ぜんためとは、一昨年2017年から岐阜県岐阜市柳ヶ瀬で開催されているイベントであり、『ゲーム版マチアソビ』を目指しているイベントだ。
詳しくは公式ページとかを見て欲しい。
で、コンセプトだけを見たらなかなか面白そうでワクワクするイベントだが、ハッキリ言って全然駄目だ。
いや、やってる内容とかイベントの内容自体は悪くはないんだけども、運営がダメダメすぎてもうそれは悲しくなるぐらいダメダメだ。
ということで、ぜんためが何故駄目なのかをつらつらと書き連ねていこうと思う。
駄目な理由の8割はこれ。
まず、このイベントが開催されるのは大体8月の頭の土日である。
・・・ちなみに、岐阜県は『全国で1,2を争うほど暑い県』である。
要は全国で一番暑い県の一番暑い時期の一番暑いタイミングで外でイベントを開催するという狂気のイベントなのだ。
まあ同じタイミングで『長良川全国花火大会』も開催されるのでそちらの客が見に来ることも踏まえての時期、というのは分かる。
それにしたってこう、あまりにも暑すぎるし、そもそもぜんためが開催される柳ヶ瀬の交通の便はお世辞にも良いとは言えない場所なので最悪駅から10~20分歩く羽目になる。
勿論炎天下の中を、だ。
・・・イベント側は『熱中症に気をつけて下さい!』とは言っているが、開催時期をずらそうとは思わないのだろうか?
余談だが、このイベントが開催されている裏で別のイベントも開催されていることも記載しておこう。
そのイベントとは世界コスプレサミットだ。
ちなみに世界コスプレサミットの開催地は隣の県、愛知県である。
一応毎年ぜんためは参加して軽く見て回ってはいるが、先程述べた理由もあるようにコスプレの客は非常に少ない。
こういったイベントであれば商店街をコスプレで練り歩く・・・とかあってもいいとは思うのだが、許可が下りないなどあるのだろうか。
まあ、コスプレの客は全て切り捨てる前提だったとしても、このイベントはどこ向けにアピールしたいのかが不明瞭な点があるのは否めない。
オタク向けにやりたいのであれば、ブースの内容やイベント内容は振り切れていないと思うし、一般人向けにやりたいのであればちょっとオタクに寄りすぎているところがあるように感じる。
というか、ゲームの大規模イベントの割には有名所の出展企業が「任天堂・ソニー、セガ」ぐらいしか無いし・・・
イベントステージでは色々な人が登壇し、トークショーやゲームプレイデモなどを行っている。
・・・のは良いのだが、このイベントステージ、立地と配置が悪すぎる。
ぜんためにはブースが設置されているメインの通りがあるのだが、イベントステージがあるのはメインの通りのすぐ隣のやや狭い路地。
当然座席数もそう多くないので立ち見の客も多いが、立って見れるスペースもそれはそれは狭いので・・・
とは言え、このステージは生放送で見れるので生で見たいのであればそちらで見るのが良いだろう。
それはそれとして、ゲームをプレイするモニターが普通のTVのモニターな上、座席の目線の高さとほぼ同じ高さにおいてあるせいで後ろの方だとモニターは全く見えないのはどうにかしたほうが良いと思う。
何故なら決められた衣装(法被等)などは存在せず、イベントスタッフの帽子を被っているだけだからだ。
そのためイベントスタッフが居たとしても一見しただけではただ参加している一般人にしか見えないのである。
また、スタッフ間の意見統一もされておらず、イベントステージ周りなどでは席が埋まっていたために壁際で見ていたら「店に入る人の迷惑になる」との事で別の場所に誘導された。
そこまではいい、そこまではいいが今度は道路脇、座席のすぐ横の場所で見ていたところ、別のスタッフに先程指摘された壁際で見るよう誘導されたのだ。
頼む、頼むからそういうところはしっかりしてくれ。
さて、上で紹介してきたが、ぜんためのブースは色々な場所に配置してある。
メインとなる通りでは各社のゲームの試遊ができたり、グッズの購入ができたりするし、メインステージではイベントが見られる。
具体的には数分あるかないと行けない場所や、大通りを一本挟んだ先だ。
もっとこじんまりするべきとは言わないが、ブースとブースの間は何もないのでもう少し楽しめる工夫をして欲しいところである。
それは別に良いのだが、配布物の問題は別にあって、どのブースでもクリアファイルや手提げ袋などをほとんど配っていないのだ。
そのため物販を購入していない人やカバンなどを持っていない人はA4サイズのチラシや数多く渡された配布物を全て手に持って歩く羽目になる。
東京ゲームショウなどではたいていどこかのブースが手提げ袋に入れて配布物を配っているため、その袋に配布物を入れられるのだが・・・
・・・とまあ、色々と文句を言ってきたが、やはりゲームを主体にしているイベントというのはなかなか無いため珍しいし、特にインディーゲームのコーナーは製作者との交流も出来るため非常に楽しい。
また、出店する側としてもインディーゲームコーナーは気軽に出店できるため、参加する価値はあるだろう。
そう、インディーゲームコーナーはとても楽しいのだ、これを見るためだけでもこのイベントに来る価値は間違いなくある。
そもそも岐阜ってところにはつっこまないの?
だからといって岐阜にイベントホールないじゃん 冬は雪で交通遮断 ~~~終了~~~~
岐阜県の地下にあるんだぞ ばぁぁぁあああああああああくぁ