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はてなキーワード: 漱石の日とは

2023-02-21

[] そのごひゃくはちじゅう

キーッス

 

本日は国際母語デー、日本では日刊新聞創刊の日、漱石の日ベンガルでは言語殉教者の日となっております

国際母語デーというのも言語殉教者の日に因むそうです。

あと漱石の日夏目漱石誕生日とか忌日とかではなく、文学博士を辞退する旨を送った日にちなんで漱石の日とされてるそうです。

 

昨今では翻訳アプリ機能性が高まっており、下手な日本人よりも日本語が上手い人工知能というのが散見されるようになってきています

もうここまで来ると『騙されないように!』というよりも、もっと俯瞰的視点で見て『今何が起きていて、何をされそうになっているのか』を考えた方がいいのかもしれません。

とはいえ「じゃあ何もしない方がいいってことじゃん」となってしまうのも正解ではあるのですが、一つわかりやすい避け方としては『発信者が何者であるかを冷静に理解しておくこと』が大事なんだと思います

変なアドレスから変な文面のものが送られてきたらブロックする、ってことすらも出来ない人は沢山います

そして『なんか胡散臭い人が胡散臭い話を持ちかけてきた』ことも、なぜか信用してしまうことがあります

から俯瞰的に見ることが大事なんですね、“なんでわざわざ自分なのか”を考える必要性があります

 

とはいえ、あまり書きすぎても訳がわからなくなるので『変な発信元から来たもの基本的に信用しなくて良くない?』でなんとか締めたいと思います

 

ということで本日は【発信元確認いか】でいきたいと思います

発信元確認いか発信元確認ヨシ!

 

それでは今日も一日、ご安全に!

2018-06-08

英語/日本語

「私は英語が話せます」は…https://togetter.com/li/1234512

講談としては面白いし、英語のうんちくも「ナルホドソウデスカ」って感じだけど、日本語論のところは眉唾で、あまり信用されると困るなあという印象。以下、気づいた点をメモ


漱石の日本語は別に近代文学最初のものではないし、その後のスタンダードでもない。明治近代文学濫觴となった二葉亭とロシア語の影響、鷗外文学ドイツ語受容その他様々なジャーナリズム公文書、そして文法学的研究など明治二十年代、三十年代の様々な文学状況を無視して、現代人に聞こえの良い「漱石」と英語との関連だけで近代日本語の成立を語るのは乱暴まりないし、漱石の影響を一番受けた芥川文壇日本語としてはどこまでも異質で、そして大正の終わりには滅びたような古臭い日本語だった。代わりに現代語の基盤を築いたのは、フランス文学に影響された自然主義新感覚派文学であって、これらの日本語は、漱石の日本語とは似ても似つかない代物だよ。


そもそも漱石の日本語が翻訳文体だというのもほんとに漱石読んだことあるの?というレベルの話で、デビュー当初のあの奔放な江戸弁と漢文脈のミックス体は、むしろ英語の影響を見て取る方が難しいと思うのだが。


まあ、本当の意味英文翻訳文体漢文脈に代わって日本語の基本になるのは、正直戦後じゃないかな。その典型は、日本国憲法かなあと思う。あれ、術語こそ漢文ぽいけど、構文や何かは英語のものだよね。


それにしても英→日ができて日→英が不便だから「欠陥OS」という言い方はちょっと頂けないね講談としても口が滑った感じだ。じゃあ英語は何か国語翻訳できる優秀なOSなんですか?って。機械的翻訳馬鹿にするが、奈良時代の昔からそれが海外文化を一気に取り入れるとき日本語十八番なんだよ。そうして、中国語ヨーロッパ諸語と、複数のまったく文法体系の異なる言語を構文レベル移入しながら独自言語としてのアイデンティティを維持する…そんなアクロバティックな進化を経てきた言語を、軽々しく扱おうとはちょっと不見識が過ぎるんじゃないかね。

英語をやってると、とかく英語ができるってことでひとかどの知識を持っているかのように思い込む輩がいるが、この人は一応は勉強家のようだから、そういう輩の轍を踏むことの無いよう祈っておくよ。

 
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