はてなキーワード: かく言う私も童貞でねとは
この話だと、結婚前の独身時代の平均的な生活水準を維持するためには、夫婦あせて額面で800万円の年収が必要であると言う話もある。
だから女性が相手に500万以上を求めるのが当たり前で、男性が300万以上を求めるのも当たり前だと。
ただこのハードルは結構高い。20代で500万以上稼ぐ男性は上位10%しかいない。
で、中央値が500万円前後になってくるのは30代後半。だから晩婚化は必然とも言えるんだよね。
もちろん、初婚年齢の最頻値は27歳、30年以上平均年収は変わっていない、とかそう言う情報を考えると、誰もがこれに拘っているわけではないし、将来性なども考えて検討されているのだとは思う。
けれど、いわゆる自由恋愛ではなく、婚活市場に出品される商品のなかから、スペック検索で検索される状況(これを「価格.com婚活」などと名付けた学者もいる)色々な情報を得て冷静に分析すればするほど、これぐらいなければ生活が維持出来ないという現実が強調されていくという。
かく言う私も童貞でね(先ほど別の増田に「いちいち童貞童貞書くんじゃねーよこのクソザコクズバカハゲチビうんこ」と言う様なお叱りをいただいたところではあるが)考えすぎなんだろうとかは思う事はある。
いつも思うんだけど、一番知りたいことが書かれてないのが不思議でならない。
もちろん、かく言う私も童貞でね。
ヘルスとソープの違い程度は調べてわかったが、じゃあそのソープは一体どうやって探して選んだのだろう?食べログとか価格コムみたいな口コミサイトがあるのだろうか。
こう言っては悪いが、どの店のサイトも出会い系サイト並みに胡散臭く怪しい。しかも掲載写真は悉く、暈かしが掛かったり手で隠していたりで精々輪郭と体格程度しか窺い知れない。かといって予約無しで突撃すれば漏れなくボストロールに襲われ討ち死にすると言われるのだ。成功者達は一体どのように成功したのか。
また、いざ出陣するときの出で立ちも疑問だが話題に上ることは少ない。風呂と歯磨きは常識の範疇で分かるとしても、歯科医で歯石除去しておくべきか、下着は新品を下ろすのか、爪は何処まで切れば良いのか、スネ毛は処理しておくのか、気になり始めれば全てが気になるが店の注意書きにはそこまで書かれてはいない。しかし書かれていないから良しとするのは間違っているし、むしろこの国では「行間を読む」という高等スキルが暗黙の了解として周知されている。
などと考えていると、童貞特有の自己肯定感の無さも相まって、ああ準備するだけで面倒臭いなあ……と行く気が失せてしまう。自分に対する投資など欠片もしてこなかったクズにはあまりにも精神的ハードルが高すぎるわけだが、一体どのように乗り越えたのか。
人生に勢いは必要だとは言うが、急いては事をし損じるとも古人は言う。
童貞を捨てることができるのは童貞のみ、即ち一生に一度しかないのだ。慎重に慎重を重ねるべきだ。