2024-11-11

松本人志の件で多くの人が勘違いしているポイント

今回の訴訟って、記事に対する名誉毀損であって、性加害の事実認定については名誉毀損を認めさせる上での副次的な内容でしかないということ。

で、大体の人が勘違いしているのが、「たられば型謝罪」について、それは謝罪ではないという部分。

気持ちはわかるし、増田松本人志擁護するつもりなんて一切ない。

でも、それとこれは別。ここは裁判公平性に関わってくる部分なので、松本人志がどうとかこうとかよりももっともっと大事なこと。

重要ポイント

松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。」

これは松本人志側による一方的声明ではあるのだけど、文春側も取り下げに同意しているということはこの事実否定はされていないということ。

まりこれは、裁判という公平な制度のもとにおいて、訴える側訴えられた側のどちらもが認めた事実ということになる。

うそうなってしまったら、第三者がとやかく口を挟むことではない。それが裁判というもの

「いや、被害女性記事に虚偽はない。納得ができないといっている!」

もっともです。

ただ、忘れちゃいけないのは、今回の訴訟記事の内容に対する名誉毀損であって、松本人志性的加害を行っていたかどうかではなくて、記事の内容に真実性があるかどうかという点でしかないわけ。

もし松本人志性的加害を認めさせたいなら、被害から告発必要で、被害女性も取り下げに納得行かないなんて言っている間に訴訟を起こせばいいじゃない?ということにしかなりません。

もしくはSNS確信をもって松本人志を黒だと言い張っている人が何らかの形で訴訟を起こせばいいだけの話。

それもせずに「取り下げの同意に納得が行かない」というのは、1000%ただのお気持ち表明でしかないです。

重要ポイント

たられば型謝罪について。

松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます。」

ここの勘違いが一番大きいのだけど、前段で「物的証拠がない」という内容で同意を得ている以上、記事の内容について謝罪することはありえないです。

だって、そうしたら同意した内容を否定することになってしまうから

なので、本来はこの謝罪については必要がないものということを忘れないでほしい。

ただ、やっぱり本人は感覚がズレていたことを反省しているのだと思う。

事実無根なので戦いまーす」とか「やっとでたね」みたいな(ちゃんと覚えてないけど)世間を舐めてた感覚があったのは事実で、そのことは謝罪しないと収まらんよな、という判断での謝罪と考えればいいんじゃないかな。

で、これに対して「誠意がない」とか「謝ってない」っていうのも1000%お気持ち表明でしかないです。

他人から与えられた断片的な情報だけで物事判断するという、陰謀論ムーブであるという点にご注意ください。

重要ポイント3

じゃあどうすんのよ。ってところ。

被害女性は、松本人志を直接訴えるべき。

納得のいかない視聴者でも構わない。

ただ、何で訴えていいかからないって人は、そもそも訴える権利を持ってないのであきらめてください。

それでも自分が納得行かないかあいつを締め出せ!というのは、それはもう魔女裁判なんよ。

松本人志憎さに、いつかあなたを守ってくれるかもしれない裁判公平性を損ねちゃダメでしょ。

あんた顔がキモいから有罪」っていうのと、根本で同じことになっているということを忘れないで。

重要ポイント4

それでも、見ない自由はあるよ。

結局はその部分を徹底的に貫くしかないよね。

でもさ、結果的世間松本人志を受け入れてしまったときは、自分は少数派だったんだなっていう事実も一緒に受け入れなきゃダメよ。

それに対して「世間が間違ってる」「マスコミ陰謀だ」っていうのは簡単で、でもそれはさっきも言った通りただの陰謀論ムーブです。

そんなに世の中は自分の思い通りにはならないってこと。

まとめ

この内容を松本人志擁護だと思っちゃう人は本当に危険なので気を付けて。

名誉毀損訴訟を起こした上で、双方が「物的証拠がない」」と同意して取り下げを行った。」

今回の訴訟によって明らかになった事実はこれだけ。

それを否定することは、現代裁判制度のもの否定するということになる。

もしこれに不服がある人がいれば、それはもう訴えるしかないです。

ただ、一点言えることは、松本人志側が、過去飲み会において「不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます。」ということを認めたという点。

もし本当にそういう思いをしたという人がいるならば、その訴えはかなり通りやすくなったと思っていいです。

本当に彼をテレビから消し去りたいなら、そういうことを証言してくれる人を探してくることからはじめたらいいと思います

それもしないで「いたに違いない!」はただの魔女裁判ですよともう一度申し上げます

増田個人的意見

今のところ半々かなぁ。

個人的にはもう二度と顔も見たくないくらいの気持ちだけど、吉本ゴリ押しパワーで来年の春頃には普通に出てるんじゃないかな。

それについてはやっぱりまだまだ女性性的被害についての世間理解が足りないよなって思う。

増田の考える最高なシナリオは、松本人志復活がでかいショーレースとかで企画されて、プロモーションにもめちゃくちゃ金を使ったうえで直前に新たな告発が出てきて全部丸つぶれになることかな。

過去の過ちをたられば型でも認めたということは、その部分の可能性を大きく開いたってことだと思うので、ぜひ週刊誌各社の記者さんには頑張っていただきたいところです。

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