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はてなキーワード: 記法とは

2008-09-23

正規表現の機能の覚書き

はじめに

「はじめての正規表現」ホッテントリ入りしていますが、

導入としては、何に使うのかがわかりやすくて良いのではないかと思います。

あれを見て、基本機能をまとめてみたくなったので、正規表現の基本的な機能について書いてみます。

正規表現が初めてという人は「はじめての正規表現」を先に見たほうがいいと思います。)

例では「検索」か「置換」をするものとして話を進めていきます。

「はじめての正規表現」が実例を中心にしたのに対して、こちらは機能を中心に書きます)

正規表現は、プログラミング言語やその他のツールなど、それぞれで微妙な違い(方言)があるので、その点には注意が必要です。

(表記法が違ったり、ここに紹介する機能がサポートされていなかったり、逆に紹介していない機能をサポートしていたりする場合があります)

メタ文字とリテラル文字

正規表現には、メタ文字とリテラル文字というものがあります。

メタ文字とは機能を持つ文字で、『.』『*』『*?』といったものが当てはまります。

リテラル文字は「文字それ自体」と解釈される文字で、『 』『a』『<』といったものです。

アルファベットや数字はリテラル文字なので、

「検索する文字列:『egg』 置換する文字列:『chicken』」

などとすれば、正規表現を使わない置換と同じ効果になります。

なお、検索して検索文字列が当てはまることを「マッチする」と言います。

メタ文字に使われている文字を検索したい場合は、直前に『\』を置きます。(これを「エスケープ」と呼びます。)

.*?^$()[]{}』などがメタ文字です。

$100』を検索したければ、『\$100』とすればいいということになります。

(『\』は環境によって、半角の『¥』『\』のどちらかになります。)

言語、ツール、モードなどによっては『@/#』もエスケープが必要です。

また、『\』自体は常にエスケープが必要です。

繰り返しについて

メタ文字意味
?直前の文字を0回または1回繰り返す
*直前の文字を0回以上繰り返す
+直前の文字を1回以上繰り返す
{n}直前の文字をn回繰り返す
{n,}直前の文字をn回以上繰り返す
{n,m}直前の文字をn〜m回繰り返す

これらのメタ文字は「量指定子」といって、直前の文字の繰り返しを意味します。

*』は「任意の文字を0回以上繰り返す」とありますが、

「0回以上繰り返す」とは、「全く何もなくてもいいし、いくらあってもいい」という意味です。

よって、『?』は「あってもなくてもいい」、『+』は「1つ以上あればいい」と解釈できます。

colou?r』は『u』があってもなくてもいいので「colorかcolour」ということになります。

{n}』は、たとえば『-{15}』なら、「ハイフン(-)が15個続くもの」となります。

-{10,}』なら「ハイフン(-)が少なくともは10個続くもの(多いのはいくらでも)」、

-{10,15}』なら「ハイフン(-)が10〜15個続くもの」となります。

また、複数の文字を繰り返したい場合は括弧で囲みます。

(Gang){2}Dance』は『GangGangDance』と同じ意味になります。

欲張りと非欲張り

メタ文字意味
?直前の文字を0回または1回繰り返す(欲張り)
*直前の文字を0回以上繰り返す(欲張り)
+直前の文字を1回以上繰り返す(欲張り)
??直前の文字を0回または1回繰り返す(非欲張り)
*?直前の文字を0回以上繰り返す(非欲張り)
+?直前の文字を1回以上繰り返す(非欲張り)

「欲張り」とは、「なるべく多くの文字に適用しようとする」、

「非欲張り」とは、「なるべく少ない文字に適用しようとする」という意味です。

対象文字列が『aaa bbb ccc』だとします。

すると、検索する文字列が『a+』なら『aaa bbb ccc』、

検索する文字列が『a+?』なら『aaa bbb ccc』が置換対象となります。

(「すべてを検索/置換」する場合は当てはまりません)

「『a』を1回以上繰り返す」ということは、『a』でも『aa』でも『aaa』でもマッチすることになりますが、

「欲張り」かそうでないかで実際のマッチは変わってくるわけです。

文字クラス

文字クラス意味
[abc]a、b、cのいずれか
[a-z]a〜zのいずれか
[^a]a以外の文字(改行文字を含めaを除いた全て)
[^a-z]a〜z以外の文字(改行文字を含めa〜zを除いた全て)

文字クラスは『a』や『<』などの代わりに文字の種類を指定するものです。

a〜eのどれかの1文字という指定をしたい場合に『[abcde]』や『[a-e]』といった指定ができます。

また、文字クラス内の最初に『^』をつけて『[^abc]』などとすれば、

「a、b、c以外の何の文字でもいい」とすることができます。

間違いやすいのが「そこにaもbもcも存在しなければいい」という意味ではないということです。

文字クラスは「なんらかの1文字の身代わり」なので、それは何か1文字を表しています。

-』は範囲を表すのに使用します。そのため、『[;-%]』で「; - %のどれか」を表現することはできません。

-』を含める場合は必ず最初に持ってきます。すると『[-;%]』という風になります。

「; - %以外の文字」としたいならば『[^-;%]』とします。

[』や『]』、『\』を文字クラスに含めたい場合は直前に『\』を置いてエスケープします。

「『[』または『]』」であれば『[\[\]]』となります。

^』やその他の記号は先頭に置かなければいいので、エスケープの必要はありません。

.』は「改行以外のすべての文字」を表しています。

改行は『\n』で表されるため、『.』は『[^\n]』と等価です。

(ただし、正規表現モードによっては「改行も含めすべての文字」を表す場合もあります)

文字クラスにはいくつかの略記法があります。

文字クラス意味同等の表記
\w記号や空白ではない文字すべて[a-zA-Z0-9_]
\W記号や空白ではない文字以外[^a-zA-Z0-9_]
\d数字[0-9]
\D数字以外[^0-9]
\sタブや改行など、空白類とされる文字[ \t\n\r\f\v]
\Sタブや改行など、空白類とされる文字以外[^ \t\n\r\f\v]

(*間違って『\s』の同等の表記にも『^』がついていたのを修正しました)

(『\t』はタブ、『\v』は垂直タブ、『\r』はキャリッジリターン(CR、改行の一種)、『\f』は改ページ)

これらは『[a-fA-F\d]』のようにすることで、文字クラスブラケット角括弧)内に含めることができます。

「同等の表記」と書きましたが、文字をユニコードして扱うツールの場合は、上記が同等の表記にはならず、

たとえば『\d』であれば漢数字が含まれてしまったりするので注意が必要です。

選択

(A|B)』は「AまたはB」という意味です。(これを「選択」と呼びます)

(A|B|C)』なら「A、B、Cのどれか」という意味になります。

(gray|grey)』は『gr[ae]y』とほぼ等価となります。

[ae]』は「1文字のaまたはb」という意味になるので結果的に、ほぼ同じ効果が得られるわけです。

(ただし、これはgrayとgreyの違いが1文字だけだったためで、そうでない場合はこうはなりません)

気をつけなければならないのは、その順番です。

(Java|JavaScript)』で検索すると、対象文字列内に存在する『Java』と『JavaScript』すべてマッチするように思えますが、

JavaScript』は選択肢の前(左)のほうにある『Java』が当てはまってしまうため、

Script』部分にはマッチせず、『JavaScript』というマッチになってしまいます。

選択では左側が優先されるので、『(JavaScript|Java)』とすることでこの問題は防げます。

言語、ツールによっては、この問題が起こらない=順番関係なく長いほうを適用しようとするものもあります)

アンカー

メタ文字意味
^行頭
$行末
\b単語境界
\B単語境界以外

リテラル文字や文字クラスが「文字自体」にマッチするのと違い、アンカーは「位置」にマッチします。

検索する文字列が『^』、置換する文字列が『>』なら、「行頭に『>』を挿入する」という意味になります。

単語境界とは、「単語を構成する文字=『\w』に相当する文字」と「単語を構成しない文字=『\W』に相当する文字」の間の位置のことです。

regular expression.』なら『^regular^ ^expression^.』の4ヶ所に当てはまります。

\b.*?\b』とすれば単語すべてにマッチさせることができます。

しかし、「単語構成文字」が基準なので、『JavaScript』は1単語でも、『L?K?O』は1単語とは見なされません。

アンカーは位置にマッチするので、文字クラス内に含めることはできません。

^』や『$』を文字クラスに含めても、その文字自体という意味になります。

つまり、『[^$]』なら「行頭または行末」ではなくて、「『$』文字以外」ということになります。

また、『\b』は文字クラス内のみ、バックスペース文字を表す場合が多いようです。

大文字と小文字

正規表現には、大抵「大文字と小文字を無視する」というオプションがあります。

これが入っていないと「『to:』で検索しても『To:』にマッチしない」といったことが起こります。

言語、ツールによっては、正規表現の一部にのみ大文字と小文字を無視する機能があるものもあります。

例えばRubyでは『(?i:foo)』という形式を使用できます。

(?i:Ruby) Python』という表現なら、『ruby Python』や『RuBy Python』にはマッチしますが、

RUBY PYTHON』にはマッチしない、ということになります。


キャプチャと後方参照

括弧内に入れた文字列は、ある場所に記憶されます。(「キャプチャ」と呼びます)

これは『\n』という表記を使って呼び出すことができます。(nは数字)

同じ単語が2連続で出てくるもの(『merry merry』みたいなもの)を探すという場合、

\b(\w+)\b \1』とすることができます。(ここで使った『\1』を「後方参照」と呼びます)

こうすると、『\1』の部分は、『(\w+)』を使ってマッチしたものと同じものがあるものとして解釈されることになります。

括弧を何個も使う場合は、左の括弧から順に『\1』、『\2』、『\3』となります。

また、後方参照は置換文字列にも使うことができます。

つまり置換文字列内に『\1』と書けば1番目の括弧、

\2』と書けば2番目の括弧でキャプチャされたものがそこに入ることになります。

この場合、言語、ツールによっては『\n』ではなく『$n』を使う場合もあるようです。

括弧は『(foo|bar)』という選択や、『(humbert){2}』というグループ化など、キャプチャ以外にも使われます。

そのため、キャプチャに使われた数字をわかりやすくするために、キャプチャしない括弧もあります。

それには『(?:foo)』という表記を使います。

前の例であれば『(?:foo|bar)』と『(?:humbert){2}』になります。

先読みと否定先読み

「その位置の続くものを確認する」というのが「先読み」です。

対象文字列を『JavaScript Java Applet』として考えてみましょう。

Java(?=Script)』は「『Script』が後に続く『Java』」にマッチします。

(?=Script)』の部分が、「『Script』が後に続くかどうか」をチェックしているので、

後ろに『Script』が続かない単なる『Java』にはマッチしません。

(?=Script)』の部分は「後に『Script』が続く位置」にマッチしていることになります。

この例のマッチは『JavaScript Java Applet』となります。

逆に、『Java(?!Script)』とすれば、「『Script』が後に続かないかどうか」をチェックするので、

後ろに『Script』が続かない単なる『Java』にマッチさせることができます。

こちらは「否定先読み」と呼びます。

この例のマッチは『JavaScript Java Applet』となります。

言語、ツールによっては、「その位置の前にあるものを確認する」という「戻り読み」「否定戻り読み」がサポートされているものもあります。

(これは『(?<=foo)』『(?<!=bar)』という形で使います)

先読みや否定先読み、戻り読みなどをまとめて「前後読み」と呼びますが、

前後読みは位置にマッチするため、戻り読みは先読みとは通常書くべき位置が逆になります。

(?<Mozilla )Firefox』とすれば、『Mozilla 』に続く『Firefox』のみにマッチします。

強欲な量指定子とアトミックなグループ

メタ文字意味
?+直前の文字を0回または1回繰り返す(強欲)
*+直前の文字を0回以上繰り返す(強欲)
++直前の文字を1回以上繰り返す(強欲)

上のほうで?、*、+は「欲張り」だと書きましたが、「欲張り」な量指定子も“ゆずる”ことがあります。

対象文字列が『"something"』だとして、検索文字列".*"』はこれにマッチします。

しかし、強欲な量指定子*+』に置き換えて『".*+"』とするとマッチしません。

これはなぜかというと、「欲張り」な量指定子を使った『.*』の部分は、

最後の『"がなければ『something"』にマッチすることになりますが、

正規表現の最後に『"』があるために、対象文字列の最後の『"』をゆずっているのです。

しかし、強欲な量指定子*+』はゆずることがないため、

.*+』の部分が『something"』にマッチしてしまい、

正規表現の最後の『"』にはマッチできなくなるのです。

強欲な量指定子サポートしていない言語、ツールでも、「アトミックなグループ」というものが使える場合があります。

アトミックなグループでは『(?>foo)』という表記を使います。

\w?+』なら『(?>w+)』、『\w*+』なら『(?>w*)』、『\w++』なら『(?>w+)』で代替できます。

意図しないマッチに気をつける

*』の「直前の文字の0回以上の繰り返し」はよく気をつけないと、間違ったものにまでマッチしてしまいます。

リテラル文字と文字クラスは「文字自体」にマッチすると書きましたが、

-*』というような表現は、『-』や『--------』だけでなく、

『』つまり、空文字列にもマッチしてしまうのです。

なぜそうなるかというと、「0回以上」ということは「なくてもいい」ということだからです。

文字列へのマッチは、実質上「位置」へのマッチと似たようなものになります。

検索文字列を『-*』として一括置換すると、

-』や『--------』が置換されるだけでなく、

-』が存在しないすべての場所に置換文字列が挿入されてしまうことになります。

正しい正規表現を書くためには、「どう書けばマッチするか」だけでなく、

「どういう場合にマッチしなければいいか」についても考えてみる必要があります。

ワイルドカードの『*』≒正規表現の『.*

「はじめての正規表現」で、

ワイルドカードの『*』=正規表現の『.*

とありますが、これは厳密には微妙に違います。

ファイルグロブでは《*》は「任意の文字を1回以上繰り返す」

つまり、1文字以上あればなんでもいいということになります。

この意味だと、《*.*》は "foo." や ".bar" は当てはまりません。

しかし、「0回以上」であればマッチすることになります。

正規表現では「1回以上繰り返す」は、《+》なので、

「任意の文字を1回以上繰り返す」は『.+』となります。

よって、《*.*》とほぼ等価な表現は『.+\..+』となります。

これは私の勘違いでした。miauさんご指摘ありがとうございます。

「*.*」は foo. にマッチするはずだし、.barマッチしないのは、「*」がドットファイルマッチしないっていう特殊ルールがあるから・・・ですよね?

ワイルドカード(ファイルグロブ)の「*」って - miau's blog


ファイルグロブの《*》は、「0回以上繰り返す(ただし例外として、一番最初のドットは表せない)」ということのようです。

*.*》とほぼ等価な表現は、正しくは『(?!\.).*\..*』となります。


最後に

正規表現を使うにあたっては、検索対象がどのようなものか知っておくことが重要です。

\d{4}[-/]\d{1,2}[-/]\d{1,2}』で日付と思われる文字列を検索することができますが、

これは『00-0000-00-00』というものにもマッチしてしまいます。(『00-0000-00-00』)

かしこれを厳密にしようと思えばかなり複雑な正規表現になってしまうので、

どの程度の厳密さが必要かを把握しておくことが肝要と言えるでしょう。

冒頭にも書きましたが、正規表現は、言語やツールによって微妙な違いがあるので、

その辺りについては各言語、ツールの説明を参照してください。

本格的に学びたい場合はオライリー「詳説 正規表現」おすすめです。

(ただ、この本はプログラミングのことを多少は知らないと難しいかもしれません)

また、PHP正規表現チェッカーですぐに試せるようです。

関連リンク



反応への応答

b:id:K-Onoさんの

なぜ増田? これでidデビューしてもいいんじゃないのか?

について。

実ははてなダイアリーもある(d:id:sleepwlk)んですが、長いこと書いてなかったので、

匿名ダイアリーのほうが多くの人に見てもらえるのではないかと思ってこちらに書いてみました。

*2008-09-23 誤記の修正と、一部加筆しました。

*2008-09-24 ワイルドカード記述を修正しました。

*2008-09-24 文字クラス記述の間違いを修正しました。b:id:FunnyBunnyDizzyさんご指摘ありがとうございます。

*2008-09-24 「意図しないマッチに気をつける」を追加しました。

2008-09-19

少し長めの記事を書いたらチェックしたい17の項目

http://blog.lv99.com/?eid=835525インスパイアされて。17個も書けるかな…

推敲チェック

記事を書き終えたら、以下のポイントをチェックして推敲してみよう。

記事の構造吟味しよう

長い記事を書いたときにまず気にすべきなのはそれを構成する一文一文ではなく、むしろ全体の文章としての構造だ。

主旨はどこに書かれているか。

記事をはじめから最後まできっちり読んでくれる人はあまりいない。「何を伝えるための文章なのか」、つまり主旨は記事の最初(と最後)にわかりやすい形で書いておくべきだ。記事を本格的に読む前に何についての記事なのかがわかっていたほうが、読みやすさも向上する。

 

 

続きはいつか。

残念なことに、もうつまらない高校に行かなければいけない時間になってしまった。続きは増田はてブの反応を見てから、もしかしたら書くかも。

小見出し記法アスタリスク2つ)と小小見出し記法(3つ)がどちらもh5になっちゃうのはどうすればいいのだろう。

2008-09-11

http://anond.hatelabo.jp/20080910191721

なんか偽者の元増田が出没してるみたいですけど

http://anond.hatelabo.jp/20080910191721

元増田です。

こんなところで騙って

なにかいいことがあるのか全然わからない。

ところで最初の文章、

午前中に納品が完了(繁忙期終了)した勢いで書いたので

ちょっと説明不足だったかも。

「夕飯は?」

は「今日夕飯は作ってくれるの?それとも外食?一緒に食べれるの?」の意味での発言。

追記:

引用記法ミスってたから直しました。

2008-09-03

文章の書き手の同定方法

増田はてなの文句言ってるidを割り出した

文書の内容から同一人物の判定をすることは、まず無理です。それよりは筆跡鑑定的な手法を使うことをお奨めします。文章の記述法・書式から判断するということです。

記述法・書式」とは、「どういう言葉漢字に変換し、どういう言葉をひらがなで書いているか」とか、「どういう約物を好んで使っているか」とか、「どういうタイミングで改行をしているか」とかです。

こういう視点でもとの文章をみてみると、強烈な特徴があります。「ASCII文字と日本語の文字の間に半角スペースを入れる」という特徴です。これは普段からそういう文章を書いている人間以外には決して現れない特徴です。しかも「Web標準」「geekたち」の箇所だけはスペースが入っていません。このへん、使っている仮名漢字変換の設定や使用方法の癖がでていて興味深いです。

また、「弄る」「誤摩化してます」「目を瞑る」など、わりとひらがなで書かれることが多い用語も漢字に変換してたりするところにも、特徴があります。

id:zapaの文章をざっと見てみましたが、上記のような特徴が普段書いている文章に見られません。まあ、別人の書いた文章であると考えて間違いないでしょう。

ちなみに、私は「自分が書いた文章だということを決して明らかにしたくない」という文章を書く場合、別のIMEがはいった別のPCをつかってます。ここまで徹底している人間にはこの手法は使えませんが、普通のひとはそこまで気をつかいませんので、かなり有効な手法です。

(追記)

しかし、「増田はてなの文句言ってるidを割り出した」の文章も特徴だらけで特定が容易そうだなあ。

  • はてな記法になれているらしく、文章で多用。
  • 改行多用。改行は複数行の改行(改行記法)も必要に応じて使用
  • 長めの文章でも読点(、)を全く使用しない。
  • 「それほど」でも「それ程」でも「其れ程」でも「其程」でもなく、「其れほど」。
  • 全角英数字はいっさい使用せず。この辺に気はつかっている。
  • しかし「DIS」「id」「ID」と、大文字小文字の区別には無頓着

こういう文章書いている人で、Googleとかをつかった調査が好きな人、まわりにいません?

http://anond.hatelabo.jp/20080902220310

寝る前にいくつか返信。

http://anond.hatelabo.jp/20080902220835]

たぶんそうだと思う。

http://anond.hatelabo.jp/20080902221735]

でもほら、ダイアリーの立ち上げ当時は似たようなもんじゃないかと。

でも、ダイアリー以外のブログ日記のことも考えると、本文中に書くということの意味もあると思う。

http://anond.hatelabo.jp/20080902224129]

同様の意見としてb:id:hatayasanとかb:id:ululunとかb:id:nakano87とかb:id:te2uとかね。元記事にチェックボックス案もmetaを使う前提でチェックが off なら head に件の meta を入れるって書いてあるのになぁ。リテラシーって大事だ。

そっちの仕様は別にいいの。自社サービスの機能を使うのにmetaを本文に書かせるのがダメ

b:id:masayc 技術力を期待してはてな使ってる人ってどれくらいいるんだろうね?俺は、日本”語”でweb2.0ごっこしたいだけで、もし英語が達者ならdiggdelicious使うけどな。

日本語Web2.0ごっこなら、私が唯一中期間使った例で申し訳ないけどドリコムブログの方が優れてた。使ってたの数年前だけど(今はWP)。例えばデザイン編集画面で、ブログの2or3カラムレイアウトに表示する要素をDnDで並べ替えたりとか。DHTMLすげーって感じ。

はてなWeb2.0の特徴の一つと言われてるマッシュアップとかがろくにできない。はてなデータを外で使うための機能は多いけど、外のサービスとかをはてなに持ち込めない。Blogパーツ、裏技使わないと自由に貼れないでしょ?

2.0っぽさではてなよりも劣ってるサービスってあんま無いんじゃなかろうかと。むしろ往年のWeb日記仕様を引きずってるし、メジャーバージョンは1。Web1.9。

b:id:xevra 技術的には指摘の通りだろう。だが経営的にはこれが正解。なぜなら一覧非表示機能を希望し、文句言ってくる人は0.01%程度。この程度のものにリソースは割けない。完璧を求めるのは趣味の領域。jkonは正しい。

今は一覧非表示機能に限った話してないんだけど。上の方のアレもそうだけど、非表示絡みでコメしてる人は何故かピントが合わない。

例えばブログモード使ってる人ってけっこう多いけど、彼らは絶対に記事毎に編集コメント管理できた方が便利。トラバ先を記憶する機能ってそんなに開発リソース必要ですか。大した事無い機能変更にもがっつりリソースを割かないと改善できないのが問題。

まぁでも確かに、現在はてダの低い技術ポテンシャルという前提の下では、jkonは正しいね。

b:id:ghostbass なんだって??テーブルの変更なんか必要ないけど?

そうなんですか。考えてみます。思いつかなかったら勉強してみます。Boromさんの案が正解かも。

b:id:EvilGood おそらくそうなんだろうけど、小手先回避なんだろうとは思うが、さきざきサーバーの処理能力が上がって、すべて記法解析でやった方が速度出る日が来そうなんだよな。はてなXMLDBとか検討してるんだろうか?

はてな未来を見据えてそういう拡張をしてきたのか、という点はさておき、すべてを記法でやろうとすると記事の編集時の可読性が下がります。本文にmetaとか記事見出しなのに何故か本文にあるとかトラバ送ったかどうか解らないとか。

ユーザーの快適性とか開発の柔軟性とかを犠牲にしてまで、未来の鯖速度を追求するというのはなかなかどうも、説得されないです。

さらに追記。

b:id:skicco はてな記法ごまかしてくれたおかげで、他のブログサービスではできない重複したカテゴリへの登録ができてる。これが可能なのってはてダくらいじゃね?

最近ブログサービスは知らないですけど、WordPressではできます。ところでカテゴリってリストから選べないと Typo りますよね。

b:id:casm とりあえずブクマ。月収100万の詳細希望(まて

ごめん、年1000万の間違いだったかも。倍近く違うじゃん。malaさんが入社したてのころにどっかでこういうの書いてた。うるおぼえ

b:id:kana-kana_ceo普通なら、日記編集フォームに一つ『ブクマページでブコメを表示する』というチェックボックスを付ける。チェックが off なら head に件の meta を入れる」← なんで、非表示がデフォなんだろう?

一人くらい勘違いする人がいるとは思ってた。非表示がデフォなんて書いてない。デフォでチェックが on にしてあればおk。

チェックボックスのラベルは肯定文で書くのが UI の Tips。「非」表示は否定語。

b:id:al001 "少なくとも"技術力の問題では無いと思うが。面倒とかそういうのであれば分かるけど。 / チェックボックスオンオフ出来るだけで良いなら、DB弄らずともJavaScriptだけで出来る。

まず後半。またまた冗談を。クライアントサイドの解決法じゃ meta が body の下にある事は変わらなかろうて。パース後に動かすつもり?

そういや手元で試してみたら、 Firebugソースを見ると body 内の meta も head の下にあったものとしてパースされるね。

前半は、他の人も同様の事言ってますね。要するに費用対効果の話。

でも、面倒=費用が高くついてるのはシステムの出来が悪いから。スパゲッティーを紐解きたくないんでしょう。

ブコメ非表示みたいなおそらくほとんど使われないような機能だけがこうやって糞仕様存置されてるってんなら、経営判断って意見も説得力がありますね。

2008-09-02

ブコメ一覧非表示機能で露呈したはてな技術力の低さ

はてなブックマークのコメント一覧非表示機能について - はてなブックマーク日記 - 機能変更、お知らせなど

みんな知ってる記事だよね。

ブコメでもちらほら批判されてるけど、

はてなダイアリーで任意の記事をコメント非表示としたい場合は、日記本文中に上記の meta タグ入力してください。

なんてのはとんでもない糞仕様

こんなWeb標準違反ユーザーに強いるのはバカでアホ。低脳でワーキングプア、と言いたいところだけど、何気に月収100万だったりするからワーキングプアは違いますねごめんなさい。

この仕様が糞だと判別するのは刺身タンポポ乗せるよりも容易なので、要するにはてなは解ってて直せないんです。

ここで糞仕様と言ってるのは meta で判別する仕様とか body 内の meta を拾っちゃう仕様とか、ではなく、はてダ仕様のクソさを言ってます。

これまた至る所で指摘されてるけど、普通なら、日記編集フォームに一つ「ブクマページでブコメを表示する」というチェックボックスを付ける。チェックが off なら head に件の meta を入れる。

こんだけあちこちで言われてるアイディアですから、当然スタッフは思いついたでしょう。さすがにそこまで馬鹿じゃないでしょう。

でも実装しませんでした。実装できないんです。

なぜ実装できないか。それは、フォームを増やすと記憶すべきテーブルが変わっちゃうからです。各日記毎に1つ、 BOOL 型を余分に記憶しなきゃいけないからです。

その程度の変更、大した事無いような気がします。でもはてな的にはできません。

はてなは何故か、はてダの個別記事の記憶の仕方を変更できません。実はこれは今回が初めてじゃありません。

はてダには日記モードの他に「ブログモード」などという名前に偽りのあるモードがあります。このモードにすると、日付ではなく個別の記事単位での表示も可能になります。一日に複数の記事を投稿できます。

でも、何故か、編集は日付単位でしかできません。「見出し記法」なる抜け道で、擬似的にブログを実現してるに過ぎません。だからコメントとかトラバはまともに管理できない。

なぜ記事毎の編集にできないか。日付で管理するはてなダイアリー」のシステムを変更できないからです。

はてダトラックバックは実装してます。なぜならトラバは送りっ放しで良いから、何も記憶しなくていいからです。

でも、少なくないブログエンジンは、トラバの送り先も記憶します。「あれ?送ってないっけ?」とか勘違いしないで済みます。

なぜはてダトラバの送り先を記憶しないか。記憶できるようにするには、各記事毎に新たなテーブルを用意することになるからです。

はてなはてダデータベースを弄れない。

記事をカテゴリー(っつーかタグ)毎に分ける機能も、ちゃんとは実装されてません。はてな記法と検索で誤摩化してます。

記事毎にカテゴリー記憶するにはデータベースを弄らなきゃいけないからです。

◯◯記法の多彩さであたかも凄い事をやってるかのように見せかけてますが、実際には、◯◯記法データを読み込んで吐き出すところにフックするだけです。

小手先の技術が巧みなのは認めましょう。

でも、小手先の技術ですべてを実現せざるを得ないから、こうやって筋の悪い仕様があちこちに出てくる。

でもだいじょうぶ。一般人は騙せなくとも、筋の悪さに目を瞑るgeek達相手なら小手先だけで騙せますから。

はてな未来は明るいっス。

2008-08-27

「要は、idがないんでしょ?」で始まるアノニマスダイアリー

ちょっと昔の話。今よりも僕はずっとずっと言い訳をするのが好きで、理屈を説明するのが好きだったんです。

でまぁ、当時も今と変わらず誰からも話を聞いてもらえませんで、

鼻歌まじりにチンコいじりながら「話を聞いてくれる相手がいない」と文句言ってたのです。

増田で。

したらまた、はてなーが「じゃあ、わかった」と言うのです。「今からブログ書こう」と。

はてダエントリなんかしたことないオレは焦りました。「いや、ちょっと待って」とあわてます。

でもはてなーは、少し遠くで荒んでいる非モテブログを指さし、「あそこ行って一緒にクダ巻こうぜ」と言い、入会を誘います。

オレは「いや、向こうも迷惑だし」とか「さすがにうざいっしょ」とか言って止めます。

はてなーは「嫌がられたら童貞プギャーって言って戻ってくればいいんだよ」と言ってましたが、オレがidとらないのでブコメをやめました。

「じゃあ、ライフハックで、一般人釣るか?」と友達は言います。

「逆にそっちの方が難易度高いだろ」とオレは顔をしかめます。

「でも聞き手がいないんだろ? だったら作るしかないだろ」と友達は口調を強めます。

「そうだけど、もっと普通ブログに書きたいっていうか」とオレ。

「なに、普通って?」

「なんたら記法とか、うんたら記法とか、そういうのがない…」とハッキリ言えない自分。

「じゃあ、オレが今から記法プリントアウトしてきて、それでお前に教えたらいいか? それも良いインターフェイスと言えるよな」というはてなー

「それは…、だけど、ほら、お前もこの前言ってたじゃん。はてなで書いてくる子って暗い子が多いとか」

「は?」

「その…」

「…暗い子じゃねぇよ。ホリが深い子だよ」

「あ、そうだったね。…でもオレ、ホリが深い子、少し苦手だし。そこまでしてブクマが欲しいってわけでもないし…」

はてなーはオレの顔をじっと見つめながら、一言、

らめぇ

と言いました。

ちゃごちゃ言ってるけど、id(名前)がないだけじゃん

彼は言います。

言い訳をして、さも「こういう事情なんだ、だからしょうがないんだ」って言うけれど、

idがない自分を必死になって正当化してるだけじゃん、と。

id晒す勇気もないやつが、ブコメがないとか言うんじゃない。

どうせ思想系に行けば「ポストモダンで引っかかるような子は…」って言うし、

技術系につれていけば「ああいう場のノリは苦手だし、そういうところに来る子と仲良くなれそうにない」とか言うだろうし、

ブロゴスフィアのかわいい子を狙えって言えば「いや、彼女とは電波の波長が違って高圧電流がないし白熱電燈」って何かにつけて言い訳するんだろ?

だったら「自分にははてダで書く勇気ないんです」って素直に認めて文句言うんじゃねぇよ。

そっちの方が、よっぽどクソエントリでもトラバしてやろうって気になるし、

つーか、id晒さずに、エントリだけ書いて、ブクマもらおうとするその魂胆がらめぇ、と。

あれは恥ずかしかったなー。すげぇ。恥ずかしかった。

その場は言い訳もできず笑ってごまかしたけど、家に帰ったら彼の顔とセリフが思い浮かんで、

布団の中で「でもさ、でもさ」と必死に言い訳考えてた。

オレにはオレの事情があるんだ、しょうがねぇじゃんかよって。ミスチルの「名もなき詩」聞きながら(笑)

増田だとスーパーpre記法内で&をそのまま書けない件

&amp;に変換されてしまう。書ける?

&amp;

ちなみに、はてダだと書ける。

2008-08-26

http://anond.hatelabo.jp/20080825194120

文体の軽さが若者記法かもね

区切りと感慨、違いの指摘がシンプルコンパクト

味気ないなぁ、傲慢だなぁとは思いつつ

2008-08-25

若作りしてるオッサンブロガーが馬脚をあらわす。

 音楽ブログとかで、オッサンのくせに、アイドルとか新しめの音楽についてしたり顔で書いてるヤツをよくみかける。

 彼らは自分が若いつもりらしい。俺はこんな新しいモノ聴いてんだぜ。それが自慢のようだ。

 でもヤツらは、以下のように馬脚をあらわす。だからすぐわかるぜ。あんたがオッサンだってこと。

 オッサンはオッサンらしくつつましくしてろよ。

ナカグロ多用

 外来語は単語の間にナカグロ(・)を入れないと気がすまない。

 「ギターソロ」は「ギターソロ」、「レアトラック」は「レアトラック」、「タイアップ」は「タイ・アップ」、「サブカル」は「サブ・カル」と書かずにはいられない。

 ついでに「ハロプロ」は「ハロプロ」と書いてしまったりする。 

固有名詞私物化

 「Perfume」をわざわざ「パフューム」と書いたり、ひどいのになると「パヒューム」とか書いてしまう。ファンならきちんとしろや。

一人称

 「ワタシ」という一人称を使いたがる。

 なにを思ったか「拙」と書くオッサンもいる。落語家にでもなったつもりかよ。

オッサン記法その1

 (笑)とか(苦笑)とか(爆)とかをやたらと使う。それないと文章書けねえの? 

  たぶんネットではそう書くもんだと思ってるんだろうな。

オッサン記法その2

 「○○だと思うのはワタシだけでしょうか」って言い回しもよく見る。

 「星野ジャパンの戦いぶりに、怒りを覚えてしまうのはワタシだけでしょうか」とか。

 独自の意見を言っているように見えて、実は思いっきり同意を求める目線。いじましい。  

オッサン記法その3

 ひどい文章書くオッサンも多い。たとえばこんなの。

 ×××(アーティスト名)の今回取り上げるアルバムは、△△年の傑作アルバム「■■■」をご紹介。

 このアルバムもかなり人気も評価も高いアルバムで、これで××を知り、さかのぼって過去アルバムも聴いてファンになったという人も多いようだ。

 たった2行の間に何回「アルバム」って言葉が出てくるんだよ。小学生の文章かよ。1行目もなんか座りが悪いぜ。

 こんなのも。

 □□□(著者名)の○○○(作品名)の映画DVDを、安く入手しました。昔××年にアメリカ映画で同題のものが、ありますが、これはイギリス映画のようです。△△△の名が、ありますが、▲▲▲の頃のようです。

 必要以上に読点が多いのもなかなかだが、「○○がありますが、○○のようです。」というフレーズが繰り返されるのもあじわいぶかい。「□□□の○○○の映画DVD」という連続「の」つなぎもたまらんね。

 まあ最後のはオッサンに限らんか。推敲しろよ文章。

2008-08-23

http://anond.hatelabo.jp/20080823191739

こんにちは最近増田を始めた増田大好きっ子です。

なんで増田を使うのか、適当に考えてみたよ!

個人的に思いつく理由を書いてみるが、他にもあったらご意見をいただけると幸いである

記名で目を通してもらうほどには自分に自信がないというのがあるかなあ。増田ホッテントリに入ったことも何度かありはするのだけど、やっぱりこう、あまり自信が持てない。敢えて名前を付けて言うほど大したことは言ってないな、と思ったりするので。ちょっとネタを思いついたりとか、あるエントリ意見について異論があったりするときにわざわざ自分のダイアリに描くのはちょっと気が引けるのです。そんな立派な生物じゃないなあ、という。なんか負の走光性がある生き物みたいなもんで。そういう習性に生まれついております。

ただ、他所様へのdisを、特定可能なidを用意せずにやることは道義的にどうなのかなあと悩むことはあります・・・。自演や、不誠実な叩き方でdisってきたつもりは全くありませんが、増田システム上、ある特定の人間が、継続的にどんな主張をしているかなんてわかりっこないですから。そういう客観的評価から逃げていることについては、時々罪悪感を感じます。管理者の人には、「こいつこんなこと言っちゃってるよ」とかもしかして思われているのかしら。ううう。

あ、それと、はてダ上で色んな人と絡んだりすると、「この人はこんなこと言わないだろう」的な期待を裏切り辛くなって、予定調和コメントお茶を濁してしまいそうなのが怖い、というのもあります。仲が良いのは良いことなんだけど、そういう情が自分の論理まで侵食してくるようになると、段々気持ちが悪くなってきてしまうのです。そもそも人と仲良くするのが苦手だしね!すみません!生まれてきて!

加えて、「何を言っているか」じゃなくて「誰が言っているか」で評価されるってことも、(それが全てではないにせよ)あるなあ、というのを感じていて、そういう評価のされ方をして、自分をカンチガイするのって何か嫌だなあ、というのもあります。当然ながら、記名ではてダをやってる人がそういう人だ、という意味ではないんですが・・・。優れた論説であれば、それは誰が言ったかは問わず、受け入れられるんではないか、というような信仰(本当にただの信仰)がどっかにあるかもしれません。キモいですね。すみません!生まれてきて!

あと、挙げられた理由についてはだいたいこんな感じです。

1.2chより増田の方が読者が多いと思っている

これはあんまり無いんですが、何か議論になりそうな話題を振ったときに、面白いリアクションが返って来るのは増田だと思っています。良くも悪くも、2chでは流されてしまうものが、増田ではもう少し継続的に語られるという印象があります。好みの問題はあると思いますが、自分は増田が好きですね。割と。もしかして変なのでしょうか。

2.いつもはてダを使ってるので記法が使えるここの方が書きやすい

はてダは場所だけ用意して何も書いてないなー。はてな記法練習帳みたいにしているところも(初期の頃は)ありました。

3.えっ、idコール効かないの?

確かに、本当に始めたての頃は、idコール効くもんだと思って使っていたこともありましたねー。こういう誤解をしてる人はもしかすると他にもいるんでしょうか。そういううっかりさんには親しみを禁じ得ません。最近idコールが利かないのも気楽でいいなあと思い始めました。振り返ってみても、名前呼ぶほど大したこと言ってないなあ、と思うこと多いので・・・。

あ、今地味に気付いたんですが、外部へのトラックバックも送られてないのか・・・。それは知らなかった。いやあ、ためになりますね!(いえ、俺がバカなだけですよ?)

すみませんでした!生まれてきて!

毎日色々あったりなかったりしますが、色んなことをダラダラ書き殴っていける増田って素晴らしいね!

増田が好きなみんなも嫌いなみんなも、毎日楽しくレッツ増田

匿名ダイアリー前線基地化

最近ここではてダエントリへの反論などとして書かれているエントリをちょくちょく見かける

その光景はさながら戦闘機が出撃する前線基地のようである

個人的には増田の書き込みは増田の中で完結する増田であって欲しいが、それはともかくとして以前なら2chとかで書かれたで

あろう文章がここで書かれるようになったのはなぜなんだろう

ここは名前は匿名だが実際問題として完全匿名ではないし、一見はてダっぽい形式でも増田外へのTBidコールは基本的に

できないし、ここでやることにさほどメリットがあるとは思えないので(やめろとかいう意味ではなく)不思議である

個人的に思いつく理由を書いてみるが、他にもあったらご意見をいただけると幸いである

1.2chより増田の方が読者が多いと思っている
2.いつもはてダを使ってるので記法が使えるここの方が書きやすい
3.えっ、idコール効かないの?

2008-08-15

Levi-Civitaの表記法

http://www12.plala.or.jp/ksp/lib/Levi-Civita.pdf

結構前に読んだ時はチンプンカンプンだったけど今読むと面白い。で、さっき読み終わった。鉛筆で計算をなぞりながら読まなくても理解できる内容。けど考えた人頭いいよね。

確かにベクトル解析で役に立つかも。お勧め

2008-08-14

http://anond.hatelabo.jp/20080814071713

実行する意志のない犯行予告ネット上で書くための記法を作って標準化すればいい。

あるいは、嘘を書く、と予告した後に犯行予告を書けばいい。

それとも匿名P2Pか?「誰かが〜と書きたくなる」と予言すると、近くのノード予言を受け取り、誰かがそれを書いてしまう。

文字は1文字ずつに分散され、1文字以上の犯行予告はかけない。

2008-08-07

http://anond.hatelabo.jp/20080807083226

頭悪いなあ。記法を使って列挙するよりも、行間があけたほうがインパクトがあると判断したんだよ。

preでもいいかと思ったけど、あまりにかわいそうだからやめてあげたのに。

哀れ。

ところで、あれを自作自演と見なすのは自然だと思うのだけど、どうだろうね。感情的な応酬しかできない増田偶然にも複数いた、そんなことはないだろうからねえ。周辺のレスの雰囲気を見ても、あまり考えにくい。なんだか自然なんて言葉を使うと頭が悪く見えてしまう。

2008-08-02

ルポオタが非オタ彼女ノンフィクション世界を軽く紹介するための9冊+1本

http://anond.hatelabo.jp/20080721222220

アニオタ非オタ彼女アニメ世界を軽く紹介するための10本

まあ、どのくらいの数のルポオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、

「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、
 その上で全く知らないジャーナリズム世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持って
る」

ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、日本ノンフィクションのこと

を紹介するために見せるべき10本を選んでみたいのだけれど。

(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女ルポルタージュ布教する

のではなく相互のコミュニケーションの入口として)

あくまで「入口」なので、財布的に過大な負担を伴う単行本で2000円超えるようなのは避け

たい。

できれば文庫、単行本でもブックオフでよく見かける程度にとどめたい。

あと、いくらジャーナリズム的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。

社会派映画好きが「『市民ケーン』は外せない」「『アラバマ物語』ぐらい見とけ」と言っ

ても、それはちょっとさすがになあ、と思う。

そういう感じ。

彼女の設定は

   報道知識はいわゆる「噂の真相」的なものを除けば、毎週週刊文春程度は見ている

    サブカル度も低いが、頭はけっこう良い

という条件で。

まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。

中核vs核マル(立花隆講談社文庫

まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「立花隆以前」を濃縮しきっていて、「立花隆

後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。児玉隆也は手に入らないし。

ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。

この情報過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要

最小限の情報彼女に伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」

試験としてはいいタスクだろうと思う。

東電OL殺人事件(佐野眞一新潮文庫)、東電OL症候群佐野眞一新潮文庫

アレって典型的な「記者が考える一般人に受け入れられそうな事件(そうオッサンが思い込

んでいるだけ。実際は著者が暴走しすぎ)」そのもの

という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには

一番よさそうな素材なんじゃないのかな。

「ジャナオタとしてはこの二つは“妄想”として片付けていいと思うんだけど、率直に言っ

てどう?」って。

まあ佐野さんは『巨怪伝正力松太郎影武者たちの一世紀』(文春文庫)『カリスマ─中

内功とダイエーの「戦後」』(新潮文庫)が格段に出来がいいのだが、長すぎるんで。

テロル決算沢木耕太郎文春文庫

ある種のウヨが持ってる犯人山口二矢への憧憬と、「あーだこーだ言っても要するにロマン

は欠かせないのよ」的なナンバーをはじめとする文春ノンフィクション彼女に紹介する

いう意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにも沢木耕太郎

「愚直なヒーロー」を体現する山口二矢

「庶民的なオヤジ」を体現する浅沼稲次郎

の二人をはじめとして、著者好みキャラ世界にちりばめてしまっているのが、紹介して

みたい理由。

沈黙ファイル―「瀬島龍三」とは何だったのか(共同通信社社会部:新潮文庫

たぶんこれを読んだ彼女は「魚住昭だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いと

いえば狙い。

この系譜の作品が何故か読売批判に繋がったこと、これが何故か日本推理作家協会賞を受賞

したこと、本当ならデヴィ夫人批判に繋がって、さっさと退場してもいいのに日本国内でそういった動

きがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。

ワンダゾーン(福本博文:文藝春秋

「やっぱりスピリチュアルとか怪しいよね」という話になったときに、そこで選ぶのは『カ

ルト資本主義』(斎藤貴男文春文庫)でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、

この作品における福本さんのスタンスが好きだから。

怪しいところに自ら入り込んでそれで結局ばっさり斬る、っていう行為が、どうしても俺の

心をつかんでしまうのは、その「人を信じる」ということへの諦めきれなさがいかにもこの

人だなあと思えてしまうから。

精神世界自己啓発批判についての第一人者だしだからこそこの本に信憑性があるとは思う

けれど、一方でこれが斎藤さんなら罵詈雑言ばかりで題材にする量も半端じゃなくなるし、

死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う』(朝日出版社)の森達也さん

だったらきっちり40分のドキュメンタリーにしてしまうだろうとも思う。

なのに、各所に頭下げて迷惑かけて一冊の単行本を作ってしまう、というあたり、どうして

も「「人を信じる」ということを諦めきれない一個人」としては、たとえ福本さんがそうい

キャラでなかったとしても、親近感を禁じ得ない。

作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。

絶対音感最相葉月新潮文庫

今の若年層で『のだめ』を見たことのない人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹

介してみたい。

音楽という身近でありながら遠く感じてしまう題材をどうやって料理するか。その一つの解

答が本書だと思う。主張に一貫性がないとかエピソードの取捨選択を誤っているなどの批判

も多いのだが、分かっているようで分からない主題にどうやって近づいていくか、そのアプ

ローチの仕方は単純にすごいと思うし、そこらへんを彼女に感じてもらいたくはある。

コリアン世界の旅(野村進講談社プラスアルファ文庫

在日外国人としての「目」あるいはレヴィ・ストロース的な「世界観」をオタとして教えた

い、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。

「終わらない日常を疑ってみる」的な感覚ジャーナリズムには共通してあるのかなという

ことを感じていて、だからこそ在日というか朝鮮半島の問題が竹島をはじめとして今でも話

題に上るのだろうと思う。

世界の中の日本人」という感覚今日さらに強まっているとするなら、その「気分」の源

在日問題にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、単純に読ん

でもらえるかどうかを見てみたい。

宿命―「よど号」亡命者たちの秘密工作(高沢皓司:新潮文庫

これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。

こういう現在進行形の重大事件を当事者との近距離にいるというかたちでノンフィクション

化して、それが常識として受け入れられるか、気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみ

たい。

ゆきゆきて、神軍原一男監督

9本まで決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的に奥崎を選んだ。

立花隆から始まって原一男で終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、映像ドキュメント時代の先駆けとなった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。

ちなみに、あえて当事者による実録ノンフィクションははずした。

というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら教えてください。

「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。

というか、増田初めてで記法が分からんのは堪忍な。

2008-08-01

http://anond.hatelabo.jp/20080730104129

元増田だよ!

さらに1日で10人まで増えたよ\(^o^)/

最近増田では、学歴がどうとか、男と女がどうとか、すっきり収まらない話が多くて面白くないね!

もちろん僕の記事も面白くないのは理解しているよ!

はまちや記法が癖になるってのはよくわかったよ!

2008-07-29

http://anond.hatelabo.jp/20080729073527

Perlを使うと省略記法とか、正規表現を駆使して書かないといけない気がしてくる。

Rubyだとそんな気分にならない。

たぶんPerl勉強しようと思って買った最初の本が、私にはよくない本だったんだろうなぁ。

2008-07-10

つーか血液型性格診断なんつーものは

血液型と性格の相関関係を問題にしてるわけじゃねーだろ。

「ある種の特徴を持った性格群」を一言で表現するための省略記法に過ぎないだろ。

「君は自己中でマイペースで好き嫌いの別れる性格だね」なんていちいち説明すんのめんどいから「B型っぽい」と一言で表現する。

几帳面で正確で神経質なところがある性格だね」なんて言うのめんどいから「A型っぽい」と言う。

それだけの話だろ。

お前らが「B型っぽい」と言われるのはお前らがB型だからじゃなくてお前らが「B型という省略記法で表現される性格」を持っているからだ。

もしお前らがそういう性格と違っていたとしたら「B型っぽくないね」と言われるだけのことだ。

2008-06-25

http://anond.hatelabo.jp/20080625141210

高校国語」擁護派の意見を書いた増田より。今回はもう少し「文学」に話を振って、擁護してみるよ。

まず、プログラムについては大昔にプログラミングの基礎みたいのを独学で勉強した程度なのでBN記法とかは知らなかった。面白い言葉を教えて貰ったことに感謝したい。けど、一応論理学は大学で学んだし、法律のとっかかりみたいなのも学んだ。オレは「理想として」高校国語にはそれらが含まれているという話をしはしたけど、同時に高校国語授業に「現実問題として」それらが欠けているという増田たちの主張も、もちろん分かる。その通りだと思う。

ただ、同じく「現実問題として」言うならば、それをやらないのは多分生徒の理解を超えるからだという面もあると思う。年齢が一年二年違うだけで、同じ事柄に対する理解力が驚くほど変化するのがこの年頃だ。大人から見て「こんな簡単な理屈が…」ということが、子どもには全然分からなかったりする。「論理的な精神活動とは全く別の芸術ですよ、ということにして明確に区別したらいい」という意見も、確かによく聞く意見だが(以前2chの教育板で、これと全く同じ議論をしたことがある)多分「論理的な精神活動『だけ』を教える科目」は高校では科目として成立しにくいだろうと思うよ。個人的には、明治の初めまで日本人の「論理的思考力」は漢文を学ぶことによって鍛えられていたと思うが、同じ役割を英語に期待するのはやはり難しい(漢語はある程度日常化しているが、英語は(特に文字の面で)それほど日常的なものではない)と思う……英語の授業で民主主義の原理や自由・権利といった概念について学ぶというのはなかなか筋が通ってると思うのだが。

しかし、真に「異質な他者・異文化との出会い」や「自分を遥かに超える思想体系との出会い」と言うのが文学で学べるかというと、それはないんじゃないかなと思う。

学べたつもりにはなれるので娯楽としては成立するがね。

「異質な他者・異文化との出会い」に触れる経験なら実際に異文化に触れた方が早い。旅行に行ってもいいし、自分と違う階層の友達を作っても良い。

「自分を遥かに超える思想体系」がどう言ったものを指すのかは微妙だが、知りたいなら数学勉強すればよい。数学以外でも技術や物理でも良い。

芸術」と言う観点から見れば、音楽、絵画、スポーツほどのインパクト精神に与えることも難しい。

「実際に異文化に触れた」経験が無意味とは言わないが、「実際に異文化に触れた」結果としてひどい偏見を抱え込むことも別に珍しくない。そもそも日常的に「実際に」他人と触れ合っていながら我々は、相手がその内面に何を抱え込んで生きているかを理解しているとは言い難いだろう? 文学現実を分かったつもりになるのはキモいが、一方現実の体験の「方が」「同じこと」を「より効率的に」学べるという考え方もまた危険だと思う。どんな体験をしようとも、結局の所それを「解釈」するのは自分だから。つまり「学びて思はざれば則(すなは)ち罔(くら)し。思ひて学ばざれば則(すなは)ち殆(あやふ)し」(書物や人から聞いただけで自ら考えることをしなければ、実は何も分からない。一方、自ら考えるだけで書物や人から学ぶことがないのは、危険なことだ。)という意味でね。

また「言葉」というのは、一見共通OSのように見えて実は「出力が近似である」に過ぎない。だから、誰もが気づいているように「同じ日本語」を喋っているように見えて「理解しがたい」人間存在するのだ。初期条件として与えられた僅かなものをてがかりに、我々は一人一人自分自身のOSを構築して生きている。従って、一見同じに見える人間が全く異なるOSを積んでいても、それはごく普通のことなのだ。

そういう、OSの設計思想から異なる人間普通に身近に存在するにも関わらず、日々の生活の中では互いにその「出力」しか見ていない以上そのことに気づくのは難しい。「数学」というのは、完全に定義された一つのOSを巧みに操作する方法を学ぶことだと思う。それは確かに高パフォーマンスをあげることが可能な世界だが、そこで学ぶことができるのは「一つの」OS思想でしかない。もちろん数学史上色々なパラダイムが時代時代に存在したことは知っているが、しかし「互いに通じない言葉」を用いていたら、それは数学ではないだろう。その意味では数学は「一つの言葉」しか用いていない。一方「文学」の世界には、先に述べた理由で無限のOSがあり、つまり無限設計思想がある。たとえばオレが過去に感銘を受けた詩や小説の書き手は、オレに「(同じこの)世界をこんな風に見ている人間がいたのか」という衝撃を与えてくれた。それは自分自身のOSをくみ上げていく上で、また後々他者を理解する際におおいに参考になった。たとえば宮澤賢治の詩を読んでいたことが「共感覚」に対する理解を助けてくれたりした。

一方また、「言葉」を限界まで使いこなす実験を行ってきたのも文学の領域の仕事だ。論説文は名詞に、小説形容詞に、そして俳句短歌助動詞や助詞にどこまで意味を盛り込めるかの実験だと考えてみても良い。「もしフランス語に『郷愁』にあたる言葉があれば、プルーストが「失われた時をもとめて」を書くことは無かっただろう」という話があるが、逆に言えば彼の試みは、自分が持っている言葉では未だ語り得ない何物かに千万の言葉を使って迫ろうとした行為だと言うことができる。それもまた文学仕事だ。いわゆる有名な「ブンガクサクヒン」を授業で取り扱う意味というのは、究極すればここにのみ意味を見いだすことができる。自分が学んだ大学教授言葉を借りれば、時代を越えて残る名作の表現というのは「その時代の表現水準に挑戦した言葉」だと言えるからだ。凡百の「娯楽作品」と「芸術」としての言語表現を切り分ける場所があるとすれば、それはこの一点にあると言えるだろう。その意味で、いくつかのラノベ作品なんかは、「時代の表現水準を変化させ」「多くの人々に受け容れられることで後代の表現のスタンダードを為した」という正しい意味で「芸術」だと言っていいと思っているよ。

最後に、「音楽・絵画・スポーツ」の「本物」が清新に与えるインパクトはなるほど大なるものがあることは否定しない。けれど、その「本物」を全国全ての学校教室に持ち込むコストはどのくらいだろうか? そして、それと「本物の文学」を教室に持ち込むコストを比較してみれば、どうだろう。それでも、国語の授業は非効率的で不要なものと言えるだろうか。

まあ、こうして述べながらも、改めて「国語」の授業に期待されているものの大きさと現実との差違には打ちのめされるような気持ちではある。まだまだ、増田が触れていた「情報伝達」に関わる話とかしたいところなのだが、時間がないのでとりあえずここまで。

じゃまた。

http://anond.hatelabo.jp/20080624232415

いや、なんだ、その

増田の言うことはわかるんだ

広義に文学を捉えたら、そりゃ、俺にも面白さはわかる。

現代の「文学」観と言うのには興味が持てる

結局、俺は古い文学青年崩れの連中が嫌いなだけなのだとは思う

ついでに言うと「現代思想」に関しては変に権威付いたものより

ちまたのblogとかで書かれているものの方が好みだ。

変に学者が書くと机上の空論になりがちだからね。

経済学と似たような感覚だ。

しかし、真に「異質な他者・異文化との出会い」や「自分を遥かに超える思想体系との出会い」と言うのが文学で学べるかというと、それはないんじゃないかなと思う。

学べたつもりにはなれるので娯楽としては成立するがね。

「異質な他者・異文化との出会い」に触れる経験なら実際に異文化に触れた方が早い。旅行に行ってもいいし、自分と違う階層の友達を作っても良い。

「自分を遥かに超える思想体系」がどう言ったものを指すのかは微妙だが、知りたいなら数学勉強すればよい。数学以外でも技術や物理でも良い。

芸術」と言う観点から見れば、音楽、絵画、スポーツほどのインパクト精神に与えることも難しい。

学べたつもりでいる文学屋は何人も見たことがあるが、一様に狭量で知識にひどい偏りがある。

現実経験の足り無さを言葉を装飾することでごまかすタイプばかりで、重傷のアニメオタクとの違いはせいぜい女性経験の有無くらいだ。

空想が空想だとわかっているだけにアニメオタクの方がマシとも言える。

それと話しが分散するが

「ことば」の介在するコミュニケーションの領域は全てが「文学フィールド

国語」という教科の意義を疑うなら、これらが全部無意味だということを示してくれるか、あるいはそれを全て外の教科で代替する(たとえば論理的思考力の育成なら英語科の授業内で全て行う、とか、ギリシャ哲学に始まり構造主義と記号論に至るまで全て倫理で教えるとか、メディアリテラシー情報で、日本文化論は日本史の教師が、芸術論は芸術の教師が教える

残念ながら、その全てが出来ていないのが現在国語という科目だ

知は基礎となる「論理的思考力」とそれを他人に広げる「情報伝達」に支えられているが

論理的思考力」は数学の領分で国語科に係わる人々はそれが病的なまでに欠けている。

その為に国語科で教えられる内容はその基礎を欠き、うわっつらの印象だけが空回りし、詭弁が跋扈し、授業は思考停止の場に成り下がっている。

一方、「情報伝達」に関してはまさに国語科が担うべき内容であると考えられるが、現実的にはほとんど教えられていない。

論説文を読んで理解するという所で止まっている。

だから国語の授業はもっぱら「他者に正確に情報伝達」を行う技術の習得に集中した方がよいのではないのかと思う。

これですら、多くの文学屋は他分野の専門家に大きく劣るのが現実ではある。

文学屋の論説文は論説文の体裁を為していない

論説の最中情緒に流され余情な装飾が混じり、語彙力をひけらかしたいのか用語も統一されていない。

概要、前提、議論及び証拠、結論の順で書かないといけないのに

論説文まで起承「転」結で書かれていたりもする。

また、図表記号を用いればよいのにことばのみで表現しようと迂遠な表現になっている。

結果、曖昧で冗長な文章ができあがる。

その上で増田がことばが好きなのだから

一度、BN記法法律論文の書き方を習得してみて欲しい

(すでに習得済みかも知れないし、これらも文学に含めてみても良いかもしれない)

いかに、国語が「情報伝達」が基礎的なところで躓いているかわかると思う

2008-06-17

すごい式だよね。

<img src="http://d.hatena.ne.jp/cgi-bin/mimetex.cgi?~E~=~mc^2" class="tex" alt=" E = mc^2">

追記

ああ、TeX記法が使えなかった。

E=mc^2ね。

2008-06-12

http://anond.hatelabo.jp/20080612162722

似たような手法で売上を伸ばしてきた先人に習って東スポ記法、ってのはどうか。

衝撃!しなもん移籍はしないと語る

みたいな。

いや、自分が提案するわけじゃなくて20年くらい前から提唱されていた気もするけど。

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