■なぜ私は安倍晋三が不愉快でないのか

表立ってネット右翼だったりしないのだけれど、自分にはそのケがあると思う。

そんな自分がどう考えているかを明らかにしてみたい。

安倍晋三には個性がない

• 少し考えてみて、安倍晋三は日本国首相というイメージの集合になっていることに気がついた
• 橋本龍太郎のときに淡く感じた親しみも小泉純一郎のようなリーダーシップも感じない
• ニュートラルな機能としての首相像がそこにある
• 好感があれば裏切られたときに怒りが芽生えるが、全くそれがないので強い反感も覚えない、のだろうか？
• では安倍首相の周りに存在すると言われる利権に対してはどうだろうか
• 一つは強く批判されているものを見るとちょうどいい場所にスタンスを置こうとする自分の精神の働きがある
  • 結局の所加計学園も桜を見る会も検察の件もあまり興味がわかない
  • 重要なインシデントとは思えず、そういうこともあるだろうなという気持ちが発生してしまう

自分が不愉快になるのはどんなときか？

• 知能が足りていない行動を見るときが多い
• マスクの件はとても不愉快だった
  • ただしかしアベノマスクなどと揶揄され続けているのを見ると、精神の働きが変わってしまう
  • あとはマスクの形状などに関しては自分は否定的な気持ちにはならず、そこの否定が入ると微妙な感情になる
  • 医療従事者に足りていないのにマスクを全国民に配布するという選択が不愉快だった
• ハンコ大臣も理解不能な存在である
  • 場末の大臣にせよ全く能力的に足りていない人間が大臣になる機構自体が不愉快である
• EM菌関連の文部科学大臣が生まれるのも理解し難い

そんな自分はどんな国になってほしいと思っているか

• 利権や不正がない社会は期待していない
  • どこにでも生まれる
  • 自分の生活が守られればいい
• まともな科学技術政策はしてほしい
  • ただしどこの政党にもあまり期待はできない
• 外交、特に中国と米国との関係は安定していてほしい
  • 安倍晋三の素晴らしいところは外交でなにもしていないところだ
    • これを言うと怒られそうだがマイナスもプラスも無いと思っている。これは本当に素晴らしい

ここまで書いて気づいた

• 余計なことをしない首相だから不愉快ではないのだ
• 結局は自分にとって今の社会は重大なイシューがない
• 日本は人口構造的にどうあがいても衰退する国である
• 安倍晋三や自民党には軟着陸させるのにうってつけだと思う
• 移民の受け入れや男女参画社会が完全に構築されるのがベストだが男女参画を強く標榜する党は移民受け入れが弱いと思われる
  • 移民受け入れで大事なのは国民感情を逆なでしないまま大量に入れることだ
  • 悪環境で大量に受け入れをしようとしている今の方針は間違っているとは言えない
  • このあとで移民の権利の確立が起こり今のイギリスのようになるだろうが完全に衰退しきるよりは現実的だ
  • 男女参画を強く標榜する党は先に移民の権利確立に躍起になり移民の総量が減りそうである

他の安倍晋三を緩やかに支持している人間はどのように考えているか？

• 過剰な批判へのバランスを取る精神の働きや利権や不正への諦観は共通している気がする
• そして私と同じような現状に強烈な不満は持っていない保守層であると推測される
  • 現状に不満を持つ人間がネット右翼になる時代は終わった気がする
    • もちろんまだ一定数はいるだろうが
    • いま、こういう層はどこに行ったんだろうか

では自分が安倍晋三を見限るのはどんなタイミングか

• 大きくかつ不愉快な変革を起こそうとする場合
• より安定した首相候補が出てきた場合
  • 河野太郎は好ましい
    • 彼についても批判は多くあるのだろうが大規模な改革を企図せず小規模な改善を繰り返すさまはとても望ましい
• 自分の現状が悪くなったとき
  • これで「ようやく悪政に気づいたか」と言う人もいるのだろう
• ただ飽きもきている
  • 実体が伴うかどうかは置いておいてパッケージとして「新しく信頼できるリーダー」はそろそろ誕生してもいい

知りたい

• 他の人が政治に対してどのように考えているかを知りたい
• ここまで自分は自分の目で見ている世界を嘘偽り無く語った
• いまの政治議論は自分の意見をオブラートで包みすぎている、正義を語りすぎていると思う
• もっと素朴に私はこう思うを伝えてほしい

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