2017-04-04

http://anond.hatelabo.jp/20140507012359

たまたま上がってきてて、読んだらいろいろ思うところがあったので書いておく。長い長い自分語りになるが許して欲しい。

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元増田とおなじく、私も両親は高卒、親戚もたいていが高卒で働いている。

ただなぜか親が教育熱心だかなんだかで、塾に通わせてくれたし、まあまあそれなりの高校に行くこともできた。

高校の頃からだいぶ成績が怪しくなったものの、なんとか地元の国公立大に進学できた。

中学の頃の友人はたいていが高卒就職してて、大学入学した時にFacebook見たら就職しました、って書いててすげえなって思った。

大学入ってからはよくある自堕落生活単位は常にギリギリである。その上就活も面倒臭くてあんまりちゃんとやらなかった。でもたまたまプログラマとして雇ってくれる会社があって、そこに就職した。

田舎人間、初めての一人暮らしである

何処の馬の骨ともわからぬようなアホな学生プログラマとして雇い入れるような会社だ。今となったらそりゃ大変なことになるよなあと思うのだが、当時はこれでやっと親を安心させられる、独り立ちできる、という一心で働いていた。その結果、メンタルおかしくなる一歩手前まで行った。こっちで知り合った友人が「落ち着け」って言ってくれなかったら、今生きてるかどうかさえ怪しい感じだ。

で、私は考えた。どうすりゃこの地獄を抜け出せるんだ、と。

考えに考えまくった結果、会社の外に見える実績を残せばなんとかなるんじゃね? と考えた。それで、勉強会とかカンファレンスで話したり、コンテストハッカソンに出たりした。体力的にはかなりしんどかったけど、何より楽しかった。外の世界にはこんなに面白いものがあるんだって分かった。

ただ一つだけ思い違いをしていた。会社にバレなきゃいいと思ってたんだが、バレた。バレたら、怒られた。なんでそんなことするんだ、会社で使う技術だけを勉強してればいい。そんなことを言われた。とても凹んだ。それと同時に、やっぱりこんなところにはいられない! って思った。

それまでまともに転職活動をしてこなかったので、このタイミングでやっと面接を受けはじめた。ハッカソン勉強会主催してる会社を受けた。好印象だったかどうかは知らないが、なんだかんだで話を聞いてもらえた。そして今の会社に受かった。地方のよくわからん大学から直接入るのは難しそうな会社だ。実際、大学時代の恩師にも「まさかそこに転職するとは」と言われた。

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世の中にたような境遇でも、辿るルートが違うとこんなことになる。

就職してもう何年か経つけど、未だにすげえ楽しい新卒の頃がなんだったんだってくらい。

から大都市には夢があると思う。掴めるかはさておき。そりゃ要領いい人はサクッと掴むだろうが、私のように面倒臭がりでどんくさい人間はなかなか掴めない。それでも諦めず、策を練って立ち向かえば、まあなんとかなるときもある。今はそう思う。転職前は絶望しかなかったけど。

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