてありがとう。やっぱり上位は自民党ばかりだなあ」。小沢氏の喜びように鈴木氏は満足し、事務所を後にした。 「同じことをやっていて、自民党にはなぜ捜査が及ばないのか」。小沢氏は事件発覚以来、自民党との比較で検察への不満を口にしてきた。4月23日夜には大阪府藤井寺市で開かれた新人候補の会合に出席し、「私の秘書がやられて、同じことをやっている自民党の方は官房副長官が『捜査が及ばない』と言った」と語っている。 ◇献金使途「自ら説明を」 ただし、巨額の政治献金を一体何に使ったのかという疑問に対しては多くを語らないままだ。前原誠司副代表は4月30日、BS放送の報道番組で「多くの国民の関心は政治資金規正法に違反しているかではなく、西松建設1社から合計3億円以上もらっていた事実だ」と指摘。使途や西松側の献金意図などについて「小沢さんには自ら説明責任を果たしていただきたい」と強調した。 前原氏を中心とする党内グループ「凌雲会」(約30人)には、小宮山洋子「次の内閣」文部科学担当が3月27日の代議士会で早期辞任を要求するなど、小沢氏に批判的なメンバーが多い。 参院の民主党議員も、小沢氏の続投支持派が多数を占める。「続投」「辞任」両派のはざまで党内調整に頭を悩ませる鳩山由紀夫幹事長を中心とする党内グループ(「政権交代を実現する会」、約40人)の主要メンバーはこう語る。「参院の空気はだいぶ衆院と違う。参院では『辞めろ』という人はいない」 小沢代表の下で迎えた07年参院選で民主党は大躍進をとげ、参院第1党の座を獲得した。党所属の国会議員は現在、衆院112人、参院109人と参院が半数近くを占める。事件発覚以降、小沢氏のもとをたびたび訪れ、続投支持を訴えてきたのも、ベテラン、若手を問わず参院議員がほとんどだ。国会対策上、民主党の力の源泉である参院で小沢批判が顕在化しないことが、進退問題をめぐる党内情勢を複雑にしている。 参院を仕切る旧社会党系の輿石東参院議員会長、旧民社党系の平田健二参院幹事長の忠誠ぶりは際立つ。輿石氏は4月27日、BS11デジタルの報道番組で、報道各社の世論調査で「小沢氏は辞任すべきだ」が依然高率であることを「予想できる範囲」と言い切り、「それを承知で党として続投を決めた。前原、岡田克也両副代表も執行部として責任を負っている」と苦言を呈した。 ◇「清潔さ求めていない」 4月25日昼、大分県宇佐市の勤労者総合福祉センター会議室。旧社会党系グループ(約25人)のベテラン、赤松広隆選対委員長が出席した党所属衆院議員の会合で、地区後援会長が「小沢代表のままで選挙を戦えるのか。代表が代わって戦えるなら、有権者には理解しやすい」と疑問をぶつけると、赤松氏は真っ向から反論した。 「小沢一郎が辞めて、夢のように政権交代の実現可能性が広がるか。その反対だ。自民党幹事長をやった人に清潔さや新鮮さは求めていない。自民党の岩盤を打ち砕く破壊力に期待して代表になってもらったのだ」 小沢氏は旧自由党時代から旧社会党系議員と積極的に交流を図ってきた。積極的改憲論者が少なくない民主党内で、憲法9条改正問題を棚上げできる小沢氏の「国連待機部隊構想」を旧社会党系は評価する。小沢氏も最近、周辺に「社会党の連中が一番理解がある」と語っている。小沢氏に指名された赤松氏の前任選対委員長も、旧社会党系の鉢呂吉雄氏だった。 事件発覚以来、「小沢氏頼み」の体質を浮き彫りにしてきた民主党だが、時間の経過とともに不安や不満のマグマは着実にたまり続けている。それらは、小沢氏に距離を置く中堅議員らと定期的に会合を持ち、「駆け込み寺」となっている藤井裕久、渡部恒三両最高顧問の口を通じて表面化してきた。 「最高顧問は全員同じ考えだ。副代表も1人を除いて同じだ」。藤井氏は4月24日、鳩山氏に電話を入れ、進退問題を早期に決着させるよう求めた。渡部氏も毎日新聞のインタビューに「小沢代表のままで選挙は戦えない。判断のタイミングはギリギリだ」と代表交代に言及した。小沢氏辞任を期待し続けてきた中堅議員からは「いっそこのまま総選挙に突っ込んで、敗北の責任を取って辞任してもらった方が小沢氏の影響力を残さずにすむ」とのぼやきすら聞こえる。 ◇ 白戸圭一、佐藤丈一、野口武則、小山由宇、渡辺創が担当しました。
「小沢一郎が辞めて、夢のように政権交代の実現可能性が広がるか。その反対だ。自民党幹事長をやった人に清潔さや新鮮さは求めていない。自民党の岩盤を打ち砕く破壊力に期待して代表になってもらったのだ」
( ゚∀゚) それ言っちゃらめええええ
米国から成田空港に到着したノースウエスト航空に搭乗していた日本人女性(25)が、
インフルエンザの感染を調べる簡易検査で陽性反応が出たと厚生労働省が発表し、
日本国内での感染拡大が一気に現実味を帯びてきた新型インフルエンザ。
しかし、報道を見る限りは新型インフルエンザが大騒ぎされる理由が今一つ理解できない。
分かっていることは、
・新型のインフルエンザであること
・対応ワクチンの流通までには半年程度かかるといわれていること
・弱毒性らしいこと
といったところではないかと思う。
疑問は、新型インフルエンザが新型であるが故に、日本国内においてどのような問題があるかにある。
感染後の対応手段がない、特異な発病の仕方をするなどが新たに見つからない限り、
予防接種を受けていない者にとっては、従来のインフルエンザと変わらないのではないのか?
従来のインフルエンザでも毎年500~1000人の死者が出ているようであり、
新型インフルエンザがことさら危険かのように伝えられることには少々疑問を覚える。
依然としてインフルエンザは新型であるか否かを問わず危険な病原であろうが、
新型インフルエンザが従来のインフルエンザと異なり、どこが、なぜ、危険なのか
そこが最も重要なのではなかろうか。
私は始終中腰で隙(すき)があったら、自分の本領へ飛び移ろう飛び移ろうとのみ思っていたのですが、さてその本領というのがあるようで、無いようで、どこを向いても、思い切ってやっと飛び移れないのです。
私はこの世に生れた以上何かしなければならん、といって何をして好いか少しも見当がつかない。私はちょうど霧(きり)の中に閉じ込められた孤独(こどく)の人間のように立ち竦(すく)んでしまったのです。そうしてどこからか一筋の日光が射(さ)して来ないかしらんという希望よりも、こちらから探照灯を用いてたった一条(ひとすじ)で好いから先まで明らかに見たいという気がしました。ところが不幸にしてどちらの方角を眺めてもぼんやりしているのです。ぼうっとしているのです。あたかも嚢(ふくろ)の中に詰(つ)められて出る事のできない人のような気持がするのです。私は私の手にただ一本の錐(きり)さえあればどこか一カ所突き破って見せるのだがと、焦燥(あせ)り抜(ぬ)いたのですが、あいにくその錐は人から与えられる事もなく、また自分で発見する訳にも行かず、ただ腹の底ではこの先自分はどうなるだろうと思って、人知れず陰欝(いんうつ)な日を送ったのであります。
私はこうした不安を抱(いだ)いて大学を卒業し、同じ不安を連れて松山から熊本へ引越(ひっこ)し、また同様の不安を胸の底に畳(たた)んでついに外国まで渡(わた)ったのであります。しかしいったん外国へ留学する以上は多少の責任を新たに自覚させられるにはきまっています。それで私はできるだけ骨を折って何かしようと努力しました。しかしどんな本を読んでも依然(いぜん)として自分は嚢の中から出る訳に参りません。この嚢を突き破る錐は倫敦(ロンドン)中探して歩いても見つかりそうになかったのです。私は下宿の一間の中で考えました。つまらないと思いました。いくら書物を読んでも腹の足(たし)にはならないのだと諦(あきら)めました。同時に何のために書物を読むのか自分でもその意味が解らなくなって来ました。
この時私は始めて文学とはどんなものであるか、その概念(がいねん)を根本的に自力で作り上げるよりほかに、私を救う途はないのだと悟(さと)ったのです。今までは全く他人本位で、根のない萍(うきぐさ)のように、そこいらをでたらめに漂(ただ)よっていたから、駄目(だめ)であったという事にようやく気がついたのです。私のここに他人本位というのは、自分の酒を人に飲んでもらって、後からその品評を聴いて、それを理が非でもそうだとしてしまういわゆる人真似(ひとまね)を指すのです。一口にこう云ってしまえば、馬鹿らしく聞こえるから、誰もそんな人真似をする訳がないと不審(ふしん)がられるかも知れませんが、事実はけっしてそうではないのです。近頃流行(はや)るベルグソンでもオイケンでもみんな向(むこ)うの人がとやかくいうので日本人もその尻馬(しりうま)に乗って騒(さわ)ぐのです。ましてその頃は西洋人のいう事だと云えば何でもかでも盲従(もうじゅう)して威張(いば)ったものです。だからむやみに片仮名を並べて人に吹聴(ふいちょう)して得意がった男が比々皆(みな)是(これ)なりと云いたいくらいごろごろしていました。他(ひと)の悪口ではありません。こういう私が現にそれだったのです。たとえばある西洋人が甲(こう)という同じ西洋人の作物を評したのを読んだとすると、その評の当否はまるで考えずに、自分の腑(ふ)に落ちようが落ちまいが、むやみにその評を触(ふ)れ散らかすのです。つまり鵜呑(うのみ)と云ってもよし、また機械的の知識と云ってもよし、とうていわが所有とも血とも肉とも云われない、よそよそしいものを我物顔(わがものがお)にしゃべって歩くのです。しかるに時代が時代だから、またみんながそれを賞(ほ)めるのです。
けれどもいくら人に賞められたって、元々人の借着をして威張っているのだから、内心は不安です。手もなく孔雀(くじゃく)の羽根を身に着けて威張っているようなものですから。それでもう少し浮華(ふか)を去って摯実(しじつ)につかなければ、自分の腹の中はいつまで経(た)ったって安心はできないという事に気がつき出したのです。
E74エラーが3年無料保障対象となったものの、Technobahnの記事に記載されたE76エラー記事によって
「E76エラーが頻発しているのにE74エラーを保障対象にするとかwwww」ってな感じの受け取られ方をしてたんだけど、
コレに関して思ったことをちょっと書いて見る。
まぁ、一番悪いのはMSなんだよね。
そもそも「E76エラーが起こったらしい」っていう証拠画像も何もない信憑性ゼロのネタも何の疑いもなく信じられてしまうような
ヘボいハード作ったMSが悪いんだよ、全面的に。もちろんTechnobahnもマヌケだけどね。
あれがもしPS3のエラー頻発とかWiiのエラー頻発なんて記事なら宗教戦争家以外はまず疑ってかかるわけで。
ものづくりということに関する信頼を築けていないMSがそもそもマヌケなんだよなー、と思った。
次のハードに教訓を生かせるかどうか。旧箱でも発生してたディスク削り問題が箱○初期には依然として発生していたとか
RRoDがいつまでたってもなくならないとか、あまり期待できないけど。
>元増田が仕事してないなんてことは、ひとことも書いてないが。
はっきり書いてあるじゃん。
挫折の末、やりたくもないのに教師やってるだけなんで
信念や倫理が足りないけど多めに見てチョ って。
ポロッと出たんだろうがまさに本音だよな。
>勉強と違って、やれば出来るってもんでもないしな。
出来るだろ。
例えば目で見たものをそっくり描けるようにする。
これは才能なくても訓練で出来ることだ。
>高校で足し算引き算習うか?
小中学校で習ってなければしょうがない。
ほとんどの人間が全く絵が描けない、見たものを写し取ることも出来ない
数学なら数学者になれない生徒にも足し算引き算方程式までは教えるのが教師の役目で
美術教師に求められるのも本来そういうこと
依然自分の思い残しに従って仕事を歪めたりサボったりしているのは醜悪
美術教師に芸術家の特権はないのだから他教科の教師と同じ義務を受け入れよう
つまり地味でつまんない仕事をきちんとやらないといけない
仕事と言うのは芸術家志望の生徒見つけて自分の思い残しを喚起して脳勃起することでも
トラックバックの仕方がわからなくてすいません。
ttp://anond.hatelabo.jp/20090328162842の者です。
少し気が楽になってきました。
でも、耳栓は依然したことがあるのですが、あまり効果がなく、親にもバカにされたりなどストレスを多少感じました。
勉強が出来ない最大の理由は、親が勉強に必至になっている自分を笑いものにする所にあると思います。
勉強に集中していると、身なりとかあまり気にならなくなってしまって、それをネタに笑い話にされたりするのは、とても嫌でした。
両親とも工業高校卒元ヤンキーで、勉強するということがあまりわからないようで…。
あと、免除なのですが、夏~秋に受けた模試で判断しているらしく、その時期は勉強でほぼ出来なかったので、免除額はかなり少ないです。
やっぱり、もうこの人生を全て諦めるしかないですね……。
ページ全体のキーワードを見てるの? それとも、直近何回かの書き込みを見てるの? 1回あたりのエントリで、どれくらい広告の変化に影響が出るんだろう。
追記1)
投下しても表示広告が変わらなかった。と思ったけど、広告の文言をそのままコピったから、キーワードに影響が出なかったのか。
もし、それっぽい言葉をたくさん盛り込んだら、変わるかな。
赤ちゃんがどうのって広告あったよね。赤ちゃんって言葉をいっぱい入れたら、その広告が出るだろうか。赤ちゃん?
追記2)
変わらない。まあ3回しか「赤ちゃん」って書かなかったからね。
「ダメな上司を気にしない技」っていう広告があったな。これをそのまま5回くらい入れたら、その広告が出るかな。「ダメな上司を気にしない技」「ダメな上司を気にしない技」「ダメな上司を気にしない技」「ダメな上司を気にしない技」「ダメな上司を気にしない技」。っていうか、「ダメな上司を気にしない技」を知りたい。気にしないだけじゃダメな気もするけどな。
追記3)
広告は依然として変わらない。もしかして、最初に投下した時点で広告が決まるのか? 追記はキーワード解析に反映されてない?
もう5回くらいやってみるか。「ダメな上司を気にしない技」「ダメな上司を気にしない技」「ダメな上司を気にしない技」「ダメな上司を気にしない技」「ダメな上司を気にしない技」。もっとも、本当は広告の言葉そのままを入れたからといって、その広告が出るわけじゃないんだろうが(特定のキーワードに反応するはずなので)。
追記4)
エントリ1つで、広告を変えることは難しいようだ。私の試みは無に帰した。
追記5)
この直後のエントリ(知らない人が投下)でも、広告変わらないな。まあ、エントリ内容から家庭教師は連想出来るか。でも、シャンプー関係なくないか? 「頭」から連想するにしても、ページ内で「頭」のキーワードが出たのは、「頭蓋骨」2回と、「頭悪い」1回だけだ。
追記6)
「ダメな上司を気にしない技」を10回使った新規エントリを立てたが(すぐ削除した)、それでも広告は変わらなかった。私の完敗のようだ。
追記7)
この次の次のエントリで、シャンプーがなくなり、代わりに「赤ちゃんの名前をつける」という広告になった。私が先ほど狙っていた赤ちゃんの広告だ。やはり、一回のエントリでは限界があるのだな。
自分のブログに書いても誰もたどり着かないので、ここにも書く。
その日のことは今も鮮明に覚えている。
その日は朝から「ちょっとおかしなこと」が立て続けに起こった。まず、3月上旬とはとても思えない暖かさだった。湿気があったので、生ぬるかったと言うほうが正確かもしれない。その生ぬるい気候を伝えようと、サンデージャポンが「靖国神社で桜が開花したこと」をトップでとりあげた。サンデージャポンのような(良い意味で)ふざけた番組が真面目なノリで桜の開花を伝えるなんて、それもなかなか奇妙に思えた。
それから、ジョギングおじさんがジョギングをしなかった。毎週日曜日の11時に僕のマンションの前をジョギングするおじさんがいて、そのおじさんがジョギングを休んだのを僕はそれまで見たことがなかった。僕はそのおじさんを「ジョギングおじさん」と呼んでいた。そのジョギングおじさんを見ると、僕はとてもほのぼのとした気持ちになれた。日曜の朝は、当時の僕にとって1週間で最ものんびりした時間だった。ジョギングおじさんは、その日曜日の朝の象徴だった。
しかし、その日はジョギングおじさんは来なかった。表へ出て、ジョギングおじさんを見ながらタバコに火をつけるのが当時の習慣になっていたんだけれど、その日は待てど暮らせどおじさんがこなかった。これは本当に驚きだった。このことを何人かの友人に話しても、僕の驚きの1%も驚いてもらえなくて、そのうち友人に話すのはやめてしまった。でもとにかく僕は驚いた。おじさん無しで火をつけたタバコを吸いながら、なんか調子が狂うな、と考えていた。
その後も、遅い朝食を食べようといつもの定食屋に行ったのに臨時休業だったり、花粉の季節なのに間違えて洗濯物を外に干してしまったり、なんだかいつまでたっても落ち着かない変な日だった。
そして、その日の夜、僕は彼女と19年ぶりの再会をした。
彼女はいちおう幼なじみで、僕の実家から200メートルくらい離れたところに住んでいた。なぜ「いちおう」かと言うと、それまで僕と彼女はほとんど口を聞いたことがなかったのだ。なにかの具合で僕と彼女の家のあいだに学区の境目があって、違う小学校に通っていた。親同士の仲が良いということも特になかった。そんなわけで、通りでたまたますれ違っても、ろくに挨拶もしなかった。大人になれば、「軽い会釈」という便利なものを覚えるが、当時の僕らはそんな便利なものは知らなくて、何も言わず、視線も交わさずにすれ違った。
そして、気づいたら彼女の家の表札は違う名字になっていて、僕は彼女が引っ越したんだと知った。
今さっき書いたばかりで申し訳ないが、その日、つまりはジョギングおじさんが来なかった日に19年ぶりの再会をしたというのは、ちょっと正確ではない。実は、その日からさかのぼること2週間前、僕は彼女が「サンマルク・カフェ」で働いているのをたまたま目にし、思わず声をかけたのだ。レジでお客さんの対応をしているときには全く気づかなかったのだが、ホールに出て、テーブルを黙々とふく顔を見てすぐに彼女だとわかった。
驚くべきことに彼女も僕を覚えていてくれた。僕が、「すいません」「あのー」「○○さんですよね」「以前、近所に住んでいた・・・」などと喋っているときには不思議そうに首をかしげていたのだが、僕が名刺を取り出そうとして黙った瞬間、「あ!」と素っ頓狂な声を上げて、名刺を出すまでもなく僕の名前を呼んでくれた。そしてお互いが笑顔で通り一遍の挨拶をし、改めて僕は会社のメールアドレスが書かれた名刺を渡した。
正確にはそれが19年ぶりの再会だったというわけだ。まあ、特に意味もないことを数分間話しただけだけど。
サンマルク・カフェの帰り道、当時と違って通り一遍の挨拶ができるようになったということと、当時から1ミリも変わっていない彼女の姿形を交互に考えたり思い浮かべたりして、「なんだかなあ」という気持ちになった。そう。彼女は1ミリも変わっていなかったのだ。信じてもらえないと思うが、僕にはそう感じられたのだ。
3日後に彼女からメールがきた。とても礼儀正しい、感じの良いメールだった。何度かメールをやりとりしたあと自由が丘でイタリア料理を食べる約束をした。
僕は10分早く自由が丘駅に着いて、交番の前にある喫煙所でタバコを吸いながら彼女を待った。もう6時過ぎで、徐々に薄暗くなってきていた。まわりの人たちは過ぎ行く日曜日を慈しむようにとても穏やかに会話していた。でも、彼らはよその星の住人のように、どこかよそよそしく見えた。小学校のときに通っていた教会で牧師さんに見せてもらった天国の絵(それはそれは平和な絵だった)と、メトロポリタン美術館で見たダリの絵を足して2で割ったような不思議な光景だった。
彼女は5分後にやってきた。着いたらメールか電話をしてくるだろうなと思って携帯を握りしめていたが、彼女はスタスタと歩いて僕のところまでやってきて、「お待たせしました」と軽く会釈をした。僕も「いえいえ」と言って、会釈を返した。
お店に直行するには少し早い時間だったので、僕と彼女は少し遠回りをして店に向かった。最初少しぎこちなかった会話も、ABCマートを右に曲がるころにはそのぎこちない感じはどこかに行ってしまっていた。予約していたお店に入り、通された席に座ることにはむしろとてもくつろいでいた。彼女とはとても話しが合ったのだ。僕と彼女は性格も、それまでの人生も全然共通点が無かったが、彼女の話すことはとても面白くかんじたし、僕の話すことも彼女はとても面白がってくれた。
でも、朝からの奇妙な感覚は依然として続いていた。そして、彼女との会話がはずめばはずむほど、奇妙な感覚はより強くなった。なぜだ?僕は彼女と話しながら一瞬考えてみた。でも、よくわからなかったし、彼女と話すことはとても楽しいことだったので、難しいことを考えるのはやめた。
(2)に続く
【作者より】
すいません、力尽きました。続きを書いたら、この記事にリンクを貼ります。。。このくらいだと長さもちょうどよいかなと。。。(言い訳)
分割して投稿するの、良くないですかね?あんまり長いのを投稿するより、分割したほうがいいかなと。
まずいときは叱ってください。もうしません。
ウズベキスタンもキルギスもふたたびモスクワの家来の道を選んだが。。。
2009年二月現在、ガスの国際価格は1000立方メートルにつき400ドル強。
ウクライナに圧力をかけたロシアは十八日間にわたってパイプラインを止めガス供与を中断したが、1月18日に360ドルで合意した。
ガスは生産価格が謎なので、流通の情報の一部から推定すると、おそらく1000立方メートルにつき300ドルだろう。
1月23日、メドべージェフ大統領はタシュケントに飛んで、カリモフ・ウズベキスタン大統領と会談している。
この結果、ウズベキスタンのガスは全部がロシアに輸出されている。「全部」である。
地政学的に海への出口もなく、カザフスタンと露西亜に挟まれた格好のウズベキスタンとしては他に手がない。とはいえ全てをロシア任せ、つまりロシアの完全な価格統制下にはいったという事態を意味するのだ。
08年の購買価格は160ドル、09年の価格は305ドルで合意、ウズベキスタンの価格はトルクメニスタンのガスを独占しているロシアの思惑よりちょっと高い程度と専門家は見る。
三年前の06年1月1日にもロシアは突如、ウクライナへのガス供給を中断し、値上げ交渉の武器とした。
09年1月にもおなじ暴挙を演じ、18日間、ロシアはガス供給を止めてウクライナを締め上げたことは述べたが、ウクライナから先へ伸びるパイプラインが供給するEU諸国分が激減し、EU諸国が悲鳴をあげた。「プーチンはガス供給の中断を政治的な武器として脅した」と。
▲プーチンの人気に大きな影
欧米の経済危機が深化する中で、ロシアの思惑だったガス価格値上げはうまく機能せず、どちらかといえば中途半端に、今回の恐喝騒ぎは中断した。
「まったく商売の下手な実りなき闘争」という批判がロシア国内にも沸き起こる。
ロシア経済は好況から暗転、目も当てられない惨状となっている。
第一に「ペトロ・エコノミー」と別名されるロシア経済で、GDPの大部分をしめる石油とガスの収入が激減したため財政赤字がGDPの5%に達した。
第二に09年に支払いを迎える対外債務合計は1600億ドル。外貨準備は4000億ドルと言っても08年には、このうちの1300億ドルが海外へ流失し、さらに09年1月第二週だけでも外貨準備から303億ドルが減っている。
第三に経済見通しの暗さ。
09年のロシアGDP成長率は2・4%に落ちるだろう。反面、消費者物価は13%値上がり予測だ。
為替レートは一ドル=24ルーブルが、36に落下。50%もの通貨下落となれば輸入物資の価格が暴騰するだろう。
そこへもってきて中国と露西亜の間を結ぶ石油パイプラインの建設が世界大不況と原油価格暴落の影響をもろにうけて暗礁に乗り上げたようだ。
東シベリアの資源を延々とパイプラインを敷設して、最初は分岐ポイントから中国の大慶を運ぶという計画。その次にパイプラインをさらに延々と敷設しナホトカまで運んで日本向けとするという世紀のプロジェクトが挫折する危機を迎えたのだ。
▲当初見積もりの十倍以上
ESPO(東シベリア・太平洋・石油パイプライン)プロジェクトだが、当初の見積もりより十二倍のコストがかかるらしい。事業主体「トランスネフツ」社のニコライ・トカレフ会長によれば総予算122億ドル(当初見積もりは10億ドルだった)。
第一期工事のスコボロディロから中国の大慶区間は3億ドル。タラカン↑タイシット間1100キロの工事は、すでに83%が完成した。
しかし83%完成という数字はパイプライン敷設だけ、ポンプ拠点は65%しか完成しておらず、難工事区間に至っては27%しか工事が終わっていない。
この区間が完成すれば年間3000万トンが中国向けに輸出される手はずだった。
第二期工事区間はタイシット~フコボロディロで2009年末の完成を目指す。これが出来ると年間8000万トン。
ところが専門筋の見通しによれば2020年までにせいぜい年間5000万トン、その裡の2500万トンがESPOに供給され、残りはロシア側へ運ばれるという。
あまつさえ東シベリアに眠るとされる無尽蔵の資源は、当初予測を大幅に下回り、このプロジェクトはコストに見合わないと露骨に反対するロシア側の学者も出てきた(欧米メジャーが逃げたのは、これが理由だった)。
さらにややこしいのは中国側の事業主体「ペトロチャイナ」社とロシア側事業主体「トランスネフツ」との最終的詰めが成立せず、最終価格、信用枠とくに利子の支払い、中国側の建設主契約を誰にするかなどの問題で、依然として話し合いはもつれ、紛糾を続けている。雲行きはじつに怪しくなっているのだ。
ネタニヤフ次期首相、中道右派政権を構想、対立政党と連立を模索
第一党となったのは与党「カディマ」だが、第二党「リクード」との議席差わずか、一議席(イスラエル国会は定数120)。
基本的には第一党の党首が連立工作の主導権を握り、ほかの政党との話し合いを始めるのが通例だが、今回はそのしきたりを破ってペレス大統領は、リクードのネタニヤフ党首(前首相)に組閣を命じた(憲法による)。
ネタニヤフは、「大連立」構想が重要であるとして、対立する「カディマ」と最初に交渉を開始した。カディマ率いるのは女性外相のリブニ。美人でもある。
だが、ネタニヤフと会談後、リブニは「カディマは連立政権には参加しない」と繰り返した。
第四党に転落した「労働党」はバラク党首(国防相)が、「連立参加の見込みはある」としているものの、即断も出来ず、また第三党に躍進の「イスラエル、我が家」というタカ派政党とは水と油の関係で、バラクは、依然として世論の動向を見ている。
一方、引退表明しても、まだ首相の座に偶然居座るのがオルマルト首相だが、汚職事件で起訴される可能性が高い。
オルマルトは、米国のユダヤ系富豪・タランスキーに便宜を図った見返りに賄賂を受け取った疑惑がある。
ネタニヤフはリクード幹部会でハマスのロケット砲撃と経済危機に対応するためにも「大連合的な強力内閣を組閣するのが国民的要請である」として、中道左派を含む連立内閣構想をまだ模索している。
中国人民解放軍で、軍の移動、出動を命令するのは総参謀部である。
現在、総参謀部長は陳徳丙(上将、66歳)。胡錦涛の辞令により、就任してから一年になるが、実際の権力をまだ発揮できない。前総参謀部長の梁光烈が、ことあるごとに出しゃばって、陳徳丙を妨害するからという。
四川省大地震における災害派遣にしても、軍の出動要請は温家宝首相から、胡錦涛主席(軍事委員会主席でもある)につたわり、胡が軍に出動を命令したが、総参謀本部高官らは、依然として江沢民派が多数を占め、そのトップだった前の部長(つまり梁光烈)の顔色を窺うため、指揮命令系統に時間差が生じた、という(博訊新聞網、2月27日)。
梁がことあるごとに妨害するのも、陳徳丙とは僅か一歳しから年齢が違わず、人事に不満を抱いているのが原因という。梁は67歳、引退にはまだ早いと言うわけだ。
陳は江蘇省南通の出身で、上海に近いが、こうした理由で上海派の仲間には入れず、かといって軍の内部の影響力がいまも薄い胡錦涛に100%の忠誠を誓うのは危険という判断も働いているらしい。