2013-09-05

天文学は賢い母。占星術はその愚かな娘

id:mythm

いつも疑問なんだけど、南半球で生まれて今北半球に住んでいる場合(またはその逆)星占いってどうなるの?

逆の星座のを見るべきなのか、ラッキーな方角とか逆だったりするんだろうか。と思う山羊座南半球生まれ。

結論から言うと世界のどこにいても解釈は変わらない。

ただしどこで何時に生まれたかホロスコープを読む上でとても重要

なぜなら西洋占星術は実際に天空にある天体の正確な位置情報必要とするから

試しに以下のサイト自分誕生日と出生地の緯度経度を入力してみてほしい。

さくっとホロスコープ作成

 

仮にシドニー生まれだとしたら、北緯151度12分、南緯33度52分。日本との時差は-1時間

2013年9月5日日本時間の正午に北半球南半球で生まれた二人の子どもがいるとする。

時差があるので一人の子どもはシドニーで午後1時に、もう一人の子どもは日本12時に生まれたことになる。

増田子 2013年9月5日現地時間13時00分 シドニー生まれ

増田太 2013年9月5日現地時間12時00分 東京生まれ

 

西洋占星術では天体の位置を示すため、春分点を起点に黄道12区分けし

30度ごとにそれぞれ星座名前をつけている。これをサインと呼ぶ。

いわゆる○○座というのは生まれたとき太陽がどのサインにあったか意味している。

ちなみにサインに○○座という名前がついていても、そこにその星座があるとは限らない。これはあくまで番地名

太陽は他の天体と違って毎年ほぼ同じ位置にくるので目安にしやすい。

id:mythm真夏クリスマスをビーチで祝う家庭で育ったかもしれないけれど

雪の中ふるえながら年賀状を投函しに行く日本山羊座っ子たちと同じ位置に太陽がある。

先ほどの二人の例だと、9月5日太陽乙女座の位置にある。よって

増田子 2013年9月5日現地時間13時00分 シドニー生まれ 乙女座

増田太 2013年9月5日現地時間12時00分 東京生まれ 乙女座

となる。

   

さて、西洋占星術は主に10個の天体の位置を元に森羅万象を占うんだけれども、

見上げた空に違いはあれど、世界中どこで生まれても生まれた瞬間天体があった黄道の位置は同じだよね。

じゃあ北半球で生まれようが南半球南で生まれようが、地球の真裏で昼夜逆転していようが占いの結果は同じなのか。

結論から言うと、雑誌に掲載されるような万人向けの占いでは紙面の関係で同じ扱い。実際共通点は少なくない。

ただちょっと詳しく見る場合はもちろん違う。そこに前回書いたハウスというのが関係してくる。

さくっとホロスコープ作成レポート結果を出すと右下に出るのがそれ。

 

ここから自分が出したホロスコープを見ながら読んでほしい。

実はホロスコープチャート)というのは、地球を中心に天体がどう配置されていたのかを図にしたもの

チャートの円を上下で二分割している線の左側9時の位置が東の地平線、右側3時の位置が西の地平線になる。

この上下をそれぞれ6分割したもの12ハウス。起点になる東の地平線は1ハウスに、西の地平線は7ハウスになる。

山羊座と土星と10ハウスで書いた、例の10ハウスの起点が天頂。ちなみに4ハウスの起点は天底と言う。

 

天頂と天底は南半球北半球ではずれがあるし、昼夜が逆転している東西では星の位置は真逆になるよね。

同時刻のチャートを出しても、起点になる東の地平線の位置が変われば1ハウスの位置が変わる。

12ハウスにはそれぞれ意味があるので、それがずれるとそのチャート解釈は色々と違ってくる。

たとえば10ハウスの起点(10ハウスカスプ)はその人の社会的な頂点と考えるんだけど

同じ時間に生まれても生まれた場所によって位置が変わってくる。

先ほどの例だと10ハウスカスプ(MC)は

増田子 2013年9月5日現地時間13時00分 シドニー生まれ 乙女座 MC天秤座

増田太 2013年9月5日現地時間12時00分 東京生まれ 乙女座 MC乙女座

増田介 2013年9月5日現地時間00時00分 ブエノスアイレス生まれ 乙女座 MC水瓶座

となる。三人は同じ時間に生まれたけれど、増田子はデザイナーに、増田太は事務職に、増田介くんはプログラマーになるかもしれない。

でも三人には「柔軟性が高く、用心深い。細かいことをちまちま研究するのが好き」という共通点がある。

あくまで一例だけどね。

出生時間が同じでも、特定の目的に対して星の位置は有利、不利があると考えられているので

これを利用したロケーション占星術というものもある。

出生時間から理想的なロケーションを探し、そこへ引っ越したり旅行をしたりすることで人生に変化をもたらせると考えるわけ。

増田子はプログラマーなりたければブエノスアイレスに、増田介は事務職目指すなら東京移住したりすればいい。)

 

天文学は賢い母。占星術はその愚かな娘。しかし貧しい母には娘の稼ぎが必要だった」

という言葉があるんだけど、近代に入ってオカルトとして切り捨てられるまで占星術イギリスで省として機能していたこともあった。

そのせいか西洋占星術はとてもシステマティックで、細かい数字と角度にこだわり、再現性を重視する。

パソコンが普及するまで、占星術師には数学の才能と分厚い天文歴片手に星の位置を記録する大変な根気が必要だった。

東洋系の占術も西洋占星術を元にしたものが少なくない。

ただ当時東洋ではいかんせん天体観測技術が不足していたので、それに変わる物として天体の運行を元に暦を作った。

しかし星は24時間区切りで動くわけじゃないので誤差がおきる。それで調整のため暦には閏日や閏月が入れられていることが多い。

その間にも星は動いているので、暦の上の天体と実際の天体はどんどこずれていく。

しかもそれらの暦は流派によって多少違うので、東洋系の占術は西洋占星術以上に経験と勘に負うところが大きいように思う。

 

そんなわけで理系西洋占星術にはまりやすい。自分数字いかパソコンなしでは占えない。

興味が沸いたらAmateruをDLして遊んでみてほしい。

 

PATTERN48

http://ptn48.shaberizon.jp/ ・・・サインの特徴を鋭く言い当ててる

フリーウェアAmateru

http://tetramorph.to/ ・・・見やすくて使いやす

Stargazer

http://homepage3.nifty.com/Almanac/ ・・・日本人占星術家はプロアマわずこれ使ってる

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