2013-08-13

高学歴世界低学歴世界、こちらの世界、あちらの世界

http://anond.hatelabo.jp/20130809115823

を読んで、色々考えた。


私の祖父は地方都市おい戦後の荒れ野原から身一つでそれなりの財を成した。

私の父はその地方では有名な私立大学に進学し、母と出会い結婚し、私を産んだ。

私は「お受験」をし、東京国立大学を修了し、とある企業研究職として働いている。

また、大学出会った女性結婚し、一男をもうけている。


はいわゆる高学歴世界の住人である

父は境界領域の住人である

祖父は低学歴世界の住人である


低学歴世界-高学歴世界の議論がはてなで行われている時、高学歴世界の方が優れているかのように語られていると感じる。

そりゃ収入量等で上下はあるだろうけど、「上下」だけで語られるのどうなんだろう?


私は祖父を心から尊敬している。

身一つで財を成しただけあって、非常に頭が良かった(最近痴呆が進んでるんだよなぁ)。

祖父の知り合いも魅力的な人が多く、紳士が多かった。

しかし、その中で極めて異色の「おじさん」がいた。


その人は、機嫌が良い時はとてもきっぷが良かった。しかし、すぐかっとなり、よく殴られた。

子供の私は良く懐いていたと同時にすごく怖かった。

「おじさん」は異色で、別世界の住人の様だった。多分、こちらではないあちらの世界

今思うと、懐いたふりをしていると色々良いことがあって、殴られることが無い、そんな計算をしていたんだろう思う。


そして私は、小心者であったから、「あちらの世界」が怖かった。適応出来る自信も無かった。

からこちらの世界にしがみつく必要があった。

それが人生モチベーションだったと言っても良いと思う。

受験にしても就活にしても、「失敗したらまずい」という後ろ向きのモチベーションでなんとかクリアしてきた。


それと同時に、「失敗したらあちらの世界で生きていくのかー」という気持ちもあった。

私の中では「あちらの世界」はセーフティネットだった。失敗しても何とかはなるか、と。

一方で地元の友人の中には私より良い学歴を持ち、私より明らかに地頭もあるのに、

「俺、こっちは性に合わない」と「あちらの世界」に行った奴もいる。

彼には「あちらの世界」は救いだったのだろうと思う。


多分、こんな人生ちょっと都会の地方都市ではありふれたものだと思う。

同じような人もはてな村の中にいるんじゃないだろうか。

「あちらの世界」も「こちらの世界」も知った上で、どちらかを選択した人。


でも、私の妻は違う。妻の父は海外で働いていた、完全に「こちらの世界」の住人だった。

から妻は「あちらの世界」を知らず、想像する事もできない。

まぁ妻は「こちらの世界」に適応しているから良い。

でも、適応できない人はどうなるのだろう?


・「こちらの世界しか知らないのに、こちらの世界適応できない人

・「あちらの世界しか知らないのに、あちらの世界適応できない人

・そこに選択肢があっても、世界間の移行ができない人。

・そしてそこに選択肢がある事を知らない人。


多分友人のように「こちらの世界から「あちらの世界」に行くことより、

「あちらの世界から「こちらの世界」に来ることの方が、色々な人の理解や準備が必要で、難易度が上がるんじゃないか

でも今の社会は、「こちらの世界」と「あちらの世界」との溝は大きくなってきている。

国民総中流という点では変わってないけど、中の上と中の下の双峰分布になってるよね。


の子供も、「こちらの世界しか知らずに育つだろう。

そして、彼が「こちらの世界しか知らないのに「こちらの世界」に適応できなかったら?

ニートになっても仕方が無いのかな。

そんな事を考えていたら、子育てにはリスクが大きいというちょっと前にあった議論もわからなくは無い。

現代社会の闇は深いな。

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