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2015-11-14

刃牙の迷走と高岡英夫

グラップラー刃牙から続く一連のシリーズは、原始人が出たかと思えば剣豪宮本武蔵現代に復活した。

何故ここで宮本武蔵なのかというと、作者の板垣恵介武道家高岡英夫に傾倒しているからに他ならない。

高岡英夫氏はゆる体操DSといった概念で身体研究分野で一躍有名になった人である

まだリラックスをすることが競技パフォーマンスの向上に繋がると考えられていなかった時代に、時代に先駆けてリラックス有用性を説き、リラックス法としてゆる体操を発案した。

その後はDSディレクトシステム)という難解な概念で、オカルトチックになったと批判されることもあった。

嘗ての刃牙というと、脱力という言葉殆ど出てこなかった。技と筋力こそが強さを決めるという考えがあったように思う。

しかし、シリーズ二作目のバキくらいから脱力による強さの向上という概念が出てきた。

郭海皇という登場人物や、愚地克己の脱力によるマッハ拳、さらにはバキのゴキブリなどから明確に路線の変化があったように思う。

この辺りから刃牙における高岡英夫の影響が強くなった。

そして現在宮本武蔵に関しては、高岡英夫の影響が色濃く出ている。

まず、高岡英夫氏は宮本武蔵という人物にひどく入れ込んでいる。宮本武蔵五輪書や人物画を見て、いかに彼が優れているかという事を一冊の本にした事もある。

刃牙の最新シリーズ刃牙道において、84話から85話にかけての宮本武蔵の動きはまさに高岡英夫提唱している理論である

脱力による加速、踵での踏み込み

板垣恵介氏は気持ちコロコロ変わるから、書いている内容も変わるという事がよく言われるが、長きにわたって高岡英夫の影響はは日増しに強くなっている。

今後、刃牙シリーズで強い登場人物が出てきたり、登場人物が強くなった時は、半分くらいが高岡英夫の影響だと思って問題ないと思う。

2011-09-21

http://anond.hatelabo.jp/20110921130024

全部わかって乗っているなら止めないし、実際個人的には、高岡のようなパチくさいオッサンが多少世の中にいるのはむしろ面白いと思ってはいるのだけれど、運動音痴科学好きのライフハッカーが、ナイーヴコロコロ転がされているのだったら、他人事ながらちょっと心配だ。

せめてニセ科学に対するのと同じ程度の警戒心は持った方が良いんじゃないか

あるいは、それくらいの寛容さとテキトーさを、ニセ科学にも適応してやってくれないかインチキくさいものが多少あった方が世の中面白いし、高岡にコロっとやられている人をこうして眺めるように、ニセ科学にまき上げられている人たちも「アホやなぁ」と「寛大」に眺めてやったらどうだろうか。

ゆる体操とか全然知らないのだけど、ニセ科学批判クラスタにアピールするなら、

に焦点を合わせて訴えるといいと思う。

ニセ科学を「「アホやなぁ」と「寛大」に眺め」て済ますわけにはいかない理由はそこ。ホメオパシーがあれだけ叩かれたのもそこだよね。

モノは無害で国によっては医者プラセボ代わりに処方するくらいのものだけど、ホメオパシージャパンみたいなカルトまがいの組織組織拡大と組織防衛のために上のような傾向を強めていくのが問題。

ホメオパシージャパンのヤバさは、やっぱり由井寅子パーソナリティ依存するところが大きいと思うので、高岡英夫パーソナリティに注目して、今後ヤバい傾向を強めていく危険性に警戒しよう、っていうのはアリだと思う。

でも、事が起こる一歩手前の状態でどこまで言えるかってのは難しい問題で、ニセ科学とかカルト宗教とかをウォッチしてる人で、こいつはクサい、と思ってても、まだヤバいところまで行っていないか、あるいはまだ尻尾を出さない、という理由で保留にしてるネタって色々あるみたい。まあ、そういう時に増田って便利だよね、ってことで。

高岡英夫流行っているが

最近はてブ高岡英夫関係のエントリが上位に来ているのをよく目にする。

コメントを読んでいると、割とナイーヴに受け止めている人が多いようだ。

別に高岡英夫理論が間違っているとか、体操効果がない、とか言いたいわけではない。正しいかもしれないし、効くかもしれない。

ただ、ニセ科学批判の好きな人が多い一方で、高岡英夫(や、似たようなオッサンたち、さらに言えばスピリチュアルくさいライフハックやら)が割とすんなり受け入れられてしまうのがちょっと不気味なのだ。

最近はどうなのか知らないが、武道格闘技にやる側として関わっていた人なら、高岡英夫の名は小耳に挟んだことのある人は少なくないと思う。一時福昌堂系の格闘技雑誌などによく登場し、ディレクトシステムなる理論だか図面で、色々な達人の動きを分析してみせていた人だ。ヒクソンDSかいうのもあった。人体に色んな線を入れた図面なのだが、こうした図は高岡の特殊能力(?)で読み取られるものらしい。さらに、宮本武蔵DSと称するものを一億だか一千万だか、ものすごい値段で売っていた記憶もある(値段はよく覚えていないが、とにかく破格だった)。

高岡英夫の話は、一見もっともらしい。わたし自身も、一時期興味を持ち、「統一棒」なるすりこぎみたいな棒を買って練習していたことがあるくらいだ。

武道スポーツの話をするのに、東大出のオッサンがソシュールだの持ちだして理屈をつけて語る。しか結構説得力がある。割と賢い目のアスリートたちが魅了されたのにも訳はあるのかもしれない。

しかし、もっともらしい理屈を語るだけなら、この世界では珍しい話ではない。理屈の筋が通っていることと、実際にスポーツ理論として機能することの間には、かなりの溝がある。

格闘技ファンの中では伝説的な怪しいオッサン、堀辺正史(追記:名前間違えてました、スイマセン)だって、初期の頃の本はとても面白かった。多分中国拳法理論を色々継ぎ接ぎして組み立てたのだろう。特に伝統武術系をかじったオタクの心には、グッと掴む不思議な魅力があった。その後の堀辺氏の凋落ぶりは、格闘技ファンなら誰もが知るところである

吉丸慶雪なども、理論だけならかなり魅力的だ。理論書好きの武道オタクにはたまらないものがある。わたしも持っている。

この辺のおもしろさを全部認めた上でなお、この人達が実際にこの理論に基づいて強いのか、あるいは弟子たちがこの理論で強くなったのか、というのは、全然別問題だ。

武道スポーツ理論書というのは「ツボ」があって、そこをうまく押す文章を書けば、ある種のオタクアスリートをひっかけることは容易いのだ。

中国武術系などは、理論が非常に発達していて、とても面白いのだが、この理論通りにできるかというと、必ずしもそうではない。理論実践につなげる訓練がないと役に立たない(ただ分析の役には立つ)。この辺は「戦う編集長山田英司氏などがよく語っているところだ(山田氏には直接お目にかかったことがあるが、別に達人ではないものの、本当に強い。トリックと口ばっかりの中国武術家では全然ない。普通に喧嘩の強いオッサンだ)。

 

大分話がズレてしまったが、高岡英夫も似たような部類のインチキくさいオッサンだということは、よくよく認識しておいた方が良い。

繰り返すが、彼の理論体操が無効だと言いたいのではない。実際意味があるかもしれない。少なくとも読んでいる分には面白い面白いからこそ危ない。おまけに彼の商売は相当えげつない人間的にはまったく信用ならない人物だと思う。

ついでに言えば、堀辺氏も、本人は(若い頃は)本当に強かったのだと思う。動きのキレが確かに違う。しか別に彼は、彼の理論で強くなった訳ではないだろう。また、その後のコロコロ変わる態度や凋落ぶり、道場生に対する不埒な行いの噂を聞けば、人間的には信用ならない人物に見える。少なくともわたしなら近寄らない。ビデオは見たいが。

 

ゆる体操ビジネスに効く!とかノセられているライフハッカーたちは、その辺をどう受け止めているのだろうか。

ニセ科学は許せなくても、科学の名を冠したり、科学くさい言葉遣いをしていなければ、一転無防備なのだろうか。

科学者が一般書を書くと、せっかく面白いことを書いてきたのに、最後の章で哲学やら政治思想のようなものを書き始めて、これがびっくりするくらいナイーヴで幼稚なことがある。それと同じようなものなのだろうか。

 

全部わかって乗っているなら止めないし、実際個人的には、高岡のようなパチくさいオッサンが多少世の中にいるのはむしろ面白いと思ってはいるのだけれど、運動音痴科学好きのライフハッカーが、ナイーヴコロコロ転がされているのだったら、他人事ながらちょっと心配だ。

せめてニセ科学に対するのと同じ程度の警戒心は持った方が良いんじゃないか

あるいは、それくらいの寛容さとテキトーさを、ニセ科学にも適応してやってくれないかインチキくさいものが多少あった方が世の中面白いし、高岡にコロっとやられている人をこうして眺めるように、ニセ科学にまき上げられている人たちも「アホやなぁ」と「寛大」に眺めてやったらどうだろうか。

いやまぁ最後はイヤな言い方してごめんなさいだけれど。

 

2008-09-07

高岡信者が非達人の彼女に極意の世界を軽く紹介するための10本

まあ、どのくらいの数の高岡信者がそういう彼女をゲットできるかは別にして、

「達人ではまったくないんだが、しかし自分の極意趣味を肯定的に黙認してくれて、

 その上で全く知らない極意の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」

ような、信者の都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、極意のことを紹介するために

見せるべき10本を選んでみたいのだけれど。

(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女に極意を布教するのではなく

 相互のコミュニケーションの入口として)

あくまで「入口」なので、金銭的に過大な負担を伴う高岡英夫直接指導の講座は避けたい。

できれば専門指導員の講座にとどめたい。

あと、いくら極意的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。

映画好きが『カリガリ博士』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。

そういう感じ。

彼女の設定は

極意知識はいわゆる「ラジオ体操」的なものを除けば、フィットネスピラティス程度は体験している

サブカル度も低いが、頭はけっこう良い

という条件で。

まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。

基礎ゆる

まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「スティフルクラム解体」を濃縮しきっていて、「フリーフルクラム世界」を決定づけたという点では

外せないんだよなあ。長さも自由だし。

ただ、ここで極意トーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。

この情報過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報彼女

伝えられるかということは、信者側の「真のコミュニケーション能力」試験としてはいいタスクだろうと思う。

センター、下丹田

アレって典型的な「信者が考える一般人に受け入れられそうな極意(そう信者が思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの

という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには

一番よさそうな素材なんじゃないのかな。

高岡信者としてはこの二つは普遍的な極意だと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。

アウトサイドジンブレイド

ある種の武術系極意の達人が持ってる体捌きへの憧憬と、高岡英夫バイオメカニクス的な考証へのこだわりを

彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにも高岡英夫

「手技」による身体意識形成

意識操作」による身体操作

の二つをはじめとして、信者好きのするネタをメソッドにちりばめているのが、紹介してみたい理由。

基本態功

たぶんこれを見た彼女は「中国武術タントウ功だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。

この系譜の鍛錬がその後続いていないこと、これが日本では大人気になったこと、

日本なら太気拳になって、それが中国に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、

日本国内でこういうのがつくられないこと、なんかを非達人彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。

ウォール

「やっぱり極意は武術のためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「ベスト

でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、このメソッドにかける高岡の思いが好きだから。

断腸の思いで削りに削って裏側だけにして、それでも天地の果てに達する、っていうストラクチャーのスケールが、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、

その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにも極意的だなあと思えてしまうから。

ウォールの大きさを俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが

ベスト丹田だったらきっちり身体内に収まってしまうだろうとも思う。

なのに、意識操作で脳疲労を起こしながら巨大な身体意識を作ってしまう、というあたり、どうしても

「自分の身体意識を形作ってきたものが捨てられない達人」としては、たとえ高岡英夫がそういうキャラでなかったとしても、

親近感を禁じ得ない。メソッド自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。

総合呼吸法

今の若年層で呼吸法をやったことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。

ゆるよりも前の段階で、高岡カリキュラムとか身体操作技法とかはこのメソッドで頂点に達していたとも言えて、

こういうクオリティのメソッドが高岡英夫直接指導でこの時代にかかっていたんだよ、というのは、

別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく極意好きとしては不思議に誇らしいし、

いわゆるゆる体操でしか高岡英夫を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。

質重量体操

身体の「ゆるみ」あるいは「重みづくり」を達人として教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。

意識操作が他人の感覚を巻き込む」的な感覚が達人には共通してあるのかなということを感じていて、

だからこそ極意第一教程最終講座は質重量体操法以外ではあり得なかったとも思う。

「巻き込まれた」という達人の感覚今日さらに強まっているとするなら、その「達人の気分」の

源は質重量体操法にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、

単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。

カバンの持ち方

これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。

こういう戦前の携行術をこういうかたちで講座化して、それが非達人に受け入れられるか

気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。

ゆる体操

9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にゆる体操を選んだ。

基礎ゆるから始まってゆる体操で終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、ゆる教会以降のゆるゆる棒時代の先駆けと

なったメソッドでもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいいメソッドがありそうな気もする。

というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら

教えてください。

「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。

こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。

いぇい

http://anond.hatelabo.jp/20080721222220

 
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